ガンダム戦記 side:Zeon   作:上代

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第37話:カリマンタン攻防戦(中編)

 西カリマンタン地区、ポンティアナック港湾。

 数時間前の静かさが嘘のように、その場所は騒音に満ちていた。

 

 砲弾とミサイルが撃ち込まれ、破壊の傷跡が整地された基地内を大きく歪ませた。

 絶え間なく海面、水中に火砲が飛び交う中、港の岸壁に黒い影が生まれる。

 それは瞬きの間に大きくなり、幅二十メートルに達した時、海面が大きく爆ぜた。

 

 三十メートル以上海水を巻き上げ、地を叩く瀑布と共に、水色に両肩が蒼い巨人が降り立つ。

 超重量に根負けしたアスファルトが僅かに窪み、蜘蛛の巣状の亀裂が走った。接岸部に張られた飲用パイプを固定したアスファルトが窪んだ拍子に拉げ、破れた箇所から多数の噴水場を作る。

 多重音響とその姿に防衛設備群のトーチカ、大型ミサイルランチャーが回転式機構(ターレット)に沿って砲口を向けた。当たれば原型を留めない火力を前に、対する巨人は手を水平に上げる。

 

 「待て」、「降参だ」という意思表示ではない。

 

 もしそうだとしても、トーチカとミサイルランチャーは容赦なく攻撃するだろう。

 

 そして、巨人の手は、五指の類ではなかった。

 

 未発達だとも取れる三本の、しかし巨大な鉤爪が其処には有った。

 広げられた爪元の中央部には、何かの発射口が見て取れる。

 陽とは別種の、黄色い光の粒子がその口先に集う。

 

 グン、と頑強な上半身と違う細身の足が屈み、跳躍。

 人間大の弾丸とミサイルの群れが跳躍前に巨人が居た場所に集い、目標物を失った破壊力が見当違いの場所に次々と着弾。

 粉砕と爆発、それによる火災が発生。サイレンが鳴り止まない湾岸基地を赤く染めた。

 跳躍した巨人、モビルスーツは背中のスラスター、脚部のアポジモーターから推進力を得て図体に似合わない高度へ至る。

 

 開かれた鉤爪の間へ光の粒子が球体状に収束。

 攻撃したトーチカ、大型ミサイルランチャーの頭上に腕先を、位置を合わせた。

 ドゥ、ドゥ、ドウ!と三度、モビルスーツの両手で六回ほど放たれた光条が命中した部位が強固な装甲を容易く溶解、貫通する。光が内部に溜まり、耐え切れず各砲台が爆散した。

 

 滑空しつつ、狙い定めようと口角を上げた防衛設備群を、同じ末路に導いて行く。

 水色と蒼で色分けされた異形の巨人は、正しく破壊の権化であった。

 最後の一基を着地台代わりに踏み締め、百トン近い重量に高度分乗じた加圧に負けて圧潰。

 

 MSM-07、ズゴックは地上に戻るとモビルスーツが入れるほどの出入り口を開けた兵器格納庫に胴体部、その頂上を突き出す。

 この水陸両用モビルスーツには頭部が胴体部と合体しており、頂上部には六つの発射口が存在した。

 其処から、水面に居たのにも関わらず乾いた音が六回と、僅かな白煙が吹く。

 

 空間を割ったのは直径二十四センチの弾頭だ。

 それが合計六発、ちょうど出てきた六十一式戦車を真正面から衝突、爆発により上昇する戦車体の下を残りの五発が飛び込み格納庫に侵入した。

 頭頂部に配置されているのは六連装二四○ミリロケット弾発射器。

 浮上、上陸後また対空に用いられるズゴックに搭載された実体弾。水中でも使用可能だが耐圧の関係上、専ら陸上兵装として扱う兵装だ。

 

 (つんざ)く音が撃ち込んだ分だけ響き、可燃物に引火でもしたのか、一瞬建造物が膨張する動きを見せ、最後に大扉を内側から吹き飛ばした。

 ズゴックはヒョイ、と屈み込み鉄の板をやり過ごす。全周囲ターレット式のモノアイレールに沿って背面部までカメラが向き、大扉だったものが海に沈むのを見届けると正面に移した。

 

 離れた海上から破砕、爆音が響く。

 理由に見当がついているせいか、立ち上がったズゴックはそちらを顧みない。

 続いてアスファルトを踏み砕き、歪みが生じた音が背後から複数聞こえた。

 

『隊長、こっちは仕留めた。管制室を押さえちまおう』

 

 敵潜水艦と護衛機を潰した僚機の内、ガースキー・ジノビエフ曹長が通信回線を開く。

 雑音混じりの声だが、整音されてある程度は聞こえる。

 ミノフスキー粒子拡散弾頭がこの湾岸部に撃ち込まれて、既に十分は経過した。

 ある程度は緩和されたと言え、まだ電波障害は重い。

 

『この先に在る筈だ。情報が正しければ』

 

