陰の女実力者になりたくて   作:ikkun

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ミツゴシ商会にて

シドの血まみれの制服を洗った後私たちは昼食をとっているときヒョロやジャガ、ギュウとメーに質問攻めにされていた。

 

ヒョロ「キスもしなかったのかよ!」

 

ギュウ「てっきり女同士の禁断の花園になると思ってたのに・・・」

 

うん、無視したい。

 

ジャガ「もったいないですね。」

 

ヒョロ「しょうがねーな。ヘタレなお前らに良い店紹介してやるよ。」

 

メー「ゲスですね。」

 

ヒョロ「チゲーよ!見たことない商品を扱っててチョコとかいうお菓子やココアって言う飲み物が美味い店なんだよ!」

 

ジャガ「つまりそれを使って女の子と・・・」

 

ギュウ「ゲスだけど珍しいもの持ってたらイケメンよってくるかもだし行こうよ!」

 

メー「わ、私も化粧品には興味あります・・・」

 

ということでゴリ押しで行くことになった。

 

「入店は80分待ちでーす!」

 

女性店員さんの言う通り長蛇の列となっており入るまでそれくらいかかるのは明白だった。

 

ジャガ「ど、どうします?」

 

メー「門限には間に合いますけど・・・」

 

ギュウ「辻斬りが出るっていうし怖いよね。男子守ってよね!」

 

ヒョロ「お前たちも魔剣士だろ!?六人いれば余裕だろ!」

 

しかし前世を思い出すようなモダンな建築・・・

 

シド「上流階級ばかりで場違い極まりないな・・・」

 

シドの言う通り繁盛してるよね。

すると呼びかけをしていた店員さんが私たちに近づいてきて・・・

 

店員「お客様、失礼ですがお時間よろしいでしょうか?アンケートへのご協力をお願いしたいのですが。」

 

なんと私とシドにアンケートの協力をお願いされたのだ。他の四人もやる気満々だったが怖い笑顔で封殺されてしまった。

 

しかしこの子の顔・・・どっかで見たような・・・

そんなことを考えて進んでいると店舗の中にあるもう一つの建物の最上階に通された。

その中では何人ものエルフたちが整列して頭を下げておりその列の中心には見知った人物がいた。

 

ガンマ「ご来店を長らくお待ちしておりました。シャドウ様、ガーデン様、」

 

シド「ガンマ、それじゃあこれ君の店なんだ。」

 

ガンマ「はい、主様たちの陰の叡知を再現させていただきました。」

 

そういえばシドがチョコのこと教えたとき私もココアのこと教えたな。苦い豆を砕いた液体に牛乳入れると美味しいくらいのことだけど・・・イータとかガンマにはロマンのある武器開発のために色々教えたのはいい思い出だ。

 

そう七陰の三人目ガンマがそこにいたのだ。ということはミツゴシ商会はシャドーガーデンの企業で悪魔憑きの子の就職先なんだろうな。

 

そうしてゆっくりと歩いて来たガンマだが・・・

 

ガツッ!

 

ガンマ「うぎゃ!ぶじゃ!ぐへっ!」

 

見事にこけて鼻血を出した・・・

そう彼女は戦闘センス無しの頭脳極振りの幹部。魔力のおかげで頑丈ではあるが剣術を教えても理解はしているものの体が全く使えていない体術もずっこけたり何でか自分も一緒に投げ出されるというミラクルを連発する始末。シャドウと私が指導で初めて挫折を味わった一人でもある・・・

 

そうしてガンマに案内されると二つの玉座があった・・・

 

シド「行くか。」

 

アン「えぇ。」

 

そうして私たちは玉座にゆるりと座る。

 

店員「あぁ・・・!」

 

店員「素晴らしいです!」

 

ガンマも中々のセットを用意してくれたじゃない・・・まさに組織の長・・・実力者に相応しい組織じゃない・・・!

 

私たちは嬉しかったので蒼紫と新緑の魔力の雨を降らせた。疲れてるだろうしこの雨には回復作用もあるから喜んでくれるでしょう。

 

シド「それで?この店結構稼いでる感じ?」

 

シドは店の経営状況を聞く。

 

ガンマ「国内外の主要都市に店舗を展開し僻地には通販で影響力を伸ばしています。10億ゼニ―ほどなら運用可能です。」

 

シド「じゅ!」

 

アン「なっ・・・!」

 

ガンマ「少なかったでしょうか?」

 

アン「い、いえ・・・」

 

私たちの知識を元ネタにここまで・・・まぁ私たちのうろ覚え知識なんてガンマがいなかったら使い物にならなかっただろうけど・・・これが頭脳の差だっていうの・・・?

