【完結】愛慾のヒーローもどき   作:土屋 四方

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 このリストは、『本作を久々に読まれる方』をメインターゲットに想定して、ヒロアカ原作と変わっているところをピックアップしています。
 記載内容に嘘やミスリードはありません(故人と書いてあれば確実に死んでいます。作中ではそうと知られていなくても)。

 退屈にならないようぽつぽつと新情報を混ぜていますが、ほとんどは今後の本編で触れる予定なので、読み飛ばしてもらっても以降を読むのに支障はありません。



間章Ⅰ
キャラクター紹介&原作との違い


オリジナルキャラ

 


 

 

兵怜(べいれ)カリナ/指長ヒーロー:フィンガード

【自己再誕】

相性の良い他人の個性因子を取得して独自の“技能”を生み出し、その技能を使いこせなるよう自身の身体を作り変える。

それに適した個性因子の持ち主には、老若男女を問わず性的な魅力を感じてしまう。意志の力だけで自制することは不可能なレベル。

技能の使用にはその他人の個性因子(体液)を消費する……が、大体は消費以上に摂取している。

〔身体変造〕

生体細胞組織に特化した【創造】。脂肪を使うが脂肪に戻すこともできる。自分の細胞しか作れないし、身体から切り離すとすぐに塵になってしまう。

〔熱遷移〕

劣化【先物代謝】で性衝動を自制するために得たもの。リソース面と安全面から今後も封印される予定。ちまちま使うなら避暑や防寒に適しているが、ちょっと出力を上げようものなら母親よりも自爆度が高い。

〔ベクトル透過〕

圧力や重力などの影響をスルーする。体内で曲げる場合は相応のダメージを受ける。

【高速発動】もどき

本来は、原作にて気絶した黒霧に【ワープゲート】を開かせた【強制発動】と似た“個性”。本来の持ち主は親戚だったのかも知れない。

対象者の“個性”発動を速めたり必要なインターバルを縮めたり。コストは対象者側の体力。その際、“個性”の発動部位近くに触手のようなもので触れる。

AFOの返り血が体内にある状態で、【自己再誕】が奪われかけて個性因子が身体中に散り、それが子宮に戻る過程で一緒に取り込まれた、という極めて特殊な経緯で得た。

カリナは自身の【自己再誕】に対してのみ使える。また副次効果として、他人の個性因子が多い部位などを見分けられるようになった。触手は出せない。

 

 

兵怜マーサ/氷壁ヒーロー:アイスエイジ(引退)

【氷河期】

胃の中に氷点下のものを入れてからしばらくの間、自在に冷気を操る。

〔氷河期到来〕

自分ごと凍らせることで凍結速度や強度を高める技。もしくはこの“個性”の本来の発動方法なのかも。

〔負循環〕

マーサも一度しか使ったことがないし今後使う予定もない、カリナには隠している技。【氷河期】の力を自身の胃の中に生じさせることで無限の冷気を生み出す。当然ながら身体は()()()()()()()。なお太郎と結婚した切っ掛けでもあるとか。

 

 

兵怜太郎/旧姓・未歳根太郎

【先物代謝】

あらゆる生理作用の先取りや溜め込みができ、さらにその容量は極めて大きい。ただし溜め込むことによるメリットは全く無いし、溜め込んだものを無かったことにもできない。

(職業など)

医師にして超常生理学者。娘を助けられたのはマーサを〔負循環〕から救った経験も大きいが、娘の方がより完全に凍りついていたので本当に肝を冷やした。

 

 


 

原作キャラ/ヒロイン

 


 

 

渡我被身子/変幻ヒーロー:管狐

【変身】+〔変創(メタメイト)

身体の一部だけ、衣服だけや装飾品だけの【変身】を可能とする。また“装飾品”に含まれるものが広がりナイフやバネ仕掛けなどを作れるようになる。

〈原作との差異〉

中学校卒業時の事件を起こす前にカリナと出会い、最愛の相手と受容(いばしょ)を得た。このため中学時代は最後まで擬態を通しきっている。連続失血死事件はおろか、傷害事件のひとつも(カリナとの件をカウントしなければ)起こしていない。

