殺人鬼に集まられても困るんですけど!   作:男漢

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#110 遭遇

 

 

 

「ううん……」

 

 俊介はジャンと別れ、黒いビニールシートの区画から出てすぐの所を歩いていた。

 そして顎を指でさすりながら唸るような声を出す。

 

「例のC棟の囚人が図書室に出没するのって夜八時からだよな? まだまだ時間余りまくってるな……」

 

 木刀を振っていた囚人が一体どういう人物かを確かめるため、図書室に来た彼に隙を見計らって話しかけるくらいはしておきたい。

 だが、今はまだ昼前の時間帯である。件の囚人が図書室に出没するのは夜八時ごろのことだそうだ。

 つまり数時間近く何もすることがない時間が空いてしまっているのである。

 

「うーん……」

 

 東区にもう一度戻って何かないか探索してみるか……?

 いやでもぶっちゃけ運動場以外に殆ど何もなかったしな。今戻った所で謎のサッカー集団に絡まれるのが目に見えてるし。

 となると……。

 

「仕方ない。時間あるし行ってみるか、店がいっぱいあるって西区に……」

 

 今日は東区の探索だけで一日使うと思ってたんだけどな。

 こういう見通しの甘い計画性のない行動もいつかは改めなきゃいけないんだろうか……。いやでも、計画性がないのは確かだけど別に悪いことではないかな。二日使うと思ってた東区と西区の探索が一日で一気に出来るんだし。

 

「……でも店がいっぱいあったって、俺金持ってねえんだよなぁ……」

 

 ポケットの中の百円玉一枚で楽しめるような店はあるだろうか。

 俊介はそう思いながら、西区へ続く道をきょろきょろと辺りを見回しながら探し、歩き始めた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 段々と辺りを歩く人の数が増え始め、西区の店があるエリアが近づいて来たのを感じとる俊介。

 実はどんなものが売っているのだろうかと密かに期待している節もあった。

 刑務所の中の商店街なんて何が売っているのか予想も付かない。残念なのは面白そうなものがあったとしても金がないので全く買えない所だ。

 

 そうして道の先にあった曲がり角を曲がった瞬間、俊介は思わず目を見開く。

 

「おーっ。これは……まんま商店街だな」

 

 真っすぐに伸びる、横幅がそこそこに広い通路。地面は相変わらず舗装されていない。

 そしてその道の両端には様々な看板を引っ提げた店が並び、店先に見覚えのある物や全く見覚えのない謎のブツを商品として陳列しているのが見えた。

 屋根もなく、道も舗装されておらず、なのに人の熱気だけは充分以上にある。

 

 一度も見たことはないはずなのに、なぜか一昔前の商店街の景色が脳内に想起された。……昭和の頃の商店街って言うよりは、なんかファンタジー系の中世の商店街をイメージしてしまったけど。売られてる物の中に明らかに魔法チックな物も混じってるし。

 

『うわーっ! すごいすごーい!!』

『ふむ……。こういう雰囲気の場所は元の世界にもあったが、来るのは初めてだな』

 

 俊介が辺りを見ていると、突然ドールとサイコシンパスの二人が外に出てきた。

 物珍し気に周囲を見回す二人に俊介が声を潜めて訪ねる。

 

「ドールは何となく分かるけど、サイコシンパスもこういう商店街がありそうな感じのファンタジーチックな世界から来てたんだっけ?」

『ファンタジーチックというより……こっちの世界で言う中世かそれを少し過ぎたあたりの文化レベルだったからな。病弱な上にこの声のせいですぐに教祖に担ぎ上げられたから、こういう場所があると知っていても歩いたことはない』

『私もずっと家にいたから、実際に領民の人たちの店には行ったことはないなぁ……』

「おおぅ……」

 

 二人の話の端々から漏れだす闇の深さ。

 ハンガーとかニンジャとかダークナイトとか、一部のマジ殺人中毒を除いたら案外生まれ育った環境が酷すぎたって殺人鬼もいるんだよな。

 

