殺人鬼に集まられても困るんですけど!   作:男漢

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#122 鈍感な記憶

 

 

「……ん」

 

 ――――意識を取り戻す。

 

 突如として意識を取り戻すその感覚は馴染み深く、とうの昔に慣れたものだ。

 体の動きを確かめるために小さく身じろぎし、顔を上げ、首ごと視点を動かすように周囲の状況を確かめた。

 

 既に数日寝泊まりしたが、いつまでも棲家のような安心感は感じない確信がある監房。コンクリート張りの小さな部屋の中に換気扇がごうごうと回る音が重く響く。

 腰掛けた二段ベッドの一段目。自身のベッドのマットレスにお世辞にも柔らかさは感じず、むしろここ数日で更に硬くなっている気もする。

 唯一の死角である二段ベッドの上には誰もおらず、監房内に自身以外の人の気配は今のところない。

 

 

 ……ここまで周囲を確認すれば充分だろう。

 

 俊介はきょろきょろと視線を動かし前方に向け、立っているトールビットと目を合わせた。

 壁に体重を預ける彼女に、俊介は言葉を投げかける。

 

「わざわざ監房まで帰ってきてくれたんだな。ありがとう」

『優しさじゃないよ。なんだか刑務所内にきな臭い雰囲気が出始めたからね……。下手に外で体を代わるより、私が急いで帰ったほうが安全だと思ったのさ』

「……きな臭い雰囲気……?」

『ま、それは後で話すよ。それより気になるのは『同調のリスク』の方さ。強い眠気は感じるかい?』

 

 トールビットは兎の仮面の額をコンコンと叩きながらそう言った。

 彼女の言に従い、俊介はゆっくりと目を閉じて暫く静かな空気に身を任せる。

 

 ……十秒ほど経ったところで、目の奥から滲み出るような眠気が現れ始めた。脳の中心が重さを帯び始め、背骨から力が抜け、思わずベッドに倒れ込みたくなるような衝動がじわじわと湧き始める。

 しかし瞼を開けば眠気はすぐに消え、頭の重さも霧が晴れるように薄くなった。

 

 たしかに眠気はある。

 だが以前のように半ば気絶するほどの強さではない。食後にうとうと来るレベルだ。十分耐えられる。

 

「眠気はあるけど前のよりめちゃくちゃ弱いな。明らかに違う」

『ふうん。じゃあやっぱり眠気の度合いは『同調の時間』が関係してるのかな。あと体を変わった私には一切眠気がなかったし、デメリットを受けるのは俊介だけっぽいね』

「め、めんどくさいデメリットだな……。俺を狙い撃ちするような効果しやがって……」

 

 思わず頭を抱える俊介。

 同調によって得られる恩恵は大きいが、あまりに長時間同調しているとデメリットも大きくなる。しかも眠気を感じるのは宿主である自分の意識がある時だけ。

 

 一日中同調した後で睡眠すると、翌日はマトモに動ける時間が殆どないと見ていいだろう。

 中々難儀なデメリットだ。

 

「たしか、牙殻さんも同調を使えるんだよな?」

『それっぽいワードを使ってるのは聞いたことあるね。人格交代してないのにヤバい身体能力してるし、ほぼ確定でしょ』

「ってことは、牙殻さんもこの同調のデメリットと上手く付き合ってるんだよな……」

 

 唸り声を上げて悩み込む俊介。

 本来同調には、人格との同調を深めると宿主が精神汚染されるという洒落にならない真のデメリットがあるが、俊介は意味不明な精神強度で無効化しているので気付く由もない。

 トールビットは『こんな強力な同調のデメリットが眠気だけで済むのか?』という疑問が頭をよぎるが、実際眠気以外の悪影響がないのでその疑問を無視した。

 

 頭の中でもやもやと牙殻の姿を思い浮かべつつ、俊介が言葉を吐く。

 

「人対って常に動いてるイメージがあるし、牙殻さんはどうやって同調のデメリットをコントロールしてるんだろ?」

『うーん。そういえば、デパートでヘッズハンターと牙殻と相対した時、向こうが()()()()()()()云々って言ってた気がするね』

「ジェットスーツ? ……そういや、人対三人に廃倉庫で襲われた時もそんなこと言ってたなぁ。『ジェットスーツ起動』ってな感じでさ」

 

 俊介の脳裏に浮かぶのは少し前の出来事。

 ニンジャが夜桜さんにボコされた後、人対三人が襲い掛かって来た絶体絶命の状況。

 そんな時に牙殻さんが『ジェットスーツ起動』と言った瞬間、黒いスーツの下から紫色の光がぼんやりと浮かんだのだ。

 

