私のような愚か者の愛を──。
*この作品は二次創作になります。(作者様から許可取り済みです)
*原作:譚月遊生季様、堕ちた神父と血の接吻 ― Die Geschichte des Vampirs ―:https://kakuyomu.jp/works/16816700427459742162
作者様から許可取り済みの上です。
企画主旨:作品タイトルからインスピレーションだけで二次創作をする。
それではよろしくお願いいたします。
原作:譚月遊生季様、堕ちた神父と血の接吻 ― Die Geschichte des Vampirs ―:https://kakuyomu.jp/works/16816700427459742162
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神父様、神父様……あぁ神父様。
どうか、罪深き私をお赦しください。不敬にも、貴方様へ恋心を抱いてしまった私をお赦しください。
常に慈悲深い神父様。
優しく頼れる神父様。
崇高なる貴方様を愛してしまった私をお赦しください。どうか、どうか! お赦しください!
私を愛さないでいいのです。応えなくていいのです。
ただただ、赦しください。
どうか、この恥知らずが抱きし淡い想いを持ち続けることをお赦しください。
無償ではない愛をお赦しください。
あぁそんな目をなさらないでください! 応えられぬとおわかりながらどうにかこの愚者を救おうとなさらないで!
どうか、どうか!
せめて、償いを……。
貴方様の幸福を神へと願いたもうことだけさせていただきたいのです。お願いします!
その想いは赦されてはならないものなのです。なのに……貴方様は赦しの接吻を私の手の甲にしてくださいました。
あぁ倒れてしまいそうです……。赦された気になってしまいます!
身分違う。教養もない。その上、このような感情に支配され、醜くも他の娘達に嫉妬しているような浅はかな私を! 赦さないでください……私のためにも。
ですが、ある意味無情にもその想いは赦されてしまいました。愛を、誓ってくださいました。よろしいのでしょうか? 私ごときが、このような崇高なお方の特別になっても。
赦されるのでしょうか? 本当に幸せだと想ってよろしいのでしょうか?
ですが、そんな想いを払拭するかのように日々は目まぐるしく過ぎて行き、私まで皆様に、敬われるようになってしまいました。
あぁ、違うのです! 本当に違うのです! ただの恥知らずなだけなのです!
それでも……赦されてしまうのです。こんな私と自分を卑下するような女を皆様赦して下さるのです。
だから、私も覚悟を決めました。神父様とともに、善行を為すと。与えられた分の愛をお返しし、そして、尽くすと。
偽善でしょう。それでも……命尽きるまで、愛を与え愛を受け取る。それこそが、私の償いでございます。
――天へおられるであろう、神様へ誓いましょう。必ずや、神父様の恥にならぬ妻へとなりましょう。
私の愛へお応えくださった神父様の、あの……優しくも手の甲になされた接吻へ報いるためにも――。
読んで頂きありがとうございました。
また、許可頂いた譚月遊生季様ありがとうございました。