殺人鬼に集まられても困るんですけど!   作:男漢

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#49 超兵器爆弾・MRK

 

 

 

 

 マオと話し合った翌日。

 俺が怪我の影響でその辺りをうろちょろ歩き回ることが難しいため、夜桜さんに校内で人気(ひとけ)がない場所を探してもらった。

 

 

 そして学校の昼休み。

 彼女が部屋の外に顔を出して、廊下に人がいないことを確認した後、部屋の唯一の扉の鍵を閉めた。

 

「……よし、ここなら人目もないよ」

「ごめん夜桜さん、わざわざ人のいない場所を探してもらって」

「いいのいいの! それで、話って何?」

 

 彼女が探してくれた図書室の横にある埃臭い図書準備室にて、2人きりで向き合っていた。

 ここは本来図書委員が使う部屋なのだそうだが、彼らはもっと広い図書室で作業をするので、実質この部屋は誰も使わない空き部屋となっている。

 

 そして図書準備室にはあまり似つかわしくない、部屋の外に音が漏れないような防音加工がされているのが分かる。……かなり邪な推測だが、誰かが()()()()()()を行うために勝手に改造したのかもしれない。まあこの防音加工のおかげで、話し声くらいなら部屋の外に漏れることはないだろう。

 

 

 俺はまず夜桜さんの方に顔を向け……頭を下げた。

 

「今まで本当にごめん。俺は自分勝手に物事を考えすぎて……夜桜さんがどう思ってるかなんて全く考えてなかった。今すぐ許してなんて都合の良い事は言えないけど……」

「……うん。私もちょっと過激に物事を進めすぎた所があるし……私からも、ごめんなさい。これで()()()()……でいいかな?」

 

 

 彼女の言葉に、俺はコクリと頷いた。

 以前手紙で接触はなるべく避けようという話になったが、彼女に聞きたい事があったため、昼休みの時間を少しだけ費やさせてもらった。

 

 校内ならば外部の人間の目は届きにくいだろうし、一応何人かの殺人鬼に周囲を見張ってもらっている。多少の時間なら2人きりで話しても怪しまれないだろう。

 

 

 

「この間の誘拐犯なんだけどさ。俺の中の人格が……まあその、拷問をやったんだ」

「拷問……? そういえば、日高君の中に居る人達って人殺しなんだよね? でもバクダンが言うには、人殺しよりももっと怖いって……」

 

 バクダンの奴……勘が良いな。

 夜桜さんの言葉に軽く頷き返し、口を開いた。今更隠し立てすることもない。

 

 

「俺の中に居る13人の人格は、全員、異世界で()()()()()()()()()()()()なんだ」

「殺人鬼……?」

「正直な話、小説の登場人物の方が遥かにマシだと思うくらいに全員ヤバい。数百人単位で殺してる奴がザラにいる。……だから、俺に関わるのは危険だって何回も言ってたんだ」

「そうなんだ……」

 

 数秒ほど驚きで口を開いていた彼女だったが、すぐに目を閉じ、落ち着きを取り戻した。

 

「ふーっ……。うん、もう大丈夫」

「……いや、え? 大丈夫って、殺人鬼だよ? もっと驚かないの?」

「中に居る人格が殺人鬼でも、日高君は日高君だしね。ちょっと驚きはしたけど、日高君が何処にも行かないなら全然飲み込めるよ」

 

 

 うーん、天使かな? やっぱ天国から降りて来た人ってすごいんだなぁ。

 思考があらぬ方向に吹っ飛んでいきそうになるが、すぐに冷静な思考力を頭の中に手繰り寄せた。

 

 

「ま、まぁ話を戻すけど、俺の中の1人が誘拐犯に話を聞き出してさ。

 何でも、『未来革命機関』っていう組織が夜桜さん……バクダンを狙ってるみたいなんだ。身柄を確保して連れてきたら大金も出すって」

「未来革命機関……。聞いたことないけど、なんだか物騒な名前だね」

 

