ーーー河岸
グオオッッ!! グオオッッ!!
「さあっ!! かかってこいこの野郎!!」
(えぇ………なんで喧嘩腰なんだこいつ………)
サイゴ達の大移動の起こっている大河とその向こうを他所にゴジラはバラゴンを前に戦闘態勢になってはいるのだが、少し混乱していたなぜこんな所にバラゴンがいるのかだ
「あの〜〜なんでこんな所にいるんだ? サイゴ達を狩ればいいじゃないか」
「俺だってそうしてぇよ!! でもあの脳筋バカが暴れたせいでサイゴ達が離れた場所に行っちまったんだ!!!」
(あ〜〜レッドキングのことか……!! 確かにあいつ暴れてたなぁ)
どうやら向こう岸で暴れていたレッドキングが原因のようだ。
「そのせいで待ち伏せしてた場所にサイゴが1匹も来やしねぇ!! 俺は泳ぎが得意じゃないから大河でもたもた泳いでたらマクノザウルスのような奴に食われる だから生き残るために横取りすることにしたんだ!!」
(まぁ………弱肉強食だから当然の行動なんだろうけど…………なんとかしてやりたいが………向こうはやる気だし どうすっかなぁ)
「行くぞゴラアッ!!」 ドヒユッ!!
「!?」
バッ!!
「同じ手段は喰らうか!!!」 ブオン!! ドゴオォン!!!
「ぐはぁぁ!?」 ドスウゥゥン!!!
「あっあれ?」
再びバラゴンがゴジラの顔面に飛び掛かるがゴジラは尻尾で撃ち落としたが、その一撃であっという間にバラゴンは戦闘不能になってしまった。
グ〜〜………
「はっ腹が減った……サイゴがここに来ると思って 遠くの巣穴からまともに飯を食べないで来たからお腹の中がスッカラカンだ………」
「燃料切れかい!?」
どうやらまともに食事をしていなかったからかバラゴンお得意の光線が吐けないレベルまで弱っていた
(このまま殺すこともできるが こんな風に話しちまった奴を殺すのはなぁ……………あっそうだ!!)
「おい お前地面掘れるよな?」
「あっ? 俺のフィールドは地面だぜ? 穴を掘るなんて楽勝だぜ」
「よし 俺は泳ぎも大得意だから なんとか獲物持って来てやるよ!!」
「ほっ本当か!?」
「あぁ ただし俺の獲物を穴を掘って保管する場所を作るのと 今この獲物を守っていて欲しい」
ゴジラはバラゴンに倉庫番を頼むことにしたようだ
「え? いっいいのかよ? 俺はお前の獲物を奪おうとしたんだぞ?」
バラゴンはゴジラの提案に疑問を浮かべる 自分は獲物を奪おうとした敵だ、それに自分が獲物を奪って逃げることだってあるはずなのになぜそこまで親切をするのかと疑問を投げかける
「うん? いやなぁここまで話した奴ほっとくのもなぁって思っただけだ」
「そっそんな理由で?」
「そっそんな理由 それじゃあ行ってくる」
そう言うとゴジラは大河を渡っていった。
ーーーーー平原
「ぐははは!!!」 ドカンバコン!!
「くっ………か………」 「ちくしょう………!?」
(まっまだ暴れてんのかい……!? ここはだめだ………早く離れないと………)
平原ではサイゴの群れはもういなくなっているのにまだレッドキングが他のサドラやゴルメデを前に暴れており レッドキングに関わりたくないゴジラは逸れたサイゴや他の獲物を狩るために離れようとするが
(あれ………? 今ここに倒れてるサイゴ持っていけばいいんじゃね? 他の奴らが食べても数体は余るほどあるし…………)
辺りにはレッドキングとの争いに巻き込まれて死んだサイゴの死体も多く存在しておりスピリタス・タイガーやデスジャッカルなどが食べているのにも問題ないほどで、ゴジラの隠れている場所にも数体倒れていた。
(そ〜〜っと……そ〜〜っと………)
バクッ……ずるずる……
レッドキングが暴れていて他の怪獣達の目が向いていない内にゴジラは草むらにサイゴを2体運んでいった。
ーーーーー河岸
「お〜〜い待って来たぞ〜〜」 ズルズル………!!
「もっもうか!?」
「あぁもうだ ほらこれだけあれば足りるか?」
ドサッ!!
「うおぉ!! こんなにあるのかこれだけあれば冬を越せるぜ!!」
「よし 俺の獲物もちゃんと守ってくれていたみたいだな それじゃあ俺は帰るわ」
ゴジラは森に帰ろうとサイゴを持って帰ろうととしたときだった。
「まっ待ってくれ!!」
「ん?」
ーーーーー池
「ゴジラ様…………その者は?」
「あ〜……仲間?」
「こんにちはモスラの姉さん!! 俺はゴジラの兄貴の獣柄に惹かれて 子分としていさせてもらうことにしましたバラゴンといいますよろしくお願いします!!」
小さな池にゴジラの部下となったバラゴンがやって来た。