死にたくないので自分達だけの第三勢力作りました。   作:鬼獣八紅

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優真視点です。


作戦

 

「改めて最終目標の確認だが、聖なる者も魔の者も争わず平和に生きれる世界にすることだ。全ての争いを無くすことは難しいだろうが、取り敢えずこの目標に異論はないな?」

 

 反論が無いってことは納得してくれたみたいだな。

 

「今の現状で俺が問題視しているのは、悪の組織による人間の誘拐と改造、魔法少女と怪人の戦闘の余波による町の破壊と民間人の死亡だ。国も対処はしてると思うが、魔法少女が現れてから今まで国がしたことと言えば、怪人の被害を国が補填するっていう法律ができただけだ」

 

 この法律には魔法少女の攻撃による建物の被害は含まれない。さらに、魔法少女又は怪人の攻撃で民間人が怪我又は死亡したとしても国からは何の保証もない。

 けど、国がなかなか法律を作らないのも何となくわかる。法律で魔法少女を縛って全力を出させないのと、悪の組織の被害が広がる恐れがあるからな。

 

「そこでだ、魔法少女を法律で縛り、なおかつ怪人の人権を認めさせる。これが俺が考えたある程度成功しそうな方法だ」

 

 正直、この方法が成功したところで今の日本の現状を見るに機能するとは思わないが。

 機能してたら魔法少女の犯罪者がいそうなものだが、俺と環が調べた限り魔法少女が現れてから、魔法少女が起こした犯罪は零だ。現れてから数百年以上は経ってるのに零はもう国が揉み消しているとしか思えない。

 これが本当なら既に日本国憲法は機能しなくなっている。

 

「この案に意見がある人はいるか?」

「優真、方法事態は悪くないがどうやって法律を可決させるんだ?」

 

 白夜が質問してきたがもっともな意見だ。

 

「正直、今のところ方法は無い。けど灰崎さんが能力を抽出する技術を開発したから実行できそうな能力を集めれば何とかなりそうではある」

 

 俺の銃の弾丸からテレポートボタンを制作した技術だ。ほんとどうやって作ったんだか。

 

「他に意見はあるか?」

「その作戦ってやるとしたらいつ?」

「そうだな…やるとしたら国会が開かれた時だな」

 

 環からの質問にそう答える。実際、国会が開かれないことにはこの作戦は実行できないからな。

 

「次の議題に移るぞ、8月11日に魔法少女がここに攻めてくる件だが…正直、迎え撃つ理由が無いから逃げでいいか?」

 

 反対意見は…無さそうだな。

 

「それじゃあ、伊吹城を城下町ごと俺の能力で本部へ転送するぞ」

「優真、それをするなら先に住民へ挨拶しろ」

「あ、確かに」

 

 白夜から言われるまですっかり忘れてた。

 

「それと、俺個人として魔法少女と戦っていいか?実践経験として丁度いいし、なりより殺しを経験しておきたい」

 

 俺の戦闘経験は黒曜団跡地での戦闘とセレネ戦、巨大蟻、白夜との試合だけだから経験を積みたい。それに、これだけ魔法少女が集まるなら乱戦が起こるはずなのでその経験も積める。

 それに安全面もテレポートでの帰還も可能なので安心だ。

 

「兄さん、それ私も参加していい?魔法少女に復讐できる機会だし」

「優真、俺も参加させろ。俺も戦いてぇ」

「…わかった、俺の我が儘での戦闘だからな。ただし環、お前はアルと一体化して見た目変えろよ」

 

 白夜が参加するのは想定していたが、環も参戦するとは思ってなかったな。

 

「お頭が参戦するなら俺たち幹部も参加いたしやす!」

「と、言うわけで、こちらは全員参加するぞ」

「わかった、こちらは…灰崎さん以外は参加できるかな、灰崎さんは本部での指示をお願い」

「了解」

 

 これで粗方決まったかな。

 

「これで会議を終了する、以上、解散」

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