 それは俺もそう思う。

 一体どんな組織なのか、誰が加わっているのかも不明だからな。迂闊に手も出せない。

 

 

 話を続ける。

 

「国認可の優秀な人格持ちが無作為に狙われるなら分かる。けどバクダンに大金を出すって事は、何かバクダンを狙う理由があるって事なんだと思う。心当たりはない?」

「……ちょっと、バクダンに変わるね」

 

 

 そう言うと、彼女は一瞬だけ硬直し、身に纏う雰囲気が快活な物から陰鬱とした物へと変貌した。

 濁り切った瞳。猫背気味の立ち方。間違いない、バクダンだ。

 

 口を三日月のように開きながら、喉の奥から引きつるような笑い声を出す。

 

「ヒヒッ……まずはおめでとうって言えばいいのかなぁ? 肉食獣に見初められた獲物を見るのは初めてでさぁ、ヒヒッ、どんな言葉を掛ければいいのかなぁ」

「何の話をしてんだよ。……それで、どうせ横で話聞いてたんだろ? 何か心当たりはないのか?」

「ん……」

 

 

 バクダンが顎に手を当て、考え込むような仕草をした。

 

「革命ねぇ……。私の作った爆弾の中にそんな都合の良い物はあったかな……」

「何かこうさ。一気に吹っ飛ばすとか、特定の物だけ壊すとか、そんな感じの奴じゃないのか?」

「ふむ…………あっ」

 

 彼女が何かに思い至ったように、パッと顔を上げた。

 だがすぐに俯き、ブツブツと呟きながら再び考え込み始める。

 

「いやでもな……あれは……うーん……」

 

「何か思いついたのか? 別に外れててもいいからさ」

「あー……まぁ、そうだなぁ。多分そんな奴らが使うとしたら、私の()()()()で、元の世界での私の()()()()()で、私が()()()()にもなった……『MRK』の事かなぁ」

 

「M……RK?」

 

 マイクロボムとかリア充を焼き上げるのに最適な爆弾とか、そんな物ばかり作ってた彼女の作品にしては何か仰々しさを感じる名前だ。

 それに、バクダンの死因になった爆弾? 一体どれだけ危険な物なんだ。

 

「MRKを作ったのは、そして私が死んだのは、元の世界での冬の時の事だった……」

 

 

 

 

 

 

 

 ―――煌びやかなベルの音が街中に鳴り響く。往来は仲睦まじく腕を絡め合う男女が歩いており、少し陰になった路地裏では情熱的なキスをしている者もいる。

 

 今宵は大陸全土の人々が笑い合う感謝祭。

 遥か昔、この大陸に初めて人が上陸し、今日まで続く偉大な繁栄の一歩を踏みしめた事を祝う日だ。何百年も前から続く1年に1度の大きなお祭りの日であり、この日は大陸の全ての街で華やかな飾りつけがされる。

 超簡単に言えば、日高俊介の世界のクリスマスと同じノリの日だ。

 

 

 そんな楽し気な感謝祭の光から、少し離れた場所で。

 雪が積もった人の気配がない山の中で、狂気的な瞳を浮かべながら、1メートル×1メートル×1メートルの立方体の機械を弄っている女性がいた。

 

 

「ヒヒッ、リア充はみんな、みんな爆発しろ……! ううっ――へっくしゅんっ!!