カリナ達より一年早く雄英に入学し、留年して同学年になった。二度目の一年生からは擬態も投げ捨てて素に近い状態で過ごしている。

カリナ(達)との関係を心理的弱点と呼ぶことは間違いではない。もっともそこを突こうとする(ヴィラン)は確実に酷い目に遭うだろうが。

両親との関係は多少マシになっている。仲良しとまでは言えないもののマイナスの感情は薄れてきた。

血への執着、社会規範への無関心さ、他人を傷つけることへの忌避感の無さ──そういった側面は原作通り変わっていない。なのでステインにも最後の一言を除けば嫌悪感や怒りはなかった。

 

 

八百万百/百薬ヒーロー:エリクシル

【創造】+〔造身(クリエフォース)

自分以外の生体細胞を創造できるようになる(事前にサンプルから学習する必要あり)。

百は組織しか創らないつもりだが、その気になれば生きた個体を創ることもできる──かも知れない。

それを目指して訓練すれば、自分以外の卵子や女性の遺伝子を持った精子さえ創りうる力である。

(さすがにその場合はXの精子しか創れないので、産まれる子供は原則として必ず女児となる)

カリナの〔身体変造〕は自身の細胞しか造れない──つまり減数分裂ができない=精子を直接造る機能は無い。とはいえ精巣は二つでも四つでも増やせるのだが(機能的に可能だというだけで予定はない)。

〈原作との差異〉

秘めていた幼い願望を中学生の頃に肯定されてしまった。ただしそれは性欲モンスターだった。

気付けば百自身も性欲モンスターだった。昼と夜の切り替えが上手いだけで欲求自体は割と強い。

推薦入試の枠はカリナに譲った。一般入試首席合格。そのため体育祭では選手宣誓を任され“蹂躙劇”宣言が飛び出す。

カリナや被身子から離れたくないとの思いで直接戦闘力の低さに悩んでいた。体育祭前後の戦いを通じて指揮官ポジションの適性を自覚すると同時に医療分野への関心が高まり、指揮と情報管制と物資補給と救護を兼任したいぐらいの気持ちでいる。

高校入学前のあるやらかしについて、第一部ではまだ語られていない。カリナも被身子もあんまり考えたくないので。

 

 

葉隠透/ステルスヒーロー:インビジブル・レイ

【透明化】+〔不透膜(インパーミー)

効果範囲と遮断対象を選んで発動する。例えば光を遮断すればその範囲は真っ黒に見える……が、光以外には影響しない。

許容量を超える強い光を浴びると、『光が一部透ける』ではなく『その範囲に対する効果が解ける』。逆に言えば許容量以下であれば完全に遮断する。許容量は効果範囲を狭めるほど大きくなる。

遮断対象には光以外にも固体/液体/気体や重力といった指定ができる。ただしまだ未熟なため気体はかなり漏れるし液体も僅かに漏れる。

〈原作との差異〉

雄英バリア破壊事件の際にカリナの処置により初恋に落ち、数日後にはその相手が惨殺されかけるところを目撃してしまった。

もちろんショッキングではあったものの、幸いトラウマなどというよりは向上心として作用している模様。事実【透明化】の応用にあたる屈折率操作などは原作の習熟度を上回っている。

ただし、カリナの手を借りず自分の力で解決しなければ……と自分を追い込む方向で表れることも。一学期の後半からは()()()()に長く悩まされることになる(透の意志を汲んでカリナはしばらく手を出さない)。

“個性”や戦闘能力よりも性的なテクニックの面で劣等感が強い。『全身ビンカン状態のカリナ』を望んだのはそのため(自分の指や身体でも気を失うほど悦ばせたいから)である。

 

 

麗日お茶子/:ウラビティ

【無重力】+〔???〕

何らかの理由で〔ベクトル透過〕からのフィードバックが発現していない。ちょっと疎外感を感じているが、そもそも【無重力】を使いこなせていない──と思っている──のであまり気にしていない。

