【完結】愛慾のヒーローもどき   作:土屋 四方

5 / 202
お披露目もしくは説明回。


3.感染

 今更ながら、被身子と私の関係はご両親に伝えていない。

 だから八百万家にも伝えなくて良い、ということにはならないんだけど──むしろ倫理的にはどちらにも伝えるべきなんだけど──伝えるメリットが無いってのも事実なんだよね。

 

 その辺りをジャッジしてもらう為とはいえ、両親に行い(プレイ)の全てを具体的に報告させられたのは本当に泣きたくなる時間だった。

 最近毎日のように私だけが恥ずかしい家族会議が開かれてる気がする。いや両親は両親で泣きたくなるか。ごめんなさい。

 

 

 一般的な基準に従えば、百は今も処女である。ファーストキスは貰ったし、胸とか背中とか首筋とか乳房とかお尻とか内腿とかおっぱいとかは堪能したけれど。

 処女のまま経験豊富って、いいよね──なんて冗談(?)はさておき、ともかくお父さんお母さんは苦虫を百匹は噛み潰したような表情で、

 

『──詳しくお聞かせする方があちらの心労になりそうだね……』

 

と認めてくれた。認めたというか諦めたというか、まぁ、うん。

 他人の目には神経質なほど気を付けろとの念押しはあったが、私だって彼女達の肌を誰かに晒すつもりはない。

 

 こうして私は、可愛い恋人に二人も恵まれたのである。

 もう少ししたら夏休み。今年は楽しくなりそうだなぁ!

 

 

 と、その前に。

 被身子に続いて百の因子を取り込んだことで、私は初めて本格的に“個性”を使える状態になった。感覚的な理解をどうにか言葉にすると──『他人の“個性”を真似る個性』。いや、これは省略しすぎだな。真似るといえば真似るんだけど、そのまま再現するんじゃないみたいだし……。

 恐らく私の“個性”は、まるで『新しい“個性”を作り出す』かのような効果を発揮する。実際には私の“個性”がこれまでなかった能力を習得する感じが近いんだけど。

 

 ともあれ早速【変身】と【創造】でやってみた。それが上手くいくことだけは感覚的に分かっていたから。ただ、事前に分からなかったのは所要時間──時間というか、期間。

 どうやら『新しい“個性”みたいに見える技能』をきちんと使いこなせるように、私の身体全体にも変化が及ぶらしい。それを思えば無理もないかも知れないけど、実に丸一ヶ月もかかったのだ。

 しかもその後半、私は大きなお腹を抱えてヒィフゥ苦しむこととなった。自分の子宮を通して自分自身を生まれ変わらせるようなもの──本っ当に変な“個性”だなぁ。

 

 夏休みで良かったとはいえ色んな予定がパァである。水着で海水浴デートなんて出来るわけない。私からすればそうではないと分かりきっていても、周りからは妊娠したようにしか見えないからだ。中学二年生がだよ。

 

 人目を避けて夏休みの半分以上を家で過ごすしかなかった。顔を隠してこっそりと、馴染みの病院での検査にだけはちょくちょく出かけてたけど。

 えっちなことも全面的になし。付き合い始めたばっかりの中学二年生がだよ!?

 

 まるで本当の妊婦さんみたいに二人とも沢山優しくしてくれるし、お腹が大きい間は性衝動も嘘のように落ち着いてるから、本当に幸せな気分でもあるんだけどね。

 

 

────

 

 

 謎も多いなりに、これまでのことを話し合って整理してみると──私の“個性”は器のようなものなのだろう。最初は空っぽで、そこに何らかの技能を取り込む。幾つかの段階を踏んで。

 まず特殊な感覚で他者の“個性”を選別して、『その因子を取得』、『混合して技能を学習』、『身体が適合』といった流れとなる。

 

 選別すると言っても、何ができるとかは全く分からない。ただ私にとっての学び易さや他との相性などがなんとなく感じ取れる。これは直接目で見ないと働かないようだ。

 ……なお、良さげな因子を見かけた時は取り込みたくなる(≒性衝動)ことで分かるようになっている。もっと他に無かったわけ?

