青い蝶   作:白雪(pixivでもやってる)

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Q.好きな異性のタイプは?

シヴナ「家庭的な人。あと同父じゃなければ……」

ラナキア「好きになった人がタイプ」

ユリシス「顔が可愛い子……と言いたいが母さんのせいで美の基準狂ってるんだよなあ……」

アフティビトス「タッパがある女」

アンダルシア「僕と同じくらい速い子」



ブルーモルフォ「おじいさま(シンボリルドルフ)に勝てる人。色々な意味で」




羽ばたき8

「お母さん!!!お父さん!!!」

 

「は?」

 

「え?」

 

 

今日は先輩とのチームの買い出しに出掛けていた。

じゃんけんで負けてしまったからだ。

 

ぐい、とスカートを引っ張られて、子どものキラキラとした瞳に吸い込まれる。

 

 

「……お母さん?お父さん?」

 

「いや確かにどことなくモルフォと似てるが……母親とはぐれたのか、君」

 

 

その子と同じ目線にしゃがみこんでハーツ先輩が尋ねると、その子どもは「うん!お母さんと一緒にお出かけしてるの!」と元気よく返事をした。

 

「あら元気そうね?一緒にお母さん探す?」

 

「時間あるしいいか……。君、お母さんの、特徴とかわかるか。」

 

「お姉ちゃんみたいなの!」

 

ぴっ、と指を指された私は困惑する。

 

 

「私……?」

 

「モルフォに似てるってことか?最初間違えてたが……」

 

「お姉ちゃんは、お母さんなの。お父さんはお姉ちゃんなの」

 

子どもはいないよ私……。

 

「青鹿毛のウマ娘ってことか?ウマ娘は目立つから探しやすいな。取り敢えず私は二階を探すからモルフォは一階を。見つけたら連絡取り合う感じで」

 

「わかりました。この子は私が見ておきますね」

 

軽やかに階段を駆け上がる先輩を見送り、きょろきょろと辺りを見渡す子どもに質問する。

 

 

「そういえば、名前は?」

 

「アンダルシアだよ」

 

「アンダルシア……」

 

なんだか、特別な響き。

 

「私たちは一階ね……どこにいるのかな……」

 

アンダルシアの手を引き、主に食品コーナーなどがある一階を回った。

 

途中喉を渇いていたのでジュースを与えて……ちょくちょく休みながら。

 

 

「見つからないなあ……」

 

「お母さん……」

 

シュンとしてるアンダルシアを見ていると、とても胸が痛くなる。

 

こ、これが母性……!?

 

 

「ねえ、アンダルシアのお母さんとお父さんはどういう人なの?」

 

「お母さんは……優しくてとっても速いんだ。」

 

「速い……?走るのが好きなの?」

 

「うん!この前もね、一緒に丘で走ったの!」

 

「お父さんはね、仕事で最近は会えてないけど、とってもカッコいいんだ!」

 

 

初々しい……成長したら反抗期になるのかと思うと眩しく見える。

 

アンダルシアは、きちんとした良家のお嬢様なのだろうか。

私は見たことがないけど。

 

仕草はひとつひとつ丁寧だし、ワンピースとかもブランドものだし。

履いてる靴は、オーダーメイドだ。

 

 

「お母さんは、私に似てるの?」

 

「………うん!シヴナお姉ちゃんや、シグルドお姉ちゃん、ステラお姉ちゃんより、似てるよ」

 

私に似てるのか……どんな人なんだろう。

 

一階にはいない、と先輩に連絡し、ベンチで座って駄弁っていると。

 

 

すらりとした白いワンピースの女性が、目の前に現れた。

 

 

 

「………?」

 

「あっ……お母さん!!!」

 

その女性に勢いよく抱きついたアンダルシア。

 

じゃあこの人が……

 

「お母さん……」

 

 

白い帽子を深く被っているため、顔がよく見えない。

 

私よりも身長は少し高いが……ヒールを履いてるため結構差があるように思える。

 

 

「あの、見つかって良かったです。」

 

 

「……娘を見てくださり、ありがとうございました」

 

 

綺麗なソプラノの声。

あれ、これ。聞いたことあるような……

 

「いえ。全然大丈夫です。アンダルシアちゃんいいこでしたし!」

 

「それは……当然ですね」

 

 

口元はにっこりと笑っている。

 

どういう……こと?

 

「では、もう会うことはないでしょうが……」

 

「また会おうね、お姉ちゃん」

 

 

手を繋いで去る母子を見送ると、心配そうな顔をしたおばあさんが尋ねてきた。

 

 

「お嬢さん、誰と話していたんだい?」

 

「え、あの……白ワンピースのご婦人とウマ娘を……」

 

「あたしはお嬢さんが来る前にここに座ってたけど、一度もその親子は見てないね。一人でぶつぶつ喋っていたよ」

 

 

 

まって、それ。

どういうこと……!?

 

 

 

思わずサアーッと顔が白くなる。

 

 

 

「すまない、待たせたな。それで、見つかったって……どうした、モルフォ?」

 

 

「な、なんでもない……なんでもないです……」

 

 

 

 

 




アイ「シヴナくんを私にください!」

ブルーモルフォ「アスコット2400。ジャパンカップ勝ったのだからいけるでしょう?」

カナロア「シヴナくん?ちょっと一緒に沙田1200走ろうか?」

シヴナ「適正外走らすのやめてもらいます???」
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