だいぶ本編端折ります。この1話で納めたかった故、、
セリフが基本引用なのでほぼ手抜きだったり違ったり、、
全てが動き出す日
「ふああ〜ッ///美味しそうな匂いがするぞぉ、、///」
「パイモン、食べ物なら後で買ってあげるから」
「今はドニアザードとの待ち合わせだよ」
「う"ッ!!わ、分かってるよぉ、、!」
花神誕祭当日。スメールの街はいつもより賑やかだ。頭上には花の装飾が吊る下げられている。
そんな華やかな道を進み、ドニアザードとの待ち合わせ場所へ向かう。
「あ!旅人、パイモン///!」フリフリッ///
「おはよう、ドニアザード。もしかして待たせちゃったか?」
「いいえ丁度よ。楽しみで私が早く着いちゃったの」
「みんな頑張ったからね。今日はいっぱい楽しもう」
「行きたい場所はある?」
彼女に手を差し出す。今日はディシアの代わりに彼女を守り、共に楽しむと決めているのだ。
「えぇ、、///まず、あの屋台に、、」
「おぉ、ここは色んな食べ物が売ってるな?」
「う、肉がないぞ、、」
「『ハフト・スィーン』で使う食材たちよ」
「花神誕祭の伝統行事なの。昔は七種の料理を食卓に並べていたみたい」
「今よく見られるのは、ルッカデヴァタダケ、サウマラタ蓮、ローズ、夕暮れの実、
カルパラタ蓮、ハッラの実、ザイトゥン桃などね」
「ん〜?じゃあ花神誕祭は精進料理を食べる日なのか?」
「そう言う訳じゃなくて、コレらがスメールを象徴する物たちだからよ」
「へぇ〜、、」
「!じゃあもしナタなら肉がいっぱい食えるのか///!!」
「旅人〜!!次はナタにしようぜ〜!!」
「これは、、『月』だね」
『月、、つき、、』
「えぇ?オイラには一口齧ったパイにしか見えないぞ、、?」
『えぇっと、『月』は、、』ゴソゴソッ、、
「って、本で調べるのかよ!!」
「あぁッ、そう、、!『月』は『虚幻』と『嘘』を意味してるんだ」
「、、あまり良い意味じゃないわね」
「ただ、本には『自分の直感を信じ、心の中の恐怖を克服すれば、太陽は必ずや昇るだろう』
っと、書いてある」
「もう隠す気無いだろ、、」
カパッ
「残念、『トカゲの尻尾』味ですね」
「『夕暮れの実』味は4番の箱でした」
「ぅええ、、旅人、おまえが食べてくれ、、」
「はいはい、、」
「、、ですが、お祭りは楽しむモノです。特別に此方もあげましょう」
「おぉ〜!!良いのかぁ///!?」
「ありがとな!キャンディの騎士!!」
「花の騎士です」
「ふふふッ///」
その後、忘れ物をしたと言うドニアザードに付き添い、彼女の家へと向かうと、彼女を狙った
エルマイト旅団の傭兵達が待ち伏せしていた。その傭兵達をディシアに任せて、私達は安全な場所
へと逃げ、、数分後に追いついたディシアと合流した。
私達はドニアザードの休憩を兼ねて、追手を警戒し、見回りに行った彼女を待つ事にした。
日は傾き、空は秋色に染まっていた。
「すぅ、、ふう、」
「大丈夫か、、?」
「えぇ、だいぶ良くなったわ」
「もう少し休めば、大丈夫そう」
「、、ねぇドニアザード」
「その病気って、どれくらい深刻なの、、?」
気になった事を口にしてみる。彼女の体調が悪かった時、ディシアの表情が気が気でないほど
焦っていた。病弱な主人を心配してるのはそうだろう。ただ、それ以上の理由があるのかも
っと思い、直接聞くことにしたのだ。
「、、心配してくれるのね。病気のこと」
「だったら、もう隠すのはやめるわ」
その瞬間、強い風が彼女の髪を靡かせた。彼女のよく通る声が、私の耳に入ってくる。
