First Trunks ~セルに殺されたトランクスの物語~   作:kikoumaster

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わざわざ名前を伏せての母親の回想からのプロローグ

名前を言わなくても誰かなんて分かる様に書いたつもりです

どうかお付き合いお願いします




Prologue タイムマシン…過去より帰還せず

 

 

 あの子がタイムマシンで過去に旅立ってから2週間が経過した。

 

 

 

 出発の日は外せない用事があってあの子を1人にしてしまった…今はそれが後悔となって私を悩ませる。

 

 

 

『母さん心配し過ぎだよ…大丈夫だから…』

 

 

 

 そう言って私を送り出してくれたあの子…

 

 本来ならタイムマシンの時間調整は正確に設定できない為、基本的に3日程ズラして到着する様にしている(同じ時間に同一のタイムマシンと人物が存在すると何が起こるか分からない為の措置)

 

 だからどんなにズレても1週間以内には戻ってくるはず…それが2週間も経っても戻ってこないのは何か遭った証拠。

 

 しかし仮に何かが起こっても私には、もうどうする事もできない…

 

 

 

 それにタイムマシンに乗ったのが、うちの息子とは限らない…

 

 何故なら庭に落ちていた息子の服と靴、剣、ナビ付の多機能型時計、カプセルなどのあの子の着ていて持っていた物が落ちていたから…まさか裸で乗るとも考えられないし…

 

 それとも…

 

 まさかと思うけど…

 

 誰かに殺されたのか?

 

 死体が無いから大丈夫と思いたいけど…

 

 

 

 私は息子の部屋に意を決して入る決意をする。

 

 ここに入るという事は息子が帰ってこない事を認める気がして躊躇われたからだ。

 

 それに自分も昔、両親が勝手に自分の部屋に入ってくるのが嫌だったから、同じ世代になった息子の部屋に興味はあってもね…

 

 勝手に入るのは…

 

 

 だけどもう躊躇う必要も無いから…

 

 

 ガチャ

 

 ドアノブを回して私は部屋に入っていく

 

 

 部屋に入ると久しぶりに息子の匂いがする…まだこの部屋には息子の生きた痕跡を感じられて涙が出てきてしまう。

 

 私の部屋と違って整理された綺麗な部屋だ、私はつい片付けるのが下手だから汚いのよね~この辺は父親似なのだろうか?

 

 そして部屋を見渡すと、片付いた机の上に手紙が置いてある。

 

 

 

 

 

 「母さんへ…」とタイトルが書いてある…

 

 

 私は恐る恐る便箋を取り中の手紙を開いた…

 

 

 

 

 

『母さんが…

 

 この手紙を読んでいるという事はタイムマシンにトラブルが発生したか何かしら帰れない理由が発生したんだと思う。

 

 でなければ帰ってきた後、この手紙を処分しているはずだから、本当はこんなのは一生黙っているつもりだったのだけど…

 

 そして母さん、2回目の時間旅行《タイムトラベル》の際に実は話してない事実があってそれも合わせて書いていくよ。

 

 何故、自分があれほど3回目の時間旅行《タイムトラベル》にこだわったのか…理由があるんだ。

 

 それは…』

 

 

 私の息子の最初で最後の告白だった…




次の1話から普通に名前入りで話は展開していきます。
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