 油断無く左右にモノアイを向け、二機のモビルスーツが近寄る。

 右はガースキー、左に付いたのはジェイク・ガンス軍曹のズゴックだ。

 目立った損傷なく、海上防衛隊を全滅させた彼らは基地奥に足を進める。 

 

「方面軍航空隊は一度給油に戻る時間だな。第二陣が到着する前に終わらせよう」

 

 先行して陸上戦力を撃破したケン・ビーダーシュタット少尉は、ミニマップを一瞥しズゴックを前進させた。後ろの二人は短く了解を返してケンに従う。

 ドップとドダイ爆撃機を混在して構成された航空隊は今回に限り、対空よりも対地兵装を搭載している。面の制圧能力は、小隊規模で動いているケン達よりも高い。

 敵基地に対する空爆を実施した航空隊は、補給の為に本隊に帰投している。墜落したドップ、ドダイは散見したが友軍がこちらに駆け寄ってくる様子もない。

 

 つまりは、そういう事なのだろう。

 

 ケンは撃墜機からカメラを変えて前を向く。

 よくある光景の一つだ、気にすべきでは無い。

 顔も知らない相手なのだ、同じ軍というだけで気を負うことはない。

 彼は自分にそう言い聞かせ、友軍の末路を頭から振り払う。

 

(銃を向け合っているのだ。撃たれ死んだからといって情けを掛けるのは、ナンセンスだ!)

 

 ポーン、と電子音が彼の意識を救い上げるひと助けになった。

 ズゴックに搭載されたセンサー類の一つ音響探知(ソナー)に感有り、だ。

 

 敵の出現が、ただのコロニー公社の一社員であった男を、ケン・ビーダーシュタット少尉を連れ戻した。フットペダルを踏み、殺戮兵器を、生き残る手段を疾走させる。

 

「行くぞ!」

 

『了解、右は頼まれた!』

 

『左は任せなっ』

 

 応えるガースキー、ジェイクの声が、存在が心強い。

 ケンは仲間と呼べる人間が居る事に口元を歪ませ、戦闘に意識を割く。 

 

 基地奥から展開する連邦軍守備隊を相手にモビルスーツが三機、フォーメーションを組み、時に切り換えて襲い掛かる。メガ粒子砲を内蔵する最新型のモビルスーツは水中のみならず陸上でも俊敏な動きを見せ、守備隊を容赦無く切り崩して行く。

 

 ロケット弾が底を尽き、両手のメガ粒子砲が唯一の射撃兵器となった。

 ズゴックのロケット発射器は三十発、内蔵式なので補填もできない。

 補給の為に帰投、常ならば視野に入るその考えも今は無く。僚機も提案しなかった。

 

 エネルギーチャージの時間を惜しむ場合は距離を詰めて鉤爪、アイアンネイルで直接攻撃を繰り出す。トーチカ、戦車部隊にはそれで誤魔化したが、ミサイルランチャー設備には腕を突っ込む気にはなれなかった。誘爆が怖いのだ。

 火災と爆発に彩られ、黒煙に覆われた連邦軍基地。

 

 その施設屋上で白旗を懸命に振るう連邦軍兵士を捉え、彼らは漸く武器を収めた。

 吐いた息に合わせて、汗が噴き出る。

 ケンは軍服の襟元を緩め、ズゴックのカメラアイを全周囲に回して基地の現状を視た。

 

「不味いな」

 

『やり過ぎだな、こりゃあ』

 

『加減できないんだ、仕方ない』

 

 彼らは仕事を張り切り過ぎた事に気づき、乾いた笑い声を上げた。

 

 ポンティアナック港湾部一帯は会戦して一時間と掛からず、ジオン軍攻撃部隊により制圧。

 ユーコン級潜水艦、ギャロップ陸戦艇から工作部隊が次々に上陸、同基地の管制室を占拠した。

 連邦軍施設は更地にする手筈だったが、ここまで破壊するとは、できるとは思っていなかった。

 

 現地に入った特務遊撃大隊ネメアの統括責任者、ダグラス・ローデン大佐は現場の惨状を目の当たりにして「やり過ぎだ、ケン少尉」と呟いた。

 モビルスーツにメガ粒子砲を搭載した結果。既存のモビルスーツより破壊力があり、突破力も相応に向上している。

 ズゴックという水陸両用モビルスーツの性能を遺憾なく発揮したのだが、やはり破壊力が有り過ぎる。

 

 誤射すればどうなるか、それが彼らの目の前に転がっているのだ。

 そして、メガ粒子砲を撒き散らすという事は、ミノフスキー粒子を散布するに等しい。

 強襲、奇襲に長け水辺が在るならば急襲も可能なモビルスーツにダグラスは戦慄した。

 

 目を掛けていた部下達が小隊のみで敵基地を陥落した。

 その大戦果を喜びたいところではあったが、指揮官の立場上、自軍と敵軍が保有する戦力比較を己の目で確認できたことは幸いか。

 連邦軍がモビルスーツ開発に勤しんでいると察している彼は、ビーム兵器の存在が頼もしく感じる反面、その銃口を向けられた時の脅威を現場の風から感じていた。

 

