First Trunks ~セルに殺されたトランクスの物語~   作:kikoumaster

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第1話 2度目の時間旅行

 前回の時間旅行《タイムトラベル》…

 

 エイジ764にフリーザ親子を倒して孫悟空さん達に会い、人造人間の存在を知らせてエイジ767で一緒に戦う事を約束して…

 

 それから約1年、ようやく往復分のエネルギーが貯まり約束通り人造人間との戦いに参加すべく2度目の時間旅行《タイムトラベル》へと旅立つ。

 

 母さんに見送られ今は時空間移動の真っ最中…

 

 

『絶対に人造人間の弱点を見つけるんだ』

 

 

 この1年、人造人間達の横暴を我慢して修行して…しかしそれでもまだ自分では力不足なのを感じている。

 

 果たして孫悟空さん達の力になれるのか?

 

 不安もありつつ一緒に戦える戦士達がいる事の安心感を…

 

 お父さんの戦い振りも見られて、もしかしたら協力して戦える。

 

 そんな複雑な思いを持ちつつタイムマシンは到着した。

 

 

 

 

 

 エイジ767 5月12日 午前9時30分

 

 何とか30分前には到着した…戦う前に話ができるかもと…そんな期待をしつつ南の都の南西9km地点の島、アメンボ島に向かう。

 

 島の山の方に知った気が集まっている…そのままみんなのいる山の中腹にある平地に向かう。

 

 やはり、いた。

 

「皆さんお待たせしました、お久しぶりです。」

 

「きたか」

「久しぶりだな」

「未来から来た少年だ!久しぶり!」

「お~来てくれたか?」

 ピッコロさん、天津飯さん、クリリンさん、ヤムチャさん…

 ベジータさんと言うかお父さんはいないのか?

 

 孫悟空さんと悟飯さんもいない…

 

「皆さんお久しぶりです…それで孫悟空さんと悟飯さんはどうしたんですか?」

 

 クリリンさんがバツの悪そうな顔をして…

「それが例の心臓病が一昨日発症して家で休んでるよ…悟飯も残ってる。」

 

「え?心臓病が一昨日?…確かあの病気はフリーザ親子との戦いの後、そんなに時間もかからず発病したはず…」

 

 発病の時間がズレた、なぜ?

 

「お前がくれた薬が効いたのかぐっすり眠ってる…が暫くは安静にしているしかないようだな。」とピッコロさんが補足してくれた。

 

「本当、薬貰ってて助かったぜ~悟空が死ななかったのは君のおかげだよ…ありがとうな」

 

「いえ…助かって良かったです。」

 

 あとはこちらの未来の状況が悪化の一途を辿っていて人造人間の弱点をこの戦いで見つけたいと話をして…

 

 見つかると良いな!と慰めてくれるクリリンさん…悟飯さんが言った通りの人だった。

 

 僕の師匠の悟飯さんの話だとクリリンさんは歳の離れたお兄さんみたいな親戚の叔父さんみたいな存在だったと懐かしんで教えてくれたのを思い出す。

 

 ピッコロさんも師匠としてもう1人のお父さんとして尊敬していたと言ってたし…

 

 天津飯さんは凄く自分に厳しい人だったと…

 

 ヤムチャさんは確か、ある戦いで先鋒で戦おうとしたクリリンさんに変わって先鋒に出て犠牲になった男気のある人だったと言ってたな…

 まあ母さんから浮気者と散々言ってたからそっちのイメージが強いけど…

 

 

 そんなやりとりをしているうちにそろそろ10時か…

 

 すると1台のエアカーがこっちに向かってくる。

 

「何者かがこっちに向かってくる…邪悪な者ではない」

 

「あれってヤジロベーのエアカーじゃないかな?」

 

 ヤジロベーって誰だ?

 

「うへ~間に合ってよかった~」

 エアカーから降りてくるのは太った人だった…誰だろう?

