ジョージは自称・常識的な凡人さん。   作:強力イソジン

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 ※今回の話は本編の続きには大きく関係ありません。ジョージが好き勝手、場をかき乱して、彼の主観と嫌がらせを行う話となります。ジョージさんの狂人っぷり、やりたい放題を見て満足したい方のみ御覧ください。
 次の(活動編)にて、真っ当な活動を行います。


鉄仮面、アド・ステラにて行動する(嫌がらせ編)

 

 「準備のほうが出来ました。」

 

 「よし。カロッゾ代表。どの様な意見があるかを聞きたいものだな。シン・セー社と組んでいるのか。それとも昔の親会社の横槍か。ただの時間稼ぎか知らんがな。」

 

 無情にも時間が過ぎたのか。それとも、びっくり箱を開けれる。と、好き勝手する愉快犯を止める機会を失ったのか。

 データ化を完了したことを職員が伝え、グエルが負けたことにより少しばかり予定と、経営に狂いが出たことに苛立つジェターク社のヴィムが机を叩きながら、ようやく話すことが出来た。

 

 (ミオリネ。間に合わなかったか。……何にするかな。)

 

 ミオリネが間に合わなかったことにより、鉄仮面を外すために両手で頭に触れるジョージ。

 ガランと、重い金属が床に落下する。枷や首輪が外れたケモノのように首をポキポキ鳴らすジョージの素顔がライトに照らされる。

 

 「どうも?」

 

 軽く、ユルい挨拶をするジョージに、デリングと一部参加者以外が顔をしかめた。

 

 (この男。今回は何をする?どこにつく?どう動く?)

 

 ミオリネは、『外面を整えて、話が通じるだけマシ。』と考えたかとしれないが、経営陣や査問総会に参加する監査機関の面々から見れば、

 

 『こいつの祖父や父にどれだけ掻き乱されたか。』

 

 『昨日は味方なのに、明日は敵。自分たちの基準と納得だけで好き勝手やる一族の跡継ぎ。』

 

 『しかも、コイツはモビルスーツを開発・設計して、表立っての商売敵に成りかねない。しかも、デリングの密命を受けた噂もある。』

 

 『コイツが万が一にも、野心を持つと面倒だ。』

 

 『それなのに、経営が傾くと無償で手を貸すことがある。』

 

 などと、前述(まえのはなし)でも色々と述べたように、何をしてるか。何をするか。関わると面倒な相手としか見えない。

 

 『『『『何なんだよ。ヴァックストン家(こいつらは)。』』』』

 

 悩んでも悩んでも答えが出ない面々は考えるのはやめた。だだ、グループの一員としての自覚があるのと、グループ全体に被害を出すなどの敵対する可能性は低い。

 訳が分かる相手ではないし、根拠もないが分かる気がする。……そんな気がする。

 

 「ヴァックストン社代行。貴様の参加は認められていない。どうやって入れたかは後々に聞くが、下がってもらおう。貴様はロナ社のカロッゾ代表と違う。参加資格のない者の意見は聞かん。」

 

 混乱、思考、苛立ち、困惑。色々な考えが浮かび、顔をしかめたままであった査問総会の参加者たち。

 その頭をデリングの厳格な声が現実に引き戻した。

 

 「あれはガンダムではありません。」

 

 「ほう?」

 

 しかし、デリングの言葉を無視するように、エアリアルはガンダムではないと断言したジョージ。デリングも興味を持ったのか。排除するために武装した職員を手で止める。

 

 「たしかに、プロスペラ代表の言う通りなら新技術の塊。昔にあったと言うGUND-ARMによく似た機体ではあるかもしれませんが、あの程度のモビルスーツはガンダムではありません。」

 

 「は?貴様はナニを言っている?!」

 

 ヴィム・ジェタークが理解できないと怒鳴る。しかし、ジョージは耳を掻きつつ、

 

 「天下のジェターク社様ともあろうものが、一度負けたから新興勢力にビビってるんです?それとも、エアリアル程度のガンダムモドキに勝てるモビルスーツを作れる技術もないのですか?」

