水星の病んでる魔女   作:隣の家に晩飯凸する止まらないゴルシ

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名前は伏せますが、とある読者様がワイが次に考えていたアイデアをバチコリ当てて、ワイが返信するとコメント消した方がいいですかね、と言った追記が返ってきました。
消さなくて良いです。むしろもっと当てて。あとアイデアください。
この件に関してはもうちょっと別の返しがあったのに深く考えず返信した私の落ち度です。
申し訳ありません。

あと、後書き見ると分かるんですけど、この話は少しワイの愚痴みたいな所があります。その点閲覧注意です。



チュアチュリー・パンランチの壊れた愛情

 差別。差別。差別。

 

 世の中みんなクソッタレだ。

 

 クソしかいないし、宇宙に蔓延る連中こそそうだ。

 

 何もかもを私たちに投げつけて。自分達はのうのうと暮らして。

 

 神経が苛立つ。

 

 アイツは違う。

 

 アイツは優しいから私だけを見てくれる。アイツの手がわたしの頬に触れて私は快楽を得る。アイツの指の舐め心地は私の頭を蕩かす。アイツの声は私を興奮させる。アイツのカラダは私を気持ち良くする。

 

 アイツが居ないと。

 

 アイツが居ないと、居なければいけない。

 

 

 

「よっ! 元気かー?」

 

 貴方に元気に声をかけてきた少女はチュアチュリー・パンランチ。同じ寮の同級生である。学科も同じなので、会う機会は多い。何より───

 

「な、なぁ。次の日曜日空いてるか? その、デッデッデート、行こうぜ……」

 

 何より、愛おしい恋人なのだから、余計に会う機会は多いと言えよう。彼女の頼みを快諾すると、彼女はさも嬉しそうに「ホントだな!? 二言はねーからな!? じゃあなー!」とか何とか言って、本当に嬉しそうにして何処かへ走り去った。

 

 それを微笑みながら貴方は見守る。貴方は胸中に広がる幸せを噛み砕きながら、昼食は何を食べようか、などと考え始めた。

 

 

 

 場面は変わり放課後。チュチュを待とう、そう考えていつも彼女と待ち合わせしている食堂で彼女を待っていた時、それは起こった。

 

「あの、さ……ゴメン。話、聞いてもらえるかな…」

 

 一人の女子生徒が貴方に話しかけてきた。それは───言わば貴方の元カノ、と言うものであった。

 

「その、ゴメン。私たち、またやり直せないかな。あの時はひどい事言っちゃったし……反省してるから」

 

 貴方は胸中に憎悪や、恨みといった黒い感情が広がるのを感じた。

 

 彼女は言った。「貴方からの好意を受け取るのが気持ち悪い」と。そもそも、彼女からの告白で好きでも無いのに付き合い、それでも付き合ったならば、と好きになり始め、小まめに電話をかけて───とあれこれしたと言うのに、全く身勝手な理由で貴方は振られたのだった。

 

 振られる以前から───電話をかけても応じなくなったあたり───から、SNSで非常に親しくしている男性(貴方の知り合いだ)がいるのは分かっていた。複雑な心境ながらも、それでもと電話をかけ彼女を信じた果てがこれである。

 

 そもそも、別れた後とてその男───SNSで親しくしてるあの男だ───と親しくやっていれば良いのに。何故また来たのか。

 

「その、だから、ごめん。本当に」

 

 彼女は頑なに理由を話さない。そんなのに、付き合う暇はなかった。

 

「ま、待ってよ……嫌だよそんなの……」

 

 彼女が脚にしがみついてくる。貴方の怒りは頂点に達した。

 

 ───触るな!

 

「ぇ、あ、何で」

 

 ───お前の為を思って手を尽くして頑張って、結局これじゃあないか。何で来たのかなんて理由一つ話せないやつなんて、見ててヘドが出る。

 

「待って、待って。待ってください。お願いします……」

 

 くたばれ。くたばってしまえ。

 

「嫌だよ! 君じゃなきゃ嫌だ! 嫌なんだよ!」

 

 大体、もう───

 

「誰、そいつ」

 

 冷えた声が後ろから聞こえた。冷えきった声が聞こえた。

 

 ───ジェターク寮の、元カノ。

 

「……はん。この前言ってたあの元カノかよ。おい、元カノ。コイツはもうあーしのもんだから。諦めやがれクソスペーシアン。行こうぜ」

 

 後ろで元カノが何か言っているのご聞こえたが、もうそんなのはどうでもよかった。

 

 

 

「んっ……ふ、ん………ちゅっ……んぅ」

 

 部屋に連れ込まれた瞬間、彼女からは濃厚なディープキスをお見舞いされた。

 

 よくある事だった。彼女は彼女が慕っているはずのニカ・ナナウラが貴方に触れた後もこうしていた。この後に起こることも、全てがまるで予定調和だった。

 

「はーっ、はーっ、これ、マーキングな。あーしからの。な、指出してくれ」

 

 言われた通り、左の人差し指を差し出す。

 

 彼女が人差し指の薄皮を噛みちぎり、出てきた血を飲み始めた。これもまた、もはやいつものルーティーンだった。

 

「あーしはお前が好きだ。本当に本当に好きだ。あんな奴なんかより、お前を愛してる。だからさ、これ、あーしに付けてくれよ」

 

 彼女から差し出されたのはチョーカーだった。貴方の名が刻まれているチョーカーだ。

 

「大丈夫だよ。人前じゃ見えねーよにする。なぁ、頼むよ……お前のものだって、証が欲しいんだ。カラダ以外の、お前のものだって証が……」

 

 貴方はただ一言、わかった。そう告げた。

 

「良いのか!? ありがとう……」

 

 ───もうこれで、離れねーからな。

 




後書き閲覧注意!
この後書きを見て、読者様が見る作者像が大きく変わるかもしれませんが、それでも宜しければ、どうか作品を見続けていただければ幸いです。










"貴方"の元カノの別れ文句はワイの実体験です。
"貴方"の行動も少しだけ実際のワイを混ぜました。
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