きくりお姉さんからしか摂取できない栄養がある 作:syumasyuma
あの夜、廊下からすすり泣く声が聞こえた。
夕食を終えて、きくりがトイレに席を立ったんだ。
戻ってくるのが遅いとは思っていたんだ。
心配になった俺が廊下の戸を開けて、
恐る恐る声の主を確認すると、
座り込むきくりと空き瓶が転がっていた。
きくりは背中を丸めて、ひどく肩を落とし、うなだれていた。
顔に髪が掛かって表情は窺えなかったが、
水が落ちる音が聞こえた。
「なんでお酒飲んでるのにこんなに」
「なんで・・・」
とてもじゃないが見てられなかった。
何か、声をかけて上げたかったんだ。
でも何も思いつかなくて、
俺にできたのは、ただ抱きしめることだった。
「ごめんね和君・・・ごめんねえぇ・・・」
「グズッ和君はあったかいねぇ・・・」
「なんでぇ、和君も泣くのぉ」
「わたしね・・・」
アルコール依存症。
長期間多量に飲酒した結果、アルコールに対し精神依存や身体依存をきたす精神疾患。
精神依存は、飲酒への渇望、飲酒を制御できない、飲酒以外のことを軽視する。
精神的身体的問題が悪化しているにもかかわらず断酒しないなど。
身体依存は、アルコールが体から切れてくると手指のふるえや発汗などの離脱症状(禁断症状)が現れる、以前と比べて酔うために必要な酒量が増えるなど。
小(早期)離脱症状は飲酒を止めて数時間すると発生し、
手や全身の震え、発汗(特に寝汗)、不眠、吐き気、嘔吐、血圧の上昇、不整脈、
イライラ感、集中力の低下、幻覚(虫の幻など)、幻聴などが表れる。
大(後期)離脱症状は飲酒を止めて2日で発生し、
幻視(見えるはずのないものが見える)、見当識障害(自分のいる場所や時間が分からなくなる)、興奮などのほかに、発熱、発汗、震えが表れる。
らしい。
きくりは後期離脱症状に屈し、飲酒をした。
そのことがきくりにはとてもショックだったようで、
それはそれは非常に動揺して、とてもこうアレだった。
だから手が出てしまったのは仕方のないことだ。
色々と大変だったが・・・。
「かずくーんお腹すいたー」
「・・・なんでスクワットしてるのぉ?」
いつも明るくてマイペースな子が、
静かに泣いていたら男は放っておくことは出来ないんだ。
「おおっ、堅焼きそばだー」
「このあんかけでちょっとしなったところがうんまぁい」
「はあー食べた食べた、ちょっと横になろーっと」
「今度は腹筋・・・」
決して
「おーいかずくーん」
「・・・くらえっ」ブボボ
くっさ!
おい!きくり直撃はやめろっ!ペチッ。
頭の上にあった無礼な尻を叩く。
「いやぁーん」
いやーんじゃねえ。
昨日のは夢だったのだろうか?
床でごろごろしているきくりを眺める。
「えへへっ、無視するかずくんが悪いんだよー」
「ローリングきくりアタック!」
ごろごろ転がってきたきくりを受け止め、
反対方向に転がして遊ぶ。
「ウワー」
「うう、目が回るぅ」
「あっ、思い出した」
ふらふらとした足取りで立ち上がり、
掛けてあったスカジャンのポケットから何かを取り出す。
両手でつまんでこっちに見せてきたが、
前のチケットとは違うようだ。
「じゃーんライブのチケットー」
「一緒に見に行こ」
一枚しかないじゃん。
取り置きして貰うからちょっと見せて、
スカジャンに入れてるからチケットちょっとよれてるじゃねえか。
ふーんSTARRYねえ?
ふふ、結束バンドって、ダジャレかい。
ネットで電話番号を検索して取り置きして貰う。
先方の女性はちょっと驚いていたが、何かあったのだろうか?
