ガンダム戦記 side:Zeon   作:上代

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序章

『定時刻、作戦開始。各機はブリーフィングの通りに―――』

 

 小さい呼吸音と機器が刻む電子音、これらが響いていたコックピット内に、作戦開始の通達が流れる。母艦の通信担当官の努めて冷静な声が、しかし掠れている事から相手も自分と同じなのだと分かる。

 興奮と緊張、不安が綯い交ぜになった感情から小さく声が漏れ、嚥下した音が耳に障った。

 女の子みたいな甲高いものじゃないだけ、マシと言えばマシである。

 

 そんな精神状態を置いて、肉体はきびきびとやるべきことを処理していく。

 既に行動を繰り返すこと何十回、動作ならば何百回と積んだ行為は頭で考えるよりも先に体が動いた。

 鼓膜に届いたと感じるよりも腕が、手が、指が操縦桿に伸びる。

 握り部分にあるフックを開き、入力キーにアイドリング状態解除の指令を打つ。

 僅かな震動を連れて、発動機が唸り声を上げた。

 電力が供給され僅かな光量のみだったコックピット内の前部が点灯。

 搭乗するモビルスーツ(MOBILE Space Utility Instrument Tactical:機動汎用戦術宇宙機)、全長十七メートルを超える人型機動兵器が鈍い駆動音を上げる。

 その音から複数の電子音が奏でられ前面モニターに立体モデル、スペック覧が次々とウィンドウを開き各部の自己診断を開始する。

 

 骨張った、骸骨を連想させる頭部。モノアイレールの中心にフレームがあるのが一つの特徴の、曲線的な機体構成は見る者に力強さと安心感を与える。

 メインモニター両脇に設置されたサブモニター、左に各部のパラメーターがデジタル表示、右は搭載兵装が表示され、項目に〈問題なし(ノープロブレム)〉と継ぎ足されていく。

 

〈MS-05B、出力安定域、各部異常なし(オールグリーン)

 

 診断結果が流れMS-05B、ザクIの起動シークエンスを完了した。

 最後の診断ウィンドウが閉じ、続いて前面モニターが外部映像に切り替わるとデブリが漂う空間、宇宙が広がる。

 側面モニターも問題なく点灯し、左右に並ぶ友軍機のザクIが映った。

 両機ともこちらと同様に起動を滞りなく終えたのだろう、単眼(モノアイ)が鈍い音と共に光を帯びる。

 

 前面モニターのコンソールを叩き、両機へ通信回線を開く。

 青年は一度唇を湿らせてから言葉を紡いだ。

 

「こちらアロー・ワン。各機応答し状態を報告せよ」

 

『こちらアロー・ツー、問題なし』

 

『こちらアロー・スリー、同じく、以上』

 

 通信先の二人も緊張しているのか、早口に似た即答を受けた。

 バレたら怒られるだろうか、聞き慣れた声に小さく笑みを浮かべ安堵の息が漏れそうになる。

 思ったよりも、緊張と不安に呑まれていた。

 訓練の時とは違う、戦場の空気という奴に当てられたのだ。

 そして、出撃する興奮にも。

 

 モビルスーツのパイロット、メルティエ・イクスはだからと言うわけではないが、心の裡で二人の声と存在に感謝と謝罪を送り、小隊長としての連絡事項を消化していく。

 

「作戦内容を確認する。現地点より最大速度でポイントαのデブリ近郊まで移動、高速状態を維持したままデブリに進行、デブリ群を抜いた先に展開された敵艦に横撃を仕掛ける。質問は?」

 

『アロー・ツー、なし』

 

『アロー・スリー、同じく』

 

 メルティエも、そして二人とも口調が硬い。

 

 彼らは俗に言う士官候補生、新兵、悪辣な人間に依っては「青臭い餓鬼」と称される。

 

 ここから離れたところで進軍を開始しているのであろう主力部隊の面々、先輩方(ベテラン)からはそう思われ、事実口に出された事もある。

 当時は敵愾心やら屈辱を生み出した言葉と意味。

 だが結局のところ彼らは若く、()()()したところで経験の無い新米(ルーキー)

 年長者達は苦い経験を飲み込み、慣れてしまった事でこちらの事を()()()憎まれ口を叩いたのかもしれない。

 

 今から行う事、きっとそれは―――。

 

 ピーン、と警告音ではない電子音が鳴る。

 着込んだノーマルスーツに内蔵された時計を一瞥、時刻は二三時五八分を示していた。

 

「現時刻以降は通信が接触会話のみとなる。

 フォワードはアロー・ワン、サポートはアロー・ツー、バックアップはアロー・スリーだ。

 返事はいい、動作で応答しろ」

 

 通信回線は開いたままだが、沈黙が流れ両機のザクIが各々の武装を構えた後に掲げた手が上下に動いた。

 