 西カリマンタン攻略の総指揮を執るギニアス・サハリン少将は、第二目標ポンティアナック攻略成功の吉報を聞き、第一目標のシンタン攻略に手札を切る決意を固める。

 

 勢いに乗る必要と、兵力の消費を避ける為の判断であった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 ◇

 

 

 

 

 

 

 

 

「中尉、自分はまだ戦えます!」

 

 マット・ヒーリィ少尉は、担架に引っ張り込んだアルベルト中尉の腕を掴み、抗弁した。

 

 正直に白状すれば、じくじくと左腕が熱を帯びている、触れば突き刺さるような痛みに頭が如何にかなりそうだったが、戦線離脱を認めるわけにはいかなかった。

 

「うるせぇ、お前は怪我人だ! 大人しく運ばれていろ!」

 

 大人しくしなければ殴りつける、と言わんばかりにアルベルトは拳を掲げてみせる。

 ヒーリィは加算される痛みを想像し、それに負けて担架に横になった。

 

 だが、口だけは動かし続けた。

 

「で、ですが、他の連中も()()()ます。中尉の機体しか、もう無いんですよ!?」

 

 衛生兵が担架を担ぎ、搬送されながらヒーリィは叫んだ。

 

 決して痛みを誤魔化そうと、声を張り上げたわけではない。 

 

「わぁってるよ! 俺が部隊長なんだ、そんくらい百も承知だ!」

 

 アルベルトを部隊長とした東南アジア方面カリマンタン基地所属第03MS守備隊。

 六機のモビルスーツで西カリマンタン基地、シンタンの守備に就いていた彼らも既に二人、アルベルトとヒーリィのみとなった。

 他にもこのカリマンタンには守備隊は存在していたが、どうなったか把握できていない。

 

 分かったのは最初にミサイル群、次に砲弾を雨のように撃ち込まれた事だ。

 彼らの頭上をジオン軍のドップ、ドダイによる航空部隊が何度も行き来、所在を掴ませない為に攻撃を控えてみたら、ご覧の通りの有り様だ。

 

 敵の注意を引くと、第01MS守備隊が何かしたようだが、詳細を訊ねる前に通信が断絶された。

 強力な電波妨害で猛威を振るう、傍迷惑なミノフスキー粒子の仕業だ。

 マニュアル203通りにアルベルト以下第03守備隊は行動し、救援要請が届いたポンティアナック基地の防衛に当たる為に出撃。

 

 しかし、到着した頃には基地と呼べるものは瓦礫に変貌していた。

 呆気に取られている間に、上空から迫るジオン軍の攻撃に晒され一矢報いるどころか這う這うの体で後退。攻撃予想位置に何発か反撃を食らわしてやったが、確認できなかった。

 航空隊に発見され、陸上部隊を振り切れず応戦した結果が、今の守備隊だ。

 アルベルト以外のモビルスーツは大破、撃破され隊員は二人のみとなった。

 唯一生存したヒーリィも左腕が折れている。戦線復帰は無理だ。

 

 今はまだ戦闘の興奮で耐えられるだろうが、もうしばらくすれば激痛で声も出なくなるだろう。

 

「衛生兵、負傷した部下を頼む」

 

「はっ。お任せください」

 

 せっせと搬送する衛生兵に、小さく頭を下げた。

 

「中尉! アルベルト中尉ぃ!」

 

 名前を呼ぶ声に非難はなく、哀願の色が濃かった。

 

 マット・ヒーリィという青年は責任感が強い。

 聞けばまた、共に戦わせてくれと言うだろう。

 片腕で、どうモビルスーツを操縦するというのだ。

 馬鹿も休み休み言え、とアルベルトは通路の角に消えた己の最後の部下に心中で毒吐いた。

 

 生き残る可能性が増えたのだ、無駄に死地に足を突っ込むな。

 逃げていいなら、自分は逃げたい。

 

「だがなぁ、そうはいかんだろ」

 

 自分が今逃げたら、今後立ち直れそうにない。

 そいつは不味いのだ。

 

 9月に生まれてくる息子の為にも、父親の格好悪い姿を晒すわけにはいかなかった。

 愛する妻も、向こう見ずながら突っ走る、この馬鹿な男に尽くしてくれた。

 彼は大きくなった腹を擦りながら、穏やかに微笑む妻が好きなのだ。

 何物にも代え難い、あの笑顔を、アルベルトは失いたくはない。

 シンタンの病院に、妻は居る。

 逃げられるわけが、アルベルトは逃げるわけに行かなかった。

 

「部下も逝っちまった。敵討ちせにゃ、()()()()()?」

 

 多勢に無勢。その中で少しでも戦力を削るべしと、指示通りに働き倒れて行った。

 訓練でモビルスーツを転倒させる事しか能がなかった連中だった。

 アルベルトは、そんな隊員達を今では誇りに思っている。

 

