戦姫絶唱シンフォギア 白い椿が舞い降りる時 作:フィルツェン
満足できるところまで書いてしまう悪い癖があるからなんとも言えないんですけどね。
今回のお話はアニメ本編第2話の内容です。もしかしたら次あげるお話がアニメ本編3話に繋がるかオリ話になるかどうかの予定は今のところないです。
基本オリ話が思いつかなかったらアニメ本編に繋がると思います。ただアニメと書いているシンフォギアでかなり違うというか、立花響が揺らぎかねないメンツなのでどう…しようか?と考えています。
4話は司令室からの視点になります。
……前回のあらすじ欲しい?いや書くぜ!
前回の戦姫絶唱シンフォギア
ノイズの襲撃がありながらも一時の平和を過ごしていたカレン。
だがそんな日々も長くは続かない…ノイズが出現、対応しに行くと少女を抱き抱えノイズから逃げていた立花響を見つけ2人を守れそうな場所に移動したと思いきや大型ノイズが出てきてピンチ!響が突然『ガングニール』を纏う。
「ガングニール、だとぉ!?」
特異災害対策の司令室で指示を飛ばしながら突如アウフヴァッヘン波長が検知された。それは奏の持つガングニールと同じであり適合者は生存している。
「奏と翼に報告!急げよ!」
「もうしてあります!」
シンフォギアをはじめ、聖遺物を動作させる専門家にとりあえず疑問をぶつけてみることにする
「了子君、ガングニールが2つ存在し両方がシンフォギアを展開はできるのか?」
「可能のはずよ。ただ奏者が生存している状態で他の人がそのギアを起動できるか、って言われたらまだ分からないわ。多分出来ないと思うけど……」
「……とりあえず今はこの状況をどうにかせねばな。翼達は今どこだ!」
「カレン君から役1300m先です!」
「急がせろ!カレン…持ちこたえてくれ…!」
今、ありえないものを見せられている。
よく知る…そう、大事な仲間のシンフォギアが今目の前にある。たが、その人は今こちらに向かってきているはず。
シンフォギアを纏った響をみて困惑してしまったが今することを忘れてはいけない。今自分に出来ることを……!
シンフォギアを纏ってしまった自分の両手を見ている響に近づく
「君にはやってもらう事がある。落ち着いて聞いてくれ」
「私に…ですか!?でも…」
「でもじゃない。君はノイズに対抗できる物を持っている。今この状況を良くするためには協力してくれ、頼む。」
「わ、分かりました」
「…よし、反応的にシンフォギアを纏うのは初めてのはずだ。少女を守りながらとりあえず逃げまくれ。立ち止まるな。君が逃げてくれるだけで俺に出来ることが増えるんだ」
「は、はい!」
初めての事で困惑しているであろう響は自分が出来ることを簡単に伝えたため、やることが明確になりどうにか理解して貰えたようだ。
「いい返事だ。頼んだぞ!白椿、ソードビット全機展開!操作は任せる!」
『操縦者への負担が大きいため制限時間を設けます。約8分。』
「長い8分になりそうだな…!」
このビルの屋上はひとまず安心だが周囲には沢山ノイズがいる。できるだけ被害を少なくするために粒子格納庫からソードビット6機、両手にショットガンを装備しノイズの大群に突っ込み、ノイズを処理していく。できるだけ響の方には向かわせないようにソードビットを展開していたが流石に厳しいものがあった。
「す、凄い…あんな数のノイズを1人で…」
「お姉ちゃんはあんなこと出来ないの…?」
「へっ!?い、今は出来ないかな〜…アハハ…」
とりあえず少女と一緒にノイズから逃げているが緑色の刃?が着いたものに追ってきたノイズが倒されておりほんとにやることがない。ただ、胸の底から出てくる歌の歌詞は何なのだろう。そんなことを考えてしまった時、大型ノイズが目の前から出現した。
「ま、まずい…!」
どうにかして逃げようとするがノイズの大きな腕が私に襲いかかる。
咄嗟に拳が出てしまったがそのおかげでノイズの腕を破壊できたため驚きながらとりあえず後ろに飛びノイズとの距離をとる。その後からはノイズから逃走していたがカレンとの距離が離れすぎてしまったのか緑色の刃が来なくなってしまった。
『カレン、彼女との距離が離れすぎた。ソードビットの操作範囲外だ!』
「ちっ…!了解。確かに逃げろとは言ったが…!白椿、右腕装備を簡易換装!使用装備は輻射波動機構!」
『したことないのを要求しないでよぉ!』
「お前とならできるはずだが!?」
『なら1度ソードビット仕舞うからね!あと戦闘終わったら必ず私を大事に整備してよ!?』
「分かってる!あんな所まで整備してやるさ!」
