05/07・評価が5点に持ち直しました。面白く楽しくなるように頑張ります。これからもご愛顧お願いします。ありがとうございました。
決闘委員会が集まる
「双方。準備は終え、覚悟をきめたな。……よし!今回の決闘者はグエル・ジェタークとエラン・ケレス。場所は戦術試験区域17番、個人戦とする。異論はあるか?」
シャディクから主審の場を変わってもらった――久々にマトモに立つ――ジョージは口上を述べ、画面上でも殺気と怒気をアリアリと放つ二人に尋ねる。
(久々に真面目に審判をやるジョージを見るね。)
(勝っても、負けてもズタズタにされますもんね…。褒め殺しや、欠点の指摘で。)
(ジョージ先輩が仕事すると、なんにもしなくていいけど、ヒマになるンスよねぇ。)
コソコソと珍しいものを見ながら、茶を飲み、菓子を食べる決闘委員会。ジョージが審判するときは、特等席で決闘を見れる程度にしているのだろう。
それに、御三家同士の決闘は何時ぶりだろうか。グエルが負けたことで荒れている学園のランカーや関係企業等に、さらなる動きがあるのは確実だ。
それだけに急遽決まったことながら、かなり注目のカードになっていた。
「何もないよ。」
「こちらもだ。」
言葉だけで見れば淡々としているが、前述通り殺気と怒気が凄まじい。
『さっさと始めさせろ。』
そう言わんばかりだ。……なんか、決闘を見るのが楽しみになってきたジョージは、
「ならば…両者。名乗れ!」
『KP001、グエル・ジェターク、ディランザ。出るぞ!』
(なるほど。ダリルバルデの修理と改修が間に合わなかったのか。)
コンテナが開放され、グエルが操る専用ディランザが出てくる。……と、思っていたのだが、
「この決闘!待った!兄さん。謹慎から解かれたばかりなのに、勝手にモビルスーツを持ち出したりしたのが父さんに知れたら!」
グエルの弟・ラウダがノックもなしに決闘委員会のラウンジに突入してきて、決闘の中止を願い出てきた。慌てふためいているラウダがグエルを止めるが、ジェターク社のコンテナが開いてしまう。
「中止を!」
『勝てばなんとでもなる!』
「残念だが、止めることはできん。例え、機体が借り物だとしても決闘の開始は決定された。」
開いたコンテナから、あまり見覚えのないディランザが出てきた。ラウダの願いを一蹴したグエル。そして、ジョージも無理だと決闘の続行を決定した。
グエルが操るディランザは、グエルのものではなく大型のヒートアックスを装備したラウダ専用機であった。
「……あれ?あのバックパック。うちの製品じゃないの?」
コンテナが全部開放されたことによってディランザの全身が確認できる。その中でジョージはディランザのバックパックに見覚えがあった。
『KP002、エラン・ケレス、ファラクト−D。出る。』
ざわめく決闘委員会のラウンジを気にもせず、エランはコンテナを開放し、ペイル社の新型モビルスーツを前進させた。
「な…、何だアレは…」
ペイル社の新型・ファラクトと名付けられた機体を見た決闘委員会の面々は声も出ず、兄を心配するラウダだけが一言だけ声を絞り出した。
『ベネリットグループの推進機の権威。』
『機動力と速度に優れたモビルスーツを作る。』
『拡張性を維持しつつも中遠距離での戦闘行動に長ける。』
そう言われていたペイル社が持ち出した新型機は、
「デッカぁ…。」
人を煽って遊ぶセセリアが正気を取り戻しても唖然と一言だけが精一杯の大型の機体であり、
「ディランザが小さく見える。」
開放されたことで外観のデータが送られてきた事により、正気モビルスーツであるディランザが小柄に見えほどの厚さをもち、
「多脚?人型じゃないモビルスーツなのか?」
蜘蛛の様に8本の足に支えられた。しかし、その脚は蜘蛛とは違い一本一本が太く、重い。
「モビルアーマーとでも言えば良いのかな?いや、まいったな。」
ハシュマルで大暴れしたジョージでさえ驚く、この世界では見たことがない重モビルアーマーが、地面を削るように試験区域17番――現在の設定により、周りには破損した
※名称・ファラクト―D
全高・24.1m
全長・37.6m
重量・97.8t
※表向きは対ハシュマル用に改造されたガンダムファラクト。
強引に見た目は語るなら、ザムザザーを八脚にして、その上にアルヴァトーレを、くっつけてファラクトの色合いにした感じ。
とにかく下半身がマッシブ蜘蛛。上半身がカニ、ザリガニ系のモビルアーマーをくっつけた無理矢理感が表現したかった。
アスティカシア学園の場所は…
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地球付近
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火星付近
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月の裏側の先
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金星付近
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地球と火星の中間