青い蝶   作:白雪(pixivでもやってる)

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今さらながらブルーモルフォまとめ。

ファンA「うほ~モルフォ産駒たまんねえ~」
ファンB「ところでお前カプは何推し?」
ファンA「そらもうオルフェ×モルフォよ」
ファンB「は?戦争。ハーツ×モルフォしかないだろ」
ファンA「結婚式までしたんだが?」
ファンB「引退式だろ勘違いするな。こっちはTwitterで度々写真あげられるくらいだぞ、ペアルックの馬着だぞ」



ブルーモルフォ

ブルーモルフォ(牝馬)

 

 

ブルーモルフォとは、2008年生まれの日本の競走馬である。日本馬としては初めてキングジョージを制覇し、凱旋門賞を連勝した。結果的にG1を10勝し、その圧倒的な海外実績と日本での三冠馬オルフェーヴルとのライバル関係から「絶対女王」と呼ばれる。

 

 

 

父トウカイテイオー

 

母ブルーダイヤモンド

 

母父ミスワキ

 

 

父は奇跡の復活を遂げた無敗の二冠馬トウカイテイオー、父父は七冠馬シンボリルドルフ。

母はクイーンS、オールカマー、阪神牝馬Sを勝利したブルーダイヤモンド。

母父はアメリカの大種牡馬ミスワキ。

牝系は世界中で活躍馬がみられる、アメリカの一大牝系ラトロワンヌ。

 

トウカイテイオーからはかの皇帝や星友の血を、ブルーダイヤモンドからはアメリカの一大牝系と大種牡馬の血を継ぐ良血馬。人間なら旧華族のお嬢様といったところか。

 

 

美しい青鹿毛の牝馬で社団レースホースの吉沢オーナーが惚れ込んで買った。

 

平均より少し馬体は大きいが、脚は長くスプリントより中距離向きの身体だったという。

 

スッと一筋の流星が特徴的で形も大きめサイズもトウカイテイオーそっくり。

 

主戦騎手は新馬戦から引退レースまで武井豊が務めた。

 

 

■二歳、望まれたように栄光を

 

 

新馬戦は適正とみなされたマイル戦。重馬場であったが、得意の先行で後の三冠馬オルフェーヴルと競り合いになり、勝利。

その後のファンタジーSも快勝し、阪神ジュベナイルフィリーズへ。逃げて差す戦法をし、圧勝。

 

無敗のまま二歳キャリアを終えた。

実況は「二歳G1でさえも通過点」と言ったようにファンも関係者からも無敗の牝馬三冠を望まれていた。

 

最優秀二歳牝馬を受賞。

 

 

 

■三歳、まだ羽ばたきをやめないで

 

 

陣営は桜花賞へ直行することを選択、だが放牧中の事故により脚を骨折。全治5ヶ月で桜花賞とオークスの二冠はとれなくなった。

 

無敗牝馬三冠の夢は途絶えたが、その馬は諦めていなかった。

 

復帰後初レースのローズSを出遅れて追い込んで勝利。ハナ差だったため、ファンは誰もが「もうあの圧倒的な走りをするブルーモルフォが見れないのか」そう思った。

 

そして最後の冠、秋華賞。

無敗であったが前走の勝ち方から二番人気となった。

 

今度は出遅れることはなく見事なスタートをきり、いつも通りの好位置につく。だが先行としてはあまりにも早すぎるタイミングで先頭にたち、伝説と呼ばれるほどの着差を残すこととなる。

 

 

その馬は復活の青い蝶。

 

 

瑠璃の翅を広げ舞うオオルリアゲハ。

 

 

翅が折れても舞うことを止めない不屈の馬。

 

 

最後の冠、秋華のティアラを戴く馬。

 

 

圧倒の7馬身差。

 

 

(ヒーロー列伝より)

 

 

長距離のほうが着差は出やすく(ナリタブライアンなど)、2000メートルで出すのはあまりにも異常すぎる実力であった。

 

 

まったくこの青い蝶は変わってなかったのである。

 

 

その後エリザベス女王杯へ出走、ダントツの一番人気に推されてそのまま快勝。

 

かつて新馬戦で負かした三冠馬オルフェーヴルと対決するために有馬記念へ。

 

ヴィクトワールピサやブエナビスタなどの強豪馬が勢揃いした。

ブルーモルフォは抜群のスタートで先行、最終コーナーを回ったときにオルフェーヴルと共に抜け出した。

 

