「見た目の威圧感と圧迫感はモニター越しにもよくわかるわ。我が社としても初の試みではあったけど、急拵えの割には良くできているようね。」
「それにしても不格好ね。醜いと言わないけど…。我が社らしいマシーンではないわね。」
「強化人士への負担の方はどうなの?活動中に潰れて、予定が変わると言うのは困りものよ。」
決闘の様子を見ていたニューゲンを除く、ペイル社の経営陣。モニターに映るファラクト-Dが元・ホルダーが操るディランザに襲いかかり、巨体とパワーを活かした戦い方で吹き飛ばしたのが確認できる。
「ご安心を。パーメット流入に関しましても問題がない範囲であると確認をしております。そうでしょ?ウィンストン女史。」
批評を続けるように話し続けるカル、ネボラ、ゴルネリの横で指を組んで黙っていたニューゲンが、
「信じられませんが、提供された技術を使用したことで、あの巨体でありながら、パーメット流入値の変動がほとんどなかったのです。」
コチラの資料をご覧ください。と、ベルメリアが数枚の書類を渡し、経営陣は確認すると頷いた。
「有用ならよかったわ。我々としても手に入れた技術がガラクタではないかと心配な面もあったのだけども、不備はないようね。」
(何処から手に入れたモノなのだろうか。アレだけの巨体でデメリットなく動かせるなんて。急遽組み上げて、組み込んだ初期不良のような面はあるのに、活動不能やパイロットへの負担になるような面が見られない。)
こんな有用な技術を何処から手に入れて、私に提供してくれたのだろう?と、ベルメリアは疑問に思ったが聞いても返ってくることはないだろう。
(これだけの技術があるのなら、なぜエアリアルとシン・セーを狙うのだろう。話に聞く限りだと、それも何かをする土台としてるなんて…。)
返ってこないと分かっていても、ベルメリアの疑問はとまらない。自分が昔、尊敬していた先輩が経営し、開発している会社を狙うのは不可解なまでに動き、負担のないGUND-ARMに関わることだろう。
(将を射んと欲すればまず馬を射よ。…そう言う言葉言っていた。4号は言ってたけど。)
「廃品にも使い道があるというのは驚きね。」
エアリアルたちを馬だとしたら、将はなんだろうか。決闘によって得られるデータを黙々と解析・処理することによってベルメリアは疑問と同じように浮かんでくる不気味さと、最後のニューゲンの言葉をまとめて振り払うことにした。
「グエル!通信に出ろ!……くそぅ!グエルも、決闘委員会の小童も、大人の事情を考えもしない!」
グエルが決闘する。と、慌てふためいたラウダから連絡を受けたヴィムはグエルと決闘委員会に連絡を取り続けているが、受信すらされない。
「もし、ここでグエルが負ければ、誤魔化しようがない。」
グエルが、ヴァックストンから手段は知らないが、
「親の心子知らずとは、よく言ったものだ。バカ者め。」
ここで負けて三連敗となれば、グエルだけではなく、ジェターク社のモビルスーツの価値まで疑問を持たれる。
グループを手に入れるために色々と行動を開始してしまっているヴィムにとっては、『事が成就するまでは、大人しくしてほしい。』と、いうのが本音であった。
「直接出向くしかないか…。」
一向に繋がらない通信機と、私用の端末を叩きつけ、ヴィムはアスティカシアに向かうためにシャトルを用意させるのだった。
実はこの時、ジェターク社だけではなく、ベネリットグループ全体が、ごく一部を除いて通信障害になっていることが後々、判明するのだった。
決闘の下は、今日の夜か。明日の朝には投稿できると思います。明日の夜から仕事なんで、進めるだけ進めるぞ(数回目の発言)
追記…投稿。間に合いませんでした。すいませんでした。数日中には投稿できるようには頑張ります。次回より、助言もあったので、ジョージの一文紹介をしていこうと考えています。
アスティカシア学園の場所は…
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地球付近
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火星付近
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月の裏側の先
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金星付近
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地球と火星の中間