ライスシャワーのようでライスシャワーでないちょっとライスシャワーな転生ウマ娘 作:雅媛
純度の高い乙女ワールドに酔いを感じながら、私は店の中に入り込んだ。
「じゃあお互いに似合いそうな服を探しましょう」
抑揚無くそんなことを言ってブルボンちゃんはさっさと手を離して店の奥へと行ってしまった。口調は平坦だが、耳と尻尾が興奮を語っている。もうウキウキわくわくである。
置いて行かれた私は、さてどうするかと悩む。
ブルボンちゃんに似合う服なんて、正直全く分からない。
わからないが、私に選択権が来たのだ。つまり、着せてみたい服でいいということである。
ならば、趣味と性癖に走ることにしよう。
ブルボンちゃんに合うかどうか、じゃなくてとにかく私の好きなものをねじ込むことにした。
ひとまず私は、ふわふわ系の少女趣味なものは好きである。
自分で着るとなるとよくわからなくなるし、同じような趣味のお母様がセンスが死んでいるので、あまり着ることはないが、好き嫌いでいったら大好きである。
ということで、店の一角にある特にフリフリ感が強い場所に来た。詳細はわからないが、俗にいうゴシック・アンド・ロリータと言われる系譜のものであると思われる。
ブルボンちゃんはなんせお胸が非常に大きいし、お尻も非常に大きい、体格の良いボディをお持ちである。なので色は白も捨てがたいのは確かだが、膨張色より暗い色の方がいいだろう。
そうして私が選んだのは、黒を基本にしたフリフリロリータ服であった。
フリフリが襟やスカートの裾、胸元などに大量についた黒を基調としたワンピースだが、リボンは胸元だけで控えめという服である。リボンが多いと着るのが大変なので、これくらいがちょうどいいと思う。
いや、リボンだらけブルボンちゃんもかわいいが。リボンだけブルボンちゃんでもいいけど。そんな煩悩だらけの考えの元、私はこの服を選んだのであった。サイズも確認するが、多分大丈夫だろう。ちょっと胸元がきつそうだが、前に聞いたスリーサイズ的には入ると思う。
「ブルボンちゃん、私は決めたよ。ブルボンちゃんは?」
「私も決まりました」
私が選んだ服をブルボンちゃんに渡し、代わりにブルボンちゃんから選んだ服を受け取る。ひとまず試着して、お互い見せ合うつもりだ。
ブルボンちゃんが選んだ服は、真っ白のワンピースであった。今着ているものと似たような系統である。白いワンピース好きなのだろうか。そう思いながら袖を通す。
着心地は悪くない。ただ、真っ白でふわふわと豪華なものだから、若干ウェディングドレスっぽく見える。
まあ、いい感じの服であった。着替え終わって外に出てくると、ブルボンちゃんも丁度着替え終わったところだったようで出てきた。
ブルボンちゃんの姿を見る。ふむ、すごく良い。黒の方が後退色なので引き締まって見えるし、フリフリで女の子らしさが高い。胸のあたりがちょっと小さいらしく、上の方が強調されてしまっているがそれがまたよろしかった。
「かわいいよブルボンちゃん」
「ライスちゃんもかわいいですよ。お嫁さんみたいです」
「えへへ~」
やっぱりイメージはウェディングドレスだったのだろうか。
これにブーケでも被れば結婚式が出来そうである。お互い写真まで取って、ひとまず購入候補としておいて次の店に向かう。
なんせ、お小遣いという名の予算は有限なのだ。私に関して言えば母に言えばいくらでもくれるだろうが、今回はブルボンちゃんのお小遣いに合わせた金額しか持ってきていない。おそらく1着、安めのモノなら2着ぐらいの予算である。
なので、ちゃんと一通り回った後に決めないといけないだろう。
私たちはそうして次の店へと向かうのであった。
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ゴスブルボン
【挿絵表示】
デートでブルボンちゃんの選んだ服は
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ふりふりひらひら
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スーツ系のびしっとした奴
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ユニセックスな感じ
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ライスちゃんをウエディングにする