ライスシャワーのようでライスシャワーでないちょっとライスシャワーな転生ウマ娘   作:雅媛

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3 デートの準備2

 デート当日は、当然のように雨だった。

 こんな時に雨女ぢからを発揮しなくても…… まあ、デートって舞い上がっていたのを考えれば私にとっては当然の結果ではあるのだが。

 

 予定では目的のアウトレットモールまで走っていくつもりだったのだが、雨だとなかなか難しい。

 

 

「どうしようか?」

 

「電車で行きますか?」

 

「うーん、結構時間かかりそうなんだよね」

 

 

 場所が微妙に悪いのだ。

 走って行けばウマ娘の速度で15分もあればつく距離だが、電車で行くと1時間近くかかる。かなり回るためだ。だが、雨の中傘を差しながらでは走るのは難しい。濡れながら走るとお店に迷惑だから無しである。

 

 

「お姉様に頼んでみるよ」

 

「お姉様って、マルゼンスキーさんでしたっけ?」

 

「そうそう。車の運転できるから送ってくれないかって。駄目そうならその時は電車でもいいし」

 

「わかりました」

 

「じゃあ、ちょっと身だしなみ整えてくるから、30分後に」

 

「はい、では女神像の前で」

 

 

 ブルボンちゃんと一度別れ、寮の部屋から出てマルゼンお姉様のトレーナー室へと向かう。寮を出て、学園の正門をくぐり、後者近くの建物の中に入る。そこにトレーナー室があった。中に入ると書類が大量においてある。マルゼンお姉さまは、今は私の担当トレーナーもしてくれているが、基本はURAのお仕事や学園のお仕事なんかを担当しているため、こういった書類仕事が多いのだろう。

 

 

「いらっしゃいライスちゃん」

 

「おはようございますお姉様」

 

「うん、服はそれでいいと思うから、あとはメイクとかね」

 

 

 そういってマルゼンお姉様はブラシとヘアオイルを取り出した。

 私の髪にオイルを塗ると、ブラッシングしていくお姉様。髪の量が多いので毎回大変そうである。一応ここに来る前に自分でも梳かしているのだが、量が多いし太いし癖もあるので基本爆発してボサボサなのである。

 薔薇の香りがふんわり漂い、とても楽しい気分にある。自分でやるのは正直面倒だが、誰かにやってもらうのは大好きであった。

 

 髪が艶々になった次はお化粧である。

 このあたりになると私にはさっぱりわからない。顔にペタペタといろいろなものが塗られていく。楽しそうに塗っていくマルゼンお姉様。そしてただただなされるが儘の私。

 

 

「~♪ ~♪」

 

「そういえばお姉様」

 

「ん? なあに?」

 

「アウトレットモール行くの、雨降ってて大変だし送ってもらえないかな?」

 

「いいわよ。ブルボンちゃんにご挨拶したいし」

 

「わーい」

 

 

 これで行きの移動手段は確保できた。帰りはまあ、タクシーでも公共交通機関でもいいだろう。

 そんな感じで話しているうちにお化粧も終わった。

 ナチュラルメイクで大幅に何かが変わっているわけでもないが、やはりお化粧をすると結構印象が変わる。

 これならデートにもばっちりだろう。

 

 

「それじゃあ、正門までタッちゃん回すから、先に行って待っててね」

 

「はーい」

 

 

 マルゼンお姉様と別れて、私はブルボンちゃんとの待ち合わせ場所に向かうのであった。




雑談スペース(画像リンクもあり)
https://syosetu.org/?mode=kappo_view&kid=291955&uid=349081

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私服ライス

【挿絵表示】

ライスシャワーのクラシックはどうするか(なお、反映されるかはわかりません)

  • クラシック三冠でブルボンと勝負
  • ティアラ三冠でニシノフラワーとかと勝負
  • 短距離でバクシンする
  • ブルボンちゃんのサポートでいいのでは
  • クラシックはお休みしてシニアから頑張る
  • 障害路線でぴょんぴょんする
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