「私、生まれつき魔麟病なの。もう、末期のね」
「、、魔麟病」
頭によぎるのは、ガンダルヴァ村で会った見習いレンジャーのコレイ。彼女と同じ病気。
「そんな、、」
「あら、知っていたの?じゃあどれほど深刻なのか分かってるのね」
「今のスメールで、この病気を完治させる事はできない。
進行を遅らせることぐらいしかできないの」
「ドニアザード、、」
パイモンが憐れむような、心配すような声で彼女の名前を呼んだ。その声に彼女は、
穏やかな顔で応える。
「そんなに悲しまないで、私はずっとそれを覚悟して生きてきた」
「もうとっくに受け入れてるの」
「、、それより、生活への影響の方が辛い」
「、、、」
「家族は、私を愛してくれてる。長生きできるように最善を尽くしてくれるの」
「それでも、その日は必ず来る」
「こうやって逃げ出すまで、外の世界では私を知る人なんていなかった」
彼女は此方を見ながらも、別の場所を見据えてる、虚ろな目で話しを続けた。
「幼い頃から、ベットの上で窓の外を見てるだけだった。今逃げ出して、
家族には心配をかけてる」
「失望も、されてると思う。でも、私はただ、悔いを残したくなかったの」
彼女は立ち上がって、黄昏の空に顔を向ける。
「、、色んな人と関わった。グランドバーザールの皆んな、花神誕祭に参加してくれた人達」
「こんな私を支えてくれたディシア、それに貴女達」
「私を覚えてくれる人が沢山いる。そのおかげで、その日が来ても悲しむ必要はないと思える」
「、、貴女のことは忘れない」
「お、オイラもだ!」
「、、ふふ」
「ありがとう、二人とも///」
言葉を紡いだ彼女は、彼女はスッキリした顔だった。
「ん?何かあるのか?」
「もうすぐ、『花神の舞』が始まる時間でしょ。私、花神誕祭の中で一番楽しみにしてるの///」
「神話の一幕を、ニィロウが踊って再現するのよ。その拍手と祝福の中で、花神誕祭は終わる、、」
『、、そうすれば、私の願いも』
「じゃあ、時間なんか潰してる場合じゃないな」フワッ、、
「早く行こうぜ」
ドニアザードの話を聞き、パイモンは一歩先へ進み出す。その後を私が追う。
少しだけ進んだ後に、彼女の方へ振り返った。
「ドニアザード」
「、、えぇ」
「今から行けば間に合うと思うわ!」
「許可なくこういった類の演目を行うのは、法令で禁止されてるわ」
「まさか知らなかったの?」
何故か人が集まっているステージ。何かあったのかと思い近付いた時、そんな声が聞こえた。
「あれって、、ニィロウが誰かに怒られてるのか?」
「教令院の大賢者よ、、どうしてこんなところに、、」
「でも、『花神の舞』は花神誕祭の定番だよ、、?それが出来ないなんて、、」
「大規模なイベントを密かに行うのは、花神誕祭で禁じられている」
「それに主導権は教令院しか持ってないわ」
「これ以上続けるなら、関係者全員を処罰することになるわ」
「そんな、、」
「ッ、、花神誕祭は教令院が開催するもので、責務を放棄したのは彼等の方なのに、、!」
「話しをしてくる、、!」
「ッ、駄目、、!」
飛び出す寸前だった彼女を引き止める。
いま私達が反論した所で、ニィロウやグランドバーザールの人達が責められるだけだろう。
「、、そうね、その通りだわ」
そう言って、彼女は踏み出していた足を引いた。
私の考えにドニアザードは納得してくれた様だ。
「芸術、ダンス、、この知恵と理性の国で、薄っぺらく意味のないものを追い求めるなど
恥を知らんのか?」
