ライスシャワーのようでライスシャワーでないちょっとライスシャワーな転生ウマ娘   作:雅媛

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7 皐月賞まで

弥生賞は私が勝利した。

勝利したのだが……

 

 

「ん~」

 

「どうしたのライスちゃん?」

 

「多分この辺りがこの走り方の限界だろうなと思って」

 

 

今回も最初からぶっちぎって走り続けて勝利した。

そう、勝ちはしたのだが…… かなり後ろに詰められていた。

2着のアサカリジェントさんとは1バ身差である。ジュニアの頃とはかなり様相が違っていた。

 

マルゼンお姉様はすごいウマ娘だ。

合計68バ身差。圧倒的な速さを持ったウマ娘であった。

その走りは才能と努力により作られていた。

 

一方私はどうか。

努力に関してはマルゼンお姉様を上回っているだろう。

なんせ、私がやっているトレーニングはマルゼンお姉様のトレーニングの改良版であるうえ、私の方がマルゼンお姉様より丈夫だ。その点は疑いようもなく私の方が上である。

では才能はどうかというと…… うーん、私もそこまで悪くはないと思っている。おそらくマルゼンお姉様は100だとしたら私は90とかそれくらいだ。長距離なら私の方が上だろう。

総合的に考えれば、当時のマルゼンお姉様と同程度か、ちょっと上の走りは出来ていると思う。

 

 

 

ではダービーすら確実と言われたマルゼンお姉様と私の差は何かというと、単純に周りのレベルだろう。

当時の日本のウマ娘の特にトレーニングに関しては、アメリカ帰りのマルゼンお姉様と比較し格段に劣っていた。それが非常に大きな差だった。

一方今の日本ではどうかと言われれば、おそらくそこまで遜色がない。私と同じランクの努力、トレーニングを重ねているウマ娘もいるだろう。というかブルボンちゃんもタンホイザさんもそのあたりは私と比較してもそこまで劣っていないと思う。

 

そうするとおそらく、次の皐月賞は今の走りでは難しい。

ブルボンちゃんの正確な体内時計を使ったラップ走行や、タンホイザさんの機を逃さないすさまじい差し脚に対し、私はなんせ暴走しているだけだ。

これだけで勝てないのがわかる。

 

 

「だからレースの方法とか教えてくれる人また連れてきてください、お姉様」

 

「うう、私はもういらないのね…… お姉様悲しい」

 

「だってお姉様、走るのは上手くてもレース下手じゃないですか……」

 

「それ、この前ハードバージちゃんにも言われたわ……」

 

 

こそこそ模擬レースをしていたのは知っていたが、いろいろ言われたらしい。

 

 

「おハナさんとも相談して、誰かいい人居ないか探してくるわ……」

 

「お願いします」

 

 

しょんぼりしてしまったお姉様には悪いと思ったが、でも勝つために最大限何かしたいので必要な犠牲である。

 

とはいえ、私の現状のメリットは身体能力の高さである。

レースに勝ったので気を引き締めて、私はまたトレーニングに励むのであった。




TTGにするか、同期にするか、別のキャラにするか、それが問題だ。


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