本来装備換装などは出撃前にやることで戦闘中にすることでは無い
だが、白椿はいつも非常識な要求に対応してくれた。今もそうだ。右腕の白い装甲とソードビットが粒子格納庫に仕舞われ輻射波動機構が装備された。
「やれば出来んじゃん……!ワイドレンジで使用出来るな?」
『当たり前!』
飛び上がり地面に向かい右手を前に構え赤い波紋がノイズの集団に降り注ぐ。カレンの周りにいたノイズは消え去った。急いで向かおうとすると…
1機のヘリがこちらに来ていた。
『カレン待たせたな…!あの子は私達が引き受ける!翼、行くぞ!』
『承知!』
「遅いっての…!」
ヘリから人が2人、飛び降りた後…歌が聞こえた。主力が到着したことを意味する。2人の降下場所は響が居る真上。その後の戦闘は……何事もなく終わりを迎える。
戦闘終了後、周囲の状況を白椿から司令室にデータとして送って貰う為空を飛んでいた。
『カレン、データ送信終了。緒川さんたちがいる場所に行こう。』
「了解。白椿、お疲れ様」
『カレンもお疲れ。私は1度休むよ。周囲を警戒しておくけど展開は許して…戦闘データの処理とアップデートしておくから。』
「まぁ今回は急な換装したしな。整備する時ひと声かけるよ。」
『あい〜』
とりあえず今日は色んなことがあった為俺自身も疲れ果てている。友里さんが見えたため近くに着地後、白椿を解除し待機状態にする。
降りてきたのを確認したのか歩いて近づいてくる友里さんがいた
「夜桜君、お疲れ様。暖かいものどう?」
「あ、いつもありがとうございます」
「いえいえ。こっちはあなたを頼っているばかりだから申し訳なく思ってるわ」
「そんなこと言わないでくださいよ。冷静に戦況報告してくれるだけでもこちらは動きやすいですし、いつも頼りになってますよ。立花響は?」
「あっちにいるわよ」
「……守りきったか。ひと声掛けに行くか。」
友里さんから暖かい飲み物を受け取り飲みながら響の元へ向かう。
響はまだシンフォギアを纏っておりそのまま暖かい飲み物を飲んでいる。まぁ、最初はそんなもんかと思いながら近づいて声をかける
「お疲れ様。」
「あっ、えーっと……」
「名前は教えたはずなんだけどまぁ仕方ないか。改めて…僕はカレン。」
「あっ、カレンさん!さっきはありがとうございました!」
仕方ないことでもある。さっきまでノイズに追いかけられ戦闘をしていたから覚えられてないのは…名前教えるタイミング間違えたかな……
「君もよく頑張った。あんな状況で少女を守るって行動に動けていたのは凄いことだし、他の人だったら多分出来なかったと思う。」
「うーん、私も逃げてたけど助けなきゃって思ったら足が…」
「……そう思ってても案外できないもんだよ。君がそうしなかったらあの子はノイズにやられてたし…君に助けられた子も何にも無さそうだし」
「そんなに褒められてもなんにも出ないですよ?」
「…何か出るなら何でる?」
「そうですねぇ……」
なんて冗談を交えながら話していると響が纏っているガングニールが光り始め、ガングニールが解除されバランスを崩したがいつの間にか響の後ろに立っていた翼に支えられる
「わっ…ご、ごめんなさ…えぇ!?」
「大丈夫…?」
「あっ!はい!大丈夫です!」
びっくりもするだろうな、ツヴァイウィングの片翼…風鳴翼に会ってなおかつバランスを崩した所に支えられたんだから…その場をニヤニヤしながら近づく奏もいた。
「おっ、翼〜?新人いじめか?」
「そ、そんな事しないわよ…!カレン、私この子の事いじめて無いよね?」
「…さぁ?どうだろうな」
「カ、カレン!?」
いつものノリで奏と翼と話してしまった。チラッと響を見ると固まっていた。可哀想に……
「えっ、えぇ!?奏さんに翼さん…!?」
「あぁそうだ緒川さん〜頼みますね〜」
呼べば出てくるだろうと思い緒川さんを呼びあとの流れは任せる事にした。説明めんどくさいし2人に挟まれてる響を連行しなきゃいけないから……
「そのために私が居ますからね。任せてください。」
「えっ、今この人どこから出てきました?」
響の両手首に重たそうな手錠が付けられる
「へ?」
「ごめんなさい、立花さん。あなたを特異災害対策機動部二課に連行します。」
「え?」
響は何も理解出来ていないがそれもそうだろう。自分も帰れると思っていたならそんな反応にもなるだろう。
「あなたが使ったものに関して色々とあるの。大人しく連行されて頂戴。」
「大丈夫だ。そんな怖いところじゃないしな。暴れなきゃなんもしねぇよ」
「…私って不幸かも……」
