死にたくないので自分達だけの第三勢力作りました。   作:鬼獣八紅

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学校

 

「ふぁ~眠っみ」

 

 黒曜団襲撃から帰ったあと、研究者のお兄さんはよほど拷問がきつかったのか自己紹介をする前に寝てしまい、家を出るときも寝ていた。

 キャットガールも帰った時には寝ており、朝家を出るときには起きてたので留守番するように言ってある。

 

「さて、どうするか…」

 

 昨日強奪した武器は色々あったが、そのうちの一つが問題だった。

 

『魔力探知機』

魔法少女が発する魔力を探知し、画面に表示する。

マジックアイテム社製

 

 このアイテム自体はとても有能なのだが、問題はこの学校に環を含め4つの魔力反応があることだ。

 環もこの機械は持っているため魔法少女がいることは多分知ってる。

 

「それに、反応してんの委員長とクラスの人気者じゃねえか」

 

 魔力探知機の反応がある場所にいるのは、委員長の青柳美空(あおやなぎみそら)と、クラスの人気者の桃山桜(ももやまさくら)だ。

 関わりはあまりないが、クラスメイトに魔法少女がいると今後動きづらくなる。

 それにこの魔力探知機、制作したのがマジックアイテム社となっており、黒曜団のオリジナルアイテムではないのだ。

 つまり、大半の悪の組織が所持しており環の居場所がすぐにわかってしまう。

 

「取り敢えず、マジックアイテム社は面倒事になる前に潰すか」

 

 とはいえ、昨日の強奪で資金を奪い忘れたため潰す準備をしようにも出来ない。

 

「昼になったら環と相談だな」

 

 

  ◇◇◇

 

 

「それで、結局どうするの?」

 

 昼休み、優真と環は体育館裏で弁当を食べていた。

 

「取り敢えず、この魔力探知機の制作会社はそのうち潰す」

「OK、私たちの平和のためにも絶対潰そう」

 

 環が魔法少女になった以上、絶対に悪の組織のいざこざに巻き込まれる。

 なら、いざこざの原因である魔力探知機の制作元を潰せば少しは楽になるという寸法だ。

 

「それと、悪の組織を作ろうと思う」

「…因みに何で?」

「これからあるであろう戦のためだ。環は悪の組織から、俺は魔法少女から狙われると思う。それにキャットガールと研究者さんを保護したからには面倒をみないといけない。環はこの先二人を守れる自信あるか?」

「…ないね」

「なら、今後のためにも組織は作っとくべきだ。聖なる者も魔の者も争わず生きれる組織、

 

聖魔連合(せいまれんごう)

 

俺たち二人で作らないか?」

「…反対するわけないじゃん。魔法少女や悪の組織と言う名の世界の理不尽をぶっ壊そう!」

「まあ、最終的にはな。その為にも仲間が必要だ」

 

 今の人数は優真、環の二人だけだ。キャットガールと研究者さんはまだ入ると確定していない。

 

「その為にも環、お前魔法少女として怪人倒してこい。倒す瞬間に俺がワープゲートで回収する」

 

 こうすれば怪人は倒されたように見える上、うまく行けば仲間を増やせる。

 

「それと俺は今日、黒曜団にまた行ってくる」

「どうやって?」

「昨日の襲撃の時、違法取り引きの書類持ってきたんだ。それを魔法少女に見せて襲撃させる。その隙に資金を強奪する」

「危険じゃない?」

「そのうち存在がバレるんだ。遅いか早いかの違いだ」

 

 そうして、今後の方針が決まった。

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