 

 心底、バカにしたように言葉を返した。その言葉にヴィムだけではなく、査問総会全体の雰囲気が刺々しくなった。

 

 「貴様ァ……。」

 

 「爺さんに聞きましたけど、昔にあったGUND-ARMとやらに勝ってんでしょ?それなのにその技術に負けてるって、ねぇ?禁止しただけなの?」

 

 大きくため息をついたジョージ。ジョージは言葉にしてはいないが、

 

 『成長してないんじゃないの?あんたらの技術。御三家同士でペチペチ遊んでるだけだろ?』

 

 と、嘲っているのだろう。ベネリットグループはモビルスーツ開発では敵が居ない。グループ内で形だけの内ゲバやってるようなものだ。

 

 (宇宙世紀なら、最新鋭機も数年経てば最強ではなくなる。)

 

 知識が流れ込むジョージはグループに刺激をいれて、『楽しもう』としているのだが、もしも、同じ知識を持つ人間が居るのならば、

 

 『数万人、数億人規模で殺し合いを続ける世界たちと、その様な大きな惨劇続きでないアド・ステラ世界は違う。』

 

 と、弁護したかもしれない。しかし、ジョージ以外に知る人間はいない。

 ガンダムタイプを実際に見ただけで、テンションが少しおかしくなり大暴れをして、エアリアルを見れば、『あの程度』と見てしまうジョージがおかしいのだから。

 

 「そうそう。さっきデータ化してもらった書類。ハイザックの設計図だから。好きに使って。」

 

 嫌な笑いをするジョージの言葉に、全員が端末を開く。一部技術は提供されていたが、設計図と聞いて怒りや悔しさは吹っ飛んだ。この設計図通りにすれば、ハイザックがそのまま作れる。

 ヴァックストン社の現・主力機のデータをタダで渡した様な行為だ。使用者次第でアップデート前のディランザ等に勝てる製品が作れると食い入るように見ていた。

 

 (まぁ、中身は違うけど。)

 

 食い入るように見るデリングと一部を除いた参加者たちを冷めた目で見るジョージ。その設計図通りに作っても動力も、性能も違うデチューン機にしかならない。実に性格が悪い行為だ。

 

 「貴様は一体何がしたいんだ!いや、貴様らは!」

 

 「何がしたいんだろう?仲間はずれにされた嫌がらせ?それとも、グループ全体への刺激?単なる嫌がらせかも?」

 

 嘘は言っていない。それにキ○ガイや、何をしたいかわからない。と言われても、ここまでの行為に深慮遠謀などはない。ただ、場をかき乱して、『グループの一員から仲間はずれにする。』などの好き勝手やったことに対しての驚かせる以外の意図はなにもない。

 それを理解してるのか。それとも動くに値しないと考えているのか。デリングは表情ひとつ変えることがない。荒れる場に流されることもなく、

 

 「技術的根拠はなく、個人的主観でしかないのだ。それではその主張を認めるわけにはいかん。」

 

 ジョージのお遊びと、主張を一蹴した。

 

 「失礼しました。それでは、デリング総裁。さきほどお渡しした情報保存端末をご確認ください。」

 

 一通りの反応で納得したジョージはモビルスーツ関係者としての面を出して真面目(・・・)に反論を開始した。

 

 

 




 この話が1月19日現在で、書いてて一番疲れました。アンケートで方向性が決まったと安心してたら、「捨てるのもったいないよね。」との鶴の一声で、ジョージの無軌道、狂人、やりたい放題の面を表すために編集し直して投稿になりました。
 

ヴァックストンの暗躍・活動の第一候補は?

  • エアリアルをフルアーマー化(企業協力)
  • グエルに協力(再決闘時のAI等)
  • 武力とインパクト(MA・ビクザム)
  •   〃     (MA・アプサラス)
  •   〃     (MA・サイコガンダム)
  •   〃     (MA・ハシュマル)
  •   〃     (MA・シャンブロ)
  • いや、表に出ない方がいい。(戦闘以外)
  • ジョージ『パイロット科にも顔出すかな。』
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