【完結】愛慾のヒーローもどき   作:土屋 四方

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 このリストは、『本作を久々に読まれる方』をメインターゲットに想定して、本作最終幕の戦力──51話時点よりも成長したところだけ──を列記しています。

 退屈にならないようぽつぽつと新情報を混ぜていますが、戦闘に関わる部分での新情報はないはずです。読み飛ばしてもらっても以降を読むのに支障はありません。



ラストバトル戦力まとめ

オリジナルキャラ

 


 

 

兵怜(べいれ)カリナ/指長ヒーロー:フィンガード

【自己再誕】+〔再適合〕

火伊那の【ライフル】と霙理の【巻戻し】から生った“技能”は時を隔てた過去のカリナに作用し、身体的に『【自己再誕】が目覚めた五歳頃から十年近く、八人分の個性因子を摂取し続けて育ったような状態』を再現した。別に歴史や因果や記憶を改変したわけではなく、肉体性能と制御技術だけの話だが。

この効果は永続的だが使い切りである。つまり将来カリナが新たな因子を取得してもそれらには適用されない。

“技能”以外に各劣化版も性能は向上している。ただしほんの僅か。

全般(副次効果)

(擬似的に)十年間摂取し続けた八人分の因子はカリナの身体にこの上なく馴染んでおり、八人の因子に限っては子宮を通さない取得を可能とする。

具体的にはそれぞれの髪をもらって自分の髪に繋げておくことで、上限をほとんど意識することなく以下の“技能”を使い続けられる。

〔身体変造〕・極

自身の組織に特化した【創造】。以前は苦手としていた骨や神経も含めて構成速度が向上し、並みの負傷ならノーダメージを装えるほど。

この回復力を前提にした自爆攻撃はオールマイトとも比肩しうる。

〔熱遷移〕・極

リソースの問題は解決したが安全面はむしろ悪化している(と見做された)ので引き続き原則封印扱い。

カリナのコントロールも『十年修行した』レベルなので、実質的にはリスクはほとんど無い。ので、緊急時は普通に使うだろう。

遠慮なく使った場合、ショートが訓練で用いる程度の火炎なら真夏の太陽ぐらいのノリで浴びていられる。

〔ベクトル透過〕・極

重力や空気抵抗を透過させることで機動力を、衝撃力や電流を透過させることで防御力を支える。

効果範囲は自身の体内。身体の外には一ミリたりともはみ出さないので攻撃への転用は中々難しい。

 

 


 

原作キャラ/ヒロイン

 


 

 

渡我被身子/変幻ヒーロー:管狐

【変身】(覚醒Ⅰ)

【変身】した相手の“個性”を使えるようになる。ただし【創造】は知識面の問題から実用に耐えない。

カリナの姿になっても“技能”は使えない。当然〔再適合〕の効果も乗らない。えっちな気分になるのが【自己再誕】の効果かは微妙なところ。

当初は透やお茶子に限られていたが、頑張って対象者を増やしている。

変創(メタメイト)

春と比べても汎用性や展開速度はかなり向上しているが、本人は不満な模様。

例えば身体の一部だけ変化させるのは〔変創〕の効果だが、そのせいか上記の覚醒効果が及ばない。つまり【無重力】を使いたければ手先だけでなく全身をお茶子に変化させる必要がある。

仮にこれを克服できれば、複数人の“個性”を使い分けるのではなく並列させ連結する方向の強化もありえたが……これは達成ならず。

【変身】(覚醒Ⅱ)

身体のサイズを大きく変化させる。

■■(プ■■■■■)

治崎と戦うカリナをすぐそばで支えるための『カリナが思いもしなかった』方法。

身体のサイズを大きく変化させることは、これを実現するための前提条件に過ぎない。

 

 

八百万百/百薬ヒーロー:エリクシル

【創造】(未覚醒)

堅実に成長してはいるが、少なくとも今回の騒乱中にカリナ達に追いつけるほどではない。治崎級の敵と対するには悔しいが足手まといだと自覚している。

実戦において安全性のギリギリな薬物に頼るつもりはない。

〈超常以外〉

火伊那にとっては一番警戒の要らない話し相手であり、また火伊那からも多くを学んでいる。

 

 

葉隠透/ステルスヒーロー:インビジブル・レイ

【透明化】+〔不透膜(インパーミー)

