※2024/04/24 評価が5点にもどりました。ありがとうございます。拙く、ブレブレな作品ですがキッチリ復帰して、向上できる様にがんばります。
「アド・ステラ122。学園は企業の権力に包まれた。政府は弱り、独占禁止法は消え去り、有数の企業や勢力が――「こんなときにふざけるな!」
よくわからないモノローグなのか。一人遊びなのかを話しながら部屋に入ってきたジョージに、ラウダが立ち上がり怒鳴る。その隣には顔を腫らしたグエルが座っていた。少しうつむき気味で感情が読みづらい複雑な顔をしていた。すくなくとも前向きに見ても、良い方向言えないのは一目で分かった。
「なんだ。オマケも居たのか。」
ジェタークの若旦那と言われていたので、てっきりグエルだけかと思っていたので少しばかり辛辣に取れる言葉を漏らしてしまった。ラウダは更に気を悪くしたが、ジョージの部下に出されたコーヒーを飲み干してグエルの横に座り直した。
頭を軽く搔き、ジョージは二人の前に座ると何があったのかをラウダに尋ねた。
「兄さんがジェターク寮から追い出されるかもしれないんだ。」
「違う。追い出されるかもではなく、追い出されたんだ。」
ラウダの希望を含めながらも分かりやすい言葉をグエルが叩き斬る。ラウダは慌てるが、グエルは複雑な顔のままで、激することもなく受け入れているようにジョージに話を続けた。
「退学じゃないが、ジェターク寮からの追い出されたのは本当だ。父さんが決めて、書類もまとめたそうだ。」
決闘前や決闘中はイケイケだったグエルが、ここまでショボくれている。なんというか。ジョージとしても今のグエルを煽り散らすのも、からかうのも流石に気が引ける。敵でもなければ、知らない仲でもない。
ココに来たのも少なからず頼み事や何やらがあるからだろう。
「俺は在学中はジェタークに関わることができなくなるかもしれない。すまないがジョージ。ラウダや寮のみんなに気をかけてくれないか。」
「ハァ…。」
詳細まではわからないが、決闘委員会としての決着は発表も決定してもいない。多分、大体の流れはグラスレー主導の仲介とやらでジェターク社が大損した。もしくはする可能性があって、ヴィムがブチギレてグエルに苛立ちをぶつけたのだろうと簡単に算段つく。
あの腐れオヤジ。結局、自分のヤラカシについても結局、考えるだけで少しも反省はしていなかったのだろう。
(それにしても、特権も地位もなくなるのに弟たちの世話を頼むかぁ。)
狼狽して、グエルに意味もない慰めの言葉をかけるラウダではあったが、グエルは軽く流していた。グエルの表情に変化はないが親に見限られたかもしれない不安もあるのに、目の奥の力は抜けきっていないように見える。
……まぁ、少しばかりジョージの主観が入っていることは否定できない。
「……うーん。」
個人としては別にかまわない。むしろノリノリで場を騒がしてもいいかもしれない。いっそ、そうすることでヴィムのメンツを潰しても面白いことになりそうだ。
面倒事を持ち込まれるのは嫌だが、起こして楽しむのいいかも。朝までは増えた面倒事に不満タラタラではあったのだが、そんなイタズラ心が生まれてワクワクしてしまう。
「どうしようかな。」
そうなると、あの短気なワンマン親父のヴィムはヴァックストンと本気で『事を構える』だろう。ヴァックストン家としては今までは悪いことをしていても、全面戦争になることまでは踏み込んだことはない。無論、何かあっても負ける気は全く無い。ジョージの本心としては、
『シン・セーでもやってるから今更だし、最近、御三家も裏でやりたい放題だから、やってやろうかな。』
と思っている。なんか思考が派手な方向に向かっている気がする。そんなにストレスと言うか。退屈になってるのか?グルグルとよくわからない方向に向かう考えを一旦止めた。
(なんか悪いことを『素』でも考えるようになったな。)
悪巧みは遺伝ですかな。と、目の前でジョージの答えを待つ兄弟を横目にコーヒーを飲んだ。
とりあえず長々と書いてもと思い試験的に前後に分けてみました。後編は本日の夜か。明日の朝投稿予定です。アンケート参加ありがとうございます。やはりザク・ジムは名機でありながらも、やられ役としても殿堂入りかもしれませんね。
騒ぎのきっかけは?5/10まで募集
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ジェタークに介入(グエル)
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御三家と事を構える(ミオリネ)
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シン・セーとの関係(スレッタ)
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何言ってんの?全部よ。