「久々に出てきた気がする。」
「何いってんスか?」
本編より少し。いや、少しと言うにはちょっと懐かしさを覚えるほどな昔。ジョージは学園の一室で、端末をポチポチしながら『よく分からない事』を呟いた。
端末をイジる事に眼の前にある巨大な建造物を表した立体映像が形を少しずつ変えていく。
「それにしても若。何作ってんッスか?滅茶苦茶デケーのはわかるッスけど。」
「海賊に対して自己防衛出来る防衛設備が備え付けられた各種生活や自給自足に必要な生産や保管が可能で、艦船を長期間維持できる規模を持った航路上や商売の安全を確保できるような働きが積極的に行える販売拠点も兼ねた中継施設。」
「それ要塞ッスよね?」
「違います。宇宙要塞ってのはもうチョットえげつないモノだからね。だから、普通の中継地点だよ。」
少し後ろめたいのか。それとも面倒なのか。ジョージの口調が早い気がするが、その言葉に1人は苦笑い。1人は仏頂面をさらに渋そうにする。
「せいぜい一個分艦隊を抑えるぐらいだから。正攻法なら戦艦と巡洋艦が各数隻とモビルスーツ20機ぐらいあれば落とせるよ。月や地球周辺の各種要塞の足元にも及ばないから。」
ポリポリと頭を掻くジョージを見て、側近たちは『あ、これは面倒くさい方だ。』とため息をついた。
(後ろめたさをそう簡単に覚える性格でもないだろう。)
今更ながら思い出して、再び軽い方の側近・オリバーが苦笑いで止めていた言葉を口から出す。
「売りもんってコトっスか?コレ?」
「売りモンっていうか。貢ぎ物かねぇ。御三家のどなたか。他のオマケか知らんが、寄越せってなったとか。なんとか。」
「なんとかって…。それなら余り良質なモノをお渡しするのはあまり宜しくないのではありませんか?」
堅い方の側近・イーサンが自分とは真逆のオリバーの言葉を引き継ぐように言葉をもらした。
「んー。まぁまぁのヤツでいいってのは、分かってるんだけど半端すぎても…。なんかイヤ。」
なんかイヤ。と、一丁前の職人のようなことを言っているが、内申が分かった二人からすれば、ジョージの態度は面倒そのものに見える。
「ソロモン程度にしとくか。ちょうど良く小惑星も余ってるから。」
立体映像で組んでいたモノを小惑星に組み込んで、エラー等を診断していくジョージ。
ソロモン程度とボヤいたジョージの言葉を理解できる人間はこの世界にはいないが、もしも居たとしたら
『攻略兵器抜きには難攻不落の前線要塞』
であった要塞を程度扱いしたことに呆れるか。驚くかの反応を示しただろう。
(リーブラやバルジ、ルナツーよりはマシだし。)
……いや、程度扱いというより、比べる相手や完成が麻痺してるのかもしれない。面倒に作っていた要塞ではあったが、なんだかんだもなくサックリと調整というなの再設計を行われてから祖父・エイジの手を経てから製造され、クライアントに渡されることになった。
「……やっぱり要塞砲でもオマケでつければよかったかな。」
「若。それはついでにするもんじゃないっス。」
作った後になんか納得がいかなくなったジョージではあったが、クライアントは満足であったという伝言を受け取ると数分で要塞。いや、海賊に対して自己防衛出来る(略)販売拠点も兼ねた中継施設の件は記憶の端に追いやられることになった。
『ベネリットグループの優良企業に対しての商品』
そんなモノが実は総帥が周りにやる気を出させる飴になってるとは知りもしないジョージは、『夢の中』で青い死神に殺されつつも、成長していくことに目が向いていくことになった。
まじで仕事以外の文書にかかわらなかったから書き方を忘れとる…。
ヴァックストン社初のフラッグシップ機(ガンダム面)は?
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調整したガンダムMk2
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調整した初期GAT-Xシリーズ
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調整した後期GAT-Xシリーズ
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調整したZシリーズ