 初の実戦で、ドップとザクを。ビギナーズラックでグフすら沈めた恐るべき新米達。

 奴らは、名もない土の上に倒れ、そのままだ。

 

(恨み言もいわずに、勝手に逝きやがった)

 

 幸いにも、ヒーリィは生き残った。

 十分な、戦果だ。

 

 アルベルトは踵を返し、膝を突いて主の帰りを待つモビルスーツに向き直った。

 森林地帯で任務に就いた為、塗装を赤から迷彩色に変えたRX-77-1、ガンキャノン。

 モビルスーツの適性検査で優秀な成績を残し、隊長機としてジャブローから送られたものだ。

 隊員は違う機種であったが、既に使えない。

 

 この一機でどうすると言うのか。

 コックピットに座り、各部状況を調べながら思案する。

 このモビルスーツは中距離支援用だ。下手に突っ込んで接近すれば、蜂の巣になる可能性が高い。

 ジオン軍は接近戦に主眼を置いたMS-07、グフを開発している。相手するには難敵だ。

 距離外からのヒット&アウェイを繰り返すのが定石。

 それも、今は難しい。

 一対一で戦えるならそれに越したことはないが、ジオン軍は必ず複数で動いている筈だ。

 単独行動しているモビルスーツを撃破しても、周りに友軍機が存在すればこちらが危うい。

 

(如何したものかな)

 

 今できる最善の事。それでいて効果的な戦術。

 アルベルトは妻の名をポツリと、気付かない間に口にしていた。

 其処に謝罪が込められていたのか、愛の言葉だったのかは彼自身にしか解らない。

 

「さぁ、一仕事と往こうか」

 

 ただ、その連邦軍パイロットが操縦桿を握り、操作を始めた事だけは確かだった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 ◇

 

 

 

 

 

 

 

 

 前方から急接近する高熱源反応に怯えたアイナ・サハリンは、慌てて識別反応を参照。搭乗機のデータ内、新規登録された中で検索に引っ掛かった友軍機である事に、安堵の息を吐いた。

 カメラアイの視点を合わせれば、海上を滑走し波飛沫を上げる蒼い機体。

 それが二機。

 

「蒼いモビルスーツ?」

 

 兄のギニアス・サハリンから聞いた、エスコート役。

 エースパイロットを、蒼い獅子を就けると言っていたが。

 この二機が、そうなのか。

 いつもノリス・パッカード大佐が率いるドップ隊に護衛されていたから、モビルスーツによる護衛はこれが初めてだ。高度差もあるのだが、平気なのだろうか。

 

「えっと、先ずは」

 

 彼らと通信回線を開かなくては。

 コンソール上に指を置き、眼下に到着した友軍機へのパスを入力する。

 ジオン軍のチャンネルは覚えている。

 

 ただ、アイナ自身が引き受けた任務の都合上、混線しない様に独自に回線を引く必要があった。

 事前に登録されているもので、問題はない筈。

 コール音が鳴り、二度ほど繰り返された後にオンラインの文字が前面モニターに表示された。

 

「任務中に申し訳ありません、私はアイナ・サハリン。現在試作機体の試験中です」

 

 緊張で声が硬い。

 試験中もノリスとばかり話していたこともあって、初対面の人間は特に不安だ。

 

『こちらは突撃機動軍所属。特務遊撃大隊ネメア、メルティエ・イクス中佐』

 

 通信回線が開き、男の声がコックピット内に届いた。

 

(この人が、そうなの?)

 

『ギニアス少将より、アイナ・サハリン殿の護衛任務を承っています。

 私と彼女、アンリエッタ・ジーベル大尉が貴女の護衛に就きます。宜しいか?』

 

 思っていたよりも低い声ではない。

 アイナは怖く感じない若い男の声に、一先ずは安心した。

 

「ええ、了解しました。行軍ルートは?」

 

『そちらに合わせます。追従しますので』

 

 海上移動を続ける分には問題ないか、とアイナは頷いた。

 

「では、機体の試験を継続。護衛をお願いします」

 

『了解』

 

 二機のMS-09、蒼いドムは海上を難なく走りモニターの画面外に移動した。

 ミニマップ上では、自機の後方七十度の位置に居るらしい。

 アイナは操縦桿を軽く握り、計器類に特に乱れがない事を確認する。

 

 出力上昇率(エネルギーゲイン)、安定領域。

 アイナは見慣れたものだが、他の人間が見ればザクとは比べ物にならない値に驚く筈だ。

 今現在も戦場で活躍するケンやガースキー、ジェイクら現行最高峰のパワーを秘めたズゴックに搭乗するパイロットが見ても、それは同じ事。ズゴックを軽く凌駕する出力を、この試作機動兵器は有していた。

 スラスターゲージ、最高速度の値も同じであった。モビルスーツの移動速度を克服、最高速度を塗り替えたドムも、この機体には勝てはしない。

 

 名称をアプサラス。その試作一号機にあたるのが本機であり、アプサラスIとも称される。

 