 

 時折かじかんだ手を吐息で温めつつ、凍った鼻水を垂らすその女性は、天才爆弾研究者のベームフェルト……()()()()であった。

 

「クソクソクソ、みんな大学で真面目に研究に勤しむ私を蔑んだ目で見やがって……! 見ろよリア充ども、このMRKでみんなみんなチリにしてやる……!!」

 

 彼女が弄る機械には、MRKと掘られた鉄製のプレートが貼り付けられていた。

 

 バクダンが必死に弄っている爆弾の名は『()()()()()()()()』。

 それぞれの頭文字を取り、縮めてM()R()K()と名付けられたそれは、そのふざけた名前には到底そぐわないほどの恐ろしい性能と威力を持っていた。

 

 

 ―――MRK。

 設置した場所から半径百キロ以内が効果範囲。範囲もかなりの広さだが、この爆弾の最大の特徴は『()()()()()()()()()()()()』という点だ。

 例えば半径百キロ以内のネズミを指定したとしよう。すると、他の生物や物体には何の影響も及ばないのに、半径百キロ以内のあらゆる種類のネズミだけが体内から独りでに爆発するのだ。

 

 

「リア充を目標にセットして、みんな、みんな爆破してやる……!」

 

 バクダンはこの爆弾を用いて、半径百キロ以内のリア充を全て爆発させることを画策していた。

 

 

 ……ただ、今宵は珍しく雪が降るほどの寒さ。

 怒りと興奮で家を飛び出し、上下灰色のスウェットに白衣を纏っただけという、防寒の『ぼ』もない服装をしている彼女の体温は徐々に奪われていく。

 

「ふーっ、ふーっ……さ、さむい…………」

 

 カタカタと歯を震わせながらも、かじかんだ手でMRKの操作を続ける。

 ただ、このMRKという爆弾はかなりのじゃじゃ馬であり、作成者のバクダンですらその操作には難解を極めた。現在の世界の技術とは次元が違う超兵器なのだから、幾分か操作が複雑になるのは仕方ないとも言える。

 

 寒さで真っ赤にかじかみ、震える手では操作がおぼつかない。故にいつまで経っても爆弾のセットが終わらない。

 やがて限界が来たのか、思考が段々と回らなくなり、瞼が重くなる感覚が体全体を支配し始めた。

 

 

「う……。ねむい……だれか……ふとん……」

 

 やがて腕を上げ続ける体力もなくなり、眠気に支配された体を雪の中に倒れさせた。

 目の前には心血を注いで作り上げた自分の最高傑作の爆弾。

 

 それを見た記憶を最後に―――バクダンは意識を失い、積もっていく雪の中に自らと爆弾を隠れさせ、完全に凍死した。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「……とまぁ、こんな感じで私は死んだ訳でねぇ」

「お前馬鹿なの?」

 

 バクダンが死んだ際の話を聞いた俊介は、失礼だとか喪に服すとかそういう事が頭をよぎる前に、「何言ってんだこいつ」という言葉が頭の中を支配した。

 

「それは爆弾が死因とは言わねえだろ。爆弾を操作してて凍死しただけだろ」

「MRKの操作に手間取らなきゃ死ななかったんだから、実質死因じゃんか」

「そうはならん」

 

 目の前の爆弾狂いにため息を吐きながら、意味不明な話の内容を頭の中で纏める。

 

 効果範囲は半径百キロ、指定した物だけを爆発させる爆弾の危険性は頭の鈍い俺でも流石に分かる。ちょっと離れた所から『総理大臣』とか『国会議員』とか指定して爆発させれば、それだけで政府の要人が全滅して国家転覆が成功する。

 これだけの超兵器を『リア充だけを爆破させたい』なんて欲求だけで作り出したバクダンの天才っぷりと狂気が少しだけ怖い。

 

 

 瞑っていた瞼を開き、目の前のバクダンを見る。

 

「とにかく、その……MRKってのが狙われてるって事だな?」

「そうだねぇ。我ながら、ここまでの爆弾は今後300年は作られないと思うよ」

「簡単に作られたら困るわそんなもん。半径百キロて、広すぎ……ん?」

 

 

 ふと、気づく。

 確か夜桜さんと初めて誘拐された後、物凄い勢いで紙に爆弾の設計図を描いたバクダンが、『100km死滅』という風な事を記していたのを思い出した。

 

