転生したらゴジラ!? 怪獣王成長記   作:白インゲンモドキ

13 / 105
第13話

ーーーーー森

「おや………?」

森で生活をし始めてから数ヶ月が経ちゴジラが山脈の放射能などをこまめに吸収し肉や魚を食べるながらモスラと過ごしていたある日森の怪獣達の動きが変わり始めていた。

草食いの怪獣達は枯葉や柔らかい葉っぱの付いた枝や木の実などを集め周り、肉食いの怪獣達はそんな怪獣達を狩り捕食して太り始めていた

 

「なんだ……? 森の怪獣達の様子が変だぞ?」

「たしかに変ですね………パンドラさん達から話を聞いて来ますか?」

「そうした方がよさそうだな」

 

ゴジラは森の中を歩いてパンドラ達を探していると、大木の下で松ぼっくりのような木の実を集めているパンドラ達の姿があった。

 

「あっパンドラさんお久しぶりです」

「あらゴジラくんにモスラちゃんじゃない どうしたの?」

「いえ森の怪獣達の動きが変わっているので 何があったのかと」

 

「何言ってるんだゴジラくんそろそろ冬籠りの時期だろ? だから食糧と冬籠りをするためのベットを作っているんだよ」

 

「冬……籠り……冬籠り!?」

「冬籠り?」

ゴジラは冬籠りの情報を知り驚き、モスラはゴジラの驚きに?マークを浮かべる

「冬籠りがあるんですか!?」

「えぇそうよ? 今年はペギラ達が遅く来るみたいで まだ時間があるから早く準備したほうがいいわよ?」

「ペギラの群れ………なるほどそれが冬の代わりになるんですね……」

どうやらこの大陸の冬はペギラの群れが餌の豊富な地域に向かうための大移動をしその途中の休憩として大陸に訪れ滞在することによる影響で冬が来るようである

 

「まずいまずいリバーデビルの肉がまだ残ってるけどあれだけじゃあ全然足りない……ここら辺秋とかないから一年中こうだと思ってた…………急いで蓄えないと!!」

「でもパンドラさん たしか今日か明日に肉食い達にはあれがあるんじゃありませんでしたか?」

「えぇ毎年肉食い怪獣達が騒ぐあれね?」

 

「え? 何かあるんですか?」

「えぇ1年に1回 ペギラ達の力が届かない砂漠地帯に大移動をするのよ 肉食怪獣達はそのサイゴ達を食べて冬籠りの準備を完璧にするの」

 

サイゴとは武器は凄まじい怪力と口から吐く乾燥した星に住む宇宙怪獣である

サイゴは乾燥した場所に基本的に生息してアリ地獄のような物を作って獲物を待っている肉食の宇宙怪獣と思われているが、実際は食べ物が極限に少ない場所でも生きられるように進化した雑食性で植物なども多く食べており、この星では1年に一回のペギラの大移動で凍死しないようにサイゴ達もペギラの力が届かない別の砂漠に避難をする為に大移動をするのだ。

 

                       最後

「なるほどこの平原や森の怪獣達からしても1年のサイゴの大移動ってわけですね」

「そう言うことよ、他のサイゴを捕食しようとする怪獣達も多いけどサイゴの住む砂漠地帯にはサイゴを捕食する怪獣達が殆どいないから、数が多くて幾ら狩られても減らないそうよ?」

 

「そうなんですか………モスラ お前は自分の食べ物を集めとけ俺もそのあと手伝うから」

 

「ゴジラ様………分かりました」

「それじゃあパンドラさん 行って来ます!!!」

「気をつけるのよ!!」

モスラはそんな肉食怪獣達の集まりに行けば足を引っ張ると分かっているのでゴジラを見送ることにしたようで、ゴジラは平原に向かっていった。

 

ーーーーー平原

 

(怪獣達の姿が殆どいない………みんなこれから起こる騒ぎに巻き込まれないようにしているか、獲物を狙っているんだな…………)

ゴジラがサイゴが通る道の岩場に擬態をして待っており周りを見てみるが、普段は平原で狩りをしているであろう肉食の怪獣達が息を潜めているのか1匹も姿を現われない

 

そうして待っていると

ドドドドドドドド……………

遠くの平原から砂煙が起こりこちらに向かって来る、目を凝らしてみるとサイゴ達の姿があった

 

「見つけた………あれがサイゴの大移動か………!! 冬の蓄えをしてない俺からしたらありがたい…………なんとしてでも仕留めなければ………!!」

 

そしてサイゴ達がゴジラ達の近くを通りがかった時

ギシャオオオォォォン!!!

 

グオオッッ!!!  ギャオオ!!

 

「もう来たか!! お前達急いであの大河を渡るんだ!!」

「はい!!」

辺りから肉食怪獣達の鳴き声が上がりサイゴ達がその声を聞くと共にスピードを上げて

大河に向かう

 

「よし行くぞ!!」

ギュアアオオォォン!!!

ゴジラも咆哮を上げてサイゴの群れに突っ込んでいった。




サイゴの大移動 1年の最後ペギラの大移動に合わせて大移動をし、その大陸を栄養で満たしてくれるなくてはならない存在達である

ペギラの大移動 ペギラは食べ物を求めて為に地球でいう北極の南極を1年に一回移動し、それが大陸に冬をもたらす ただし、このペギラの大移動が来るおかげで雪が溶けた時に大量の水がもたらされ大陸の水は豊富に存在する

1年の流れ この世界に冬は存在せずペギラの大移動が冬の代わりになっている
ペギラが移動する→サイゴが大移動する→1年後にペギラが再び移動する→サイゴが大移動するを繰り返しています
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。