南は、鉄道公安隊の中でも私服を着て捜査する、鉄道捜査班の捜査員である。
鉄道公安隊には鉄道捜査班が設けているが、近年は犯罪の巨悪化と広域性の必要としている。
私が所属するのは鉄道捜査の中でも、広域捜査と遊撃捜査を行う公安特捜班である。
「実は、南と高山には列車内のスリと置き引きをしてもらう。」
と、高杉は言った。
「えっ、スリと置き引きですか。」
「そうだ、最近伊豆と熱海辺りの列車内でスリと置き引きが発生している、そこで警乗捜査をしてもらいたいんだ。」
「なるほど、つまり僕と主任と一緒に列車スリを捕まえるって事ですね。」
と、高山は高杉に言った。
「その通りだ、しっかり頼むよ。」
「わかりました。」
そう言って、南と高山は警乗捜査へ向かった。
「じゃあ、行ってきます。」
「行ってきます。」
「うん、ご苦労さん。」
そこへ、小海がやって来た。
「あら、お出かけ。」
「これからスーパービュー踊り子に乗るんだよ。」
「ああ、最近スーパービュー踊り子の車内でスリと置き引きが多発してるんだ。」
「それで、警乗捜査をするのさ。」
「へぇー。」
そこへ、高杉が南と高山に言った。
「ああ、それから警乗中にね、2人を身辺警護も頼むよ。」
「それ、誰なんですか。」
「この2人の女性だ。」
高杉は南と高山に写真を渡した。
「名前は、朝香果林と宮下 愛だ。」
「わかりました、早速その二人を警護します。」
「うん、頼むよ。」
東京駅構内
「二人で旅行するのもいいわね。」
「うん、東京から伊豆まで行くなら「踊り子」だよ。」
と、2人は嬉しそうにホームへ向かった。
「だよね。」
ホームへ行くと、東海道本線にはいろんな列車がたくさん停車していた。
「愛、あれがそうかな。」
「きっと、これだよ。」
ホームには、午前8時00分発の特急「スーパービュー踊り子83号」が止まっていた。
「凄い豪華な列車だね。」
「ええ、結構人気があるのよ。」
そう言って、果林と愛は「スーパービュー踊り子」に乗り込んだ。
「うわー、ハイデッカーなのね。」
「そうよ。」
そして、南と高山はビューレディーに挨拶した。
「これから、伊豆急下田まで警乗します。」
「はい、ご苦労様です。」
そう言って、南と高山も乗り込んだ。
プルルルルルルルルルルルルルルルルルルルルルルルルルルーッ
まもなく―、8時発特急「スーパービュー踊り子83号」伊豆急下田行が発車します、ドアが閉まりますご注意ください。
ファーン!
8時丁度、スーパービュー踊り子83号は東京駅を発車した。
そして、伊豆急下田で事件が起きる。
ご期待ください