デザイアロンパ 希望のライダーと絶望のジャマト 作:ボルメテウスさん
舞園さんと桑田君の二人が死んだ。
その事は、すぐに他の皆にも知らせた。
二人が死んだ事に対して、様々な反応を示す。
そんな中で、僕は自分の部屋にいた。
「舞園さん、桑田君」
二人の事を思い罪悪感は、僕の身体を蝕むように襲う。
そんな最中、インターホンが鳴る。
一体誰がと疑問に思っていると、その人物はそのまま部屋に入る。
「お邪魔するわ、苗木君」
「霧切さん」
「元気そうではないわね」
「まぁ、色々あってさ」
「そう……でも無理もないわよね。あなたは、自分が二人を殺した。
そう思っているんでしょ」
「うん……」
霧切さんの言う通りだ。
あの戦いの最中、僕は二人を止めようとした。
だけど、それは結局無意味だった。
「ライダー同士での戦闘は基本的に禁止。
負ければ、そのライダーは『RETIRE』となる。
どちらにしても、あの戦いが始まった時点で、どちらかしか生き残れなかった。
あなたが、責任を負う必要はないわ」
「それでもっ結果的に僕が」
そう、自分を殴るように、自分の膝に
「苗木君!」
強く拳を叩きつけようとすると、霧切さんがそれを止めた。
冷静に、呼び止める様に。
「自暴自棄になってはいけない。
ここで自滅すれば、舞園さんも桑田君も浮かばれないわよ」
「……そうだね。ごめん」
「いいえ、私こそごめんなさい。
そもそも、私が提案した事。
まさか、こんなルールがあったなんてね」
「それこそ、霧切さんのせいじゃないよ。
あの時の提案に乗ったのは、僕なんだ。
これ以上、誰にも死んで欲しくないから」
「そうね、あなたはそういう人だから」
「どういう意味?」
「そのままの意味よ。
あなたは誰かの為に、自分の命を投げ出せる人間なのよ。
だからこそ、あなたは決して死ぬのを諦めないで欲しい」
「そう、だね」
霧切さんの言葉を噛み締める様にして、答える。
これ以上、誰も犠牲にならない為にも、僕達は、戦わないといけない。
「ありがとう霧切さん。少し楽になったよ」
「どういたしまして。じゃあ私は行くけど、また何かあったら相談に乗るわ」
「うん、本当に助かるよ」
「……」
すると、僕達の元に何かが降る。
見てみると、そこにはボックスがあった。
それが何を意味するのか。
僕達は覚悟を決めるように、ゆっくりと開ける。
そこにあったのは。
「これは、マグナムレイズバックル」
「こっちはニンジャレイズバックルね」
それは、それぞれが僕達の持っているバックルと同じ物。
「なんで」
「そうね、たぶん、ここに書いてあるルールね。
まさか、そういう意味だとは」
「ルール?」
疑問に思った僕に霧切さんがそれを見せてくれた。
「ライダー同士が交流すれば、そのライダーに関するバックルが手に入る可能性がある。
それが手に入るのは、運次第か」
未だに分からない事がある。
これで分かった事がある。
もしも、ジャマト達との戦いに必要なのはライダー同士の戦いじゃない。
ライダー同士の絆。
それが僕達に必要な力だから。
そう、僕は信じたい。
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