ライスシャワーのようでライスシャワーでないちょっとライスシャワーな転生ウマ娘 作:雅媛
いつものように誘導バのお姉様たちに連れられて、地下道を通りコースへと向かう。
やっぱり誘導バのお姉様たちは今日もカッコいい。将来私もこれになりたいと思っているが、身長が明らかに足りておらずその道のりは険しかった。毎日飲む牛乳を2リットルに増やしたが、残念ながら身長は変わらず別の部分ばかり成長している。
そんな誘導バのお姉様をコースに入ってもしばらく見ていたが、振り返って手を振ってくれたので私は返しウマのために走り出し始める。
中山の芝の状況は、今日は正直かなり良くなさそうだ。まあ冬だし、酷使されているのでしょうがないだろうが…… 荒れた芝の独特の感覚を確認するように、一歩一歩大事に走る。
そんなことをしていると、一周してゲートまでたどり着いた。レース前のゲート付近は緊張感がすごい。みんなピリピリしている。誘導一つでもめるのがわかるぐらいのピリピリ感である。
少しのんびりしていると、ファンファーレが鳴り始める。
係の人に言われて、ゲートにさっさと入る。私はいい子なのである。ごねたりしない。まあゲートの中、狭くて落ち着くのもあるんだけど。
ちなみにゲートが開くタイミングは、一番人気のウマ娘が準備できていると、スターターが判断したタイミングである。一度手を合わせてお辞儀をし、構えると……
がしゃん
ゲートが開いた。
今まで3回のレースでは、全力で走り出しトップを取って、そのまま勢いで乗り切る走りばかりだったが、今回はそうはいかなそうであった。
さすがGⅠ。ライバルの質も違う。外枠の子がぴったりつけてマークしてきたし、内側の子はさらにスパートをかけているんじゃないかというぐらい全力で走り、私の前を取ってきた。それぞれ作戦があるのだろうが、おそらく共通した思いは、私を自由に走らせてはいけない、ということである。
走り始めてすぐに、一度目の坂があり、そこで私が若干減速したせいもあるだろう。そのまま自然と内ラチ側に寄っていくと、私は完全にバ群に飲み込まれた位置になってしまった。
もっとも、これ自体は作戦の範疇である。これでも、ちゃんと『レース』をするためにいろいろ準備はしてきたのである。
おハナさんに教えてもらったり、クラスメイトと併走したり、あとはマルゼンさんが連れてきたスペシャルゲストさんにいろいろ教えてもらったり……
クラスメイトが私に仕掛けてくるブロッキングや妨害に比べれば、レースは全く持ってぬるい。まあクラスメイトのあれは、私を妨害するためにやっているものでしかも気心知れてる子ばかりだから読まれてるので当たり前だが…… このレースに参加している子らは、勝つために私を妨害しているのだから、目的が全く異なる。
外側にいたクラスメイトのマイネルキャプテンが、一瞬だけこっちを見るとそのまま前に出ていく。彼女は今日は前目で行くらしい。
なんにしろまだレースは始まったばかりである。まったく焦る必要はなかった。
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