ライブ当日。
天気は大荒れ、台風がこっちに来てるようだ。
夜には通り過ぎるみたいだけど、ちょうどライブの時間くらいから雨足が強くなるみたいだ。
「あちゃー台風来ちゃったねー」
「ひとりちゃんってば、嵐を呼ぶ女なんだねぇ」
窓に当たる雨粒を見ていたきくりが、
頭の上で腕を組んでのんきなことを言っている。
馬鹿なこと言ってないでさっさと準備しろ。
電車止まるかもしれないし、車で行くぞ。
「えー、それじゃかずくんお酒飲めないじゃーん」
こればっかりは、しょうがないだろ?
「台風のバカアホーオタンコナスー」
「ええと、お前のかあちゃんでべそー」
台風の母ちゃんだれだよ。地球か?
馬鹿なこと言ってないで、合羽持ってこい!
ついたぞ。
俺は駐車場に車置いてくるから先行っててくれ。
転ばないように気を付けろよ。
「うわっ、すごい雨だー」
「ひゃー急げ急げぇ」
きくりはスカジャンを頭の上にあげて、
後部座席から飛び出していった。
あいつ合羽の存在忘れて行きやがったな。
・・・タオルも持っていってやるか。
ええと、STARRYはっと、ここか?
降りしきる雨の中、目的のライブハウスを探す。
地下への階段の先に、STARRYと書かれた看板が見えた。
星空(STARRY)なのに地下なんだな。
ライブハウスの前で合羽を脱いで、強く降って水を払い袋の中に入れる。
戸を開けて更に階段を降りると受付をしている女性に声をかけた。
すみません。チケットを取り置きしていた山下です。
受付でドリンクチケットを貰い、店内に入る。
直ぐ近くにカウンターがあったので、ドリンクのメニューを見せてもらう。
ビールにしたいところだが、今日は車だからソフトドリンクか。
すみません、ジンジャエール一つお願いします。
ドリンクを受け取って、振り返ったら隅のほうに、
きくりと金髪の女性が談笑していた。
「あっ、かずくーんこっちこっち」
「もうはじまっちゃうよー」
「はっ?おまえに彼氏だとっ・・・」
合羽は忘れたのに酒瓶はしっかり持っているきくりが、
手を振って自分の存在を主張している。
車から降りてすぐだったが、雨脚が強かったせいか、
しっとりと濡れてるきくりにタオルを手渡す。
きくりちょっと濡れてるぞ。
タオル持ってきたからちゃんと拭けよ。
「えへっ、かずくん拭いて?」
はいはい。
なんか隣の人固まってるけど、どうかしたのか?
近寄ってきたきくりの頭と背中を拭いていく。
きくりの隣にいた金髪の女性が口を少し開けて硬直していた。
「えー?ほんとだ、固まってる」
「せんぱーい始まりますよー」
「はっ!?んん廣井のお兄さんですか?」
きくりもそれに気づいて女性の頬を指でつんつんとつついている。
つつかれてショックから立ち直った女性が探るように聞いてきた。
いえ、きくりの彼氏ですが・・・。
なあ、俺ってきくりに似てる?
突然の質問に困惑し、きくりに聞いてみる。
「むぅー?まあ夫婦は似るって言うしー似てるかも?」
「はじめまして結束バンドです。」
「本日はお足元が悪い中、お越しいただき誠にありがとうございます。」
「あははぁ・・・喜多ちゃんロックバンドなのに礼儀ただしすぎぃー・・・。」
「っ・・・じゃあさっそく一曲目いきます。」
「聞いてください私たちのオリジナル曲でギターと孤独と蒼い惑星。」
初々しいバンドだな。
これが一回目なのかな?
明らかに緊張した様子のガールズバンドを見て、
きくりがちょっと顔を緩ませている。
となりの女性はかなり真剣に見ているが、どうしたんだろうか?
不安そうに歌うボーカルギター、俯いて観客を見ないギター、
走ったりもたついたりする明らかに緊張しているドラム、
バンドの音を聞かずに一人で引いているベース。
ただでさえ観客の少ない会場はますます冷え切り、
前のほうでノっていた客もだんだんと元気がなくなっていく。
「ギターと孤独と蒼い惑星でした」
んーちぐはぐな感じ、みんな緊張して強張ってるな。
どうにか切り替える切欠があればいいんだが・・・。
「あっ、えっと」
「喜多ちゃん!次の曲紹介しないとっ」
「は、はい次も私たちのオリジナル曲でつい先日出来たばかりの曲なんですが」
ボーカルのセリフを遮るように、ギターが弾き始める。
っ!
