デザイアロンパ 希望のライダーと絶望のジャマト 作:ボルメテウスさん
二つの大型バックルを身に付けた僕と舞園さんの戦いは、どちらが勝つか分からなかった。
舞園さんの持つ紫色の大型バックルは、どうやらその力は凄まじく手に持った凶器であるチェンソーは軽く振るだけでも食堂にある机を簡単に削り取る程の威力を持っている。
そして、もう一つの音楽を演奏する大型バックルは、目に見えない音の弾丸をこちらに向けて放ってくる。
遠近において、隙のない攻撃。
それに対して、僕がなんとか対応できるのは、霧切さんから渡されたマグナムレイズバックルのおかげだ。
射撃武器を最大限に生かす機能のおかげか、常に敵の位置を把握する事が出来る事もあり、舞園さんの動きを正確に見る事ができる。
同時に僕が持つニンジャレイズバックルは、他の大型バックルに比べても、高い機動力での行動が可能になっている。
その為、舞園さんから放たれる攻撃を紙一重で避ける事ができる。
だからこそ、彼女を傷つけずに無力化させるのが難しい。
「苗木の奴は何を躊躇している?」
そう十神君の言葉が聞こえてくる。
確かに、この状況で舞園さんを傷つける事なく、無力化させるのは難しい。
それでも。
「諦めてたまるかっ」
そう、僕は必死に走って行く。
僕は確かに超高校級の幸運で、ただ希望ヶ峰学園の抽選で選ばれただけかもしれない。
だけど。
目の前のピンチに対して真っ向から受け止めて、片っ端からチャンスを幸運に変える。
それしか、今の僕には進む道はない。
「無駄ですよ」
そう、舞園さんのチェンソーが真っ直ぐと僕に襲い掛かる。
その時、僕は後ろへと避ける。
それと同時だった。
『リボルブオン』
その音声が鳴り響くと共に、僕の身に纏っている装甲が変わる。
先程までのニンジャのアーマーは下半身へと変わり、マグナムのアーマーは上半身になる。
「これは」
入れ替わった事によって、驚きを隠せなかった。
先程まで以上に素早く動く事ができ、手には霧切さんの銃があった。
「もしかしたら、これだったら!」
同時に僕は走り出す。
それは、まるで舞園さんを囲い込むように。
そうして僕は、銃口を舞園さんに向けながら、ベルトにあるニンジャバックルをそのまま銃に装填する。
『NINJATACTICAL BLAST』
同時に銃口の狙いは真っ直ぐと向けながら、引き金を引く。
それと共に放たれた銃弾は真っ直ぐと舞園さんに向かって放たれる。
「そんな銃弾なんて」
そうチェンソーで切り落とそうとする。
だけど、その銃弾は、まるで意思を持つように、チェンソーからの攻撃を避ける。
そして、そのまま舞園さんのベルトに装填されているバックルに当てる。
当てられたバックルは、そのままベルトから外される。
「そんなっ」
それによって、縦横無尽に暴れていた力を失った。
僕はすぐにその大型バックルを霧切さん達の元に向けて投げる。
それによって、舞園さんは完全に無力化する事はできた。
「霧切さん、これ」
僕はすぐにマグナムレイズバックルを外し、彼女に渡す。
「ありがとう。
それよりも、苗木君。
今は」
「うん」
戦いが終わり、僕はそのまま舞園さんの元へ行く。
その顔は酷く絶望しており、顔を俯いていた。
「私を、殺すんですか」
「そんな事しないよ。
僕は君を止める為に戦ったんだから」
「もぅ、2人も殺したんですよ。
そんな私に……生きろって言うんですか?」
「ああ。
君は死んじゃいけない人間だ。
僕達の為に、そしてこれからの未来のためにね」
「これからの、未来……ですか?」
「そうだよ。
僕達がこの学園を出る為には、皆の力が必要なんだ。
だから」
そう、僕は手を伸ばそうとした。
これから、きっと。
そう思った時だった。
『RETIRE』
「えっ」
一瞬、聞こえた声。
同時に、目の前にいた舞園さんの姿が消える。
「……えっ」
その事に、僕は勿論、その場にいた全員が隠せなかった。
「いやぁ、凄かったよ、苗木君。
まさか、あそこまで暴れていた舞園さんをここまで無力するとは。
これ、サービスのボックスね」
そう、まるでここまでの出来事を楽しむように見ていたモノクマが突然現れ、その手にある箱を渡してくる。
「どういう事なんだよ」
「あれ、そう言えば、話していなかった?
ライダー同士の戦いは基本的に禁止。
負けた方は強制的にRETIREするんだよ」
「RETIREって、なんだよ、ゲームだとでも言うのかっ!」
僕は思わず叫んでしまう。
それに対して
「そうだけど、何か」
モノクマは何事もないように言う。
「今、君達に起きているのは、まさに人間とジャマトの生存を賭けた戦い。
同時に生き残る為のゲームだよ。
最後に生き残るのは誰か、僕は楽しみで仕方ないよぉ」
「こいつっ」
モノクマの笑い声を聞いて、僕は思わず、その手を振り上げようとした。
だが、それを霧切さんが止めた。
「今は止めておきなさい。
本気で彼女の仇を討ちたいなら」
その言葉に、僕は、何も言えなかった。
「それで、聞きたい事があるのだけど」
「何かな?」
「あなたはRETIRE。
それはどういう意味なのかしら?」
「あれ、それ、気になっちゃう?」
「わざわざ、そう言い方をするからね」
「うぷぷっ、まぁそうだね。
それは、RETIREになってからのお楽しみという事にしてよね。
まぁ、その時に知る事ができればね」
生き残り人数 残り13→12人
現在判明しているライダー
苗木誠-タイクーン
霧切響子-ギーツ
葉隠康比呂‐モンキキ
十神白夜-ライオー
セレス-メリー
死亡
江ノ島
桑田怜恩-シロー
舞園さやか‐ナーゴ
KGPルール
⑴学園側とジャマト側による生き残りゲーム。
⑵戦いは主に試合形式。それ以外での互いの戦闘は禁止。
⑶ライダー同士での戦闘は基本的に禁止。
負ければ、そのライダーは『RETIRE』となる。
⑷ライダー同士の戦いの勝者にはバックルが授与される。
授与されるバックルの力の強さはランダムである。
⑸ライダー同士が交流すれば、そのライダーに関するバックルが手に入る可能性がある。
それが手に入るのは、運次第。
苗木の次回の交流イベントは?
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霧切響子
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十神白夜
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山田一二三
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大和田紋土
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セレスティア・ルーデンベルク
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朝日奈葵
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石丸清多夏
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大神さくら
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葉隠康比呂
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不二咲千尋