シドはともかく私に少し報告を上げても良かったんじゃ・・・

 

するとガンマは話題を切り替えた。

 

ガンマ「主様たちが来訪された理由は察しております。例の事件についてですね?」

 

何それ?シドも一瞬ぽかんとした顔しちゃってるし。

 

ガンマ「王都に現れた人斬り、奴らはシャドーガーデンの名を騙り犯行に及ぶ愚者ども・・・現在操作を進めていますが犯人は捕らえられていません。」

 

そういえば四人とも言ってたね・・・

辻斬り・・・あ、

 

シド「心当たりがある。二人で探ってみよう。」

 

シドも察したようだ、アレクシア王女・・・権力があっても辻斬りはいかんでしょ・・・しかもシャドウガーデンを名乗って・・・七陰の皆怒らせたら怖いんだよね。

 

最後にガンマは一人私たちの連絡員を紹介してくれた。

さっきの案内係の店員さんだった。

 

ガンマ「その子はニュー、新たなナンバーズです。まだ入って日は浅いですがアルファ様も認めています。」

 

あ!思い出した!

 

アン「もしかして貴族の町のはずれで捨てられてた子?」

 

ニュー「はい!覚えてらしたのですね!」

 

前に長距離散歩したときに悪魔憑きを見つけて直したんだよね。服も顔もボロボロで髪もボサボサだったから気づかなかった!

 

アン「結構前から見つけてたのに入ったの最近なんだ。」

 

ニュー「はい、素質を見込まれて鍛えられていたので。」

 

秘蔵っ子に出世とは・・・私に経営センスがあれば・・・

 

こうして懐かしい顔にもあったところで私たちはガンマたちからチョコを貰い皆と帰っていた。

 

ギュウ「まさかアンケートでチョコがタダでもらえるなんてね!」

 

ジャガ「でも遅くなりました!」

 

皆が急いで帰る中私とシドは読唇術で会話した。

 

シド「まさかアレクシアが無差別殺人を犯すとは・・・」

 

アン「やっぱり権力を持つと腐るのは本当みたいだね・・・」

 

アレクシア王女のネームドキャラクターとしての評価が下がりつつあったその時だった・・・どこからか剣撃の音が聞こえた。

 

私たちはモブ直感でメインストーリーの侵攻があることを察しトイレに行くのと付き添いに名目で私たちは現場に行くと・・・

 

シド「まさか辻斬りがアレクシア王女に襲い掛かっているとは・・・」

 

アン「あの人たちはおそらくシャドーガーデンのフォロワー・・・でも私たちはそれを許すわけにはいかない・・・」

 

憧れを否定するつもりはないが品位が下がっては私たちは影の実力者ではなくなってしまう。つらいところだ。

 

私たちはアレクシア王女の前に颯爽と飛び降りた。

 

noside

 

アレクシアはシャドウガーデンを名乗る辻斬り四人に切られ絶体絶命となっていた・・・その時だった!

 

辻斬り「ぎゃああ!」

 

辻斬りの一人は両断されもう一人も投げられた漆黒の苦無によって命を落としていた。

そして現れたのは・・・

 

シャドウ「我らを騙る愚者たちよ・・・その罪命で償うがいい・・・」

 

すると二人は脱兎の勢いで逃げ去っていく。

 

ガーデン「愚かね・・・」

 

そう言って二人は立ち去ろうとする。

 

アレクシア「待ちなさい!あなた達も目的を教えなさい。その力を何に使うのか・・・何と戦っているのか・・・」

 

そうしてアレクシアは膝をつく・・・

 

シャドウ「関わるな・・・」

 

ガーデン「貴方の幸せのためよ・・・」

 

そうして二人は高速で去ってしまった・・・

 

アレクシア「待ちなさい・・・」

 

アレクシアはそう言って倒れてしまった。

 

 

 

 

 

そうして辻斬りたちは屋根の上にいたのだが・・・

 

ガーデン「逃げられはしない。」

 

シャドウ「愚かなことだ。」

 

シャドウとガーデンの伸縮するスライムに手足の腱を切られた。

そしてもう一人は・・・

 

ニュー「お見事です。お二人とも、情報を聞き出します。」

 

シャドウ「ぬかるなよ。」

 

ガーデン「任せるわ。」

 

ニュー「はい。」

 

次の瞬間一人はニューの剣捌きによって無力化されていた。

 

ニュー「私はお二人ほど甘くない。」

 

そうして翌朝には辻入りたちは王都に死体が吊るされ血で愚者の末路と書かれていたそうだ・・・




ニューとアンの関係はカゲマスのキャラストーリーからとりました。

シェリーの話、救済ルートに書き換えた方が良いですか?

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