「、、、」キュッ、、
〔 、、や、やらかしたぁぁぁぁッッッッ!! 〕
影が村に姿を消した後、私は無言で地面に腰を落とし、手で顔を覆った。
〔 うっうっ、、コレ100私の失態だよぉ、、でも私あんな事言おうとしたんじゃなくてぇ、、どう償えばええんや、あんなん眞アンチやんけ、、 〕「ごめん国崩さん、、お母様傷付けちゃった、、」
「さ、さん?えっと、大丈夫ですよ。母上も分かってくれましたので」
「そんな事言わんといて、、あんな言葉、舌のいっこでも差し出さないと間にあわないんよ、、」
「舌はやめてくださいね、、?」
国崩の慰めを右から左へ流し、気分転換ついでにスレを覗いた。
501:名無しの旅人
ファーッww
502:名無しの旅人
イッチやらかしたなぁ、、
503:名無しの旅人
乙w
〔 勝手に覗き見てんちゃうぞッゴラッ!!プライバシー侵害!! 〕
「ぅ、、うぐぅ、、ちょっと、深海で眠ってくる、、」
「!待ってください!ソレは駄目です、、!!」グイッ
「不敬にも程があるでしょぉぉぉ、、!」
「母上はそんな事望んでいません!」
深海の謎物体に成りに行こうとする私を、腕を引いて止める国崩。正直この状況にした私を恨む。腕を引く彼の容姿は可愛いが、力は可愛くない。このままでいると私の腕が千切れかねないので、脚の力を緩めた。
〔 いだい"、、 〕
「、、、」
「僕も母上も、貴女が悪いとは思いません。少し落ち着きましょう」
「僕がそばに居ますから」
「、、うん」
〔 聖母?? 〕
ーーーーーーーーー
「麻依さんは眞姉さまを知っているんですね」
「ンッグ!!?」
「アッ、うんソウダヨー、!」
「なぜですか?眞姉さまは戦に行って亡くなられたと、母上は言ってましたが」
「えっと、、え〜っと、、、」
必死に言い訳を考える。私は数日前に生まれたばかり、その何百年前の事を知ってるのはおかしい。それが神関係者なら尚更。一般妖の私が知ってる理由ぅ"、、あんまり違和感もなくてェ、、即バレしないヤツぅ、、、。
〔 、、ハァッ!(気付き) 〕
、、閃いた。小説の設定も絡めて、信憑性が高いであろう言い訳。
「わっ、私!氷神さまの一片だったの、、」
「、、一片?」
「その戦欠けた肉片って言った方が正しいかも、、」
「私の身体にはソレが混ざってて、戦の記憶があるの」
「、、、」
目を見開いたまま国崩の顔は動かない。氷神の肉片なんて、無理があるだろうか、、。いやでも、押し切ればいける筈だ。
「証拠と言うか、、証みたいなのがあって、この右目」サラッ、、
「!何かの紋様が、、刻まれてるんでしょうか、」
「コレの模様は雪の形なんだよ。この右目が氷神の肉片で、私の神の目なんだ」
「神の目、、」
右目を見つめながら、国崩は髪を分けて頬を撫でた。その間の時間が、ゆっくり過ぎたような
一瞬だったような不思議な感覚だった。
「、、そうだったんですね、納得です」
「ホッ、、」
〔 良かった信じてくれた、、 〕
あと何年か経ったらバレてたしまう嘘だが、その時は敵同士なので関係ないだろう。
「それにしても氷神さまの肉片なんて、、母上に聞いたら分かるでしょうか、、」
「ゲッ、、!ど、どうだろー??戦に出てたのは眞さまだけみたいだし〜」
「あ、そうでした、、。なら分からないかもしれません、、」
「そうそう!この話はお終い!日も暮れてきたから村に帰ろ。船も出ちゃうでしょ?」
空を見上げると、秋色で染まっていた空が蒼くなっている。一番星が輝いていて綺麗だった。
座っていた地面から腰を上げる。
「は、はい」
ーーーーーーーーー
ガヤガヤッ、、
「、、!麻依!戻ったか」
夜の帳が降りた村に、賑やかな声が響いてる。決して少なくない人波をかき分け、進んでた先には丹羽が居た。
「丹羽さん、村、すごい賑わいですね。祭りの様です、、」
「はっはっは(笑)毎年一回しか行われない祭儀でござる。皆、楽しんでおるのだ」
「、、ん?その童子は誰だ?」
「あ、この子は、、」
「僕は、
私が言葉に詰まってると、国崩は事前に練習してたであろう名乗りをあげた。
〔 あ、偽名、、 〕
「おぉ、あの見習い巫女さまの息子であったか。麻依と遊んでおったのだな」
「はい。あの、八重さまと母上は何処に居るでしょうか、、?」
「あの方々なら、少し静かな場所で休んでおられる。少し疲弊してた様に見えたから、心配でござるな、、」
丹羽の顔を動かした先に、桜色の髪と菫色の髪が見えた。
「あ、母上、、」タッタッタ、、
「、、ばいば〜い」
「?麻依は行かなくて良いのか?」
「はい、先にお屋敷へ行ってますね」
影たちに近寄って行った国崩を見送り、私は屋敷の方向へ足を向けた。
その時、肩が掴まれる。
「ほほう、、?お主があの童か」
「ひやっ、、!」
「ふふふ、愛い反応をするではないか」
「や、八重宮司さま、、!」
耳元で囁かれた声に体を強張らせ、頭だけ動かして確認した。先ほどまで影の隣に居た神社の宮司、八重神子である。
「丹羽殿、此奴を少し借りるぞ」
肩を引かれ抵抗も出来ぬまま、何処かへ連れて行かれそうになる。
「まッ、待て!八重宮司さま、、少々、待ってもらいたい」
「、、ふむ、まぁ良いだろう。少し顔を見に来ただけじゃ」
「別に連れて行きはせん」
あっさり離された肩に、唖然としながら八重神子を見る。
「影から話しは聞いておるぞ。あの戦を知っておるようじゃな」
「は、はい、、」
「ふ〜む、、お主のような赤子がアレを知ってるとは、面白いコトもあるのぉ、、」
〔 ぅ、楽しまれてる、、 〕
「、、、」
品定めする様な視線に居心地悪さを感じつつ、目だけは逸らさずにいる。そんな攻防戦を断ち切る声が聞こえた。
「神子さま、またちょっかいを掛けてるのですか」
「ほう、、?影、休まなくても良いのか?」
「ええ。心配おかけしました、もう大丈夫です」
「丹羽さま、申し訳ございません」
「い、いや、、」
〔 二人とも、、演技上手いな、 〕
午前中が埋まるだけで進捗やべぇコトになる、、。