「なんかこう、身体能力を強化するスーツを着てるのかな。ジェットスーツって名前が既にそれっぽいし」

『確かにそれっぽいよね。人対の翠もヤバい鎧着込んでたし、多分ああいう感じじゃないかな?』

「異世界技術で作った装備ってことね。は~、いいもの着てんな~」

 

 頭の中で思考をまとめる俊介。

 牙殻さんは恐らく、戦闘時の段階を三つに分けている。

 

 

 ①ジェットスーツ(身体強化用?)だけで戦う

 多分これが一番弱い状態だけど、これで倒せるならそのまま倒し切るって感じかな。 

 

 

 

 ②ジェットスーツ+同調

 装備で強化した身体能力だけで倒せない時、人格の力を借りて戦う状態。 

 同調する前のヘッズハンターが普通に劣勢になるレベルの強さ。

 時速百キロ以上で動く人間が劣勢ってどういうことだよ。

 

 

 

 

 ③ダンケルク

 月の石を取って来たらしい。どういうこと? 

 

 

 

 ……まあつまり。

 

 基本はジェットスーツで戦って、それで人格犯罪者を倒す。

 どうしてもスーツだけで倒せない時は同調してぶっ倒す。

 

 そうやって同調の時間を出来る限り減らして、眠気のデメリットを抑えているんだろう。

 上手いことやってるな~。

 

 

 ……上手くやってるけど、これ、ジェットスーツを持ってないと絶対真似できないじゃん。

 山吹色の囚人服しか持ってない今の囚人生活じゃ絶対に再現できない。外的な強化装置なんてこんな刑務所の中で手に入る訳がないのだ。

 

 そこまで筋肉のない二の腕をパンパンと叩きながら、トールビットの方を向く。

 

「俺が筋トレして、素で強くなるしかない感じ?」

『筋トレして時速百キロ以上で走れるようになるかな? 銃弾を受けて無傷で笑うレベルでもいいよ』

「無理っす」

 

 流石に筋トレで人の壁は突破できん。無茶言うな。

 ……万能型天才の夜桜さんならできそうなのがちょっと怖い。

 

『まぁぶっちゃけさ、俊介が今から鍛えるより、潔く私達と代わった方が強いよね。向こうはダンケルクを出し渋ってるっぽいけど、私達は()()()()()()()()は誰がどのタイミングで出てもいいわけだし』

「……確かに」

 

 ぐうの音も出ない正論だった。

 というか夜桜さんと出会うまでは四肢だけ主導権を譲る技も知らず、全身の人格交代だけでやりくりしていたのだ。

 下手に俺が鍛えて戦うより、人格と交代して戦う方が慣れているしずっと強い。

 同調が強いのに間違いはないが、やはり原点の人格交代が一番信頼性があって安定しているのだ。

 

(人格交代と同調、二つのバランスを考えて使わないとな。……あー、いっそみんなに体があったらもっと楽なんだけど)

 

 そんな風に、叶わない願望を頭の中を浮かべていた時。

 

 

 

 

 ピピッ!という電子音の後、俊介のいる監房の扉が音もなく開く。

 この監房を開ける術を持っているのは俊介ともう一人の住人である彼女しかいない。

 

「…………」

 

 開いた扉を無言のままくぐり、後ろ手で監房の扉を閉める知雫。

 全身から荒々しい空気を発しつつ、ベッドに腰掛ける俊介にギロリと鋭い視線を向けた。

 

「……なんだよ。私に用か?」

「いや……」

 

 俊介が視線を逸らしながらそう言う。

 彼女は軽く舌打ちをした後、監房の隅にある古い木の椅子を引いて座る。そのまま木の机に肘を突き、顔の前で手を組んで黙りこくった。

 

 一体知雫に何があってあそこまで不機嫌になったのか、と。

 そう悩む前に、トールビットが知雫の方に視線を向けながら口を開いた。

 

『そういえばさっき、私がきな臭い雰囲気がどうのこうのって言っただろう。あれ、実は厭勝が闘技場の運営のボスを惨殺したからなんだよね』

「……!」

『一大勢力のトップが殺されて刑務所の勢力図が変わるかもって話さ。……相当強いらしいね、厭勝って奴は』

「…………」

 

 とりあえず、知雫が不機嫌な理由は分かった。

 自分が取り入った闘技場のボスが殺され、今まで積み上げたものが色々とパーになったから……ってところか。

 

 ……でも、ボスが殺されたところで幹部の位はそうそう消えないと思うが。

 むしろ一番トップが殺されたことで、ボスと懇意にしていた彼女にトップの座が転がり込んできそうな気もする。

 

 と、そんな時。

 知雫が机の上に視線を向けたまま、彼女の背中に目を向ける俊介に声を放った。

 

「……おい。さっきから私の背中をじろじろ見てるのは分かってんだよ」

「あ……す、すみません」

 

