コーヒーを飲み終えたジョージは、グエルとラウダの顔をチラリと見た。グエルは変わらないが、ラウダはアタフタコロコロと態度も表情も変わっている。たまにコチラを見るがグエルとは違って目から、
『なんとかしろ。このキチガイ。兄さんが居なくなったらどうする!』
と口には出さないのに言ってるのがはっきり分かる。頼ってるのやら、バカにしてるのか。いや、ジョージが『何か』をやらかすことで、他の面々からグエルへの視線をそらそうとする餌にしようと考えている。・・・・のかもしれない。今更だが、ラウダがココにいてもジョージには利益もなにもない。悪い言い方をすれば時間を奪う騒音源。……口にはださないが。
ともかく頼られるならともかく、利用されるとなれば喜んで動く人間はそうそう居ない。ジョージはとりあえず状況の確認と、邪魔者の排除をすることにした。
「頼み・・ねぇ。ま、ココに来た理由はわかった。」
頷くジョージにホッとして力が抜けたのか。大きく息を吐くグエル。ラクダもその様子を見て、兄への説得や父の視線をズラすことができる。そう思った様でアタフタしていたのが嘘のように喜色満面。犬ならば尻尾が千切れんばかりに振っているだろう。そんな態度に変わっていた。が、次の言葉で少し前の悪い感情に戻ることになった。
「……が、ちょっと待ってくれ。一旦落ち着こうか。常識的に考えてアポ無し飛び込み。しかも、頼むだけ頼んでハイ終わり。それはないわー。」
多分、落ち着いていれば『お前が常識を語るか?』と周りは返すだろうが、押しかけ客の二人はバツの悪そうに声を漏らした。
「食事を用意するから一息つこうか。グエル。寮を追い出されたってことなら泊まるとこ無いだろう?部屋なら余ってるから使っていいぞ。……いや、いいですよ。なんでしたら3食オマケ付きでもよろしいですが?」
安心させるように丁寧な言葉遣いに変えて、笑顔を浮かべたジョージ。二人を安心させるために。
「だれがお前に生活の世話を受けるか!そんな顔して、どんな悪いことを思いつきやがった。」
「そうだ!兄さんを悪の道にひきこむな!お前は兄さんが追い出されない方法や、戻る方法を…!」
しかし、今までの積み重ねか。それとも相当に悪い笑顔だったのか。ジョージの心遣いは一蹴される。少しばかり悪いことを考えていたジョージではあるが、本音を言うのであるなら、
(なんもかんも分からん。それにオブザーバー扱いとはいえ、ほっとかれるのも気に入らんな。)
時間が欲しい。ジョージの部下たちが何も仕入れてないところを見るに相当面倒な状況。丸一日とは贅沢は言わない。半日とも言わない。四半日でいい。
(それで大体起こっていることは分かる。むしろそれ以上の時間があると、仕入れた内容次第では・・)
大人しくする必要もないよな。と、ジョージの口角かヒクヒクと動く。相当悪い顔をしているのだろう。グエルはともかく、ラウダは少し青い顔をしていた。
(いまさらだけど、どう考えてもウチの技術だよなぁ。ペイルの奴ら。ふふふ。)
俺でもルール内部で好き勝手やってるんのになぁ。と、不気味な笑いが口から洩れるジョージにラウダは更に顔を青くして、グエルも呆れたような顔をしていた。
「とりあえず。いったん落ち着こう、な。二人とも。」
「わかった。わかったから、お前が落ち着け。な。」
ちょっとずつ顔と周りの空気が歪んでいくように見えるジョージの言葉に、グエルは頷きつつも、悪い状況にならないように祈るのだった。
自分のキャラなのに、ジョージがブレるぅ・・。進めるだけ進めよう!うん(逃避)。とりあえず、吹っ飛ぶ前に出していたカロッゾさんどうしようか。次話は日曜日までには投稿できると思います。
騒ぎのきっかけは?5/10まで募集
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ジェタークに介入(グエル)
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御三家と事を構える(ミオリネ)
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シン・セーとの関係(スレッタ)
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何言ってんの?全部よ。