 ヘッズハンターなんか幼馴染が死んだ恨みで殺人鬼に至ったんだし。……一回人を殺したら何の脈絡もなく時速六百キロで走れるほど身体能力が上がるってどういう原理なんだろうなぁ。

 まあ、諸々の環境が酷すぎたからって殺人を容認するわけにはいかないけど。でもこの世界では絶対に皆には人を殺させない。

 

 俊介は二人に向かって口角を軽く上げた笑みを浮かべ、前を向く。

 

「じゃあまあ、折角だし適当にブラつくか。金はないけどね」

『私の声でそこら辺の奴から適当に巻き上げるか? 重犯罪者にはなぜか少し効きが悪いが、俳句の一つでも暗唱すれば容易にぐずぐずだ』

「広域精神汚染テロはNG」

 

 お前の声ってフライヤーの炎と同じくらい収拾付かない事態になりかねないんだよ!

 しかもサイコシンパスの声を使う時は全身ごと病弱なサイコシンパスと変わらなきゃいけないし。それに喉と肺だけ主導権を渡すってかなりキツそうなんだよな。俺の意識下で呼吸が出来ないから確実に窒息する。そもそもそこまで細かい部分だけ指定しての交代ができない。

 そして病弱なサイコシンパスの体だとそれなりに強い奴に殴られたら一発で致命傷になりかねん。割と諸刃の剣でもある。

 

 まあ音速で広範囲に超強力な精神汚染の声をばら撒きまくるから、まず近づける奴のほうが少なそうだけど。

 殺人鬼の中でも無差別広域攻撃を持ってる奴らはどいつもこいつもチート臭が凄い。フライヤーとかダークナイトとか。

 

 俊介は頭の中であれこれ考えつつ、サイコシンパスに話しかける。

 

「サイコシンパスと同調したら、俺もその声で喋れるようになるのかな……?」

『そうかもしれないが……やめておけ。こんな声で喋った所で楽しい事なんて何もないぞ。周囲が汚れるだけだからな』

「周囲が汚れる?」

『ただ深くため息を吐いただけで周囲で大量の人間が失禁する』

 

 うーん、相変わらずの無法っぷり。俺や殺人鬼のみんなには影響ないけど本当にヤバいんだなその声。

 でも、サイコシンパスの声は相手を殺さずに完全無力化する唯一の手段でもある。ここの犯罪者の中にはエミンバルルー・シャーロットみたいに殺した方がいいほど危険な奴もいるみたいだし、完全に拘束してからサイコシンパスで精神を破壊して再起不能にするのは良い案かもしれない。

 

 ……なんか、アレだな。学校にいた殺人鬼の星野にも同じことやったんだけどさ。

 道をのほほんと歩きながらこんなこと考えるなんて、俺も段々犯罪に対しての躊躇がなくなって来てる気がするな……。

 

 思わず俊介が眉間の辺りを指で押さえていると、サイコシンパスが不思議そうに首を傾げながら問いかけてくる。

 

『どうした俊介?』

「いや、俺の倫理観がボロボロ崩れてきてることについて考えててな……」

『……今更か? 私も普通の暮らしをしてきたとは言い難いが、好きな女性の為に武装テロ組織一つをほぼ単騎で壊滅させるのがマトモと言えないのは分かるぞ』

「それはさ……あれだよ。偶々みんなが宿ってて未来革命機関を壊滅させられる強さがあったからだって。誰も宿ってなかったら俺は一人で突撃して死んでたと思うよ」

『私達が宿ってても宿ってなくても結局テロ組織相手に突撃してたことには変わりないのか……』

 

 サイコシンパスが若干眉をひそめながら引き気味の声を出す。

 多分人格の誰も宿ってない状態で夜桜さんが未来革命機関に攫われてたら、全身に大量の爆弾括り付けて突撃してたような気はする。そんなことをやってもピュアホワイト相手には一切効果なかっただろうけどさ。本当にみんなが宿ってて運が良かった。

 俊介が改めてみんなと会えた幸運に感謝していると、サイコシンパスが顔の前で手を横に振りながら言う。

 