カリナ曰く、ヤバい。『未知の脳無とかが現れたら透に任せときゃ大丈夫でしょ』とまで評価されている。

カリナ達はどうでもいいことにまで“個性”や“技能”を使って日常的に練度を上げているが、透は頻繁に周りを驚かせてきた(野菜スティックの件など)。

〈超常以外〉

カリナへのガチ恋勢として火伊那から警戒されていたものの、次第に『葉隠が一番常識的だな?』と心を許されつつある。

ただし『罪々』と聴こえるあだ名(ツミツミ)は拒否された。

 

 

麗日お茶子/ウラビティ

【無重力】+〔浮重(フロート)力系(フレーム)

“技能”が覚醒した後も扱いの難しさや燃費の極悪さに苦しめられてきた。

カリナの桃髪を装備(アドオン)することで使用回数は幾らか増えたものの、使い所は選ばなければならない。

〈超常以外〉

火伊那から見て一番理解しがたいのがお茶子だが、お茶子は火伊那のことを『遠からず同好の士になる』と見ている。

 

 

筒美火伊那レディ・ナガン

【ライフル】

〔再適合〕の特性上、他の四人のような“技能”は今後も芽生えないと考えられる。

カリナの桃髪を装備(アドオン)しても恩恵は特に無い──が、つけている。本人は『弾丸にすると私の髪より硬くなるから』、つまり『特殊弾丸として携帯しているだけ』などと供述。

〈超常以外〉

治崎の件で超法規的にタルタロスを連れ出された不安定な立場なので、レディ・ナガンというヒーロー名を堂々と名乗ることはできない。

 

 


 

その他の雄英関係者

 


 

 

緑谷出久

【黒鞭】

【黒鞭】以外の要素は完全に手放した。残り火も無し。

制御は完璧と言ってよい。この点だけは原作デクを超えている。

〈超常以外〉

肉体年齢は二〇歳前後。無個性の範疇で極限まで実戦向けに鍛え上げられた細マッチョ。

精神体ゆえに食事も睡眠も必要としないゾンビアタック(および敗死)を五年近く続けていたということ。しかもその相手の大半は本気モードのオールマイトだった。爆豪についていけたのは純然たる慣れである。

仮免なし

 

 

爆豪勝己

【爆破】/【爆速】

自らのニトロ状の手汗を口から摂取すると、血管の柔軟性が高まり特殊な心臓(【変速】に近い)のポテンシャルを発揮できる。加速する分には得意。

心拍を上げ過ぎれば流石に命に関わるし空気の壁にもぶち当たるので、『相当な素早さではあるが治崎とタイマンを張れるレベルではない』といったところ。

〈超常以外〉

どちらかというとLRADの砲手として期待されている。

波のエネルギーを狙った焦点に重ね合わせるための複雑な計算だけなら、根津校長や(他校だが)印照才子の方が速いだろう。しかし敵の動きの先読み及び『撃たれたくないタイミング』の見極めも含めると爆豪は代え難い最適解となる。

仮免なしだが……。

 

 

轟焦凍/ショート

【半()()

(別に個性届を出し直したりはしていないが)どうやら【半冷半燃】よりはこの方が実情に近いらしい。

右で氷を作ってもその氷は操れない。外典のようなことはできない。

一方で左は、高温を作れるだけでなくそれを操れる。熱をどこかに移せるならそれは冷ますのと同じことだ

〈超常以外〉

最近姉が怖い。

仮免あり

 

 

八木俊典/オールマイト(引退)

残り火

ワイン病院での敗戦時に完全に使い果たし、元の無個性になった。

〈超常以外〉

それはそれとしてグラントリノにしごかれてはいる。前線で戦うことは難しいだろうが。

 

 

相澤消太/イレイザーヘッド

【抹消】(中破)

治崎が雄英正門前に攻めてきた際に片目を深く抉られ回復不能な傷を負った。

【抹消】そのものは可能だが、睨みつけてから発動までに二秒前後という無視できないタイムラグが生じるようになってしまった。

〈超常以外〉

眼帯をしている。当然のように黒。

 

 


 

トップヒーローの皆さん

 


 

 

