モブが愛斗くん信者になるお話   作:フィン.s

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時系列
「テスト勉強の時は集まると集中出来ないからやめとけ」


人に教えると理解が深まるって話はガチ

 みなさま、いかがお過ごしでしょうか。季節は夏に入りかけの春、そんでもって梅雨の時期である6月です。湿気がすごいくせに、気温が高いから汗をかいたときの不快感がたまったもんじゃない。自分は好きじゃない、というか嫌い。

 

 そんでもって6月といえば、もう1つ嫌いなもんがある訳ですよ。あ、つぐちゃん紅茶ありがとう。え?じゃあシュガースティックもう1本貰ってもいい?うん、ありがとう。

 

 まあ、嫌いなもんがあるわけですよ。期末テストとかいう下手すりゃ夏休みに影響がでるテストですね!!!自分は勉強が出来ない訳では無い、苦手科目でも平均をちょっと下回るだけで、赤点になる心配もない。でもそれは中学ん時の話である。愛斗くんそこのwhile文の条件逆だね、条件が真の間はループするから。

 

 高校では単純に中学ん時より教科数が増えるので、それだけでもう勉強する量が増えるわけだ。めんどうだね!学年上がれば選択科目でまた増えるって?ふざけろ……。

 

 話を戻すと、期末テストがあるから勉強しようと思ったわけだ。やらかして夏休み無駄にしたくはないし。でも、家だと誘惑が多くて勉強に集中出来ない。だから図書館にでも行って、勉強しか選択肢がないように仕向けようと思い外に出たら、図書館に行く道中愛斗くんから勉強会のお誘いが。ちょうど良かったし羽沢喫茶店に向かって、今勉強してるところ。状況説明終わりっ!

 

 

「あ〜、紅茶美味しい」

「ありがとう、そう言って貰えると嬉しいな」

「もしかしてつぐちゃんが淹れてくれたの?」

「うん。コーヒーはお父さんが基本淹れるんだけど、紅茶は最近淹れさせてもらってるの!」

 

 

 はぇ〜、家業の手伝いしてバンドもして生徒会も入ってて、その上気遣いもできるし可愛い……、最強か??誰だつぐちゃんが無個性とか言ったの、殴り飛ばすぞ。てかAfterglowもRoseliaも全員美少女だし、そんな子達に囲まれてるのになんも無いとか。愛斗くんは異性に興味無いんか?

 

 

「そんで?なんでさっきから蘭ちゃんは愛斗くんのこと睨んでんの?」

「それは〜、さっきまーくんが蘭とひーちゃんのたわわを比べたからなのだ〜」

「前言撤回だわ、さすがにセクハラはダメよ」

「弁護士を立ててください。徹底抗戦します」

「いやいや、さすがにギルティ」

 

 

 やっていい事と悪い事があるでしょうに、なんでそんな話になったのかは知らんけど。え、なに?夏休みに海に行くことになったって話で、愛斗くんが自爆したってこと?うわぁ、哀れだねぇ……。結局は自業自得やんけ!!

 

 

「被告人、弁明は?」

「仕方が無いと思うんですよ。ほら、引力とか重力ってあるじゃないですか。この世には、逃れられない引き寄せられる力って思うんですよ! 裁判官! そうは思いませんか!」

「違うんだよ、思っても口に……、顔に出さないようにしろって話」

 

 

 実際、某這いよる混沌さんも「バレなきゃ犯罪じゃないんですよ」って言ってるし。バレなきゃいいんだよ、自分の心の内に秘めてればいいの。愛斗くんはすぐに顔に出るからポーカーフェイス覚えた方がいいけど。

 

 ……まあ自分もなんも思わん訳では無いしね、こっちだって健全な男子高校生だから。まあ、うん、想像はしちゃうよね!!

 

 

「それより、テスト勉強進んでんの?」

「露骨に話題逸らしたなおい」

「うるさいよ。ほらそこ、計算間違えてるし」

「まじ?てか計算問題わからんから教えてくんろ」

「はいはい」

 

 

 テスト勉強やらなきゃだしこの話はここで終わり。……終わりだからそんなにジーッとこっちを見ないでください、モカちゃん……。あ、やめて話戻そうとしないで!!?

 

 

「山吹ベーカリーのパン……10個でどう?」

「よかろう〜」

「ありがたき幸せ……(涙目)」

「モカー?陽向くんー?何コソコソしてるのー?」

「ちょっと財布が軽くなるなって話してだけだよ……」

 

 

 パン10個とはいえ1個大体150~200くらいって考えると2000弱……。必要経費ってことで割り切ろう。いや、でもスティックもそろそろ新しいの買おうと思ってたし、前の件でツインペダルも興味出てきたから買うか悩んでたんだよね……、今月はお金が飛ぶなぁ……。

 でもまあスティックって結構安いんだよね、あんまこだわりないなら1000〜2000円くらいので充分使えるし、まあそりゃ高級品とかなら2万超えるのもあるけど。あとはまあ、使い分けるように複数買ったりもするけど、1万あれば余裕で足りるか。まあペダル買う分考えると足りるわけないよね!

 

 

「ちょっと陽向くん聞いてる?」

「ごめん、セツナトリップしてた」

「……どゆこと?だから、陽向くんも一緒に行かない?」

「どこに?」

「海かプール!」

「ごめん、持病の腹痛があるから今日は帰るね」

「おい、許さんぞ。死なば諸共だ。来い。お前も一緒に道連れナリ」

「さすがに場違いすぎて行けんて?!?!」

「うるせぇ!行こう!!」

 

 

 愛斗くんの方がうるせぇ!青鼻のトナカイじゃねぇんだぞ?!てかなんで誘われたの??愛斗くん1人でハーレムしてて?そんで周りから嫉妬の視線受けてりゃいいんだよ!自分は行かんぞ、絶対行かんからな!!

 

 

 …………結局、つぐちゃんの上目遣いに負けたので行くことになった。でも、テストの結果は良かったからもうなんでもいいや!!脳死で行こう。というか愛斗くんが赤点スレスレだったらしいので超絶煽っておいた。ざまぁねぇぜ!!へっ!

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