陰の女実力者になりたくて   作:ikkun

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陰の実力者たちはお互いに力の一端を見せつけたい!

それはブシン祭が終わり少ししたころ・・・

 

シド・アン「新人の前で戦って欲しい?」

 

ラムダ「はい、お願いできないでしょうか?」

 

突然ラムダが寮に来てこんなことを言ってきた。ちなみにラムダというのはイプシロンが初めて直した悪魔憑きのダークエルフだ。褐色の肌に軍服スタイルのスライムスーツが良く似合う。

帽子でもまねてみようかな?

 

シド「で、理由は?」

 

ラムダ「シャドウガーデンはこの前入った新人を含めればもうすぐ700人に届きます。かなり入ったので下の構成員にお二人の力の凄さを知ってもらい更なる高みにつなげてもらおうと思いまして。」

 

悪魔憑きは女性だらけで差別の対象だからね。昔は七陰に護身術と言って二人で稽古したっけ・・・その中には私とシドが戦ってその動きから学習するというのもあったので多分それを七陰の誰かから聞いてやって欲しいと思ったんでしょう。熱心な教官様だ。

 

アン「いいわよ・・・私も久しくシャドウと戦っていなかった・・・そして新たな希望の星たちに暗闇であがくための力を授けるのもまた務め・・・」

 

私はシドとアイコンタクトを取りながら言う。

 

シド「ふ・・・その通りだな、我が同志・・・!振り落とされることのないように新兵たちに伝えておけ・・・」

 

ラムダ「はっ!ではアレクサンドリアの闘技場でお願いします!」

 

そう言ってラムダは去っていった。

 

シド「アレクサンドリアか。あの龍がいたところだよね。」

 

アン「霧の吹きだす龍、また戦えるかな?」

 

ちなみにあそこで二人とも霧の龍の歯磨きしてないであろうブレスに辟易したのはいい思い出だ。

 

noside

 

翌日、古都アレクサンドリアにはシャドウガーデンの新兵たちが集まっていた。

 

新人「ねぇ!今日はシャドウ様とガーデン様が戦ってくださるんでしょう!」

 

新人「どっちが勝つと思う?いやそれを予想するのすらおこがましいわ!」

 

そうこのアレクサンドリアに巨大な像がある通り悪魔憑きを直せる二人はまさに自分達の命の恩人であり雲の上の存在。そんな方たちが自分達のために戦い方をみせてくれる。それだけで彼女たちにとってはこうしてざわめくに値することなのだ。

 

ローズ「お二人とも凄いですからね。どんな戦い方をするのでしょうか・・・」

 

そんな中ローズ・オリアナ。もとい666番は二人の戦い方を直接一度見ているからこそ具体的な技術を見れるこの日を待ち望んでいた。

 

664番「666番もやる気があるわね!」

 

665番「まぁ熟練の構成員でも見た人はいないんじゃないよね~二人がぶつかり合う姿なんて。」

 

ローズと隊を一緒にする二人のエルフもこの対決にドキドキしている様子だった。

 

そうしているとラムダの声が響いた。

 

ラムダ「お前たち!今日はお二人の模擬試合の見れる貴重な時間だ!瞬きすら許されないと思え!それではお二人ともよろしくお願いします!」

 

そうして現れたのは・・・

 

シャドウ「我が名はシャドウ・・・陰に潜み陰を狩るもの・・・」

 

ガーデン「私の名はガーデン・・・庭に現れた一つの陽炎・・・」

 

自分たちの主たちが空から降りてきたそれだけで新人たちは声を上げる。

そして今ラムダの声で試合が始まる・・・

 

ラムダ「それでは・・・試合開始!」

 

その瞬間全員の首が落ちた・・・

 

sideローズ

 

首が落ちる瞬間私は自覚する・・・これはフェイント!!

 

ローズ「はぁ!!はあ・・・はぁ・・・」

 

これまでの訓練や二人の戦いを直接みていたことが幸いして私はすぐに目がさめた・・・

 

664番「はぁ・・・はぁ・・・」

 

665番「今のは・・・」

 

二人もすぐ目が覚めたみたい・・・

 

ローズ「あれはフェイント・・・二人は剣を抜いたわけじゃない、殺気や重心、手の動きで殺されたように錯覚させた・・・」

 

二人の技術が強大すぎて私たちの首が飛んだように錯覚した・・・それがさっきの現象の答え!