「まさかそのMRKって、2ヵ月くらい前に図書室で紙に描いたアレ?」

「あぁ、そんな事もあったねぇ……。あの時は紗由莉とお前がリア充オーラを出し始めたから、さっさと爆発しろって意味で描いたんだっけかなぁ」

「…………」

 

 もう怒りを通り越して、呆れた感情しか内から湧き出てこない。

 俺より遥かに頭がいいはずなのに、なんでそんな設計図を突然描いたんだ? つかリア充オーラって何? そんなもの夜桜さんと出せる訳ないだろ勘違いも良いところだぞマジで。

 

 

 腕を組んでバクダンから視線を逸らし、窓の外を見る。

 見張りのニンジャが同じく見張りのハンガーに縄で首を絞められ、エンジェルに腹をボコボコに殴られているのが見えた。何やってんだあいつら。ニンジャ死ぬぞ。

 

 

 そんな風景を見ていると、彼女が頭をボリボリと音を立ててかきながら唸り声を上げた。

 視線を室内に戻し、彼女の方を見る。するとバクダンは唸り声を止め、言葉を紡いだ。

 

「ん~……でも不思議だねぇ。なんでその未来革命機関は私を狙い撃ちするんだか」

「……? そのMRKってのが欲しいからだろ? 滅茶苦茶に危険だけど、凄い爆弾だからな」

「そうさ、MRKは()()爆弾さ、ヒヒッ。でも私だってその危険性はよく理解してる、だからMRKの性能等の詳細はこの国のお偉い方にしか話していないんだ」

 

 

 …………?

 

 

「つまりどういう事?」

「ご察しの通り、私は()()爆弾研究者さ。でも正直、MRKを除けば、他の国認可の人格の方が凄い物を作ってる。私に賞金首掛けて狙い撃ちする理由がないのさぁ。

 

 だから未来革命機関がもし欲しがっているとしたら、私の秘匿しているMRK。だけど私は国の偉い奴とお前にしかMRKの圧倒的な性能の話をしていない。つまり?」

 

「……その機関は、国の偉い人が関わってるかもしれないって事?」

 

「可能性だけどねぇ」

 

 

 えっ、な、なんか話のスケールが大きすぎない……?

 一般男子高校生が関わっていいレベルを一瞬で凌駕してきたんだけど。

 

 

「ちなみに言っとくと、MRKの性能はともかく、設計図を見たことあるのは紗由莉とお前だけだから」

「は?」

「図らずとも私達の運命は一蓮托生さ、ヒヒッ。国の偉い方すら知らない兵器のレシピを知ってるなんて幸運だねぇ」

 

 

 こいつ何やらかしてくれてんだよ。

 つーかそんなもん初対面の俺の前で描くなよ。あの時夜桜さんが滅茶苦茶素早くバクダンを止めた理由が今分かったわ。

 

 

 バクダンの話のせいか、埃を吸いすぎたせいか、段々と頭が痛くなってくる。

 彼女は話を終わらせて満足したのか、体を一瞬硬直させ、夜桜さんに体の主導権を戻した。

 

 

「……ふぅ。日高君、どうだった?」

「MRKって爆弾の事を教えて貰ったよ……バクダンが死んだときの状況も」

「あー……。正直あの凍死の話は私もどうかと思うよ。えっとそれで、MRKの事と……それを国の偉い人しか知らないとか、そんな事もバクダンは話してた?」

「うん、言ってたよ」

 

 夜桜さんも、体を譲る前にバクダンと同じ答えに行きついていたのだろう。流石に俺とは地頭の出来が違う。

 

 

 彼女は図書準備室の中をグルっと見回した後、静かに言う。

 

「ここもいずれ掃除しなきゃだね。また使うかもだし」

「また?」

「うん、だって私達が卒業するまであと1年以上あるからさ。せっかくこんな立派な防音加工もされてるし」

「?」

 

 確かに防音加工が施されているのは分かるが、それがどうしたと言うのか。

 流石に卒業するまでにはこの問題は終わらせるつもりだから、ここでこんな風に隠れて話をする機会は余りないだろうに。掃除をする方がメリットが極薄だ。 

 

 ……掃除好きなのかな?