 

「その点は何とかしたいですわね。カリナさんの社会生活のためにも」

「だよねー……」

 

 夏休み中はほぼ他人と会わなかったから強い衝動を覚えることもなかったし、『取得』した被身子達の因子は『学習』『適合』を済ませたことで落ち着いてもいる。肌を重ねる機会にも困らないしね。でもこんな(ただ)れた関係を無節操に持つわけにもいかない。

 街ですれ違った他人だろうと、良さそうな因子は『取得』したくなってしまう。目を逸して時間をおけば治まるとはいえ、あんまり酷いと痴女……というか犯罪者まっしぐらだ。

 

 『因子の取得』。これは文字通り、個性因子を物理的に取り込むことを意味する。相手の体組織を、私の胎内に。

 (おさ)めるべき場所は普通の子宮ではないから、ずっと手前のところまで入れてくれればそれで引き込める──何をって、因子が含まれる何かを。

 例えば血液とか、他にもお手軽なので言うと……口の中の粘膜はどんどん作り替えられていくので、唾液には自然と剥がれ落ちた細胞が含まれるんだよ、うん。豆知識。

 当たり前だけど消化器系に取り入れたって目的の臓器(しきゅう)には入らない。私にとってはどうしたって性的な接触になるわけだ。

 前後して、私の体組織も相手に渡す必要がある。こちらは口から飲み込んでもらうだけでOK。

 この授受を、どちらも()()()()()()してもらうこと。それが『取得』の条件だ。

 

「あれ? もしかして、リナちゃんが私達の身体を触る必要は特に無いんです?」

「無いよ。触りたいから触ってるだけ」

「堂々と言い切りましたわね!?」

 

 百は憤慨したように言うけれど、くねくね身をよじる被身子と内心は大差ないように見える。つまり『必要もないのに触ってもらえることが嬉しい』だ。仮に『私自身の欲求』と『“個性”の要求』を別のものと考えた場合、私が二人に触れるのは前者だってことだからね。

 私の視点だと、理屈の上では不安も残る。被身子達は私の衝動を抑えるための手段として、必要だからえっちなことに付き合ってくれてるだけじゃないか、そこに愛は無いんじゃないか、みたいなね。

 まぁそんなのは心が弱ってる時の言葉遊びに過ぎない。『“個性”の欲』だって『私の欲』の一部だし、私の“個性”に応えてくれるなら私に応えてくれてるのと同じだもの。難しく考えてないで素直に抱き合えば吹き飛んでしまう。

 

 『因子の取得』に成功すると──性交ではない──『技能を学習』し始める。

 きちんとした検証はできてないけど、被身子と致した翌日くらいから『変身』の超劣化版みたいなことができた。というか最初は顔が溶けたみたいなことになっちゃって……慣れたら元に戻せたけど。

 

「他人の“個性”を使えるというと、すごいことのようにも聞こえますけど」

「んー、無理して真似るだけだからかなーり劣化しちゃうんだよね。血を貰っても被身子の姿にさえなれないみたいだし、実用性は無いんじゃない? それに、その──」

「危ないですよねぇ。リナちゃんがヴィランになっちゃいます」

 

 被身子にしては珍しくしみじみと言われた。そうなんだよ、『学習』にもリスクはある。

 

「改めてありがとうね、被身子」

「えへへー」

 

 百に襲いかかろうとしたのを力尽くで止めてくれたもんね。助かった。

 多分、単独の因子から『学習』するのは強引で無理のあることなんだ。特にあの時は【変身】と相性の良さそうな【創造】を目の前にして、余計に『取得』欲求が強まったのだと思う。

 

 だから複数の因子を混合することで(更に()()()()()を課すことで)私にとっての習得難易度みたいなものを引き下げて、それを『学習』するのが本来の形。

 二つの因子から無理のない『学習』をしたら二つを掛け合わせた新たな技能(スキル)を創り、かつそれを十全に使えるような身体に『適合』させる。一ヶ月かけて。

 

 

 そして先日、ようやく自分を改造し終えてお腹が引っ込んだ。

 一ヶ月ぶりに肌を重ねたところ、二人ともかなり欲求不満ではあったみたい。我慢させちゃったのは私だからね、責任とらなきゃ!