二頭は後続との差をぐんぐん広げてマッチレースと化した。余談だがオルフェーヴルとブルーモルフォの対戦は最終的には二頭のマッチレースとなる。すごい。

 

半馬身抜け出して勝利。これにより三代有馬記念制覇となった。

 

 

年度代表馬は僅差でオルフェーヴルに譲ったが文句無しの満票の最優秀三歳牝馬を受賞。

 

 

 

■四歳、栄光と悔しさと

 

 

四歳初戦はドバイシーマクラシック。メンタルも安定しており大変手のかからない賢い馬だったという。

体調も万全にし、逃げ馬を捉えてレコード勝ちの一着。その後はハーツクライも沈んだキングジョージへ。これには是非ハーツクライのリベンジをしてほしいというオーナーの思いがある。

 

ダービー馬ディープブリランテも出走。どこまで無敗を続けられるか、あのキングジョージに日本馬が勝てるのか、そう不安な思いをファンは抱いていた。

 

レースでは逃げをうち、スローにならないように走り、リードを保ち続けた。あの高低差が半端じゃない坂から加速し馬身差をどんどん広げて勝利。

7馬身差という圧倒的な勝利かつ無敗記録を伸ばして、凱旋門賞と並ぶ聖域とされたキングジョージ馬になったブルーモルフォ。

 

ついに世界に羽ばたいた。

 

 

日本中の期待を背負ってオルフェーヴルと共に凱旋門賞へ。

一番人気はブルーモルフォ。

レースは滞りなくすすみ、ブルーモルフォは先頭の馬をマーク。いつものように加速するが、そう簡単にはいかなかった。

 

パワーを必要とされる欧州の芝、トドメに重馬場、無意識のストレス……いろいろな要因とオルフェーヴルの執念により初敗北を許してしまう。

 

オルフェーヴルは日本馬初の凱旋門賞馬となり、ブルーモルフォは二着。日本馬ワンツーフィニッシュは初。

 

 

帰国後は有馬記念へ出走。

ダントツの一番人気であったが、最終直線で抜け出しいつもの勝ちパターンだと油断した瞬間に、芦毛の二冠馬ゴールドシップにゴール直前で差しきられる。

 

「なんと世界のブルーモルフォ敗れる!?ゴールドシップ強い!!」

 

だが世界での活躍から最優秀四歳以上牝馬へ選出。

 

余談だがジャパンカップでオルフェーヴルも三冠牝馬ジェンティルドンナに敗れている。

二頭そろって後輩に……これは世代交代か?

 

………と、思うじゃろ?

 

 

■五歳、リベンジシーズン

 

ドバイシーマクラシックを連覇するためまたもや海外遠征。そこにはオルフェーヴルも敗北した三冠牝馬ジェンティルドンナが。

 

レースは先行、ジェンティルドンナにマークされたが気にせずレースをすすめる。膠着した状態のまま勝負は最後の直線へ。セントニコラスアビーを突き放し、ジェンティルドンナと競り合った末、クビ差で敗北。

なおこのとき、馬体をぶつけスパートを邪魔したとしてジェンティルドンナが審議対象となったが、鞍上の岩井が処罰を受けるに留まった。

武井「納得いかない……」

 

まさかのブルーモルフォ三連敗。そして後輩にクラシック距離で敗北。

 

 

去年と同様キングジョージで再起を狙うブルーモルフォ陣営。

史上三頭目となる連覇がかかり、レースは彼女を徹底マークする展開となる。

先頭にはたてたが皆ブルーモルフォの挙動を窺っていた。ハイペースになり、タフなコースを走らされた馬はふるいにかけられる。

だがブルーモルフォだけは坂で加速し突き放し、突き放し、突き放し……なんと18馬身!

レコード勝利で、欧州のホースマンも日本のホースマンもテレビの前で叫んだほど。

 

 

凱旋門賞ではオルフェーヴルが一番人気、ブルーモルフォは二番人気に落ちついた。ダービー馬キズナはニエル賞を勝ち、これは日本馬上位独占もあり得るのでは、と言われた。

 

レースではいつも通り先行で前にはいかなかったが……それが囲まれる原因となった。オルフェーヴルと共に蓋をされ、動きづらくなる。

だが最終直線で隙間を見つけて抜け出し、トレヴを捉えて突き放す。オルフェーヴルも追走。

だがそのまま逃げ切りリベンジを果たした。

そしてルドルフの壁と呼ばれたG1 7勝の壁を越えた。

 