「ふっ」
その音に俯いていた観客が前を向き、
バンドメンバーが表情が変わった。
なんだこのギターソロ!
さっきまでの影に隠れていた子じゃないみたいだ。
まるで苦境を覆すために現れたヒーロー・・・!
そのまま次の曲へ入り、先ほどとは別のバンドが表れる。
突っ走っていくギターにドラムとベースが合わせて、
それに巻き込まれるようにボーカルが歌う。
バンドメンバーが背を押されたように、
先ほどとは打って変わってイキイキし始めた!
ブラボー!
「ちょっといいじゃん」
「ね」
あっ、間違えた。
いえーい結束バンドー!
「めっちゃかっこよかった!」
「ねー♡」
「ふふん」
かっこよかったぞー!
きくりっ。
隣で不敵な笑みを浮かべているきくりを見る。
わざわざ俺を誘ったのは彼女を見せるためだったんだな。
「あれがぼっちちゃんだよー」
きくりが気にするだけはあるな。
「二曲目!あのバンドでした!」
「じゃあ次ラストの曲です!」
「「「「「「「「カンパーイ」」」」」」」
カンパーイ。
なんか前にもこんなことあったな。
俺たちが打ち上げに参加してよかったんだろうか?
俺以外男性のいない女性だらけの飲み会。
しかも酒が飲めないなんてかなりきついぜ!
「ライブよく頑張った。」
「今日は私のおごりだから飲め」
「お姉ちゃんありがとう」
「私たち飲めないけど~」
「せんぱいすきぃ~」
「えっへっへっへっへえ」
「お前は自腹だよくっつくなっ」
「せんぱいすきですぅ」
はい、きくりはウザ絡みしないの。
伊地知姉妹の心温まる交流ときくりの温度差よ。
伊地知さんの肩を抱いて寄っかかるきくりを引きはがす。
すこし口角が上がっていた伊地知さんの口が下がり、
にこにこだった妹さんも顔が引きつっている。
「ていうかこの方々だれですか?」
「誰よりもベースを愛する天才ベーシスト廣井きくりでーす」
「ベースはねー和君どこだっけ?」
車に乗ったままだったぞ。
速攻で矛盾するなよ。ベースが泣いてるぞ。
グラスを両手で持っているボーカルの女の子が当然の疑問を出す。
酒の入ったグラスを掲げて矛盾したことをいうきくりに周りは少し引いている。
そんなことを全く気にせず、俺の足に手を置いてきたきくりに突っ込む。
「えへへへそうだっけ?」
「スーパーウルトラ酒呑童子EXに謝っとくよー」
来る途中で軽く弾いてただろ。
その連れの山下和臣です。
すみません部外者が参加してしまって・・・。
きくりは誤魔化すように酒を煽った。
「ああ、山下さんはいいですよ。つか廣井のどこがいいんですか?」
くっ、可愛らしいところですっかっね。
伊地知さんの当然の質問に渋々答える。
「なんでそんな苦悶の表情で言うんですか?」
「何か弱み握られてたり?」
「せんぱーいかずくんが可愛いだってー?」
「でへへへへへ」
ボーカルの子が首をかしげ、妹さんが少し前のめりになる。
きくりはぺしぺしと伊地知さんの肩を叩き、
だらしのない笑顔を浮かべる。
伊地知さんはポカンとしていて何を言っているのか理解できていないようだ。
ぐぐっ、惚れた弱みですかね・・・。
「廣井が可愛い・・・可愛いかぁ?」
伊地知さんが腕を組んで唸っている。
頑張って思い出して伊地知さん!
きくりにだって可愛いところがありますよ!
「ダメだ酒飲んでる記憶しかでてこないわ」
「店長、きくりさんウザかわいいじゃないですか」
「じゃあ交代してくれよ」
「じゃあ撤回します」
伊地知さんも有沢さんも辛辣だ。
きくりっ可哀そうな子!