『ううむ……。互いの認識がズレてる気がするな。普通の倫理観を持つ奴はそもそもテロ組織に突撃しないと思うぞ』

「俺も夜桜さんが誘拐されてなかったらしなかったよ。怖いし」

『いや、普通の奴は好きな人や恋人が犯罪組織に誘拐されても多分突撃しない。流石に銃で武装した奴が何十人もいるテロ組織相手には死の恐怖で突っ込めないだろう』

「…………?」

 

 俊介は理解できないと言った表情で首をかしげる。

 そして中からヘッズハンターを呼び出し、軽い口調で問いかけた。

 

「でもヘッズハンターとかは絶対俺と同じことする派だぞ。なあヘッズハンター?」

『もし真昼が何かされたら、まあ確実に俺も実行犯を殺しに行くな。というか殺したし』

『違うそうじゃない。普通じゃない殺人鬼と同調するな……そうだこの二人同調してるんだった。あ゛ぁ~……』

 

 サイコシンパスが手の平で額を押さえる。

 そんな風に認識のずれで苦悩する彼を横目に、ヘッズハンターと俊介が少しわいわいとしながら話し始めた。

 

『実際問題、俊介って俺達が宿ってない状態で未来革命機関と戦うってことになったらどうしてた?』

「爆弾を体に括り付けて突撃かな。それ以外の方法だと……分かんねーな。でもかなり執念深く準備はしてたと思うよ。頑固で諦めないってのは俺のちょっとした強みだし」

『なるほどな。しかしあれだな、俊介を敵に回したら多分一生追いかけ回されそうだな!』

「多分じゃないな。ホントに一生追いかけ回すな!」

「『あっはっはっはっは!』」

 

 二人の笑い声を体ごと引きながら聞くサイコシンパス。

 

 俊介は倫理観がボロボロ崩れてきたというより、元から色々危ういのをひた隠しにしてきたが、ここ最近の事件続きでその危うい素の部分が少しずつ表に出てきただけなのではないだろうか。

 サイコシンパスはいやいやながらも務めた教祖の経験からそう推察した。

 

 ……ただ、俊介の精神構造は七年一緒に過ごした今でも分からないことの方が多い。

 それは俊介の精神が奇特に丈夫過ぎて、大抵のことは表面を目の細かいやすりで一擦りした程度にしかダメージを負わないからだ。

 

 もしかすると一番謎なのは殺人鬼達ではなく俊介自身なのではないか。

 そう思うほどに精神の最も深い部分が見えてこない。

 

(もし俊介の精神が壊れるようなことがあれば、それこそ、私達殺人鬼が本気で暴れるより酷い事が起きるかもな……)

 

 来て欲しくない最悪の未来を空想しながら、サイコシンパスはそう考えた。

 

 

 

 

『お兄ちゃ~ん! 何してるの、早く早く~!』

「ん……。ドールの奴、だいぶテンション高いな」

『物珍しくて楽しいんだろう。俊介と一緒に過ごした7年を省けば、まだ11歳か12歳だからな。はしゃぐのも仕方ない』

「ま、それもそうか」

 

 俊介はヘッズハンターの言葉に納得する。

 そしてドールの呼ぶ声に応じ、少しだけ歩く速度を速めた。

 

「今行くッ――――――――」

 

 

 

 ―――――瞬間。

 

 

 

「ッ!?」

 

 ヘッズハンターと俊介は全く同じタイミングで同じ方向に顔を向ける。

 そして咄嗟に後ろに数メートル以上飛び下がった。

 

 

 

 

 

 ――――――――バガァァアアアアアアンンッッ!!!!