 本機はギニアス・サハリン少将が設計、開発。U.C.0079年7月14日に漸く組立が終了した。

 モビルアーマー(MOBILE All Range Maneuverability Offence Utility Reinforcement:全領域汎用支援火器)の一種である本機は、MIP社が開発したMIP-X1を原点とする機動兵器だ。

 ジオニック社がジオン軍のコンペティションで披露、次世代主力兵器に据えられたモビルスーツは確かに汎用性が高く、機動力に富んでいた事からギレン・ザビ総帥の心を射止めた。

 

 しかし、その高い汎用性が特定の状況下で十分な能力を発揮できないケースが発生。 

 その打開策として、現行の人型に限定せず特定の目的に限る、拠点防衛や強襲作戦等に特化した大型機動兵器の開発が提唱された。

 こうした経緯で、ジオニック社に敗れたMIP社のMIP-X1に再度目が向けられ、前記通りにMAの名称が与えられると、巻き返しを図る同社は社名を懸けて研究が進められた。

 

 モビルスーツが戦場を支配する中で、ギニアスが目指す難題を満たす可能性がモビルスーツではなくモビルアーマーに有った。

 彼はMIP社から専属エンジニアを招集、極秘裏に開発されたのがこのアプサラスだ。

 本機には現在研究中の最新技術、ミノフスキークラフトが採用。

 これは整列する性質を持ったミノフスキー粒子、つまりはメガ粒子を内包するIフィールドによって制御。反発場を形成、構築する事により物体を浮上させる力を得る、というものであった。

 理論による一応の専用機関開発には成功したものの、モビルスーツに搭載するには巨大に過ぎる為、縮小と能力の確保が進められた。

 それでも尚、モビルスーツには搭載できるボリュームではなかった事に一時挫折を経験。

 苦悩しながら開発は進められ、モビルアーマーの登場によってギニアスは突破口を見出したのだ。

 

 この一見、荒唐無稽な計画はサハリン家を慮った公王デギン・ソド・ザビにより裁可。

 ギニアスは周囲の奇異の目を受ける中、サハリン家の財貨を投資。MIP社の技術提供を受けると共に長期計画の末、漸く試作機アプサラスの開発に漕ぎ着けたのだ。

 全長二十五メートル、全高四十八メートルに及ぶ巨体。

 その半球状の胴体の上部にザクIIの頭部を設置。

 中央にメガ粒子砲口、前後四箇所に地上着地に必要な降着脚が収納され、球体下部に一回り小さい半球部分、ミノフスキークラフトの機関部が一部露出したものがある。

 現在搭載火器、専用メガ粒子砲は開発段階であり、7月17日に試作品がアプサラスに搭載されたがミノフスキークラフトと併用しながらの試射は今回が初となる。

 巨大兵器、アプサラスを見せつける事で敵の不安を煽り、可能であればメガ粒子砲を撃ち込み混乱に陥れるのが今回の肝である。

 

 完成したアプサラスで連邦軍に大打撃を与える事を夢想したが、ギニアスの開発したモビルアーマーが連邦に脅威足り得る事を、本国にいるデギン公王にいち早く届けたかった。

 彼は目を掛けて頂いた御恩を返す、その時だと決断したのだ。

 苦労を掛けたアイナ、支え続けるノリス達に報いる為。

 ギニアス・サハリンは技術屋の自尊心を満足させる事よりも、他者を安心させ得る、その近道を通る事を選んだ。

 

 とある人物がズカズカとデリケートな部分に入り込んできた所が多分にあるが、後日語るべきなので今回も割愛とする。

 

(兄様が言うほど、困った人ではないと思うけれど)

 

 モビルアーマー、アプサラスの旋回機動テスト中、視界に入った護衛機のモビルスーツ。

 右にGB03K、ジャイアント・バズ。左にはMMP-78、一二○ミリマシンガンで武装した蒼いドムをカメラアイに捉えたアイナは、どうやって頑なな兄と打ち解けたのか気になった。

 

『もうすぐ、ポンティアナック近郊です。

 付近は友軍により制圧済み。連邦軍の敵影はないとの事でしたが、油断なさらぬ様に』

 

 件の人、メルティエ・イクスは気負った様子もなく、しかし注意を促した。

 

「はい、分かりました――――あっ」

 

『む。機体に問題が生じましたか?』

 

 アイナが声を出すと、後方に居る蒼一色のドムが加速。アプサラスの前に回り込み、後ろ向きで滑走しながらモノアイを左右に振って周囲の脅威を探っている。

 不時着する際に、安全を確保しようとしているのか。モビルスーツの足幅を広げ、寄せる波を打ち消しながら進む蒼い機体を見る。

 

「いえ、何でもありません。心配をお掛けしました」

 

『問題はなしですね? 了解しました』

 

 彼のさり気無く注意を引く言動、事態を予想して予防線に入るモビルスーツの操縦。

 中佐階級の人間をこう言うものではないが、彼はガイド役に最適だ。

 そう思ったら、納得の声が出てしまった。

 