 直後、至近距離に居るというのに、通信回線が断絶された。

 これは友軍機から通信が切断されたわけではなく、作戦上必然となる事象の一つだった。

 故に問題はなく、この状態に推移するのは確定事項。

 

(―――事実上の作戦開始の合図、だな)

 

 思わず、操縦桿を強く握り締めた。

 気分を落ち着かせようと呼吸一つ分置く、余り変化がないことに緊張の度合いを理解した。

 訓練時よりも慎重に、自機を前進。勢いを付けるためにスロットルを僅かに絞る。

 ドウッ、と映像分析された音がコックピット内に轟いた。

 重力加速度に内部機材がギシギシと、体がパイロットシートに押し付けられ襲う圧迫感に全身で力を入れて耐える。

 前部モニターの隅に縮図されたザクIの状態に視線を移せば、背部のメインスラスター、脚部のアポジモーターの正常起動と稼働状況が横グラフで表示され速度表示の円グラフが二百度近くまで上がり、瞬きの間に三二十度まで進行する。

 彼は綺麗に円を描いた速度計から目を離す。モニターに注視するためだ。

 粒程のものが次第に大きく、秒間で前面を覆うデブリ群を相手にこれまで散々叩き込まれたAMBAC(Active Mass Balance Auto Control:能動的質量移動による姿勢制御)システムを駆使、バーニア光がデブリの中を縫う。

 躱し、モビルスーツの四肢を振り回し、時には機体全体を一方向に流して暗闇から差し込む星々の、又は予め設置された低光量ライトを頼りにひた走る。

 

 彼らは何故、新兵の自分達にこんな障害物が多く視界も利かない暗礁宙域からの出撃が課されるのか、正しく理解はしてない。

 力量を試されているのか。否、もし試すのであれば、ベテランを先導ないし後続に置きフォローに当てるだろう。これから芽が出る若手を態々デブリの間を縫って出撃させる事なぞ、有り得まい。

 重要なポジションを占めるから。否、それこそベテランを配置するべきだろう。能力の伸び代があったとして、それが分かるのは幾度も戦場を生き残った後でしか判別できないもの。よしんばあったとしても、初陣でこの位置付けは誰もが頭を捻る。

 ならば何故、こうも難易度の高い場所からの出撃か。

 分からない。解る筈もない。

 何故なら彼らは当事者で、司令発行者がジオン公国の国防軍である事くらいしか判らないのだから。

 指令通達後に何度もネガティブな思考に陥った事は記憶に新しい。

 しかし、事が正に現実となった今、余所見をすれば待つのは文字通り”死”である。

 重い息が漏れ出て、四肢が僅かに震え出したのは、決して気のせいではない。

 メルティエにできるのは、操縦桿を握る手に力を通し、足の指先を動ける分だけ動かし、筋肉が硬直する不安に抵抗するくらい。そして、余計な事に流れる思考を食い止めようと、歯を喰いしばるくらいだった。

 

(ビビるな、ビビったら激突して死ぬ。後続の二人は俺のバーニア跡を追尾しているんだ。

トチったら俺だけじゃない、二人とも死ぬ!)

 

 訓練でこの高速機動は何度も行った。

 だが、その時在ったのはデブリに見立てたクッション材で、後続する機体はなく単機だった。

 体が固く、重く感じる。

 

 他人の命を預かる。

 

 格好良い言葉だと思っていたが、実際に負うと腹に冷たい異物を埋め込まれた心地だ。

 数分の事象が倍にも体感させられコックピットにあるはずのない暑さを感じる。

 緊張による発汗よりも、興奮による体温が勝りその副次効果で体の凝りが幾分かマシになった。

 

「見えたっ」

 

 デブリの数が少なくなり、完全に抜き切ると青の中に様々な色彩が共存する星が視界に広がる。

 

(――――ああ、綺麗だ)

 

 地球。全ての原点、生命の故郷、人類発祥の星。

 

 メルティエが地球鑑賞に訪れたのであれば、しばし眺めていたであろう。

 彼はあの色合いに抵抗はなく、むしろ好きだった。

 

 だが彼は軍人であった。

 今は若く古強者達とは認識の差異はあれども正規軍人であり、そうあろうとした。

 

 地球の前に浮かぶ、人工物を視認―――目標対象を作戦通りに撃墜せん。

 

 それこそがここに居る理由。

 行うべき事は十全に理解している。

 

 ザクIが捉えた人工物は、マゼラン級宇宙戦艦。

 その護衛機に宇宙戦闘機セイバーフィッシュが一、二、三機。

 高速で迫っても敵は全機ともに動きを見せない。

 