 

♡♡♡

 

 そんな風に引きこもった夏休みの、終わりが近付いたある日。

 

「お邪魔します」

「お邪魔しまーす!」

 

 私と被身子は初めて八百万家にやって来た。どの面下げてと自分でも思うけど、ここが一番都合が良いのである。

 

「お二人ともようこそいらっしゃいました! 早速訓練場に行きますか?」

「できればお願いしたいかな」

「では参りましょう」

 

 ご機嫌な百の案内で地下への階段を降りていく。他人の目を完全にシャットアウトできる理想の環境だ。お金持ちすごい。

 

 私達は三人とも、野外では使いにくい“個性”を持っている。被身子の【変身】は解除時に全裸になってしまうし、百の【創造】は素肌の露出を広くしないと小さなモノしか作れない。私に至っては局部を他人に触れさせないといけない──いや、今回については違うんだけど。

 これからここで『取得』をするわけじゃないから、私が人目を避けたい理由は肌の露出じゃない。恐らく大丈夫だけど、初めてのことだけに何が起こるか不透明だからだ。

 

 幸い、【変身】と【創造】から学習したモノの効果や使い方はなんとなく分かる。

 多分こんなことができるはずだ、という予想で名前もつけてある。

 後は実際に使ってみるだけだ!

 

「──じゃ、やってみようか。〔身体変造〕!!」

 

 

────

 

 

「情報をまとめましょうか」

「そうだね」

 

 百が用意してくれたホワイトボードは、試したことや判ったことのメモ書きで表も裏も一杯になっている。

 私は頷いて清書用のノートを広げた。これまでにまとめた『取得』『学習』『適合』の続きに、今日確かめたことを整理していこう。

 

 〔身体変造〕は体内の脂肪分から色んな物質を創造できる。但し何を創っても例外なく、身体から切り離すと形を保てない。

 これだけだと百の下位互換だが、()()()()を創る時だけは【創造】を遥かに上回った。(身体と繋がってさえいれば)強度も速さも効率も、全てにおいて。

 それは有機物──特にタンパク質からなる細胞組織群だ。『身体を創れる技能』。限度はあるけど思い通りに。だから〔身体変造〕。

 

 やろうと思えばアイスエイジみたいなゴリゴリマッチョにだってなれる。被身子が泣いて嫌がったのでやらないけど、それはうちのお母さんをディスってないかい? ん?

 被身子みたいな精密な変身は分からないけど、鼻の形をちょっと変える位は慣れればできそう。変装になら使えるかも知れない。

 

 他にも応用はいくらでも利きそうだ。とりあえず今日試した中で使い勝手が良さそうだったのは二つ、いや三つかな。

 ひとつは、しゃきーん。

 

「爪を伸ばすの便利だけど、見た目がいまいちなんだよね」

 

 なんとなくヴィランっぽいイメージがあるのはなんでだろう。お母さんも良く言われてたことだからそこまで気にならないけど。

 人の爪はケラチンというタンパク質でできている。だから伸ばす速度も硬さも中々のものだ。形もかなり自由に変えられる。

 

「格闘の最中に間合いが伸びるのすっごい厄介でしたよ。リナちゃん器用だから先っちょ曲げて引っ掛けたりしてくるし」

「尖らせたり鈍らせたりできる点は素晴らしいですわね。ヴィランといえどできるだけ無傷で捕らえるべきですし」

 