轟炎司/エンデヴァー

【ヘルフレイム】

ショートの左同様、熱を生み出すだけでなく操作する効果も内包している。つまり『自身の体熱は逃がせない』という認識は、はっきり言えば誤認である。

しかしこの誤認はすでに無意識に染み込んでしまっており、エンデヴァーが克服することは極めて難しい。こもる熱の処理は今後も課題であり、当面はショートなどに冷ましてもらう形となる。

仮称〔白焔〕

ワイン病院でカリナを大怪我を負わせた白い炎は単に高温なだけでなく、特殊な効果が追加された覚醒技。正面から全てを見ていた荼毘はその実情を察している。

長男からは『てめえのキャラじゃねえだろ』と思われているし、その性能を知れば末息子も似たようなことを言うだろう。

〈超常以外〉

右の手首から先は焼失。左もほとんど動かない。

「別に指で炎を操っていたわけではない。戦闘への支障はゼロだ」

 

 

鷹見啓悟/ホークス

【剛翼】(大破)

二枚の翼は付け根から喪失。少なくともすぐには回復不能。

僅かに残った付け根部分に生える赤褐色の羽毛は以前と同じように操作できる。ただし数は二〇未満。

〈超常以外〉

十三日以降、他のヒーローとの訓練なども行っていない。

「……流石に、前とおんなじ働きができるとは言えないねぇ……」

 

 

袴田維(はかまだつなぐ)/ベストジーニスト

〈超常以外〉

生存者の中で最も重傷を負わされ、一時は生死の境を彷徨った。

十六日時点の緑谷が知る限り、『意識不明の絶対安静』。

 

 

紙原伸也/エッジショット

【紙肢】→“脳幹筺”

ワイン病院にて戦死。

〈超常以外〉

この世界ではシンリンカムイ・Mt.レディとチームを組むことはなかった。

 

 

兎山ルミ/ミルコ

【兎】(小破)

両耳をもぎ取られた。少なくともすぐには回復不能。

周囲の音の聴こえ方はかなり変わっているはずで、三次元的な空間把握やバランス感覚には小さくない影響がある……はずなのだが……。

〈超常以外〉

本人は実質無傷と言い張っているし、周りからも特段の弱体化は指摘できない。なんなの。

「耳なんざ飾りだよなぁクラスト!」

 

 

???(ほんみょうふめい)/クラスト

(シールド)】(異)
両腕両脚を喪失。少なくともすぐには回復不能。

盾は以前から手を触れずに動かせていた。

自身を盾に載せて飛ぶ速度が大いに向上した。体重が減ったお陰であり、自分を守る盾も小さくて済むとご満悦である。

〈超常以外〉

沈んでいた周りがドン引くほど訓練に積極的で、空気を軽くすることに貢献している。

「ミルコの手足は飾りではないから気をつけるのだぞ!」

 

 

西屋森児/シンリンカムイ

【樹木】(異)

両脚を喪失。少なくともすぐには回復不能。

身体の末端が中心に近付いたためか、下半身側の【樹木】は使い勝手が向上している。

〈超常以外〉

脚に似た形の枝(幹)を生やして動かすことは出来るので、日常生活への影響も限定的。

「俺の脚も飾りではないんだが……」

 

 

???(ほんみょうふめい)/ヨロイムシャ

【具足】→“脳幹筺”

十一月十三日、引退会見の後に治崎の襲撃に遭い戦死。

 

 

竜間龍子/リューキュウ

【ドラゴン】(小破)

ドラゴン状態でかなり酷い負傷だったが、変身と解除を繰り返すことで多くの器官は復元できた。

変化の少ない顔面はその恩恵に預かることができず、片目──これまで露わにしていた左目──を喪った状態。

〈超常以外〉

敗戦と負傷による精神的ダメージはこの中では大きかった方。クラストを見てバカバカしくなったようだが。

「いやあそこまでは開き直れないけど。やれることはやるさ」

 

 


 

ボスキャラクター

 


 

 

治崎廻/オーバーホール

【オーバーホール】(偽)

“個性”自体は紛れもなく治崎のものだが、その動作を制御する後脳部は火伊那の狙撃により破壊された。

現在はハイエンド脳無“フード”が変化した疑似後脳が【オーバーホール】を代理的に制御している。

【クロノスタシス】(機能停止)