 

 

 

 微かな疑問を残しながらも、扉の鍵を開け、廊下に出る。人影は見えない。

 昼休みが終わるまで残り10分ほど。俺が少しだけ時間をずらして教室に戻れば、まさか夜桜さんと2人で話していたとは誰も思うまい。

 

「じゃあ夜桜さん、そこの廊下の曲がり角で二手に別れよう」

「うん。何かあったらまたすぐ知らせて」

 

 

 曲がり角の手前でそう話していた、直後。

 

 

 

「―――おや」

 

 

 

 廊下の先から、白衣を身に纏った猫背気味の女性が姿を現した。

 目の下にクマのある三白眼をギョロリと動かし、俺達の姿を見て、くつくつと口の中でハスキー声をかみ砕くように笑う。

 

「面白い組み合わせじゃないか。一体何をしていたのかな?」

「……榊浦、美優先生」

 

 授業以外では顔を会わせないように全力で避けていたのに、よりにもよって夜桜さんと2人でいるところを見られるとは。

 榊浦豊の方もそうだが、榊浦美優も一体何を考えてこの高校に来たのかさっぱり分からん。何か目的があっての事だろうとは思うが……。

 

 

 彼女がハスキーボイスを響かせながら、手に持つ紙束に視線を落として言う。

 

「…………そうだ。良い機会だから、もう教えといてあげようかな」

「何がですか」

「そう邪険にすることはないさ。来週の頭に予定されている、2年生全体での遠足の話があっただろう?」

 

 

 ……そういえば、そんなイベントがあった気がする。

 最近は色んな事が起きすぎてバタバタしていた上に、そんなイベントを一緒に楽しめる友達が校内にいないのですっかり忘れていた。

 

 

「その遠足の行き先が昼の会議で変更されたのさ。これを伝えるのは今日の帰りのSHRだけど……ま、誤差だろう」

「行き先が……変更?」

「そうだよ。場所は……ここさ」

 

 

 そう言って、彼女が紙束を手渡して来た。

 夜桜さんと一瞬視線を交わした後、紙を1枚めくる。そして、目を大きく見開き一瞬息が詰まるほど驚いた。

 

 

「なッ―――ここって、まさか」

「気が早いかもしれないけど、先に言っておいてあげようかな。

 

 

 ―――ようこそ、私達の()へ」

 

 

 

 紙を捲った先に大きくプリントされていた、白黒の四角い建物の写真。

 そこは夜桜さんや俺だけでなく、この学校の誰に聞いても『知っている』と答えるほどに有名な施設だ。

 

 

 

 「――――さ、『榊浦精神科学研究所(さかきうらせいしんかがくけんきゅうじょ)』……!」

 

 

 

 榊浦親子率いる、浮遊人格統合技術を開発したチーム。

 

 そこは、そんな悪魔達が平然と巣食う――――世界を変える技術を作った狂人が集う()()()であった。

 

 

 

 







Tips

~MRK(マジ・リア充・キラー)~

 設置場所から半径100キロ以内の指定した物だけを爆破させる、1m×1m×1mの立方体型の爆弾。重量は約100キロ。
 物体だろうと生物だろうと指定した物だけを跡形もなく吹っ飛ばすので、仮に戦争時に『敵国の兵士』と指定して爆発させれば、無傷で半径百キロ以内を占領出来るというぶっ壊れ爆弾。

 果たしてこれを爆弾の定義に入れていいかは怪しい。
 だがバクダンはリア充を爆発させるという執念だけで爆弾を作り続けていたので、建物や非リア充は無傷のままリア充だけを爆発させるこのMRKを『究極の爆弾』と自ら豪語して憚らない。



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