 二人の言葉に頷きながら、爪をしゅるりと戻す。そうそう、【創造】とは違って自分の組織なら脂質に戻すこともできるのだ。しゃきーん、しゅるっ。

 

「百ちゃんは甘いのです、ヴィランなんかいくら怪我したって良いじゃないですか。リナちゃんの方が大事です」

「カリナさんの格闘技術は大抵のヴィランを上回りますわ。無用な流血は避けましょうという話です」

「でも──」

「ですが──」

 

 また始まった。もう知り合って一ヶ月経つのに、被身子と百は未だに時々ギスギスする。

 そもそもこの二人、私って接点がなければ友達にもなれないぐらいにタイプが違う。水と油。天衣無縫と謹厳実直。だから多少の口喧嘩くらいなら、遠慮がなくてむしろ良いことなんだけど。

 なんかこの二人、すぐエキサイト&エスカレートするんだよね──おわっぷ!

 

「私の方がリナちゃんを大事にしてますぅー!」

「そんなに強引に抱き寄せながらよく言えますわね! そもそも較べることではないでしょう!?」

「とか言いながらまたおっぱい当ててるし! ずるい!」

「当てっ、当たるんですよ、被身子さんとは違って!」

 

 うん、原因は私なんだろうけどさ。だからちゃんと止めてみせる。責任の重さをこの手に乗せて。

 

「はいはいストップストップ。おっぱいディスは良くないよ」

「──揉みながら止めるのはどうなんです?」

「私のは幾らでも良いですよぉ」

「今まじめな話の最中でしょう!?」

「おっぱ──じゃなくて、おっとそうだった」

 

 えーっとなんだっけ。そうそう、ヴィランの捕まえ方の話。確かにふざけて良い話題でもない。

 

「できる限りは手加減した方が良いんじゃないかなぁ、それでも手元が狂うリスクはあるんだから」

「その通りで──被身子さん、顔に全部でてますわよ」

「口には出してないじゃないですかぁ」

「我慢して偉いよ被身子、よしよし」

 

 被身子はね、ちょっと極端というか過激というか。一ヶ月前の彼女なら『殺して何が悪いんですか』とか言いかねなかった位だから、成長著しい。

 最近とみに艶を増してきた金髪を撫でながら、更に付け加える。

 

「それに私、ちょっとやそっとの怪我ならすぐ治──」

「リナちゃん?」「カリナさん?」

 

──治せるみたい、……なんだけど。そんなに睨まなくても。

 はい、だからって自分を犠牲にするようなのはダメだと。はい。ごめんて。

 

「まぁ無理はしないけどさ。治るのは素直にありがたいよね、うん」

「ですです」

「仰る通りではありますが……本当に気をつけて下さいまし」

「ありがとう、二人とも」

 

 ──すごく話が逸れたけど、〔身体変造〕の活用例その二は肉体の修復。

 実験したのは(それが許されたのは)浅い皮膚だけだけど、たぶん筋肉だろうと臓器だろうと壊れる端から創り直せる。傷ついた体組織でも身体に触れてるなら吸収&再利用できるから脂肪分にも困らない。()()()()()があるので無限回復ではないし、特に細かな構造をしてる神経とか無機物にあたる骨とかは他に比べて時間がかかったりもするけど、大抵の怪我なら即復帰できるってことだ。

 戦線離脱する場合でも死ぬ確率はぐっと下がるだろうし、大怪我で入院とかしても『良く食べて良く寝れば*1』すぐに復活できちゃうのである。

 ナース服オプション、そういうのもアリか。

 

 そして三つ目。〔身体変造〕の活用法とは言えないかもだけど。

 『適合』が完了して少し経つと、二人の“個性”にもちょっとした(?)変化が現れた。

 

 被身子は【変身】中に服だけを変化させられるようになった。以前は脱ぐことさえできなかったのが解決した形だ。

 しかも、今日の短い訓練の間にすっかり使いこなしている。

 