 

 

 

 

 

 先ほどまでいた場所の右側の建物が突然崩壊し、轟音が周囲に響く。

 瓦礫がガラゴロと音を立てながら地面に転がり落ち、視界を防ぐように砂煙が大きく舞った。

 俊介は右腕で目を隠して砂が入るのを防ぐ。

 

「…………」

 

 ザクザクと音を大きな足音を立てながら、壊れた建物の中から歩き出てくる巨大な人影がひとつ。

 頭部を覆うように赤いフードを被り、腰には分厚い刃の両手斧を左右に一本ずつぶら下げている。その体格は身長が二メートルを超えていたシスター・イートよりも大きく、ヒグマか何かの猛獣が人の形を取っているような筋肉をしている。

 

 そしてなぜか、右手で身長が180センチはありそうなB棟の囚人の首を掴んで持ち上げていた。

 

「っぐ……!! ……!!」

 

 大男に掴まれているB棟の囚人の男は足をじたばたさせて暴れるが、首を握るその手を全く外せそうにない。

 気道が完全に絞められているのか、段々と顔が赤く染まっていく。

 

 しかし大男はそんなB棟の囚人の表情など意に介さず、空いた左手で腰の片手斧を一本手に取る。

 そして勢いよく横に斧を振り、B棟の男の胴体を上半身と下半身に切り裂いた。

 

 臓物と鮮血をまき散らす下半身がぼとりと嫌な音を立てて地面に落ちる。

 その断面は凡そ綺麗とは言い難く、先ほどの斧で力任せに切ったのが一目で分かるほどに醜い断面をしていた。

 

 大男は右手に持っていた上半身もその場に落とす。

 そして冷静に左手の片手斧を腰のベルトに戻した後、再びザクザクと足音を鳴らしながら通路を歩いて去っていった。

 

 姿を現してからB棟の囚人を殺すまで十秒も掛かっていないだろう。

 まるで機械のような無慈悲さで躊躇なく人を殺していた。

 

 建物が崩壊したことで舞い上がった砂煙が晴れる頃、商店街にいた人々が道端に転がった死体に驚いた様子を見せる。一部は全く驚かないまま日常のワンシーンのように死体を見ていた。

 ただ驚いた面々すら僅かな悲鳴も上げていない辺り、流石は異世界プリズンに収監されるほどの囚人と言った所か。

 

 

 俊介は道の先に歩いて行った赤フードの大男の背中を見る。

 

「…………」

『今のが、ゼロツーの言ってた『皆殺し屋赤ずきん』って奴か』

「そうだろうな……。今の囚人を殺したのも、多分誰かから依頼を受けてたって所か」

 

 あの赤フードと大きな体格。

 A棟の食堂で初めて食事を取った時、端の方の席に座っていたのを見た覚えがある。

 当時も妙な奴だとは思っていたけど、そうか、あいつが『赤ずきん』だったのか……。

 

「かなり力が強そうだから、油断はできないけど……」

 

 たとえ真正面から戦うことになったとしても、ヘッズハンターと同調しているなら恐らく大丈夫だ。

 あの赤ずきんってのは金を払わないと動かないって言ってたし、わざわざお金払ってまで俺を殺しに来る奴がいるかは分からないけどな……。

 

 俊介は冷静に危険そうな人物の力量を見極めた後に顔を上げる。

 すると死体の向こう側にいるドールがこめかみにピキピキと青筋を浮かべ、赤ずきんの去っていった方向を睨んでいるのが見えた。なぜ?

 

『ドールからしてみりゃ、いい気分で遊んでた所を邪魔されたからな……』

「ああそういう……」

 

 なら仕方ないかと、そう思った時。

 

『俊介、後ろ!』

 

 傍にいたサイコシンパスが唐突にそう叫んだ。

 俊介はその声に弾かれるようにバッと背後に振り向く。

 

 

 

「――――おや。てっきり私に気付かれていないものかと思いましたが……」

「っ、なんでここに……」

 

 振り返ったそのすぐ背後には。

 口元を新しい鉄糸で縫い直し、俊介の肩を叩こうと今まさに手を伸ばしているシスター・イートの姿があった。

 ヘッズハンターの勘は敵意や害意のある攻撃や接触には一瞬で発動するが、そういう意思が何もない接触には今一つ鈍いのが難点だ。勘が便利すぎてそれ頼りになりがちなのも難儀である。

 

 俊介が警戒しながら一歩後ずさる中、シスター・イートは相変わらず静かな声色で話し始める。

 