日本馬三頭が掲示板にのり、日本の競馬ファンの脳はもうボロボロだよ。

 

 

日本馬が凱旋門賞を連覇、これがどれだけ偉大なことか……。

 

 

帰国したあとは、雪辱を晴らすべくジャパンカップへ出走。

府中2400の良馬場というジェンティルドンナ得意の環境だったが、ブルーモルフォの鞍上武井はそんなに心配していなかったという。

逃げを選択したブルーモルフォは少々緩めのペースで進み、最終直線で一気に加速。エイシンフラッシュ、ゴールドシップ、ジェンティルドンナらの追走を振り切り三馬身で勝利。リベンジを果たした。

 

そしてラストランとなる有馬記念。

ハーツクライのメンコと頭絡をつけ出走した。

 

大逃げで逃げ切り勝利を狙い、今までで最良のコンディションで挑む。

大逃げをしてもバテず最終コーナーを回りさらにスピードを上げた。オルフェーヴルは残り200メートルでようやく追い付き、競り合う。差して、抜かれて、差し返して……それは本当に今日引退するのか疑うほどのパフォーマンスであった。

二頭ともほぼ同時に雪崩れてゴール。

 

 

長い審議の末……最後の戦いは同着。やはりライバルらしい結末であった。

 

 

ブルーモルフォは年度代表馬及び最優秀四歳以上牝馬に選ばれた。芝馬としては史上最高のG1 10勝を達成。

ヨーロッパではカルティエ賞の最優秀古馬と年度代表馬に選出。

 

 

引退後は社団ファームで繁殖牝馬として過ごすことになる。

そして、母としても偉大な成績を残すことになるのだった……。

 

 

 

■エピソード

 

>>オルフェーヴル

 

五戦三勝一敗一分けのライバル。

関係者の証言から、オルフェーヴルはブルーモルフォに恋をしていたらしい。

一緒に引退式もした仲でファンからは「結婚式」と呼ばれた。

二頭の産駒、ユリシスは史上初BCターフを制覇し、圧倒的なレコードを出して三連覇した。

 

 

>>ハーツクライ

 

ブルーモルフォの写真を見て惚れて実際に会ってさらに惚れた俺らのハーツ様。

牝馬にモテモテだがブルーモルフォ一筋である。

ブルーモルフォが着用した馬着は彼のお下がり。それって彼シャツ……?

ブルーモルフォが繁殖牝馬となって最も多く相手した馬である。オーナーの推しカプ。

ブルーモルフォへのぞっこん具合は半端なく強い。なにせ種付けシーズン以外はブルーモルフォの隣の馬房に住むほど。

 

>>キングカメハメハ

 

ブルーモルフォに会って惚れた馬。二年目にはハーツクライの代打としてブルーモルフォの相手となる。

2019年には種牡馬引退を考えていたが、せめてブルーモルフォと相手してから……と金木オーナーが頼み込み実現。

死に際には目はあまり見えなかったもののブルーモルフォと再び会えた。

 

>>武井豊

 

ずーっと鞍上。ディープと同じようで、違う走り方をすると述べている。武井本人は既婚者だが結婚相手にするならブルーモルフォらしい。

 

 

>>ダイワメジャー

 

ブルーモルフォに惚れた馬。ようやく実現した種付けの際には緊張しすぎて挙動不審だったという。

普段は気性難であるがブルーモルフォの前だとふにゃふにゃになるらしい。

 

 

>>ゴールドシップ

 

気分にムラがあるゴールドシップはブルーモルフォと一緒のレースを走るとやる気がでるという。(今波厩務員によると)

よく栗東トレセンでナンパしていたらしい。

 

 

戦績

 

新馬戦 一着

ファンタジーS 一着

阪神ジュベナイルフィリーズ 一着

 

ローズS 一着

秋華賞 一着

エリザベス女王杯 一着

有馬記念 一着

 

ドバイシーマクラシック 一着

キングジョージ 一着

凱旋門賞 二着

有馬記念 二着

 

ドバイシーマクラシック 二着

キングジョージ 一着

凱旋門賞 一着

ジャパンカップ 一着

有馬記念 一着

 

 

16戦13勝(G1 10勝)

 

 

 

 

 

 

 

 




オルフェーヴル……日本馬史上初の凱旋門賞馬
ブルーモルフォ……日本馬初のキングジョージ制覇(連覇)、凱旋門賞馬
ロードカナロア……日本馬初の香港スプリント制覇(連覇)

なんだこの世代。海外にはフランケルとかいるしよぉ……。
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