 彼女のあまりの不機嫌さに思わず敬語になってしまう。

 恭しげに軽く頭を下げる俊介を肩越しに覗き、知雫は鼻を鳴らす。

 

「ふん。お前もあの話を知ってるから面白がって見てんだろ? さっき、闘技場の運営が殺されたって話をな」

 

 椅子に座ったまま、足で地面を踏んで椅子の向きを変える知雫。キィッとコンクリートと椅子の脚が擦れる甲高い音を鳴らし、俊介の方に体ごと視線を向ける。

 そして椅子の肘置きに腕を置いて頬杖を突き、眉間にしわを刻みながら口を開いた。

 

「チッ。よりによって、厭勝に殺されたってのが一番良くないんだ……」

「ど、どうして?」

「……知らないのか。厭勝はな、殺した相手の組織を乗っ取るんだ。()()にな」

 

 そう言った後、彼女は背もたれに体重を預けて大きくため息を吐いた。

 その息には諦観が混じっているように見えた。

 

「アイツは明日……いや今日中にも闘技場を乗っ取りにかかる。そんな時、私が闘技場の事務所にいたら確実に殺される。私は()だからな」

「たしか、厭勝は女嫌い……なんでしたっけ」

「ああ。とんでもない野郎だよ。だからアイツに関わるなって私は言ったんだ……」

 

 目頭を押さえる知雫。

 

「おかげで、ここに来て築いた地位が全部台無しだ……」

「そ、そうですか」

「…………」

「…………」

「…………なんか、言葉はないのか」

「え?」

 

 彼女が片目だけでこちらをチラリと見てそう言葉を吐く。

 『なんかないのか』と言われても、彼女相手に掛ける言葉の引き出しはそう多くない。

 励ましの言葉が『頑張って』と『元気出して』しか思いつかない自分の貧弱語彙レパートリーでは、かえって逆なでしてしまいそうだ。

 

 そんな風に考えていると、知雫は目頭を押さえていた手を放した。

 そして自分の腹から胸部へのボディーラインを艶めかしく手先でなぞり、色気の籠った声を出す。

 

「もし私が傷心状態で、今無性に人の温もりが恋しい気分だって言ったらどうする?」

「は、はあ。そうですか」

「…………もっと口にしないと分からないか? ベッドの上で、お前の体温を感じさせて欲しいんだよ。()()()、な」

「は?」

 

 ベッドの上で体温を感じさせるって何?

 握手でもしろってこと? 夜通しで人と握手してるなんて嫌だよ。

 

 俊介が頭の上にハテナマークを浮かべていると、知雫が先ほどまでの色気が入った声を引っ込め、呆れと驚きの入り混じった声を出す。

 

「……マジで私の言ってる意味が分からないのか? それなりに分かりやすい誘い文句を言ったつもりだが」

「よく分からないですけど、風呂に入ってきたら体暖まりますよ?」

「…………」

 

 少しだけ頬を赤らめ、気まずそうに目線を逸らす知雫。

 そして突然椅子から立ち上がり、木製の椅子の背もたれを掴んでぶん投げてきた。同調していない状態では避け切れる訳もなく、両腕を顔の前で交差してガードする。

 

「いッたい!? 何すんだよ!!」

「仕掛けた私が馬鹿みたいじゃねえか、この間抜け!」

「はぁ?!」

 

 理不尽すぎる怒りに思わず大きい声が出る。

 今の問答で椅子をぶん投げられるような失敗点はなかっただろうに。確かに握手は断ったけど夜通し握手なんて誰でも嫌だろ。むしろ受け入れる奴いないだろ。

 頭の中でそうぶーたれつつ、床に転がった椅子を元の位置に戻す。

 

 

『アハハハハ!! は、ひ、ひ……俊介、あーははははッ!!』

 

 すると突然、先ほどのやり取りを見ていたトールビットが笑い出した。

 なんで?

 

『ワハハハハハ!! 俊介がそんな察し良い訳ないじゃろ間抜け!! お前で成功してるならわらわがとっくに成功させとるわッ!!』

 

 その隣でなぜかキュウビも笑っている。

 いやお前は何時の間に出てきたんだよ。

 

 二人はひとしきり笑った後、少し離れた所でひそひそと顔を寄せ合って言葉を交わす。

 

で、突然誘惑してきた理由はなんだと思うキュウビ?』

『元の組織に居られなくなったから、次は俊介の所に取り入ろうと思ったんじゃろ? それで自分を口説かせようとわざと傷心状態で弱みを話し、次は直接誘惑して骨抜きにしようと思ったが、ごらんの有様ってわけじゃの。本気の苛つきを隠しきれなかったのが一番の敗因じゃな』

『うーん、俊介は相変わらずだねぇ!』

『ざまあみろ、心底いい気味じゃ! まあその鈍さのせいでわらわも誘惑が全く成功しないんじゃがな、あっはっはっは……ぐすん』

 