 この異常な事態を織り込み済みのメルティエは出撃時からザクIに握らせた兵装を構える。

 間隔が三キロメートルまで縮むとセイバーフィッシュが流石に気づいたのか、機首を回頭した。

 

 ――――のろのろと。

 

 相手の動きが悪い理由は知っているし、今は我が身にも降りかかっている。

 要は対処方法ないし対策を理解しているか、していないかの違い。

 そして、考え方を変えれば自分もああなる(・・・・)という事。

 

「――――っ」

 

 構えた兵装ZMP-47D、一○五ミリマシンガンが振動をコックピットに伝えながら発せられる。

 ドドドドッ、とマズルフラッシュと共に二十発程撃ち込んだ銃弾。

 相手からすれば砲弾に等しいそれはセイバーフィッシュの機体に風穴を穿ち、瞬く間に火の玉に変えた。

 

「ああっ!」

 

 つまり、人が死んだという事。

 全身に吹き出る汗の感覚。口内が乾き、呼吸が一段と早く、確実に体の固さは硬度を増した。

 

 ―――ヴィー!

 

 それでも、彼は操縦桿から指を離さずコックピットにけたたましく鳴る警告音に反応し、従う。

 飛来するのはセイバーフィッシュとその僚機。

 二機の戦闘機が四連装三十ミリバルカン、三連装ロケットランチャーの口角が動き狙いを定めたのか発射される。

 

 操縦桿のコンソールを叩き左脚で弧を描くように、マシンガンを握る右腕を上に大きく振るう。

 AMBACが反映されザクIが居た空間を四点から貫くバルカンが、接触すればザクIでも爆砕するロケットが風切り音を残して通り過ぎる。

 

「っしゃおらあぁあああああっ!」

 

 自らを鼓舞する為、雄叫びを上げながらの機体操作。

 セイバーフィッシュと擦れ違い様に、遠心力が適度にかかった左脚で蹴る。

 身体を軋ませる重力加速度でも、銃器の反動とも違う”何かを砕く感覚とその破砕音”が身体と鼓膜に伝わった。

 

(想像するな、考え込むな、()()()()するな!)

 

 蹴り砕いた機体と入れ替る後続のセイバーフィッシュの操縦席が前面モニターに飛び込む。

 高解照度のモニターが映像を、パイロットの表情が見て取れた。

 

「―――あっ」

 

 幸運と言っても良いのだろうか、ヘルメットのバイザーが光を反射し口元までしか見えない。

 恐怖に歪み、絶叫を上げているのか口を大きく開けた。おそらくは、男だろう。

 その操縦席を、アポジモーターの推進力がかかった右脚で踏み抜いた。

意図的ではなく反射的に。寸前に見た有り様に思わず右手が、指先がコンソールを叩いた結果がこれだった。

 

「うぐっ」

 

 喉元にこみ上げたそれを嚥下。

 当然ながら、自らの足で踏み抜いたわけではないから感触はない。

 

 が、感覚とその行動の結果を想像しただけで嘔吐感が迫り上がった。

 先ほどの敵の攻撃がデブリに当たったのか、破片が無数に飛び交う。側面を向けていたおかげで左腕で払いながら避ける事ができた。

 

 ―――ヴィー!

 

 警告音。破片を払う左腕の肘から先が、光に包まれて消失。

 バキィ、ジュウ、ドンッと映像分析した大小の音はコクピット内を騒がせるには十分に過ぎた。

 機体状況を表示するサブモニターを見れば、余波で左脚の曲線部分が溶解。幾つかある操作方法の中でフットペダル、意識したものの機動を脳内に描いて踏む。

 

 無事な背部、右脚のアポジモーターで機体が後方に流れるのを防ぎ、上面に飛んだ。

 ザクIのセンサー有効半径外、二九○○メートルからの攻撃。更に続く熱源を感知した事による警告音。 

 

 さして難しい問題ではない。

 

 戦艦マゼランの主砲、砲塔七基が順次発射されその一発が被弾したのだ。

 

〈左腕部損傷。誘爆の可能性、パージ。左脚アポジモーター部被害大。航行能力に問題有り〉

 

 警告音は止まず、サブモニターには診断結果と対策が縮図されたザクIのモデルに書き込まれ、パラメーターゲージが大きく目減りした。

 それらを一瞥しつつ旋回、下降を行い砲塔の角度から逃れる。

 視認できるマゼランには上下に砲塔を有している。だが、上にいた敵が下に移動したらすぐさま照準、正確な攻撃が出来るだろうか。

 

 メルティエは出来ないと踏んだ、電子装置に頼った方法が()()()()()()のだ。ベテランでさえ、ベテランだからこそ従来通りに攻撃はできまい。

 護衛機を相手取っていた間に体勢を整えたのだろう、後退しながら主砲による掃射。

 消極的だが射程距離、威力共に高く有効的な対応。

 予想していたよりも冷静な艦長、またはクルーが居たらしい。

 

