死にたくないので自分達だけの第三勢力作りました。   作:鬼獣八紅

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優真視点です。


VS白夜①

 

「白夜様、広場の準備が整いました」

「おう、ありがとな天魔(てんま)

 

 牢屋で同盟についての話し合いをし、条件である強さを示すために伊吹城の裏にある広場に来た。そこでは天魔と呼ばれた天狗が神通力らしき力で広場を整えて待っていた。

 

「レイヴンさ~ん!」

「レイヴン様、無事でしたか」

 

 お、セレネと元花も来てたみたいだな。

 

「ああ、この通り五体満足だ。そちらは問題無かったか?」

「ええ、牢屋に入れられただけで特にこれといって拷問などはされませんでした」

 

 どうやらちゃんと無事だったらしい。

 

「白夜様~曇天(どんてん)を持ってきました~」

「ありがとなスカイ、あともう少しシャキッとしろ」

「は~い」

 

 こちらが話している間にスカイと呼ばれたハーピィが白夜の武器を持って来たみたいだ。曇天と呼ばれた白夜の武器は約1メートルほどの棒の両端に鬼の金棒を小さくしたような重りが付いた武器だ。確かモーニングスターって武器だったはず。

 

「さて、観戦者として俺の幹部がいるがいいか?」

「こっちもセレネと元花がいるからお互い様だろ」

 

 広場の周りには俺たちを囲ってた怪人が戦いを見ようと集まっている。

 

「天魔、審判よろしく!」

「承知いたしました、この試合において審判を勤めさせていただく天魔と申します、周りの者は自己防衛が出来るため気にせず戦ってください、両者、準備はよろしいでしょうか?」

「ああ」

「出来てる」

「それでは試合…開始!」

 

《ドンッ》

 

「よしヒット!」

 

 試合が開始した瞬時に白夜の頭上から丸太数本を異空間倉庫から取り出してぶつける。そこからさらに瓦礫を大量に取り出して白夜を生き埋めに出来るぐらいに上から落とす。

 

「これでダメージが入れば…な!地面が!」

「よくもいきなり攻撃してくれたな!」

「!?」

 

 どう言うことだ?地面が液状化したらいきなり白夜が後ろに移動している。というかこのままじゃモーニングスターに当たる。

 

「テレポート!」

 

 何とかテレポートで白夜の攻撃を回避する。というか白夜の能力は何だ、地面に潜って回避したから大地操作系か。

 

「テレポートか…それにさっきの丸太の召還、お前の能力は少なくとも物体を移動させる系の能力か」

 

 しかも今の攻防で白夜に能力がある程度バレた。けど全容が割れてないだけましか。

 

「今度はこちらから行くぞ、鬼の礫!」

 

 白夜がそう宣言した瞬間に液状化した地面をモーニングスターで殴って礫を飛ばしてきた。

 

「異空間倉庫!」

 

 飛んできた礫を異空間倉庫へ格納して防ぐ。ワープゲートは一応まだ隠しておく。

 

「っ、また姿を消しやがった」

 

 おそらく礫に紛れて地面に潜ったのだろう。

 なら…。

 

「地面をまるごと異空間倉庫にブチ込む!」

 

 範囲は広場全域、深さは約10メートル。

 

「テレポート!」

 

 指定した範囲の地面を異空間倉庫へ格納する。

 

「おっと!」

 

 よし白夜が見えた。

 

鴉の手(レイヴンハンド)、モードミニガン!」

 

 今の白夜は地面がいきなり消え、空中に投げ出されて身動きが取れない、弾丸を当てるなら今だ。

 

「発射!」

 

 一発でも当たれば異空間倉庫に転送できる。そうすれば俺のか…ち…。

 

「そんな攻撃効くか!」

 

 嘘だろおい、一発も当たってねぇ!いや当たってるが弾丸が皮膚を滑ってる?

 

「マジでどういう能力だよ!」

「おいおいもうお手上げか?まだまだ戦いはこれからだろ!」





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