sideアン
それは学園襲撃の少し後のころだった・・・
アン「もう少し夏休みだねー・・・」
シド「選挙が終わればモブや陰の実力者イベント盛りだくさんのはずだしね。」
私たちは食堂で昼食を取ろうとしてたんだけど・・・
ローズ「どうあっても邪魔をするのですね・・・」
クレア「私から二人に伝えるって言ってるだけでしょ?」
なんか不穏な空気を放つ厄介な二人がいた・・・
シド「あ、なんか嫌な予感がする組み合わせ・・・」
アン「100%そうなるわね・・・」
見た瞬間私はモブダッシュで逃走した。昼食を取れないのは痛手だけどここで二人の会話を聞かされながら食事するほうがよほどまずい。
クレア「こら!二人とも待ちなさい!」
ローズ「二人とも何故逃げるのですか!?」
やっぱり二人とも早い・・・
ローズ「シド君、アンさん!どうして逃げるのですか!?」
クレア「貴方たちお姉ちゃんと親友が会いにきたのに逃げるってどういうつもりよ!」
シド「本気ダッシュだったら二人をたやすく巻けるんだけど・・・」
そうそんなことモブの立場が許さない。確かに私たちが本気ではしったら振り切れるどころか二人そろってペットボトルロケットのように吹き飛ばすことが可能だとしても美学としてそんなことをするわけにはいかない・・・
アン「私たち忙しいんで・・・多分二人とも何か頼もうとしようとしてるんでしょうけどお願いを叶えることは叶いません・・・どうかお引き取りください・・・」
クレア・ローズ「嘘ね(ですね)!」
何でバレたの!?
シド(アンってモブとして嘘つく時普段丁寧な言葉が一掃丁寧になるからわかりやすいんだよな・・・)
まぁ振り切れて私たちは学園の端の教室に隠れることに成功した・・・
シド「ここなら見つからないだろ。」
アン「昼ごはん食べられないのは痛手だけどここは昼寝でもして空腹を・・・あれ?」
これは気配!
シド「端の教室だし誰も知らないと思ってたのに・・・」
ローズ「二人ともどこにいらっしゃるんですか?出てきてください。」
そんなこと言われてあっさり出てくる奴はいませんよ・・・
ローズ「ご安心ください。クレアさんはここにはいません。私はお伝えしなくてはいけないことがあるだけです。すぐに終わりますからお付き合いいただけませんか?」
・・・・・・・
ローズ「実は・・・クレアさんがシド君の部屋へと引き換えされたようで・・・」
何っ!?
ローズ「もし捕まらないなら二人の部屋でも探索するわ・・・と。」
シド「横暴だ!」
アン「それだけはご勘弁を!」
ローズ「お二人とも!やっと顔を見せてくれましたね!」
クレアさんを止めないと!窓から離脱・・・
クレア「ふたりとも~もう逃がさないわよ。」
嵌められた・・・
ローズ「すみません・・・これもあなた達のためなのです・・・」
シド「こんな初歩的な誘い出しに引っかかるとは・・・」
アン「二人とも猪みたいな性格だから油断した・・・」
クレア「アン・・・どういう意味?アンタたちが隠れそうなところなんてピックアップ済みなんだから。」
ローズ「私はそんなに突進しませんよ・・・?」
こうして二人の争いの声を聴きながら気を滅入らせるのだった・・・
シド「引っ張らないで二人とも!っていうかアンも現実逃避しないで!」
アン「四人とお出かけか~・・・嫌な予感しかしない・・・」
ー数分後ー
私たちは町に繰り出すことになった・・・
ローズ「ご覧ください!晴れやかな空でデートにはピッタリですね。」
クレア「ちょっと!デートなんて誇大妄想やめてくれる?シドはアンと付き合ってるんだからデートなんてするわけないでしょ?」
シド「二人とも歩きにくいんだけど・・・
アン「そもそも付き合ってないし・・・」
相変わらずのベストマッチで胃が痛くなってきた・・・
クレア・ローズ「うふふふ・・・」(黒い笑み)
シド・アン「何この地獄・・・」
ここは別れないと更なる地獄が・・・私はシドとアイコンタクトを取りすぐさま行動に移す!
アン「あー!なんだか喉が渇いてきたね!シド!」
シド「うん!レモネードが飲みたいなー!」
ローズ「そうだったのですね!気づかなくてごめんなさい。では私が・・・」
クレア「すとーっぷ!!アピール禁止!私が買ってくるわ!」
アン「あ、あーでもクレアさん四人分だと持ちにくいですし私も行きますよ。」
そうして私たちは別れることなったのだが・・・
アン「クレアさん・・・私とシドは付き合ってませんしシドに友達が増えるのはいいことじゃないですか。」
クレア「だとしてもアピールが露骨すぎるのよ!私がやるって言ってるのに・・・」
アン「それって似たもの同士なんじゃ・・・」
クレア「何か言った?」
アン「いえ、何も・・・」
そうして屋台についた私たちでしたが・・・
チンピラ「おいおい嬢ちゃんたち可愛いな~青髪の嬢ちゃんは少し地味目だが・・・」
チンピラ「この大人数を相手するのには丁度いいだろ~」
アン「ひぃぃ!な、なんですか?貴方たちは!?」(モブムーブ)
クレア「貴方たち・・・!ゲスなナンパだけに飽き足らずアンを馬鹿にして・・・もう許さないんだから!」
クレアさんが一気に男二人を制圧しにかかる!
チンピラ「ぐえ!こいつ強いな・・・!」
チンピラ「ぞ、増援だ!増援を呼べ!」
そうしてチンピラは瞬くまに集まってしまった!
アン「ひえぇえ・・・まだ仲間がいたなんて・・・」
チンピラ「そこの地味女は気絶しとけよ!」
ぶんっ!
アン「ひゃ!?」
私は余裕なく躱す演技をする・・・
アン「こ、こないで~!?」
ぼかっ!
私はクレアさんと同じように木の棒を持って振り回して男に軽めにヒットさせる!
チンピラ「うぎゃ!」
クレア「貴方たち・・・!狙うなら私だけにしなさい!」
ずごどかっ!
チンピラ「うわー!」
やっぱり手加減なしですねクレアさん・・・
チンピラが心配になるわ・・・
そして・・・
ローズ「そこまでです!よってたかって恥を知りなさい!」
そうして二人が瞬く間に制圧してしまった・・・
クレア「アン!あなたも成長してたのね!アイツ等に一撃いれて・・・」
アン「あはは・・・たまたまですよ~」
ローズ「いえいえアンさんも中々の度胸だったと思います。」
にしてもこんなテンプレでからまれるとは・・・モブとしての経験値をまた詰めたわね・・・
クレア「ローズ王女・・・そのありがとう。まさか飛び込んでくれるとは思わなかったけど。」
ローズ「力を持つものとして当然の義務です。クレアさんだって逆の立場ならそうしてくださったはずだと思います。」
なんか仲良くなったみたいね・・・
これはあれかしら・・・背中を預けたもののテンプレ?
シド「皆ー・・・レモネード買ってきたよむぐっ!?」
アン「シド、今の内に逃げるわよ。今なら二人は友情に酔ってて私たち見てないから!」
シド「なるほど!」
そうして逃げたけど似た者同士の友情パワーで捕まってしまうのだった・・・
シェリーの話、救済ルートに書き換えた方が良いですか?
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はい
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いいえ