治崎が最初に〔融合〕したものだが、後天的に獲得したこれの制御方法は“フード”にも模倣できなかったらしく力を喪っている。

時計針状の前髪はだらりと垂れ下がったまま。

【ワン・フォー・オール】(一部)+

【超再生】など

“筺”にできずやむなく〔融合〕したもの。【変速】【危機感知】【煙幕】【浮遊】と〔マイト〕の六割以上、更に脳無(“フード”)由来の【超再生】【変形】【格納】など。

【変速】だけは頑強に支配を拒んでおり、むしろ土壇場で牙を剥きそうな気配を漂わせている(治崎はこれが【変速】であることも知らない)。

能幹筺(カートリッジ)

本作の治崎が〔融合〕したのは上記のみ。他の諸々は“筺”。

全身から針を生やす能力。解放戦士由来。雄英正門前で相澤の目を穿った。

【真実吐き】:音本(ねもと)(しん)由来。冷や会長が話すはずのない秘密をペラペラと明かしていたことからヒーロー側もほぼ確実と見ている。

【嘘聴き】:会長由来。断定はできないが恐らく“筺”にされているものと推測される。

【■】:■*由来。治崎いわく『おいそれとは使いにくい戦略級』。

【ワン・フォー・オール】の負荷

身体の崩壊は発生している。ただし【オーバーホール】と【超再生】を合わせた回復力を上回るほどではない。

食事や睡眠をきちんととるならば老衰死は十年以上先である。

〈超常以外〉

あくまで『崩壊しかけても治せる』であって『崩壊を防げている』わけではない。また痛みを紛らわすような“筺”は持っていない。常人なら痛みでおかしくなっている。

 

 

近属友保スケプティック

人形(ヒトガタ)

人間に近いサイズの無機物を操作する。ただしこの能力単体では遠隔操作距離・精密性・同時操作数などがままならず、その辺りを電子制御で補うロボットを用いることが多い。

仮称【マッドワープ】

無断で〔融合〕された小型脳無の力。模造脳無事件の頃よりは飛躍的に利便性が上がっている。

能幹筺(カートリッジ)

余り器用な方ではないが、自衛目的で一つだけ“筺”を装備している。*

治崎は酷評しているが、合格ラインがおかしいだけという面も……?

〈超常以外〉

今の世間において悪と見做されようと、解放思想こそ正義だと誰憚ることなく主張する。だから解放コードという偽名は捨て去った。ここに私心や誤魔化しは無い。

部下のことも原則は本名で呼ぶ。荼毘は……部下ではないのと地雷を踏みたくないので。

以前の病的な他責思考は治崎による(無断)改造でなりを潜めている。

 

 

轟燈矢/荼毘

【蒼炎】

父や弟と同様、自身の体熱も発散できる可能性はある。しかしできるとは知らないし知ってもわざわざ習得するかどうか。

能幹筺(カートリッジ)

夏雄由来のものと外典由来のもの、二つの冷却系を併用する。

他の“筺”を使うつもりはないようだ。

〈超常以外〉

密かに生かしてあった冷を炎司の手で殺させようとした。カリナが身体を張って阻止。

彼の行動原理が『怒りと復讐』なのか、それとも『本人は怒りと復讐だと思い込んでいる狂気』なのか、もはや誰にも分からない。原作世界には無かった轟家の大きな変化が荼毘にも大いに影響していることは確かである。

 

 


 

(番外)

 


 

 

死柄木与一

【ワン・フォー・オール】(半)

色々と本人にもわけの分からないことになっているが、仮称【肉体増量】と【発勁】、そして〔マイト〕の四割ほどが与一に宿っている。

ただし二つの理由から戦力とはカウントされない

一つ目の理由は太郎からの警告。血肉などの体組織を誰かに奪わせないため。

二つ目の理由は実力。【肉体増量】のおかげでどうにかなっているだけで、【発勁】と〔マイト〕による自己破壊っぷりは入試時点の緑谷より遥かに深刻である。

〔継承〕

再び自身を亡霊として後世に伝え残すことも可能ではある。する意思は無い。

〈超常以外〉

戦力の無さは自覚している。

仮に雄英高校が襲われた際、引子の避難を救けるくらいはしたいと思っているが……現状だと手を引くつもりで握り潰しかねない。努力は重ねているが未だそういうレベルなので、戦うどころではない。

 

*
オリキャラではない

*
オリキャラではない




 最終決戦の更新開始は十月に入ってからになると思います。
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