流れるように黒い車に乗せ……運転席に緒川さん、助手席に俺が乗り後部座席には奏と翼の間に響って感じで移動する。
向かってる最中後ろが少し騒がしかったが…まぁ仕方ないか……?奏がいるから。
数十分後、リディアン女子学園に到着。響が周りをみて恐る恐る聞いてきた。
「リディアン…?どうして……?」
「まぁこのまま着いてきてもらえれば分かるよ。僕も驚いたし」
「…?」
その後、駐車場に車を停め全員で降りてリディアンの中に入って廊下を歩いていく。この道は何度も歩いたのだがリディアンは緒川さんがいないと迷う。白椿と自分の為にデータ貰わないと…
なんにも喋らずリディアンの中にあるエレベーターの前に着いた。
「…響、乗ったら捕まっとけよ。いいな?」
「えっ?危ないんですか?」
「からかってやるな奏。まぁ最初のうちは捕まってた方がいいかもな…なぁ、翼?」
「後で覚えておきなさいよ、カレン…?」
緒川さんがカードキーを取りだしエレベーターを使えるようにした後扉が開いたため乗り込む。その後通常のエレベーターより少し速い速度で下へと降りていく。その際、言われた通り響は取っ手に捕まっていた。しばらくしてエレベーターの扉が開く。
「…立花、驚くとは思うが…気を確かに持てよ」
「え?」
廊下を歩いているとひとつの扉の前に着いた。響には忠告したが……恐らくあの人のことだなんかしてるだろう…扉を開くとクラッカーがなり大弾幕には『特異災害対策機動部二課へようこそ!立花響さん!』とかかれていた
「え、えぇ……?」
弦十郎が多分怖がらせまいと微笑みながら響に近づき名刺を取り出した
「ようこそ!立花響君。私はここの特異災害対策機動部二課の司令…責任者の風鳴弦十郎だ。」
「あ、これはこれは……立花響です。」
名刺を受け取りとりあえず自分の名前を言う響。向こうは知ってるのにな。多分混乱してんだろうなぁ…2人の間に了子さんがひょこっと現れる
「んもう!そんなお堅い雰囲気出さないの!響ちゃん、私は櫻井了子よ。好きに呼んでちょうだい」
「あっ分かりました。……ん?なんで私の名前を知ってるんですか?」
響は首を傾げ、理解出来ていない顔している……
そりゃそうなるよね。響からしたら知らない人達が沢山いる場所がリディアンの下であり近未来みたいな感じのところに連れてこられ、知らない人達が自分の名前を知っているってことなんてあれば困惑もする。
弦十郎が響に鞄を渡した。まって?どこから出したのその鞄……
「申し訳ないが君のことは少しだけ調べさせてもらったよ。それが俺たちここにいる全員が名前を知っている理由だ。そこにいるカレンは違うのだが。」
「そ、そうだったんですね……?ところで私いつ帰れます?」
不安そうな響を見てちょっと楽しんでいると思われる了子さんが響に抱きつき撫で回している。
……年頃の女の子にすることでは無いと思うが?
「それでね?あなたの体を調べさせて欲しいのよ」
「うぇ!?ど、どうしてですか!?」
「戦闘後、一応みんな検査するしあなたの中にある物を調べなきゃいけないし拒否権はないわ〜!いいわね?弦十郎君?」
無言で頷くと了子さんは響を診察室へと引っ張っていく。ものすごくワクワクしている顔だ…それになんにも分かってないきょとん顔している響。なんだろう、2年前のことを思い出した…
「確かカレンもあんな顔してたわね」
「2年も前なるな。響には悪いが調べられてもらおう…」
「懐かしいなぁ…2年前なんて近寄りずらい雰囲気出してたしどうしたもんかと悩んだもんだ!」
「……ごめん」
なんて3人で話しているがこうなるまでにかなり時間が必要だったのも事実。実は1年ぐらい余り喋らないようにしていた時があって…任務中は報告だけとか、二課のみんなで食事会とかしても無言突き通していたりしていた。
だが半年前、ちょっとした喧嘩をしてしまったことがある。些細なことでシンフォギアとISを使ったら模擬戦という名の実戦だ。
結果は…まぁISという名の暴力の勝ち。シンフォギアを纏ったとしても空を飛び、彼女達でいうアームドギアが何種類もあり制空権はこちらの物。ハイパーセンサーや白椿の情報や装備操作など…いくら連携が上手くても越えられない壁があったのだろう。
「あん時は私らしくないことしたとは思ってんだよな〜」
「翼を巻き込んでの模擬戦だったな」
「あの時はどうなるかと思ったんだからね……奏?」
本当なら奏とのタイマンだったはず。いくらボッコボコにしたとしても折れず、奏は何度も立ち上がり時限式だと言うのに挑んできた。