〈原作との差異〉

被身子のテクによるものか本人の資質によるものか、被虐(マゾ)性愛(ヒズム)が開花してしまった。もう引き返せない。

【先物代謝】プレイ中のカリナがあまりにも()い反応をするので加虐(サデ)性愛(ィズム)にも目覚めてしまった。もう進むしかない。

なお、他の性癖に目覚める余地(ポテンシャル)が無いとは限らない

男子の中では緑谷・飯田と仲が良いことは変わっていない。この二人が『頼んだら縛ってくれるような性格』ではないことも原作通り。

残念ながらガンヘッドに師事する機会は逃してしまった。体術自体はカリナや被身子から頻繁に学べるようになったことで習熟を始めている。

職場体験はベストジーニスト事務所。堅実に地力を高めたが緊縛経験は得られなかった。

 

 


 

その他の雄英関係者

 


 

緑谷出久

〈原作との差異〉

入学までは原作通り。

その後は爆豪(戦闘訓練)、脳無(USJ)、轟(体育祭)、ステイン(保須)との戦闘機会を尽く失っており、個性制御の面ではかなり劣っている。

ただし大怪我の回数も大幅に減っているので筋力などの基礎能力は原作より一段上。

フルカウルで出せる最大%は大きいが、代わりに暴発が増えているということ。実際にトーナメントの対切島戦でやらかしている。

職場体験も保須での一件以外は原作通り。

カリナ・百・透の三人から深刻な誤解を受けているが、『本当のことを話す=【OFA】の秘密を明かす』なので誤解されたまま。がんばれ。

 

 

爆豪勝己

〈原作との差異〉

入学直後、自身も認めざるをえないほど上から実力で負かされたことにより、原作ほどには屈折していない向上心が根付いている。

“デク”のことは鬱陶しいとは感じながらも『あいつを気にしている場合じゃない』と脇に置いている感じ。

職場体験は原作通り──なのだが、お茶子に()()()()ようになった。

カリナを斑髪と呼ぶことはもうない。他は相変わらずである。

 

 

轟焦凍

〈原作との差異〉

入学直後、父親が口にしたアイスエイジという名前やその娘に対する敗北から、一時期は原作以上に病んでいた。

USJでカリナについて『心臓まで凍りついてる』と事実を述べたことはかなり重く反省している。そのため、その後に被身子から受けた励まし──彼はそう捉えている──には感謝と尊敬を覚えた。

職場体験はエンデヴァー事務所。炎の制御法を請うたため大喜びで教えてくれた。もちろん彼は被身子の言葉を知らない。

体育祭に母親が来ていたことは『張り切りすぎてしまうから』と昼休みまで知らされていなかった。知っていたら爆豪の騎馬にはならなかったかも知れない。ちなみにマキア襲来時にはカリナ達のいた特別観覧席を見に行ってしまい(すでに無人だった)、後ほど相澤から説教を食らっている。

 

 

八木俊典/オールマイト

〈原作との差異〉

緑谷の入学以前は原作通り。

AFOを確実に撃破したこと(とその負い目)、緑谷の大怪我が少ないことから、弟子の育成状況について危機感が薄い。やや日和っている。グラントリノにしばかれてもあまり改善していない。

USJでの脳無戦が無かったので活動限界はまだ一日に三時間ほど残っている。

 

 

相澤消太/イレイザーヘッド

〈原作との差異〉

入学以前からカリナのことを聞かされていた。実物を見て認識をかなり改めたが。

USJの件でやや心配性というか過保護気味になってはいる。顔面の大怪我はしていないのでドライアイは原作よりもマシ。

アイスエイジに憧れた時期があり、自爆気味な凍結についても『あの人のはそういう“個性”なんだからアレが一番合理的だろ。やるのは必要な場面だけなんだし』などと評価がガバガバになったりする。もちろん山田以外には言わないが。

 

 

峰田実

〈原作との差異〉

百合に挟まることはしねぇ!──なるべく。と決意を硬めた男。なるべく。

 

 

????

〈原作との差異〉

このキャラクターの両親は、恐らく善良であまり賢くない。それも含めて最近まではほぼ原作通りだったが……?

