ジョージは自称・常識的な凡人さん。   作:強力イソジン

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 とりあえず6千字超えてたので、分割して編集?して、上下か。上中下で投下していきます。少し砕けたように今回は書いてみました。


ヴァックストン動くと騒ぎがおきる(上)

 

 「どうなってるんだ!これは!!」

 

 文字通り血相を変えて。いや、それだけでは足りず、血眼になり、怒髪天を衝くを足した状態のラウダがモニター越しではあるが、ジョージに噛みつく。

 

 「さぁ〜?どうなってんだろうねぇ。」

 

 耳をほじりながらジョージは聞き流す。何度も何度もジョージ宅やヴァックストン社に突撃し追い返され、端末に連絡しても無視されていたラウダであったが、自分とは直接的には関係ない他人。……まさかの学園への物資輸送業者を買収させて連絡させるとは思わなかったが、ともかく連絡させ、ジョージが出たところで端末を業者から奪い取り爆発したのだ。

 

 「兄さんが!戻れるように!!しろと!!!」

 

 「あー、はいはい。」

 

 このままだと卒倒するか。それとも最悪、憤死しそうなぐらいに興奮しながら咆えるラウダではあったが、ジョージは相変わらず聞き流す。

 

 (今話しても、耳に入らんからなぁ。何よりメンドイ。)

 

 相手にしてないジョージの態度にギャンギャンと噛みつき、咆え続けるラウダではあるのだが、暖簾に腕押し。柳に風。

 相手にすらしないジョージに対して怒り続けたが、10分ちょっと経過するとフラフラと力が抜けた。

 怒りのエネルギーは爆発力はともかく、そんなに持続はしない。ラウダの膝が崩れたところで、ジョージは言葉を返すことにした。

 

 「兄さん。兄さんって。私は知りませんよ?」

 

 ポリポリと頭を掻きつつ、ヌケヌケと嘘をついたジョージ。グエルの独立と新会社設立に関しては1日も経過してないが、グループの主要。いや、大多数の構成メンバーが知っている。それなのに、

 

 『グエル?知らんなぁ?』

 

 と、悪事の首謀者が言っているのだから、嘘と判断できない方がどうかしている。相手にされていないことにラクダは再び感情に火が着きそうになったのだが…

 

 「まぁ、待ちなされ。グエルが新会社を設立するのは私も関わってる。でも、私は現在のグエルの所在は知らない。そう言ってるんですよ。」

 

 「は?」

 

 自分には理解が出来ないことを言われてしまい、間抜け面になってしまったラウダ。

 

 「君の兄は現在、ドサ回り。いや、新規の営業先と資金調達、新会社の拠点先を見つけに学園から飛び立っていったからね。あ、学園の方は大丈夫。学費は私が建て替えてるし、グエルもホルダー時代を含めた成績で卒業は余裕ですから。」

 

 もちろん嘘である。現在のグエルはジョージの拠点で頭を抱えているだろう。

 騙されたヤラカシではあるが、ココまで話が大きくされてしまったら、親に合わせる顔もない。それにグエル自身も自分の力を試したい。親に認めてもらいたい気持ちはある。さらに言えば負けっぱなしで終わるのは自分らしくない。

 頭を抱えているのは、最後の踏ん切りをつけるための時間のようなものと言えるだろう。

 

 「あ。モチロン頼まれたようにジェターク寮は新会社が安定して、グエルが帰ってくるまでは面倒見るよ!」

 

 もちろん、嘘である。そもそもグエルはアスティカシアのフロント(コロニー)から出てもいない。ジェターク寮の後見に関してのやる気はあるが、

 

 「ふざけるなぁあ!!誰がお前のような狂人に頼るか!!」

 

 こんな状況で受ける様なラウダではなく、怒りに任せて通信端末を地面に投げつけ、通信を切った。切ったと言うより、端末が破損して切れたのほうが正しいかもしれない。

 

 「やりすぎたかもしれんな。」

 

 椅子の背もたれにベタリともたれ掛かり、頭を掻くジョージ。そんな後悔や反省を伴うようなことを言うが、そんな感情はないよりマシ程度にしかない。

 

 「………どうしよっかな。」

 

 そもそもの話。こんな状況になった原因としては、学園内のやり取りに大の大人が企業の力を使って、横入りした上に、学園内の自治も知らんとばかりの圧力をかけて騒ぎを隠す活動したことが悪い。え?ジョージの聴講生の一件や、査問会に乗り込んでふざけ倒したり、シン・セー社と裏取引したり、決闘にモビルアーマー使ったり、学園内に自分の拠点を建てる等々の暴挙は良いのかって?それはそれ。コレはコレ。

 自分の事は棚に上げている様に見えるが、結果的には、周りに『経緯を説明(誘導)』『結果を理解(工作)』『被害の賠償(買収)』などはシッカリとしている。

 変なフリガナが見えたって?ヴァックストンと関わると騒ぎになるし、疲れるから諦めてるって?大丈夫、大丈夫。最終的には不満は少なくなってるし、何だかんだで助けてもいるからね。居丈高に対応して、好き勝手やってるとある御三家とは違いますよ。いや、やってることドングリの背くらべですよね?

 

 「………忘れてたわけじゃないんだがなぁ。」

 

 なんともらしくない言い訳などの雑念が頭を巡るジョージ。グエルを乗せ、ラウダを受け流し、各企業にちょっとした連絡をして、3分前まで後悔も反省もほとんどなかったのだが…

 

 『ジョージ!!アンタは何考えてるのよ!!今から行くから説明しなさい!』

 

 その3分前。そんなカップラーメンが出来るような短い時間で、ジョージは意図的に目をそらしていたのか。それとも失念してたのか。ともかく、プライベートチャンネルに引っ切り無しにメッセージを送ってくる般若。いや、ミオリネの対応に『心底面倒だと』と、頭を掻いてため息を付いたジョージであった。




 久々の姫様たちの出番です。無理くりに学園編を挟むんじゃなかったかなと今更悩む(x回目)。

分かりやすい技術の変革と言えば?

  • 見た目で分かる可変機
  • 大火力。ジェネレータ直結武器
  • そりゃムーバブル・フレーム
  • 基本の基本。ミノフスキー粒子
  • 悪魔の兵器・ガンダムよ。(ボッシュ風
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