 

その後も足や手が吹き飛ぶ錯覚を見せられる・・・それだけでこの場の構成員の誰もが振えた・・・これが高みのほんの一端なのかと・・・

 

シャドウ「さて・・・ここからが本番だ。」

 

ガーデン「ぶつかるときね。」

 

その瞬間二人は剣を抜いてぶつかった!

そしてぶつかり合う剣はお互い超越した連撃だった!魔力で強化された衝撃に誰もが吹き飛ばされそうになりながらもラムダ様の教え通り瞬きはせずに見る。

 

ローズ「やっぱり美しい剣・・・」

 

そう私が幼いころに見たときと同じ・・・いやそれ以上の剣がそこにあった。

シャドウの剣は基礎を徹底的の固めた剣、ガーデンは天から与えられたといってもいい無駄を削ぎスピードも神速の剣、まさに参考にするべきものがありすぎるほどのぶつかり合い。二人はそのまま飛び上がり上空で戦い始める。

 

シャドウ「やはり実力は均衡・・・だがこれは指導。次は魔力の使い方を教えねばな!」

 

ガーデン「そのとおりね!」

 

その瞬間二人は魔力を剣に無駄なく集め足に魔力を集中して・・・

 

664番「消えた!?」

 

ローズ「いえ、右に!」

 

次の瞬間にはさらにスピードを上げた戦いをし始めた!

 

ガーデン「間合いを掴めば魔力もいらなくなる・・・」

 

シャドウ「ふっ・・・」

 

ズガンっ!

 

665番「シャドウ様が投げ飛ばされた!」

 

服を掴んだ瞬間に・・・なんて技術!

 

シャドウ「ガーデンの柔術はまさに天下一・・・ならばこちらも・・・」

 

受け身をとったシャドウはダメージゼロ・・・次の瞬間シャドウは消えていた・・・

 

ガキン!ドゴっ!

 

今度はガーデンが剣によって吹き飛ばされた。

 

ガーデン「自然の剣・・・直感でも対処困難・・・じゃあ最終講義といきましょうか!」

 

シャドウ「あぁ!」

 

次の瞬間青紫、新緑の魔力が収束する。

 

シャドウ「圧縮した魔力は解放した際に数百倍の力となる・・・我らはそれを絶え間なくなしているだけだ・・・」

 

シャドウの黒いコートは悪魔の翼のように展開される・・・それはまさにスライムスーツにさっき言ったことを応用すればできるしかし今の私たちにとってはすさまじい技術だった・・・・

 

ガーデン「単純な魔力量に価値なんてない・・・制御力にこそ真の価値はある・・・どれほど圧縮して無駄なく放てるか・・・それが重要な要素よ。」

 

ガーデンも魔力で作り出した電撃で出来た巨大なスライムソードを持って言う・・・

 

シャドウ「アイ・アム・アトミックレイン。」

 

ガーデン「シー・イズ・ケラウノス。」

 

その瞬間魔力の雨と電撃の剣がぶつかった。

 

noside

 

こうして技がぶつかり合うとそこにはただ佇む二人の姿があった。

 

雨と剣はお互いを相殺しあったのだ。

 

シャドウ「ラムダ、今日の訓練はこれまでだ。」

 

ガーデン「しっかり体を休めるように。」

 

ラムダ「はっ!」

 

そうして二人は飛び去って行った・・・

 

ラムダ「お前たち!二人の戦いはどうだった!」

 

新人「はい!改めてお二人の凄さがしれました!」

 

664番「私たちも鍛錬で少しでも追い付きたいです!」

 

ローズ(お二人とも・・・私も必ず・・・!)

 

主たちの凄さを改めて知りラムダの言う通り糧とした新兵であった・・・

 

シド「いやー!久しぶりに戦ったけどなかなか陰の実力者っぽかったんじゃない!」

 

アン「言葉ではなく背中で語る・・・!まさに裏世界のボスだよね!」

 

飛びながらそう言うのが現在の主たちの姿なのだが・・・

 




シャドウの最後の技はWEB版の技を使わせてもらいました。

シェリーの話、救済ルートに書き換えた方が良いですか?

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