上杉風太郎は五つ子の中から一人を選ぶことができずに、とうとう学園祭の最終日になってしまった。各教室に行くということだがここで風太郎はまるで世紀のひらめきの如く、一つの考えをむねにまずは一花の待つ教室へと向かった。「よぉ、一花」と風太郎が言うと一花は「フータロー君大好きだよ」と泣きながら言うのであった。「おいおいいきなり泣くなよ」風太郎はそう一花を慰めた。だって「私は姉妹に対して酷いことをしたんだよ、そんな私がフータロー君に選ばれていいわけがない」そう一花は言うのであった「そんなことない」風太郎はそう言った「確かにお前がやった事はもう変えられない、でもお前はちゃんと謝った、それに大事なのは昔の事じゃない、大事なのは今だろ」そう一花に言った。続けて風太郎は言った「ありがとう、お前は女優の仕事も頑張り、五つ子のお姉さんとして妹たちをちゃんと守ってあげられた。それにこの俺にも、俺はお前に何度も助けられた。それと世間はお前をクールビューティーだなんて言うけど実際は自堕落、純間、惰眠を貪る、怠惰、それでも強くあろうとする姿が俺には眩しくみえた。」「っえ?」一花は驚きを隠せなかった、自分は姉妹に対して酷いことをしただから絶対に選ばれないそう思っていたからだ「でもフータロー君本当に私でいいの?」そう一花は聞く「だからいいって言ってんだろ、俺はお前がいいんだ、お前が好きなんだ」風太郎はそう一花の質問に答えた。「私もありがとう、もともと勉強が嫌いで最初の頃は逃げてばっかりだったけどフータロー君との勉強を繰り返す度に勉強もちょっとはできるようになったし勉強が楽しくなった、それにフータロー君の言葉に何度も背中を押された、だから女優としてもお姉さんとしても頑張ることができた」そう一花は風太郎に告げた。「ちなみに俺のどの言葉に背中を押されたんだ?」風太郎はそう質問した一花は「そんなん多すぎて言い切れないよ」そう答えた。「じゃあまたいつか聞くからな」風太郎はそう言った、「うん」一花はそう答えるだけだった。「あれっ?前田からのメールだ」風太郎はそう言うと「悪いな一花、前田に来いって言われてた」そう一花に伝えた「そうなんだ、じゃあいってきなよ」そう一花は返す。「わかったじゃあな、また今度」そして一花は風太郎が出ていったあとも嬉しさのあまり涙が止まらなかった。廊下に出た風太郎は周囲を確認し、二乃のいる教室のほうに歩いていった。