ーーーーー森の中央
ズゥン……ズゥン……!!
「ベヒモス様だ……」
「ベヒモス様が来たぞ………!!」
ベヒモスがやって来ると怪獣達が道を開ける
「この森の主はベヒモスだったのか……」
「ゴジラ様知っているんですか?」
「一応な詳しくは知らんが穏やかな性格で森やジャングルを豊かにする力を持っているというのは聞いたことがある」
ベヒモスは本来樹上生活をする怪獣で地球の土程度ではベヒモスが好む環境は作れないのだが、この怪獣や恐竜という莫大な栄養があるこの星では怪獣達が余裕で隠れるほどの森ができるのだ。
「お主が今回の挑戦者だな………我が名はベヒモス、この森の王である悪いが容赦はせんぞ?」
「分かっています 王に戦いを挑むということは死を覚悟するのと同じですから それでも私は戦わなくてはいけません」
「…………分かってるなら良い…………ならば来い」
グオオォォォ!!!
ドォンッ!!!
タフギランはベヒモスに向かって尻尾を利用して一気に加速しながら体当たりをする
ズウゥゥン!! ズザザッッ!!
「あの巨体を受け止めるか……!!」
だがベヒモスは地面に爪を突き立てると自慢の牙で受け止める
グググッッッ!!
「ぐおぉ……!!」
「…………!!」
ガッ!! グアッ!!
「ふん!!」
ブオンッ!!
「があっ!?」 ドオォォン!!
「しかもぶん投げましたよゴジラ様!?」
「なんつうパワーだ下手したらタフギランの方が大きいぞ……!!」
しばらく拮抗をしていたがベヒモスはタフギランの体の下に牙を潜り込ませると自分と同等の大きさを持つタフギランを一気に投げ飛ばした。
ブオォン!! ドスンドスンドスン!!!
「来い 串刺しにしてやる!!」 ビビビッッッ!!!
そこにベヒモスが突っ込んでいくが、タフギランは頭の鋭利な棘を前方に向ける このままでは串刺しコース一直線である
だがその予想は大きく外れた
ドゴオォォン!!!
「ぐがっ……!?」
(むっ無傷だと!?タフギランの棘はかなり鋭利なはず……なんて防御力……!!)
なんとベヒモスの体の剛毛の鎧によってタフギランの棘は一本も刺さらず、更には棘の方が折れ吹き飛ばされる
「ぐぅ……おおぉぉ!!」
ドゴオォォ!! ガブッ!!
タフギランは大ダメージを負いながらもベヒモスの腹に頭突きを入れて腕に噛み付いたり攻撃をするが……
「勝負ありだな……」
ガシッ!! グオオッッ!!
「おおぉぉ!!」
ドゴオォォン!!!
「貴方!!」 「『お父ちゃん/お父さん!!』
2足歩行の状態になったベヒモスはタフギランを持ち上げると勢いよく地面に向けて叩きつけた。
「ぐっ………俺の…‥負けです………俺は王に楯突いた者…………殺されるのは覚悟できています………ですが虫のいい………話ではありますが……お願いです妻と子供は………見逃してください………」
「…………お前はまだこんな所で死ぬのは勿体無い………お主らの種族は木を多く食べる更には子供がいるので安定した食糧が欲しかったのだろう………? その心配はいらんわしは荒らす者には容赦はせんが来るもの拒まず去る者拒まず どんな者も森の恩恵を受ける権利はある………お主らを迎え入れよう」
「あ………ありがとう……ございます………!!!」
ズシン………ズシン………!!
ザッ!!
王はタフギラン達をよそに決着が付けばその場所に用ない ベヒモスは森の中に消えていった。
「寛大な森の王…………あれぞまさしく王に相応しい」
ゴジラは森に向けて歩いていくベヒモスを見送った。