『見てくださいこれ、これどうですか?』

『うちの制服ですの?……え、被身子さん』

 

 私も言葉に詰まった。そこには私と百が通う中学の制服を着た被身子が、被身子のままで立っていたからだ。つまり自身はそのままで服だけ変化させている。袖とか丈はだいぶ余ってるけど。

 制服を着てる時の私から血を吸ったことはあるから、その【変身】を部分的に発動してる……のかな? 本人は無邪気に喜んでるけど、こんな短時間で出来る応用じゃないよね。天才肌だとは思ってたけどこれほどとは。

 

『器用ですわね……』

『可愛いけど被身子、それで外とか歩かないでよ。実質全裸なんだから』

『やりませんよぉ』

 

 そう、被身子が着ていた自前の服は横に脱ぎ散らかされている。制服を(かたど)っているのは被身子の身体であり素肌なのだ。

 

 一方で百はというと。

 彼女の【創造】にも影響はあったけど……彼女は努力型というか、こつこつ積み上げるタイプなので、今日時点では実用レベルの応用まで漕ぎ着けていない。

 この点に関しては被身子の速度がおかしいのであって、アレは基準にしちゃダメだと思う。

 

『リナちゃんがそれ言います?』

『カリナさんが仰いますの?』

『二人が仲良しで嬉しいよ』

 

 すぐにできないのは当たり前なのだ、百は目標設定が高いんだから。そして達成できた時のメリットはとても大きい。

 彼女はこれまで不可能だった、生体組織の【創造】ができる──かも知れない。それも私と違って手放すこともできる組織だ。その“個性”を極めれば、輸血も移植も再建術も全て百だけで賄える可能性がある。

 癒しの天使ヤオヨロナース。なんてえっちなんだ。

 

『ある程度できるようになったら、お二人の血液組成は最優先で覚えておきますから』

 

 あまり必要なさそうな私より被身子を優先して欲しい気もするけど、嬉しいことを言ってくれる。

 

 ともかく、この夏の間に私達の“個性”は大きな進化を遂げたのだった。

 

 

────

 

 

 最後に『とある制約』について。

 この技能は使用にコスト──あるいはリソース──が必要になる。肉体の修復を無限回復と呼べないのはこのためだ。〔身体変造〕を使う度、被身子と百の個性因子が胎内から()()()()()

 なくても発動はできたけど出力はガタ落ちだったし、ひどい『取得』欲にも(さいな)まれて大変だった。

 …………ふぅ。

 つまり──私の“個性”はどんだけエロいんだって話だけど──今後も肉体関係を続けるしかないのである! 必要なくても続けるけどね!

 

 後日、三人で仲良くした時のこと。

 

「ところでさ、〔身体変造〕の応用なんだけど──」

 

 肉体の修復で『とある傷』を治せたんだよ、と報告してみた。

 それは被身子と出会った日に破れてしまった、『とある()』のことだ。

 

「……破れる時は痛むと聞きますが?」

「リナちゃんは一体どっちなんです?」

 

 むぅ、評判が良くない。今の私は『経験済の処女』だというのに。あとどっちかと言えば両方だと思うよ。

 なんとなく負けたような気分なのでもう一つのネタも披露してみる。

 

「どうだ、秘密兵器!」

 

 〔身体変造〕を使って犬耳を生やしてみた。それっぽく形を再現しただけだから聴覚とかは変わらない。でも小さく動かす位はできる、ちょっとリアルなジョークグッズ程度のお遊びだ。

 

「リナちゃん! かぁいいです!」

「……!!」

 

 でも二人にはびっくりするくらい好評だった。はしゃぐ被身子はもちろん、百にも刺さったみたいで何やら衝撃を受けている。

 

「被身子さんには血液より先に猫耳をご用意するべきでしょうか……?」

 

 

 

 …………だいぶ私達に染まってきたね!

 

*1
婉曲表現




次回、被身子視点。
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