本人は至って気にせず、にへにへとしているが。
「私よくライブ行ってました!」
「んあ?」
「えっー?本当?君見る目あるねぇ」
「はい観客に酒吹きかけたり、泥酔しながらのライブ最高です!」
「顔面踏んでもらったのも良い思い出です!」
きくりが尊敬の眼差しで見られてる。
しかし最近の子は進んでるな。間違った方向に。
おじさん心配だよ。
正気?に戻ったきくりが横にやってきたベースの子に微笑む。
ベース同士なにが通じるものがあるのかも知れない。
「はわわわわ」
「わたしってロックのこと全然理解してないみたいです」
「多分理解しなくても大丈夫かも?」
むしろ理解したら負けだとおじさんは思うな。
こう人としてね。
ボーカルの子が遠い目をしているな。
妹さんも妹さんでちょっと達観してる。
「ライブ最後は大盛り上がりでよかったねー」
「観客十人くらいでしたけど」
「でもその人たちは全員満足してくれたじゃーん」
「ですかねっ♪」
「ねー和くん?」
嬉しそうにはにかむ妹さんにほっこりしていると、
きくりからパスが飛んでくる。
ああ凄い良かったよ
これが初ライブの子もいたんだろ?
「はい!わたしでーす!」
ボーカルの子が元気に手を挙げる。
おっ、ボーカルの子かぁ。
二曲目からは緊張もほぐれていい感じだった。
とても一生懸命で、歌もギターも上手だね。
「えへへありがとうございます!」
「すっごく緊張したけどライブ!楽しかったです!」
ボーカルの子は満面の笑みを浮かべて答えてくれる。
何か効果音が出ていそうな明るい笑顔だ。
おっ、元気のいい子だね。
元気といえばドラムも良かったね。
「あはっ、ありがとうございます」
皆を引っ張るイキのいいドラム!
ベースとも息ぴったりで、
走ってるギターに合わせていいコンビだった。
「そういっていただけると嬉しいです」
妹さんは少し照れているのかサイドテールの毛先をいじっている。
おっ、謙虚な感じしっかりしてるね!
伊地知さんも自慢の妹さんですね。
「んっ、まあ」
「お姉ちゃんっ」
「こっち見んなっ」
褒められて照れている妹さんを見て微笑んでいた伊地知さんに同意を求める。
虚を突かれて本音が出る伊地知さんに妹さんが反応し、
照れてちょっと赤くなった伊地知さんがそっぽを向く。
姉妹だな。
ベースもいいね。
一番バンドの音を楽しんでる感じで、
やっぱベースがいいとバンドも輝くね。
ベースの子は食べる手を止めずに顔だけこちらに向けて、短く答えた。
「どうも」
独特な子だね?
ベースって個性的な人が多いよね。
なあきくり?
「なあに?」
ベースも良かったよな。
「そうねー光るところはあったねー」
「本当ですかっ」
「ほんとほんとー」
そして今日のヒーロー。
リードギターのギターソロは良かったなあ。
空気を一変させるギターはなかなかできることじゃないよ。
感性が乗ってて、皆の背を押そうって気持ちが出てたよ。
ギターの子は硬い表情で小さく答えた。
「あっはい」
おっ、控えめな子だね?
うんうんそういう子なんだね。
結束バンドはいろんな子がいて面白いね。
よーし!きくり乾杯だ
「あいよー」
結束バンドに乾杯!
「かんぱぁーい」
「「か、乾杯」」
スターリーに乾杯!
「かんぱぁーい」
「「「「「乾杯!」」」」」
ぼっちちゃんに乾杯!
「かんぱぁーい」
「「「「「「「乾杯!」」」」」」
くうーかっー!ウーロン茶だこれ!