本作では大きな差異が起こってもおかしくないはずなのに、なんやかんやあって表面上はそう見えていない。

 

 


 

先輩ヒーローの皆さん

 


 

 

佐々木未来/サー・ナイトアイ

〈原作との差異〉

人生で初めて、自らの未来視が覆される経験をした。それがカリナの意思ではないとしても関与していることは明らかで、深く感謝している。

八斎會との一件を通じてカリナの能力も高く買っている……が、悪人に対する警戒心はかなりユルいと見て不安視している。この懸念は実際のところ正しい。悪を憎み尽くせないのはカリナの弱点の一つである。

本作では未来視が覆った理由を深掘りする予定は無いし、ナイトアイ自身も確かめようがないことだが──神の視点から言えば原因はカリナよりAFOの側にある。『AFOが理外の存在だったために最初の未来視の方が間違っていた/不安定だった』と考えるのが最もシンプルだろう。

 

 

岳山優/Mt.レディ

〈原作との差異〉

対マキア防衛戦で死を覚悟したところをカリナに救われる。カリナの知らないところで一方的にフラグが立って連絡先を交換しようとしたり職場体験の熱烈オファーをかけたりしたものの、百か透あたりにブロックされてカリナ当人の耳にまで届いていない。

 

百「口が軽そうですので」

透「ガチ恋勢っぽいので」

 

 

ヒーロー公安委員会

〈原作との差異〉

役割や志向は原作通り。大まかに言えば、社会が不安視するヴィランの脅威が高まれば試験の難易度を下げてヒーローを増やそうとする傾向が見られる。

つまりヒーローの卵の視点からは、社会情勢が安定しているほど試験の難易度は上がると考えて良い。

 

 


 

ヴィラン連合・他

 


 

 

死柄木■■

〈原作との差異〉

オールフォーワン。故人。USJにて凍結死。

 

 

殻木球大

〈原作との差異〉

ドクター。故人。秘密研究所から適当な高空へ【ワープゲート】で放り出された。遺体が見つからないため、公的には行方不明扱い。

 

 

死柄木弔

〈原作との差異〉

USJにて敗走。七月頭までは黒霧(と壊理)の庇護の下、大きな子供をやっているが……。

 

 

黒霧

〈原作との差異〉

USJにて敗走。AFOも死柄木弔も指示をくれないので闇をもがくように独自に動き始めた。

自我のようなものを獲得したように見えるし、所々犯罪を忌避するような部分も見受けられるが、七月頭の時点ではヴィランと断言して差し支えない──つまり、やることはやっている。決して『思い出した』とか『取り戻した』ではないのである。

 

 

壊理

【巻戻し】

原作では生物限定とのことだが本作では無生物も対象にとれる独自設定となっている。

制御については『時間をかけても良いならだいたい元通りにできるようになった』と()()()()()()()

〈原作との差異〉

黒霧によって八斎會地下から拉致られ、その後なんだかんだ甘やかされている。自称お姉ちゃん。

 

 

参入メンバー

〈原作との差異〉

保須事件後にステインの影響で参入した、荼毘やコンプレス達のこと。

ステインの逮捕シーンが原作とは全く別物であり、かつヴィラン連合という組織が無いも同然なので、原作のように集う可能性は消えた。

全員ではないが第二部の序盤から出番はある。詳しくは明かせる段階ではない。

 

 


 

その他

 


 

 

異能解放軍

〈原作との差異〉

原作では保須事件や開闢行動隊〜神野といったヒーロー社会の不安定化を受けて大胆な行動に出たわけだが、本作ではその傾向が酷く弱い。ヒーロー社会は(見た目上は)安定している。

その為、当面は裏工作めいた方法しか取れない。潜伏を続けて機を待つことになる。

なお、裏で大胆なことをやっていてもバレなければ潜伏できているものとする。失敗など失敗と認めなければ無い。

 

 

死穢八斎會

〈原作との差異〉

インターンの時期を待たずに壊理を奪われた。八斎會の視点では犯人さえ不明。

他の要因も重なって原作と同じムーブは不可能である。

 

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