「『なんで』、ですか……。本日は闘技場の方が閉まっているので、仕方なく、お食事を取るためにこの地区へ参ったのですが……」

 

 不自然にそこで言葉を区切り、彼女は俊介の背後にある両断された死体を見た。

 シスター・イートの視線が何を捉えているのかすぐに理解した俊介は、警戒しながら低い声を出す。

 

「……『食べる』つもりか? その死体を」

「いいえ。その御方はB棟の囚人、それも血瑠璃教とやらの妙な薬を広める手伝いをしていたことで有名だった御方です。残念ながら、私も劇薬を摂取しているかもしれない方を食べてはお腹を下してしまいますので……」

「…………」

 

 殺されたB棟の囚人は件のエミンバルルー・シャーロットの薬を広めていた人物らしい。

 誰かにそれなりの金を積んで殺しを依頼されるほど恨まれてたってことなのだろう。恐ろしい話だ。

 俊介はなぜ背後の囚人が殺されたのかの経緯を何となく推測しながらも、踵を返す。

 

「飯を食うなら勝手にしてろよ。俺は帰る」

「そうつれないことを言わないでください。私は今日、ちょうど誰かとお食事を共にしたい気分だったのです」

「……は?」

 

 何を言ってるんだと聞き返すよりも早く、彼女が俊介の肩を掴んだ。

 そして爪が刺さるのではないかと思うほど強い力を手に込め始める。

 無理やり剥がそうと思えば剥がせなくもない強さだが……!

 

「いってぇな、何すんだよ……!」

「お食事を一緒に取りませんか? 私にとってはこの辺りの店は全て同じ味にしか感じませんが……ちょうど、評判のいい料理店があるのです。代金は勿論私がお支払いいたします」

「……昨日殺し合ったばかりなのに何企んでんだよ、お前」

 

 俊介がすぐに彼女の手を振り払わなかったのには理由がある。

 それは先日、闘技場での一件が終わった直後に濁したまま話した『クッキング』に関してのことだった。

 彼女が突然妙なことを言い出したのも、それについて何か話したいことが出来たからではと思ったのだ。

 

 そして俊介の問いに対し、シスター・イートは。

 

「……今ここでお話しするよりも、お食事中にした方がいいと思いませんか? 立ったままではお互い落ち着きませんので」

「…………」

 

 あくまで何処かの店に連れて行った上で話し合いたいようだった。

 外で話したくないからか、それとも俊介が容易に逃げられないようにするためか。

 

「…………ヘッズハンター、クッキング呼んで」

『いいのか?』

「ああ」

 

 しばし悩んだ末、小声でヘッズハンターにクッキングを呼ぶように頼んだ。

 そしてシスター・イートの手を肩から振り払う。

 

「怪しいことをしたら全力で逃げるからな。追って来れると思うなよ」

「ふふふ、安心してください。危害を加えるようなことは一切致しませんよ。あくまでお食事ですから」

 

 俊介はシスター・イートへの警戒を最大限まで強めながら、クッキングが傍に現れたのを確認する。

 そして外にいる人格達にアイコンタクトで合図し、全員で彼女の後ろを付いて行った。

 

 ……どうして俺は外を歩く度にこんな面倒事に巻き込まれるんだろうと、そんなことを思いながら……。

 

 

 

 

 

 

 

 

 










やっとゼロツーの言った危険な囚人を一通り顔見せ出来ましたね。
そしてここから先のプロットをよく読み返したら作者が書きたい山場の場面のメモばっかしてて途中の繋ぎがスカスカだったのでこれから死にます(白目)


そういえば話の伏線を確認するために物語を読み返したら、サイコシンパスの口調が最初と今で全然違いすぎて逆に面白かったです。
仕方ないんや……。
一話書いた時はマジで習作として二十話くらいで終わらせるつもりだったから、全然設定詰めてなかったんや……。
まあでも今のちょっと落ち着きながらも口調崩した感じの方が書きやすいのでこのまま行こう! サイコ要素が口調からかなり消えてるけどまあ大丈夫でしょ(白目)

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