ジョージは自称・常識的な凡人さん。   作:強力イソジン

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 ぎりぎり間に合わなかった。とりあえず書き上げたので、修正するかも知れません。多分、クドいか。読みにくい文章になってるかも。



人工知能はエレガントさに欠けるな。

 

 『スゴイ!これだけ大きくなってるのに、何時もの動きと殆ど変わらない。これなら、行けます!』

 

 HWSを装備したエアリアルが増加された武装の過剰なまでな火力と、持ち前のガンビット・エスカッシャンによる四方八方からの足止めと、破壊を兼ねた攻撃を合わせた波状攻撃が、グエルのダリルバルデに襲いかかる。

 

 『なんとか対応しろ!』

 

 『機体が重い!?テストのときとは違いすぎるぞ?!』

 

 ジェターク社による企業力と、油断もないグエルによって圧勝に終わると思われたこの決闘は、大番狂わせになっていた。

 調子のいいスレッタとは違い、何処か自由に機体が動かせず焦るグエル。それでも、被害を最小限にしつつもスキを見つけては反撃をするのは流石だろう。

 決闘を見物している生徒たちは反応に困っているが、同じように決闘を見ている企業関係者は、ここでジェターク社が負ければ大損になりかねないので、ヴィムに文句を言い、結果を急かす。

 

 

 

 

 

 

 「………あー…。」

 

 一方で、この惨状を作り出している原因一号こと、ジョージは決闘委員会の場所ではなく、勝負の関係者としてヴァックストン社のブースにある椅子に座り、イライラしていた。

 

 「なにイライラしてるのよ?」

 

 「そっちこそ。なんで企業ブースにいるんだよ。」

 

 ムスーっと、眼の前の惨状。いや、エアリアルの活躍を見つつイライラし続けているジョージは、ミオリネにもぶっきらぼうに言葉を返した。

 

 「別にいいでしょ。関係者なんだから。それで?アンタは何をイライラしてるのよ?」

 

 イライラしているジョージに、もう一度尋ねるミオリネ。

 

 「アレだけ強化してるのに、動きの悪いグエルを仕留められない事に不満を覚えてるんだよ。」

 

 「アレで動きが悪いの?スレッタのアレだけの攻撃を避けてるのに?」

 

 ジョージの言葉に驚くミオリネではあるが、その姿を見たジョージは更に機嫌を損ねたようにジト目で見る。

 ミオリネには悪いが、パイロットであり、戦ったことがある相手で無ければわからないことだろう。ジョージは兼業ではあるが。

 

 「あのババア。何が底が見たくない?……だ。」

 

 「ババア?」

 

 ドンドン不愉快さに、不機嫌になるが、ミオリネに八つ当たりするのも筋違いだ。ジョージは備え付けの冷蔵庫から飲み物を2つ取り出して、ミオリネにも渡した。

 コーヒーの苦味が、少しではあるが苛立ちを抑えた。ジョージの予想としては、速攻でスレッタが勝利するのか。

 

 

 

 『むうぅ。皆やワタシの攻撃は当たってるのに?!』

 

 『派手さと威力ばかりで、狙いが……っちぃ!?また動きが鈍い?!エラーは……ないだと?!』

 

 決闘の方に目を向ければ、外装や盾、武器は損傷しているが、

まだまだ戦闘は可能な状況であるグエルが操るダリルバルデ。その反対にほぼ無傷でありながら、仕留めきれずに焦るスレッタとエアリアルHWS。圧倒的にスレッタが優勢ではあるが、勝負はまだ続く。

 

 『グエル!機体の制御をコチラに渡せ!』

 

 『なんだと?!』

 

 グエルの劣勢が続く中、時間が更に経過する。勝負が大きく動いたのは、痺れを切らしたヴィムがグエルに命令する。

 

 『父さん?!まさか、この機体の鈍さは……』

 

 『うるさい!ここはワタシに任せるんだ!』

 

 『コレはオレの戦い……『勝てる可能性を上げるためだ。下がれ。』

 

 ヴィムはその命令に戸惑うグエルを叱り飛ばす。その様子に機体が鈍く、言うことを聞かないのはダリルバルデに小細工をされていたと気が付き愕然とするグエル。

 そんなグエルをヴィムは冷徹に下がらせた。抵抗するグエルの操作を受け付けず、自動操縦に切り替わったダリルバルデはビームサーベルと、ビームジャベリンを構えて、エアリアルに襲いかかった。

 

 

 

 

 

 「妙だな?グエルがあんな馬鹿な動きをするか?」

 

 動きは早くなったが、どこか限られたパターンで単調に動くダリルバルデにジョージは首をひねる。なんというか。グエルらしさが見られない。豪快でありながらも、繊細さが見える彼自身の操縦センスと、機体の強みを活かした戦い方とは程遠い。

 

 「動きの鈍さ?チグハグさはなくなったんだが……。」

 

 「それって、グエルが新型に慣れたってこと?!ちょっとスレッタ!早めに倒しなさいよ!」

 