 彼らは特に気にせず、アプサラスが空を駆ける後を追って来てくれている。

 身が引き締まるノリスと、程よく気を抜けるメルティエの対比が少し可笑しく、アイナは口元を綻ばせた。

 彼女の意識がそちらに向いた時、

 

『問題発生だ。アンリ、彼女を連れて本隊へ帰投しろ』

 

 蒼いドムが海上で止まり、アプサラスと蒼と橙色のドムと距離を取った。

 相方のモビルスーツと通信回線を開いているのか、アイナの方には雑音に混じって女性の声が聞こえた。

 

 その声は、彼を非難しているように聴こえた。

 

『位置から見て、バンカ島方面。残存連邦潜水艦隊だろう、援軍が到着するまで時間を稼ぐ』

 

 アプサラスは空中で旋回、後方にカメラアイを向けた。

 彼女が把握できたのは、背を見せるドム。

 

 そして、静かな航行が嘘のように悲鳴を上げる警告音。

 

 レーダー索敵に引っ掛かった高熱原体、ミサイルの群れがこの海域に殺到する音だった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 ◇

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ふむ。まずは成功だな」

 

 無事に地球へと降下を果たしたHLV。

 単機突入の為に連邦軍の索敵を懸念した青い巨星、ランバ・ラル大尉は落下制御のバーニア系統は使わず、パラシュートのみで降下する方法を採った。

 旧友、ゲラート・シュマイザー少佐率いる部隊、闇夜のフェンリル隊が第二次地球降下作戦時に使用したものと同規格のHLVを用意した上での判断だった。

 

 太陽光の反射を極限まで抑える特殊塗料で外郭を覆い、赤外線放射も極力抑える工夫が施され、HLVの表面は冷え切っている。その為、赤外線探知にはほぼ確実に反応しない。

 フェンリル隊と同様に対レーダー対策は講じられていなかったがミノフスキー粒子下、戦闘区域に突入する予定の為、意に介さなかった。この程度、ラル隊にとって度胸試しにすら値しない。

 

 地球に送り届けてくれたフェルデナンド・ヘイリン大佐は「剛毅な男だよ、君達は」と呆れ半分頼もしさ半分で見送ってくれた。娘の写真を捻じ込まれなければ、最高の別れ方だったと思う。

 こうして彼ら、ラル隊を乗せたHLVは闇夜に乗じて大地に降り立ち、着地後は即座にHLV偽装に取り掛かった。

 

 ラルは見渡すには良い高台に潜み、ステレオ・カメラで周囲を観察していた。

 クランプ中尉、アコース少尉、コズン・グラハム少尉も同じように辺りを探り、タチ中尉とゼイガン少尉は銃火器を手に警戒。残りの隊員はHLVに残ったクラウレ・ハモンと共に雑事を消化している最中だ。

 

「連邦軍の艦隊か」

 

 目前を通り過ぎる艦隊に、ラルは緊張を解しながら見つめる。

 彼らはバンカ島と西カリマンタン、ポンティアナックの間にある名も無い島に身を隠していた。

 ミノフスキー粒子下のため、付近に居る友軍とも連絡が取れない。

 それは想定していた部類のもので、さして問題ではなかった。

 

 どちらかというと、目の前を航行する連邦軍艦隊への対応に苦慮していた。

 ヒマラヤ級戦闘航空母艦、それが五隻。単横陣で海原を進んでいるのだ。

 友軍を叩く為に進んでいるのは十中八九、そうだろう。

 

 ならば潰すべきか、それとも進路方向を確認し友軍への案内役にさせるか。

 自軍の戦力で、空母五隻を相手にやれるのか。

 

 そう問われれば、造作もないとラルは語るだろう。

 ゲリラ戦法の真骨頂は相手が嫌がる事を最大限に、被害を最低限に抑える事にある。

 何度も襲撃を重ねて出血を強いる、一気に敵の喉元まで駆け上がりナイフで突き刺す戦術も大いにアリだ。少ない戦力で相手を打倒するには極端な方法を執る必要も出てくる。

 これらに必要なのは忍耐力。そして、止まらず走り続ける実行力だ。

 目の前の空母は後方支援を主とする。

 つまり、直接叩かれるとその威容に比べて酷く脆い。

 距離もそこまで離れていない。水深がネックだが、モビルスーツのジャンプ力とスラスターを全開に航行すれば十分に撃破できる。やろうと思えばやれる、その位置にラル達は居た。

 友軍の所在が分からなければ、補給も受けれないし彼らは今後所属する部隊へ合流する為に降下している。だが、後ろを見せた艦隊を逃すには少々勿体ない。

 

(降下する時期が悪かったが、早々に稼がせてもらうか)

 

 幸いHLVは無事。補給と多少の応急修理程度は可能だ。

 

「仕掛けるぞ」

 

 ラルは副隊長のクランプに顔を向け、そう言った。

 クランプ以下、ラル隊の面々は静かに頷く。

 