「ぶほっげほげほ」
「あはははせんぱい汚ーい」
「もうお姉ちゃん!」
「店長引っ掛かかっちゃいましたね」
「ぼっちあれが乾杯トラップだよ」
「トラップにかかるとああやって弄られると聞く」
「こっ怖い」
「そこぼっちちゃんに嘘吹き込まないの」
「なるほどー勉強になります!」
「キタちゃん!?」
おお?勉強熱心だね
よしおじさんが飲み会について色々教えてあげよう。
「ありがとうございます!」
まずこうボトルはラベルを上にして両手に持つ、
じゃないと怒る厄介なおじさんがいてだな。
そしてビールの注ぎ方は最初は高い位置から注いで泡を立てる。
ちょっと待って泡がグラスの半分くらいになったら次は優しく入れてあげる。
お父さんにやって上げたらきっと喜ぶよ。
「おー綺麗に泡ができてますね」
「わたしもやってみていいですか?」
いいともきくりグラス空けて
「ゴッゴッゴッゴカハッー・・・ほい」
「虹夏メニューとって」
「ああもう突っ込みきれないよぅ」
「店長落ち着きました?」
「あ、ああ」
「くそっやられた!きくりのストッパーじゃないのかよ」
「和君はぁわたしと朝まで付き合ってくれる豪のものなんですよー」
「やべえやつじゃねえか」
「ったくとんだ目にあった」
「まあいいや虹夏」
「続ければどんどんファンが増えてくから」
「次のライブでもがんばれよ」
「お姉ちゃん・・・」
「ちゃんとノルマ代は払ってな」
「最後のセリフさえなければ感動したのに・・・」
それで席を外した隙に、飲み物にアルコールを足してくる人がいてね。
飲みなれてないと濃くても気づかないし、飲み始めると分からなくなるから気を付けてね。
「勉強になります!」
「お、恐ろしい。」
「この人高校生に何教えてるんですかね?」
「はあー飲んだー」
「打ち上げ楽しかったねー」
「せんぱいがまたウーロン茶で笑ってさー」
なー。きくりが伊地知さん好きなのわかるわ。
寡黙でぶっきらぼうだけど、面倒見がよくて男前だ。
あと反応がいいのでつい絡みたくなってしまう。
暗い夜道街灯の明かりを頼りに駐車場へ、
きくりと並んで歩いていると、
ふいにきくりが何か思いついたように声を上げた。
「そうだあれやろ」
「こっちこっち」
あれって?
きくりに手を引かれて、人気のない高架下にやってきた。
こんな所に何の用があるんだろう。
きくりは上を向いて黙り込んだ。
目は爛々と光らせ、赤く色づいた頬を吊り上げて。
ガタガタと電車が近づいて来る音がする。
振動と音はだんだんと強くなり、
電車が通り過ぎるその時。
「わあああああああああああああ!!!!!!」
きくりが電車の音に負けないくらい大きくそして長く叫んだ。
息が途切れても、きくりは叫ぶ。
あらん限りの力を込めて。
「あ゛あ゛ー」
「かずくんもやろぉ」
俺はいいよ。
顔を真っ赤にして、
息を整えるきくりに答える。
「いいからいいから」
「電車が来たらね、とにかく声をだすんだー」
「ほら近づいてきた!」
わあっ
「ちょっと早いってー」
ごめんごめん。
ちょっと早かったな。
ニヤニヤ笑っているきくりに平謝りして息を整える。
「ほらいくよぉ!」
「わあああああああああ!!!!!」
わああああああああ!!!
げほげほっ!
あー・・・。
いつになく楽しげなきくりを見る。
「あはははっ、私の勝ちー!」
はあ?次は負けねーし?
「そーお?私は負けないよぉ」
「じゃあ次!」
俺も負けないよ。
二人して高架の壁に背を付けて次を待つ。
何度でも付き合ってやる。
気が付いたら店長をいじっていました。
もう一回噴出させたかったんですが、
入れることができませんでした。
とりあえず有沢(仮)で書いていきますが、
酒飲みトリオ好きなのでPAさんに名前つけて欲しいですね。
アニメ8話のライブ好きですね。CDにもあのバンド入ってますが、何かギターはアニメのほうが音が聞きやすいんですよね。
ぼっちちゃんのギターソロには痺れます。
アニメ版もCDにならないですかね?
今回はフラッシュバッカーを聞きながら書いてました。
何がとは言いませんがフラッシュバッカーいいですよね。
ではまた
2023/2/2描写追加