「真実と真理を求める学者達のために神はスメールシティという楽園を創った」
「しかしお前たちのような人間はそれに泥を塗ろうとしている」
「そんなことない、、!花神様が我々の神に舞を捧げたように、神が芸術を蔑ろにする事
はない筈、、!」
「お前のような学のない者に私と議論する資格があると思っているのか?」
「今お前達のするべき事は、一刻も早くこの舞台を撤去することだ」
大賢者と言われた男は、舞台とニィロウに対して酷く酷評した。
言いたいことは言ったようで、大賢者は唖然としてる彼女の横を通り過ぎて行く。
「ニィロウ、大丈夫か、、?」
「あっ、、ドニアザードに旅人、パイモン、、」
「、、大賢者に公演を止められちゃった」
「えぇ」
「どこか別の場所で、教令院に見つからないように続けてみようかな、、」
「あっ、でもお客さんにどうお知らせしたらいいんだろう、用意も必要だし、、」
「それか公演を妨害する人を誰かに止めてもらうとか、、でも、関係者は
処罰するって言われちゃったし…」
「、、ニィロウ、私は大丈夫よ」
「でもッ、ドニアザードはずっと花神の舞を楽しみにしてたでしょ?」
「今回の花神誕祭はあなたにとって、大事なものだし、、後悔してほしくないの…」
一つ、言葉に詰まった後、彼女は少し無理矢理な笑顔で言う。
「気にしないで。貴女にそんな風に思ってもらえるだけで、もう十分幸せだから」
「それにこの状況で花神誕祭を続けるのは危険だわ、みんなを巻き込みたくない、、」
「、、うん。じゃあ次も家から抜け出せるよね?
次の花神誕祭は、絶対成功させるから!」
『、、次』
「ええ、約束ね!次は必ず成功するわ!」
朝と打って変わり、静まった道を歩いて宿へ向かう。いつもならばパイモンと1日を振り返り、賑やかな帰路だが今日だけは、何とも言えない空気で歩いている。
その重い空気に耐えられなくなったのか、パイモンは今日の不満を爆発させた。
「何だよアイツ!!折角のお祭りなのに!!」
「踊りが駄目だなんて初めて聞いたぞ!?」
「、、、」
「あんなの絶対でまかせだ!!気に入らなかったから即興で作ったに決まってる!!」
「パイモン、それは、、」
流石に咎める。気持ちは痛いほど分かるが、スメールでは現状、あの賢者が上に立っている。
そんな相手を安易に敵にまわすのは大変な事になる。そう言い聞かせようとすると、、
「ドニアザードだって楽しみにしてたのに、、」
「、、、」ピタッ、、
思い起こすのは、この日の為に身を尽くしてきた友人の姿。そんな友人の曇ってしまった表情を思い出すと、ただ見てるしか出来なかった、自分の無力感に苛まられる。
「旅人、、」
「、、明日、ドニアザードに会いに行こう」
そう言ってパイモンの方へ振り返る。
コレでは駄目だ。引きずっていれば辛くなっていくだけ、気持ちを切り替えないと。
「、、そうだな!美味しい物も持っていこうぜ!!」
「うん」
察してくれたのか、パイモンも調子を取り戻した様だ。
「今日はもう、ゆっくり休もう」
「スゥ、、ス~、、///」
「、、私も寝よう」
ギシッ、、
「、、、」
〔 ドニアザード、大丈夫かな、、 〕
明日、傷付いている彼女にどう接すれば良いのか思考を巡らす。
寝具の質が良いのか、段々と眠気で視界がボヤけてゆく。
〔 、、ねむい 〕
、、ピ──
全ての接続を確認。最高レベルの安定性を保有するアーキテクチャを構築。
計画は最終段階へ、「───」から力を導出する。
最近はスタレで新キャラ素材集めてます。2凸、したいですね、、(無理)