【緊急】寝て起きたら森なんだが、、   作:磨衣

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一週間遅れてるくせにサラッと続きだす作者のゴミ。



想いの具現

 

「ここはわかりやすく改変を、、」

 

 

「うむ、妾も賛成じゃ」

「、、ん、何をしておる。小童共もネタをだせ」

 

 

「な、なぁ神子、コレがオイラ達の求めてるモノか、、?」

 

 

 パイモンが目を向けた卓には数え切れない枚数の紙。紐で纏められてる物もある。

彼女が言うには、コレら全てが小説の資料らしい。

 

 

「そうじゃぞ」

 

 

「何で本の編集なんだよ!?」

 

 

「それはお主、、コレが彼奴の親の様なものじゃからな」

 

 

「だからその「彼奴」って誰だか分かってるのか?」

 

 

 八重は身体をこちらへ向けて、脚を組み直して言った。

 

 

「勿論、「雪の娘」、、麻依の事じゃろう?」

 

 

「?雪の娘??」

 

 

「この小説の題名じゃ。彼奴はこの本から生まれた妖怪である」

 

 

「えぇ!?」

 

 

 思わず私も目を見開いた。だが同時にさっきの発言に納得する。

だから親だと言ったのか、、。

 

 

「物語の妖怪なんているんだな、、」

 

 

「まぁこのテイワット大陸で彼奴だけじゃろうて。お主らが会ってないだけかもしれんが」

「彼奴は稲妻の民が「想った事」で生まれた。架空の存在を生み出したのだ」

 

「思えば、彼奴は妾達の一番近くにいた、民の想いの具現化かもしれんのぉ、、」

 

 

「一斗達とは違うんだな、、」

 

 

「麻依は「イレギュラー」とやらじゃ、前例のない生まれだからな」

 

 

 そう言って話が落ち着いた時、八重と打ち合わせをしていた男性が手を挙げた。

打ち合わせが始まる前に、彼は茂と名乗り、私達に会釈をしてくれたのだ。

 

 

「あの、、皆さんが話してるのは、あの麻依さんですか?」

 

 

「「あの」?」

 

 

「「麻依」はコレが連載当時の頃、、著者の所に現れて本を最終回まで支えた、主人公本人といわれた人物です」

「まさか実在してたとは思いませんでした」

 

 

「「、、、」」チラッ、、

 

 

何となく八重の方へ視線を向けてみる。

 

 

「ふふふっ、、そこから著者は、彼奴の活躍を物語で伝えていったのだ」

 

 

「わたし、その話に憧れて作家を目指したんです。そんな時丁度、この本を再編集すると話が出ていて立候補して、、」

 

 

「、、思ったより「麻依」って凄いやつなんだな」

 

 

「そりゃそうじゃ。妾をあそこまでさせた人間は彼奴だけじゃからな」

 

 

「へぇ〜」

 

 

 少し、感慨深い話を聞けた。 「人の想い」 稲妻で旅をして継いだモノ。大変ではあったが今ではいい思い出になっている。思い出に更けていると八重は中断するよう促し、卓上の書類に指を挿す。

 

 

「さて、ここまで話してやったんじゃ。情報料とやら、支払って貰うぞ?」

 

 

「えぇ"ッ!?」

 

 

「ハァ〜〜、、」

 

 

「さぁさあ、お主たちの実体験を早う言うのだ」

 

 

―――――――

 

 

「ハァ、ハァ、、やぁ〜っと終わったぞ、、!」

 

 

「旅人さん、お話有難うございました!」

 

 

「フフフ、コレで暫く、八重堂は安泰じゃのう♪」

 

 

「よく言うぜ、、」

 

 

 あの話し合いの後、改めてモンドから稲妻までの旅を全て聞き出され数時間経った。

かなり噛み砕いたがもう暫くは口を動かせないかもしれない。

 

 

「お、そうじゃ童共」

 

 

 私達が疲れてるのを知ってか知らずか(いや絶対しってるが)、、八重は一区切りしてから言った。

 

 

「あぁ、これは勘なのじゃが彼奴は絶対にスメールにおる」

「場所は分からんが生きて元気にやっとるじゃろう」

 

 

「そっ、!そうなのか!?」

 

 

「勿論じゃ。じゃから、彼奴を見つけたならすぐ稲妻に連れてくる様に」

 

 

「お、おう、、分かったぞ、、」

 

 

 そう言って少し圧を出す八重からすぐ離れて、パイモンが私の元へ駆け寄ってきた。疲れなど、何処かへ言ってしまった様だ。

 

 

『おい旅人っ!早くスメールに戻ろうぜ!!』

 

 

『わ、分かった』

 

 

 そうして、私達は逃げる様に稲妻を後にした。

 

 

―――――――

 

 

「、、、」

 

 

 静かな鳥籠の中、ゆっくりと目を開ける。

ここに閉じ込められて、もう何年経ってしまったのか。今は時を把握する事さえ出来ない。

 

 

「、、ピトッ」

 

 

 思い出した、今日は珍しく夢を見たのだ。、、賢者達に、此処へ連れて来られた時の事を。

 

 

「そう言えば、もうすぐワタクシの誕生日ね、、」

 

 

 スメールの民達はきっと、ワタクシではなく「マハールッカデヴァータ」の功績を祝うのだろう。

 

 

「、、、」

「お誕生日おめでとう、ナヒーダ、、」

 

 




公式から例のムービーが出ましたが皆さん無事ですか?私は耐えられませんでした。
ラストは入れてみたかったので入れました。弊ワットでやっと90突破した記念にもついでで
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