序・ジョージ・Y・ヴァックストン
機動戦士ガンダムという長寿シリーズを諸賢はご存知であろうか?昭和から令和まで続き、今もなお色々なテーマを含みつつ、ヒットを続ける名作品だ。
え?なぜ、イキナリそんなことを?と、思うだろう。オレも何を考えてるのか。誰に説明してるか分からないのだが、オレの目の前に、
(知らないガンダムだよ……。ここ、どの世界観だよ。)
ツインアイに、赤く尖った顎、そして兜飾りのようなアンテナ。と、特徴のある顔つきがあり、暗がりでハッキリとは分からないが、トリコロールのカラーをしているであろう物体、モビルスーツがハンガーに固定されていた。
「ガンダムがあるってことは、騒ぎがあるのかぁ。」
『ガンダム』に関わる知識を持つオレ。いや、ワタシは大きくため息をつき、ワタシ『ジョージ・ヤチガヤ・ヴァックストン』はガンダムが保管された機密地区から抜け出した。
もう一度述べておこう。ワタシには何故か物心つくときには『ガンダム』の知識が持っている。いや、流れ込んできている。何故かはわからないが・・・。
「人生ままならんなぁ。」
企業の機密地区からトンズラしたジョージは、アスティカシア高等専門学園の森林区画にある自宅で、ボンヤリと茶を飲んで言葉をこぼす。
ベネリットグループという宇宙規模の巨大企業が経営するアスティカシア高等専門学園は基本的に『傘下企業の推薦により、会社の名前を関した寮に入る。』のだが、ジョージは寮に所属していない。いや、正確に言えば、ジョージの実家であるヴァックストン・ベンチャー・カンパニー(通称VVC)は、寮を持っていない。そのため特例として、ログハウスで生活してるのであった。決して、
『ヴァックストン家と深く関わって、毒されたらたまらん!』
と、寮に入れなかったわけではない。無いんだ。・・・無いという事にしてくれ。
……その、なんと言えばいいのか。ベンチャーの名がつく通り、社長である父、その先代である祖父も『MSだけじゃダメ!色々手を出さんとな!』と、ありとあらゆる職種に手を出している。
むしろ、MSに関わってるのがジョージだけに近い。その割には『次に、次に。』と運用と催促をしてくる。あの祖父、父らしいと言えばらしい。
(そもそも、親父は生きてるのか?連絡しても返信もゼロ。)
食料市場と食品製造で一財産を大当てした祖父は、地球でノビノビとしつつも連絡がつくのでそこまで気にすることはないのだが、父とは入学前に木星付近で別れたきりで、音信不通だ。気にならないと言えば嘘になるが、気にするだけ無駄だろう。
心配しても、死ぬイメージが思いつかない。それどころか死ぬ前まで好きな事をしているだろう。ジョージは本題に頭を戻すことにした。
「まさかガンダムが出てくるとは、嬉しいやら、巻き込まれそうで恐ろしいやら。」
冷えた茶の苦味で頭を現実に切り替え、繰り言のようにガンダムの事をボヤく。自分が知っているガンダム知識では見たことがないガンダムタイプではあったのだが、
『ガンダムあるところ、騒ぎあり。』
ジョージの頭に残る知識が、その考えを確信を持たせていた。むしろ流れてくる知識と経験を思い返し、見返しても、騒ぎが起きなかった事が見当たらなかった。
「コロニーや、学園が崩壊する可能性もあるのかよ…」
ジョージは結局、翌日まで悪い考えが抜けず、一睡も出来なかった。
コナンの方が息詰まって、詰まりすぎて、別作品・別課題に逃げた作者ですが、よろしくお願いします。
アンケートは今回は短いですが、1月10日 17時までとさせてもらいます。
ミオリネさんは、ヴァックストン家を…
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クソ親父の犬(アウト!)
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自由すぎてわからない(どっちつかず)
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御三家をパンチした!(セーフ!)