 

「ほれ~カリン様から差し入れだ~仙豆だぎゃ」とクリリンさんに渡して

 

「お~カリン様、流石だな、ヤジロベーもありがとう」

 

「そんじゃ~頑張ってちょ~よ」と言ってエアカーに乗って去ろうとしてる。

 

「え?一緒に加勢してくれるんじゃないのか?」

 

「俺はお前達のような馬鹿と違って死にたくなにゃだよ~いちいち付き合ってられっか」と言い残しエアカーで去っていく。

 

 ヤジロベーさん…母さんから聞いてないがあの人も戦士なんだろうか?

 

 

 その去っていく光景を皆んなで見ていると…

 

 天津飯さんが

「妙だとは思わんか…10時はとっくに過ぎているのに、敵の気配が全く感じられない」

 

 え?気配って…あ、悟空さんに言うのを忘れていた。

 

「あの…気配はありませんよ、人造人間なんですから気を感じる事はないです」

 

「何?気配、気が無いだと、本当か…それは…」

 

「ええ~ありません…そのすいません、悟空さんに言っておくのを忘れてました」

 

「「「「……」」」」

 皆、そんな大事な事なんでもっと早く言わなかったんだと言いたそうな顔になっていた。

 

「まあ仕方がない~この際、その人造人間の特徴を教えろ!」

 と言う事で人造人間の特徴を教えていく…

 

 ・背は殆ど同じの2人組でレッドリボンのマークが入ってる服など着てる

 ・長い黒髪の少年で首に赤いスカーフを巻いている

 ・金髪の可愛い女の子タイプで服装は僕みたいな恰好で2人とも耳に丸いリング付けている

 ・エネルギーは無限

 

「女の子タイプかよ…」

 クリリンさんは残念そうに呟く。

 

「エネルギーは無限か…厄介そうだな。」

 ピッコロさんは難しい顔をしながらもその厄介さを理解しているようだ。

 

 

 そして時間は10時30分を過ぎて人造人間は一向に表れる気配すらない。

 

 

「なあ…日時は間違いないんだよな?」

 

「はい…記録ではエイジ767 5月12日の午前10時頃に現れたそうです。」

 時計を見ながら説明する。

 

 

 

 そして12時過ぎても騒ぎも起きずに時間だけが過ぎていく…

 

 

 

『おかしい…何で現れないんだ?…それも歴史がズレてしまったのか?』

 

 僕は多機能時計のデータを見ながら…

「すいません、皆さん…もしかしたら僕が過去でフリーザ親子を倒してしまったのがいけなかったのかも…」

 

 僕は敵が現れない原因を推測して語る。

 

「まあまあ…仕方がないさ~それよりここで待つよりどこかに移動しないか?」

 クリリンさんは僕を慰めつつ提案する。

 

「一度、カメハウスで待機するか?」とヤムチャさん

 

「いや~ブルマさんのところへ行きましょう…あの人ならドクターゲロの情報を何か知ってるかもしれないし…」

 クリリンさんが提案してくれる。

 

「そうだな…行こう」

 ピッコロさんはクリリンさんの提案に賛成する。

 

 5人は西の都のカプセルコーポレーションへ向かう。

 

 

 空を移動中…落ち込む僕を…

「まあそんな落ち込むなよ~君が薬を持ってきたおかげで悟空は死なずに済んだんだからさ」

 

「ありがとうございます~クリリンさん」

 クリリンさんってやっぱり凄く良い人だな…

 

「しかしどのみち超サイヤ人になれるのがこの少年しかいないからな…人造人間の強さが分からない以上、慎重に事を進めなければいけないかもしれんな」

 ピッコロさんは呟く…

 

「「…」」

 天津飯さんとヤムチャさんは難しい顔をしながらピッコロさんの発言を聞いていた。

 

 せめて悟空さんが動ければと思うが、あとどれくらいで戦えるようになるかは分からない。

 

 そのまま西の都に着いて母さん…ブルマさんの元を訪ねるのであった。

 




正直、戦闘が無いVerで進んでいくので戦闘を期待している方には申し訳ない
この話が終わって別Ver話が書ければ…
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