 やるべき事を聞けば、彼らの行動は素早い。

 高台の裏に隠していたMSに乗り込み、順次起動していく。

 

「クランプ、タチ、ゼイガン。貴様らはHLVに戻り索敵を継続しろ」

 

「はっ!」

 

 モビルスーツのコックピット・ハッチに飛び移ったラルは、偵察用バイクを吹かして去る三人を見送るとパイロットシートに身を預けた。

 

「地上の粘つく重さ、慣れんな」

 

 瞑目したラルは軽く体を揺すり、操縦桿をそっと動かした。

 立ち上がったモビルスーツのカメラを向ければアコース、コズンのMS-06F、ザクIIF型がZMP-50D、一二○ミリマシンガンを構える。

 

「機動戦を仕掛ける。ザクでは追い付けまい、援護に徹しろ」

 

『了解です』

 

『集中砲火されます、ご注意を』

 

 ラルはモビルスーツのセンサーの有効射程外に存在する艦船、戦闘空母を水平線に視認。

 海上の敵位置を捕捉すると、戦場に向けてモビルスーツを()()させた。

 

 急激な位置移動に加えて重力加速度が襲い掛かるが、それに屈しては青い巨星は名乗れない。

 脚部に強力な熱核ロケット・エンジンを搭載したモビルスーツは瞬く間に連邦軍艦隊との距離を詰めた。

 相手は標的にされている事に気づかぬままだ。空母は船首前方向に大量のミサイルが発射、続いて対潜攻撃機ドン・エスカルゴ、フライ・マンタを含めた三十機もの航空機が出撃する。

 

(一拍分、遅かったか!)

 

 敵が意識を向ける方角に友軍が居る。

 合流先が見えたと安堵するか、攻撃を阻止できなかったと悔やむべきか。

 何故か、後者の思いがラルの胸を強く打った。

 

 ミサイル群が飛び立った方角から、黄色と青白い光線が空を焼く。ミサイルを追い散らすように動き、誘爆させるその光景に驚くが一度だけしか現れないことに脅威ではないと判断した。

 

「第二射なぞ、させるものかよ!」

 

 不可解な、しかし理解できた感覚に引き摺られて彼は怒声を上げた。

 

 モビルスーツは両手で構えた三六○ミリバズーカ、ジャイアント・バズを空中飛行しながらも発射。

 バズーカから砲弾が放たれる際の衝撃がラルを、モビルスーツを打ち据える。バーニア噴射口(フェルターノズル)が角度を保てず、機体の動きが乱れる。脚部のアポジモーターが力強く吹き、大きく旋回しながら今しがた艦橋部を爆砕した戦闘空母の甲板上に着地。

 二、三回ターンを決めた後に機体が止まる。

 

 ラルが搭乗するモビルスーツは彼の異名そのままに青いグフ。

 ジオニック社が第168特務攻撃中隊の所属機MS-07M、グフM型のデータを転用したモビルスーツ。

 

 MS-07H-2、グフ後期飛行試験型。

 

 本機は地上におけるモビルスーツの移動距離、航続距離の短さを克服するために設計。

 機体そのものに飛行能力を持たせるべく、宇宙要塞ソロモンのモビルスーツ工廠で開発された試験機。

 YMS-07A、YMS-07Bを母体に五機ロールアウトされた、その内の一機である。

 

 地球環境下のデータが少なかった時期の計画案であり、特殊な機構を有するに至らなかった本機は脚部に強力な熱核ロケット・エンジンを二基搭載し、大推力により飛翔させるという半ば強引な方法を採られ、ジオニック社が保有する重力テスト区域で試験を行われた。

 熱核ロケット・エンジンの推進力で空中飛行を可能としたが相応以上の推進剤を多量に消費する本機は、燃料増加のため背部にドロップタンクを取り付け、その後も数回の改良と試行錯誤が繰り返されている。

 総重量七十七トンの自重、構造の複雑な新型エンジンのコントロール系統の動作不調、搭載燃料の限界により航続距離が短いなど問題点が多く。武装面も試験機という形の為に、MS-07Aで大量にオミットされた七十五ミリ五連装フィンガーバルカンを両腕に搭載する程度に留まっている。

 

 問題が重なった為にモビルスーツとドダイ爆撃機と併用するYSプランが移動距離の問題を解決させ、熱核ロケット・エンジンは飛行する用途ではなく地上を滑走する方式に変更。

 試験データはツィマッド社が開発した傑作機MS-09、ドムに活かされる事になる。

 

 ラルが搭乗するグフは開発チームが諦め切れず、生産されたドムのエンジンと電気系統を導入、コントロールの動作不調がなくなり、武装も追加された改修機である。

 燃料消費の問題は解決されなかったが、ド・ダイ等の補助を不要とし幅広く移動範囲を有する本機をドズル・ザビ中将から受領。

 気難しいタイプではあるものの、有用な点も多い。

 