「ミノフスキー粒子でレーダーの類は完全に使用不可能になったはず。いや、手動に切り替える事ぐらいはやるか、普通に」

 

 今まで使っていた機器、設備が故障した中での護衛機消失。

 混乱が長引くだろうと予想していた事、甘く楽な考えがもたらした被害に無意識に自嘲の笑みが刻まれる。

 

 残った右腕、右脚、踝部分を失った左脚でAMBAC。スラスターを最大限に上げ、バーニア光が螺旋を描きつつマゼランに接近する。

 主砲の火線を潜り、対空機銃の範囲内まで肉薄するやマシンガンで応戦。残弾数が一桁に入ると右手の操縦桿、三本の指でコンソールを叩く。

 ザクIは乗り手の指示を直ちに反映、マシンガンを後方に放り投げると腰を左右に振り、ハードポイントから振り子の要領で解放された二八○ミリバズーカを右腕、腰、右脚で支えるように構える。

 ドウゥッ、二、三回とスラスターを噴射。

 ザクIのコンピュータに登録されたファイルをOS(オペレーティング・システム)が認証。

 バズーカの内蔵コンピュータにアクセス、マニピュレーターを通じてプログラムが走り、読み込まれたバズーカサイトがモニター画面に表示、間髪置かずに発射。

 ヘルメットのバイザーが無ければ目を焼く光量が出現、艦橋をバズーカで爆破され沈黙する戦艦。甲板の砲弾痕から内部を覗けば火花が飛散した映像のみで、クルーが脱出艇で逃れる様子がない。

 砲口を向けながら、きっかり三秒後。呼吸せず静観していた事に気づき、深呼吸を繰り返す。

 

「乗組員は全滅か……むっ」

 

『アロー・ワン、損傷しているけど、平気?』

 

 僅かな振動に反応して側面モニターを見やれば、二機のザクIが映る。

 敵残存戦力を警戒して周囲を索敵するアロー・スリーと、こちらの破損した左肩に手を置いて“肌の触れ合い会話”を行うアロー・ツーのザクIが映る。

 

「戦艦と戦闘機と交戦、撃破した。機体は中破。俺は多少胃が痛む程度だ。作戦行動に支障はない。

 ……あ、いや、すまん、マシンガンとバズーカに再装填を頼みたい」

 

 放り投げたマシンガンを探すと、アロー・ツーが回収していたらしく目の前に浮かんでいた。

 異を唱えず了解、と苦笑を含んだ声が届く。

 メルティエは気恥ずかしくなって手早くザクIを操作。再装填されたバズーカを腰にマウントし、マシンガンを残った右腕で握らせる。

 索敵していたアロー・スリーが近づき、ザクIの右肩に手を置くのを見て口を開く。

 

「作戦は予定通り第二段階に移行。我々はこのまま主力部隊と合流、地球周回軌道上の連邦軍艦隊と宇宙ステーションを攻撃すると」

 

『了解。しかし今度はアロー・ツー、スリーが前衛。アロー・ワンが後衛を提案します』

 

 アロー・スリーが操縦するザクIの単眼が向き加減から、半眼に見える。

 狙ってやったのだろうか。

 

「了解した。フォーメーションをV字に。こちらはフォローに入る」

 

 メルティエは離れた二機に追従し、光が瞬く宙域を目指して移動を開始した。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 地球から最も離れたコロニー、サイド3。

 ジオン公国が誕生してから約十年後の今日。

 U.C.(Universal Century:宇宙世紀)0079年1月3日午前0時。ジオン公国は地球連邦政府に対し、独立を宣言。

 事実上の国家間戦争勃発―――それを、開戦を望んでいた地球連邦政府。

 配置した連邦軍軌道防衛艦隊が万全の防衛体制を敷く中、絶対に勝てる戦争と高を括っていた。

 結果は、連邦軍地球軌道上に配置した宇宙艦隊の全滅。

 広範囲に電波妨害を引き起こすミノフスキー粒子とその散布下で猛威を振るう新兵器。

 人型機動兵器、モビルスーツの前に脆くも崩れ去った。

 

 後の世に”一年戦争”と呼ばれる大戦。

 その緒戦、一週間戦争と区切られる中でジオン公国国防軍所属、メルティエ・イクス少尉は初めて殺人(ミッション)を経験し帰還した。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




初投稿です。よろしくお願いします。

説明不足なところは話を進める内に明らかにしていきたいです。
誤字、描写の物足りなさがあります。
これでも文章校正、修正済みと白状してみる。
拙い作品ですが、評価・感想をお待ちしております。

*文字群、名称統一のため修正中です。次話以降変なのは修正中と思ってください。

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