ライスシャワーのようでライスシャワーでないちょっとライスシャワーな転生ウマ娘   作:雅媛

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第四章 年末のGⅠ目指して
1 併走相手を探して


 メイクデビューとその後の札幌で行われた重賞に圧勝し、年末のGⅠに備えて練習する毎日である。

 レースでの圧勝により、また、トレーナーであるマルゼンスキーお姉様のこともあり、黒毛の怪物なんて異名をさっそくもらっている。若干かわいくないが強そうなのでよしとする。

 

 さて、年末だがホープフルステークスに出走予定である。ほか二つのGⅠと比べて距離が長く、ライバルが少なめであること。一方で皐月賞を見据えた時に同じ中山の2000mを早めに走れることなどメリットは多い。

 まあ最大の欠点は長距離であるということなんだけど…… 2000mはシニアになれば中距離の短い距離扱いだが、ジュニアクラスでは2000mを超えるレースなどまず行われない。基本1000mや1200mであり、長くても1600mである。これは体が出来上がっていないウマ娘たちに配慮しているためであり、ウマ娘たちから見てもこれ以上の距離というのは過酷な部類に入ってくる。なので2000mは十分長距離の部類に入るのだ。

 だからこそレースに向けて、準備を万全にする必要があった。

 

 さて、そんなGⅠに向けて頑張っている途中であるが一つ問題があった。

 併走相手がいないのだ。ボッチすぎた弊害であった。

 なんせチームは一人チームだからほかのメンバーとかも無理だし、友達も少ない。クラスメイトにお願いしようとしても、断られそうだなと思うととても声を掛けられなかった。

 今のところマルゼンお姉様やブルボンちゃんが時々併走してくれるが、マルゼンお姉様は駆け引きなんかまるで知らないとばかりにぶっ飛ばすし、ブルボンちゃんはラップ走行で全然駆け引きしてこないしなので、レースの駆け引きを勉強したいという私の思惑にはまるで合致していなかった。

 

 マルゼンお姉様がどうにかすると言っていたが、全部お任せもどうなのだろうかと思ってしまう。なので、自分でも探してみることにした。

 正直相手の能力はあまり高いものは求めていない。純粋な走力で並ぶ人とするとほとんど候補がいなくなってしまう。それに、現状求めているのは駆け引きなどを学ぶための相手である。トレセン学園に来ている子は大体レース経験がある子だから、正直誰だってかまわないのだ。

 ひとまず優しそうな人に声をかけてお願いしよう。

 そう考えた私は、いつもならあがっている時間からさらに伸ばして、コースで練習を続けていた。延々とただただ走り続けるトレーニングである。ゆっくり走りながら、周りを見渡し、ターゲットとなる優しそうなウマ娘を探すのであった。




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