 そして、飛行試験型に利用されたYMS-07はラルの愛機であった為に搭乗機としている。

 ドムの登場で行き場を無くしてしまったが、その機動力は健在だ。

 ジャイアント・バズを腰のハードポイントに固定、両手のフインガーバルカンを離陸間際の戦闘機に掃射。

 青い機体はテールノズルを靡かせて甲板の上を疾走。敵戦力を次々と無力化して行く。

 

 連邦軍兵士が何か喚き立てているが、

 

「ふん!」

 

 再装填されたフィンガーバルカンの嵐に、一隻の戦闘空母が轟沈。

 船体の半ばから歪み、海中に飲み込まれる。

 ラルはアコースとコズンが戦闘空母に集中攻撃するのを見て、他の戦闘空母に向かう。

 

「な、なんだこいつは!?」

 

「ザクじゃないのか!」

 

 三六○ミリの砲弾を馳走しながら、ラルは次の獲物に狙いを定めていく。

 

「ザクとは違うのだよ、ザクとはっ!」

 反撃に転じた航空機の弾頭と爆撃を回避、逆に戦闘空母に対するダメージに利用。悲鳴が木霊する中で、ラルは着実に連邦軍戦力を削り落とす。

 

「むっ!?」

 

 高熱源反応を、グフのセンサーが捉える。

 しかし、友軍機のようだ。

 二隻目を潰し終えたラルは、一隻を落したアコースとコズンのザクIIが合流しようと向かってくる中で、僅かに傾いた甲板に反応した。

 

「――――ほぅ」

 

 自分と同じように二隻潰し、同じ甲板の上に立つモビルスーツを眺める。

 青い機体の前に居る、蒼い機体。

 

 その右胸には「盾を背に咆哮する蒼い獅子」が描かれ、形状こそ違うものの熱核エンジンを搭載していた。堅牢な装甲に守られたその重モビルスーツは、銃痕や燃焼剤に表面を焼かれている。

 背に担いだままの砲身、機体のほぼ全身が波飛沫を瞬間に蒸発させる事から、相当な熱量を抱えていると推測した。

 その後方から蒼と橙色のモビルスーツが走り寄り、頭上には見た事もない機動兵器が滞空していた。

 

 ラルは胴部のコクピット・ハッチを開けると、相手も同じように姿を晒した。

 

 長らく見ていなかった、懐かしみを覚える顔に笑みを作り、灰色に変色した毛髪に目を細める。

 

「久しいな、息子」

 

「久しぶり、親父殿」

 

 轟々と燃える空母の上で。

 

 青と蒼の親子は、戦場で再会していた。 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 U.C.0079年7月20日。ジオン軍はカリマンタン攻略作戦、その足掛かりに湾岸部を強襲。

 西カリマンタンに位置する連邦軍港湾基地、ポンティアナックがジオン軍に占領された。

 同時に東カリマンタンのタラカンが襲撃され、応戦空しく守備隊が全滅。

 上陸したザク、グフを始め黒い新型機、ドムの小隊が抵抗を続ける基地を次々と陥落。

 

 一部ジオン軍同士による諍いが起きたが、部隊を二つに分け行軍する事で一応の解決をみた。

 これらの侵攻を抑制、跳ね返すためにバンカ島、パル、ポレワリから空母機動艦隊が出撃。

 カリマンタン防衛隊と挟撃させ、ジオン軍攻略部隊に二面作戦を強いるものであった。

 

 しかし、バンカ島側は地球軌道上から援軍として到来した青い巨星、ランバ・ラルが奇襲。

 パル、ポレワリにはゴッグ、アッガイ等による水陸両用モビルスーツ部隊が対処。

 時間を稼ぐどころか、逆に全滅される事態となり、カリマンタン防衛隊には悲壮感と絶望を煽る結果となった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




閲覧ありがとうございます。
上代です。ご機嫌如何。


外伝が終わらない。
カリマンタン編終わるまでこのまま行くしかないかなぁ。
終えたらギニアスとメルティエの内緒話を詰めなくては……今回挟めなかったのは、ギニアスが登場する間が用意できなかったからです。申し訳ない。
あと、メルティエが主役の間が今回ありません。アイナとラルの間に少し居るだけ。
アンリエッタはメルティエが出ると大抵います。不思議ですね?


あ、今回出たマット・ヒーリィ少尉の上官、アルベルトはオリジナルキャラじゃないです。
小説版Lost War Chroniclesに名前だけ出てくる人です。
設定とかはオリジナルです、名前だけ借りた人物とも言う。


アプサラス、グフ飛行試験型(ランバ・ラル仕様)も想像と妄想の産物。
「これちゃうよ」言われても納得する返答はできないので、ご勘弁を。


一言評価で嬉しい応援もらえた。
偶にこういう言葉を頂くとテンション上がる。
テンション上がった結果が、この文章なんだ。
あ、応援してくれた皆さん、見捨てないでください!



それでは、次話をお待ちくださいノシ(しめやかに舞台裏へ逃亡する作者)
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