 ダリルバルデの動きを評価をするジョージに、焦るミオリネだったが、ジョージは手を振った。

 

 「いや、ヤッパリ単調すぎるアレじゃ勝てんな。」

 

 「え?」

 

 ジョージが『勝てない。』と、断言したことに、更に驚いたミオリネが見つめる先には、エスカッシャンと、メガビーム砲の火力に飲み込まれるダリルバルデが居た。

 なんとか耐えていた外装も、攻撃によって瓦礫のようにが崩れ、左手首は吹き飛び、右足は切断された。決闘用に調整されたとはいえ、メガビーム砲に巻き込まれながらも、戦闘不能になっていないのはダリルバルデの高性能を表していた。

 もちろん。実戦レベルに調整されていたら、間違いなく蒸発しただろうが。

 

 「スレッタの勝ちよ!」

 

 尻もちをついて、項垂れるように沈黙するダリルバルデを見て、ミオリネは勝利を確信した。

 

 (結局、エアリアルの底は見えず、グエルは変な動き。なんか。見るものはなかったし、帰るかな。)

 

 ついに苛立ちを通り越して、呆れたジョージは頬杖をついて、大きくアクビをした。沈黙するダリルバルデをチラリと見ると席を立った。

 しかし、ジョージが席を立ったのと、ほぼ同時にダリルバルデが跳ねるように、エアリアルに襲いかかった。

 

 

 

 

 

 『これは!オレの戦いだ!コクピットにいるのに、何もできないで負けてたまるか!』

 

 自動操縦を破壊し、機体の主導権を取り戻したグエルは吠える。その気迫が乗り移ったように、決闘開始時の鈍さも、自動操縦の単純さもない。ジョージが言う豪快かつ繊細さも合わせた動きでダリルバルデはHWSの盾を破壊した。

 

 『発射される寸前のビーム砲に飛び込んだ?!』

 

 ビームが放出される寸前だったシールドに着けられたメガビーム砲へビームサーベルを突き立て破壊するダリルバルデの動きに驚くスレッタ。その驚愕と、爆発の衝撃で気が逸れたスキを見逃さず、続けざまに破損したシャクルクロウでハイパー・メガライフルを拘束、流れるようにエアリアルの右手に身体をぶつけ、ハイパー・メガライフルを奪い取ると、

 

 『これだけデカけりゃ、チャージしてるエネルギーもそれなりにあるだろう!』

 

 エアリアルに叩きつけ、そこに破損した左腕を叩き込んだ。ダリルバルデの左腕は砕けたが、メガライフルを破損し、爆発する。残った右手になんとかビームサーベルを構えるグエル。とても片足であり、不具合が多発している機体の動きには見えない。

 

 『もらったぞ!スレッタ・マーキュリー!』

 

 勢いにのり、グエルはビームサーベルをエアリアルの胴体に叩き込んだ。手応えはあった。ビームサーベルは胴体を貫通した。……HWSの増加装備の胴体ではあったが。

 

 『お願い!みんな!』

 

 爆発などで汚れはあるが、HWSのお陰で破損していないエアリアルが、ガンビットを展開。無慈悲とも言えるビームの嵐がダリルバルデに襲いかかる。

 満身創痍で、勢いも止められたグエルとダリルバルデはその攻撃を防ぐことも、避けることも出来ずに、頭部にあるブレードアンテナを破壊されるのだった。

 

 

 「なるほどな。自動操縦か。」

 

 激闘の余韻に呑まれる学園内。スレッタとミオリネたちが喜ぶ横で、グエルの通話記録と戦闘ログを手に入れたジョージは、ダリルバルデの不可解な動きに納得した。

 

 「人工知能とは、エレガントさに欠けるな。モビルスーツはやはり人が乗ってこそだ。」

 

 と、その場を後にした。しかし、ジョージは大いに後悔することになる。この後でグエルがスレッタにプロポーズするという大珍事を生で見逃した事に。




 とりあえず、グエルとスレッタの決闘は終わり、スレッタがホルダーになりました。これからグエルはどう進むのか。アンケートで殴られ役になったシャディクはどうなるのか?
 ジョージが語エレガントなお方は、美学を持つ総帥です。子供の頃にテレビで見たときの衝撃はすごかった。ジャグジーで謀略したり、部下のエレガントさを指摘したり。
 理解は追いつかなかったけど、『人が戦うのは人』というのは、かっこよく感じてました。
 やはりフルアーマーは使い捨てられ、破壊され、見せ場は少なくとも、本体を生き残らせるのが本分だと思う。
 明日から一月ほど投下が不定期になります。もうしわけない。

出張中ですが、何もしないのも落ち着かないので。

  • キャラ説明(オリキャラのみ)がほしい。
  • キャラ説明(出演全員に一言等)がほしい。
  • ヒロインはそろそろいるやろ?(別アンケ)
  • そんなことより戦闘とメカだ!
  • 企業間戦争って、燃えるよね。色々。
  • 文が硬いから、修正してほしい。
  • もう少し各キャラの心理描写がほしい。
  • 特に無い。他(感想欄または、活動報告に)
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