奏の腕は悪いとは言わない。血反吐を吐きながらでも手に入れたというシンフォギアを扱える様になるにもかなりの時間と努力をしているってことは模擬戦の中で感じ取っていた。その中で翼との連携がどこまで出来るかが気になっており途中から翼を巻き込んでの模擬戦を開始した。
「だけどあの日から徐々にだけどカレンが絡んだり話しかけたりしてくれてきたから嬉しかったんだよな。多分アレなかったら私と翼、カレンのこといじったりして笑いあったりできない自信しかねぇ」
「2人とも悪い、白椿の整備をしてくる。何かあれば連絡入れてくれ」
「わかった。今日もお疲れ様、カレン。」
話が長くなると思い適当な理由をつけてその場を後にする。
こうやって、過ごしている時にふと頭の中に出てくるのは織斑達の事
どことなく奏は織斑に似ているところがある。そのせいだろうか、たまに1人になりたい時ができる。
本部の廊下を歩きながら、ポケットに入れてある集合写真を取り出す。
『…カレン、一夏達のこと考えてるでしょ。』
「…休むんじゃなかったのか、白椿」
休んでいたはずの白椿が話しかけてくるのには慣れた。こちらの世界に来てからというもの、心の内を晒せるのは白椿しかいない。
壁によしかかって白椿と話すことにする
『…心配?』
「……してない、と言ったら嘘になる。」
『無事、だといいね』
「あぁ。銀の福音は強い。軍事用だし出力も高いからな」
『きっと大丈夫だよ。一夏はピンチにものすごく強いの…カレンがいちばん知ってるでしょ?』
「…あぁ。なぁ、白椿」
『なに?』
「……お前にも話してないこと、なんだけどさ。ふたりのヒミツにしてくれないか?」
『……うん。誰にも言わないよ。お母さんにも。』
その場に座り込み、天井を見上げる。
…本当のことを言うのならば俺はいま、心細く不安しかない。
「銀の福音と戦闘して、セシリアを守るためとはいえ庇ってさ」
『うん』
「お前をボロボロにした挙句、守ってもらった。情けないって今でも思うんだ。あの時、もっと他に出来ることがあったんじゃないかって考えちゃう。」
『…うん。』
「目が覚めた時には違う世界で、色んなことをした。楽しいと思うこともある。だが……」
『…一夏達といた時の時間が恋しい……?』
「…恥ずかしい事だがな、その通りだ。一夏と、鈴、箒……ラウラやシャルといた時の時間がものすごく楽しくてさ。気付かないふりをしながらセシリアと他愛のない話をしていた時のことを思いだすとやっぱり…」
『……泣いてもいいんだよ。カレンはよく頑張ってる』
実はIS学園での生活の中、セシリアからの好意には気付いていた。
だがその時は余裕なんてなく気付かないふりをして友達として接していた。日を重ねるにつれてセシリアの事を考えたり思うと顔が熱くなっていった。臨海学校でセシリアに呼び出され話をした。時間をくれとその時は逃げた。次の日には……こっちの世界に来てしまってるから悪いことをしたと思っている。
『それに、私はカレンがセシリアと付き合ったとしても応援したいよ』
「ばっ!?白椿お前!」
『気付いてないとでも思ったのかぁ〜?私はカレンとずっと一緒なんだよ?それぐらい気付くよ』
「お前なぁ……」
『みんなともう一度会うために、私達は』
「『死ねない』」
白椿と同じタイミングで言葉が被る。
妙な空気が作り出されるが今だけは懐かしく思えた
「…その為にも白椿、お前には頑張ってもらわなきゃな」
『分かってるよカレン。ちなみに了子さんから医務室に来いって連絡入ってる』
「わかった。俺が最後?」
『らしい、奏と翼は検査終わったって。』
「いくかぁ……」
立ち上がり、少し急ぎめに医務室へと向かう。気になっていたこともあるし、ついでに聞くとしよう。
一旦分けます。
ふふっ、カレンのヒロインはセシリアにしようと1話を上げた時に決めていました。ですがなんでしょうね、奏も幸せになっていいだろってことで考えてはいますが奏の性格上どうなる事かこれから考えていきます。
5話でようやくと言っていいのか、二次創作でのヒロイン話をしました。
ISの話はどうやって書いていくかってのは決まっていますのでご安心を。
あっ、カレンの一人称バラッバラだと思いますが気が抜けていたりしている時は俺ってでてきたり、カレンの通う高校の先生とかには僕、とかできる限り男の子っぽく書いていこうと思います。
……あと奏の喋り方とか翼が一番辛い。奏がいるからといって翼の喋り方を年相応の女の子にしてますがこれでいいのかな。こーれがいちばん分からないことでもあるし多分さじ加減なんだろうなって思ってます。
そういやキャラ崩壊タグ入れ忘れてることに気づいたので入れておきました。