7人目な南雲ハジメがもう一度運命に立ち向かうだけの話

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7人目のスタンド使いが面白くて書いた。
反省も後悔もしていない。
みんな7人目のスタンド使いやれ、れ!!


もう一度君はナプキンを手に取ったのだ

───あぁこれで終わるのか。

 

そんな思いと共に僕は血をガフリと吐き出しながらも地に立っていた。

 

「くっ、くそ。このDIOガッ! このDIOがァァ!!!!」

 

倒れ込んだ床の上から視線を動かし()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()

 

目に見えるのは塵になった体の左腕をかばいながら膝を着く一人の男。そしてよく見れば心臓が黒い炭のようになっている。

そして何よりも甘いマスクをかぶり端正だったであろうその男の顔は屈辱の感情に溢れ、頭は縦1列に亀裂によって裂けかけてシューシューと湯気が出ており、そんな状態でも生きているのを見るだけでその男が人間ではない……いわゆる人外に属するものであることがわかるだろう。

 

「はぁはぁ!! DIO、お前を倒すために頑張って覚えた波紋だよ。聞いてくれないとこちらが困るんだよコノヤロウ!!」

 

長い…永い旅路だった。沢山の50日を乗り越え仲間を救おうと足掻く日々。時には同行を諦め日本に帰り、またある時はこいつと同じ悪に堕ちた。それでも……それでも僕の心にはまだ正義の心があった。DIOという邪悪を斃そうとした輝く意思がまだあった。心から正しい白の中にいたいと思ったから。

 

だからここに来た

 

「ぐおおぉぉお、ま……間に合わんッ! 波紋で再生ができん!! おのれ

▉▉▉ ▉▉▉ェ!!」

 

「泣け! 喚け!! そのまま灰になって崩れ落ちてけこのゲロ以下のカスがァっっっ!!!!」

 

コツコツと5人程の足音が聞こえてくる。あぁやっと来た。なぁ凄いだろ。僕1人で倒せたんだよ。後でお説教は沢山聞くからさぁ……だから一緒にもど…………。

 

 

 

 

 

 

世界(The・WORLD)

 

 

 

 

 

「あっ……ガッ…ギグ……ッ!」

 

アレ? なんで僕の体にアナがえっどうして……。

 

「KAAAAA。せめて…せめて貴様は道連れだ。我が渾身のスタンドパワーをかき集めて……最後の時間停止を行った。俺は貴様に負けたのでは無い。ならばこれで終いだ」

 

波紋が脳にまで達したのだろう。DIOはそれだけ言うと塵となって消えていった。

く、クソこれが最後だったのに……これが最後のループだったのに……。

 

ゴッゴッゴッ……ガチャ

 

「おい無事か ▉▉!!」

「アオォォーン!」

「▉▉▉さん! 生きていたら返事してください!!」

「お、おいあれを見ろよ。あれ▉▉▉じゃねーか」

「いかん! ジョースターさん!! 早く波紋で治療を!!」

「待っておれ!! すぐスピードワゴン財団を呼ぶ!! それまで何としても耐えるんじゃ!!」

 

あぁやっと来てくれた。俺の仲間、日本からエジプトまでの短くて永い旅で時に割れながら生活してきたかけがえのない友。でもごめん僕はもう君たちとはたどり着けないみたいだ。

 

「……ジョ…ジョ…………ディ、DI…Oは……た……おした………ぞ」

 

だからこれは俺の最後の自己満足。ひとりで勝手に戦った俺が送るどうしようもない遺言。

 

「この……た…びは…す…ごく……たの…し……かっ…た……」

 

だからそんな泣きそうな面をしないでくれジョジョ。俺が勝手に行ったことだから。勝手に死んだことだから。

 

「じゃ…あな。……げん…き……で…な」

 

そんな仲間たちの悲しげな顔を胸に僕は天に旅立った。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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フェナキストスコープで二次元を見終わったように目の奥に広がる意識が解けていく。

暗闇から太陽の下へと移動するように、上へ上へと意識が明るく広がっていった。

 

 

ガバリ!!

 

 

「……そうか夢か」

 

ゴソリとベットから起き上がる。そしてベット上にかけられたカレンダーを見て気分がとても凹んだ。今日は月曜日、学生も社会人も大嫌いで憂鬱な1週間の始まりである。ボクを地獄に! HELL TO ME!!

 

そんなことを思いながら黙々と着替える。気分は邦画の朝チュンしたか後のようなだるさと絶望感。まぁボクはヤッタことは1回もないけどね!!

 

おっといけない忘れてた

 

 

「こい、『ミラクルズ』」

 

 

ゴゴゴゴゴ

 

 

ボクが念じればそいつは音もなく現れる。卵のような胴体にちっちゃいおてて、トカゲのように長いシッポに顔には目の模様が塗られている。

 

そうこれは立ち向かうものの証。ナプキンを手に取った僕が使った最初に使い最期を飾ったスタンド(傍に立つもの)

気配を消すとかそんなチャチな能力しか使えないが今はこれがちょうどいい。

 

ソロりソロりとミラクルズで気配を消して階段を下へと降りカチャリとドアを開ける。疲れた母を起こさないように、父がゆっくりと眠れるように静かに外に出て鍵を閉めた。

 

ヨシ! 後は本当は嫌だが学校に向かうだけ。おおっと自己紹介を忘れていた。

 

ボクの名は南雲ハジメ、年齢は秘密♡ 前世の記憶とスタンドが使えるだけのただの高校生。

そんなボクが運命を選択し終わったあとの物語。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そしてこの物語はもう一度、僕が運命へと立ち向かうだけの始まりの物語だ。

 


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