 なぜかキュウビが涙ぐみ始めた。

 一体何話してんだあの二人は。

 

 

 俊介が二人の方に顔を向けて話を盗み聞きしようとする。

 すると木の椅子ではなく机の方に腰掛けた知雫が赤くなった頬を手でさすりながら話しかけてきた。

 

「お前、この、マジで……童貞かッ!!」

「は……はぁ?! いやそれは今関係ないだろ!」

「関係あるから言ってるんだろ! う、嘘だろ?!」

「なんでそっちがちょっと引いてんだよ!」

 

 なんでさっきの話に俺の貞操云々が関係して……。

 

 

 

 …………。

 

 

 

「……あっ。もしかして、さっきのってそういう意味……」

「遅いわッ!」

 

 遅まきながら意味を理解した俊介が気まずそうに顔を逸らす。そういう系に対しての知識は疎いが、流石にここまでワードが揃うと気づく。一応年頃の高校生なのだ。

 

 そんな俊介に対して、眉間に深くしわを刻んで声を荒げる知雫。

 たっぷり十秒ほど時間を使って、怒りと恥ずかしさを断続的な息で排出し平静を取り戻す。

 そして木の机に腰掛けたまま太ももの間で手を弄りつつ言葉を発する。

 

「もうアホらしいし、正直に言うけどさ……。お前、最近ジャンとつるんでるだろ」

「ジャン……」

「とぼけなくてもいい。銃売人のジャンと、あとあんまよく分からんC棟の奴。……派閥組んでんだろ?」

「…………」

 

 バレてたか。俊介はそう思う。

 確かにここ最近よくジャン達と行動してたし、そこを見られても何ら不思議ではない。つるんでると思われるのも不可解ではない。

 ウィザードが仲間になったのがバレてないのは、今日仲間になったばかりだからだろう。

 

 俊介は内心で納得しつつ知雫の次の言葉に耳を傾ける。

 

「さっきの話の通り、厭勝のせいで私も行く当てがない。刑務所内に他の派閥がないわけじゃないが、どこも小粒で将来性は薄い」

「……それで?」

「それなら、次に大きくなりそうな所に入った方が得だ」

「それはつまり、俺らの仲間になりたいってこと、だよな?」

「そういうことだ」

 

 ……願ってもない話だ。

 前の組織が潰れたからって言う動機は少しアレだけど。

 元々知雫は仲間にしたいと思っていたし、ジャンもそう思っていたと言う。強さの点に関しても鎧ナシの翠さんを倒していて申し分ない。

 

 俊介は軽く頷きつつ、知雫に言葉を返す。

 

「……他のメンバーに相談することになるけど、多分大丈夫だと思う」

「そうか。なんだよ、最初から絡め手を使わずに話してればよかったな」

 

 知雫は軽く膝を叩きつつ、手のひらを天井に向ける。

 そして手から拳大の青い炎をぼうっと生み出した。

 

「ま、一応できる事を話しておくか。組織運営もできるし、そんなに期待されても困るけど一応戦闘も出来る。こんな風に火の術を使ったり、相手に魅了の術を掛けたりもできる」

「へー……」

 

 大体はキュウビと同じなのかなと、そんなことを考えながら話を聞き続ける。

 

「私のは使う魔法は正式には『()()』って言うんだ。別に一緒くたにしてもいいけど……ま、本来は貴族階級専用の技で、どっちかって言うと『攻撃系』より『洗脳・魅了系』の方に長けてる」

「へぇー……洗脳とか魅了とか、か……」

「一応禁術も使える。代償でかいから使い時を選ぶけどな」

「ふーん。禁術か……禁術…………?」

 

 洗脳・魅了の禁術……。

 んん……?

 

「禁術……」

「なんだ。興味あるのか?」

「いやその、ううん……」

 

 なんか引っかかる。

 確かかなり昔、洗脳や魅了の禁術に悩まされたことがあるような……。

 

「別に禁術の一つや二つ、教えてもいいぞ。お前くらい強い奴に使いどころがあるならな」

「教える……教えるだって……?」

 

 頭の中の深い所にある、もやの掛かった記憶の棚に手を掛ける。

 不自然に薄れかかった記憶の引き出しを手探りで引っ張り、内容もろくに確認しないまま、口から突いて出るように言葉を吐いた。

 

 

「あのさ。()()()()って知ってる?」

「ん? いきなりだな」

 

 

 口から思わず漏れてしまったという風な軽い調子の言葉。

 そんな軽い声色だったからか、知雫もそう重く受け止めず、軽い調子で答えてしまった。

 

 

 

 

 

「ああ、知ってるよ。そう言えばあそこの()()()()()()()()()()()こともあったな」

 

 

 

 

 

 

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