この爆裂二世に祝福をッ!!   作:疾風海軍陸戦隊

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始まりの紅魔伝説

私の名はサトウ・ルミ!狡猾で狡賢い勇者と紅魔族唯一の爆裂魔法使いの間に生まれた随一の・・・・ああ、ダメですやっぱり恥ずかしい・・・・すみません今のは忘れてください

 

気を取り直して私の名前はサトウ・ルミ。紅魔の人からはルミリンなんて呼ばれています。どうもそっちが私の本名みたいなのですが、なんか変な感じで少し嫌なため、ルミと名乗っています。

そして私はアクセルという駆け出し冒険者のいる町のとある屋敷に住んでいます

 

「おはようございます。パパ。ママ。今日もいいお天気です」

 

私は屋敷の外に出て、私は二つの墓石に手を合わせて挨拶をします。

そうです。私のパパとママはもうこの世にはいません。

私が小さいときに事故で亡くなりました。なんでも昔はパーティーの自称女神を名乗る頭のおかしい人に何度も生き返らせてもらったらしいですけど

魔王が倒されたときにその人は遠いところにある国に帰ってしまったらしいです。

両親が亡くなった後は、私はパパたちが住んでいる屋敷をもらい受け、今でもそこに住んでいます。

たまにお母さんの友達のゆんゆんさんや元パーティーメンバーのダクネスさんが来てくれたりします。あ、あと、こめっこ叔母さんもたまに来て遊んでくれたりします

その時はとても楽しいです。みんながパパとママの話をしてくれた時も昔を思い出します。

ですが、みんなが帰った後は私は一人ぼっちです。10歳になるまではゆんゆんお姉さんやダクネスさんが傍にいてくれましたが・・・・

あ、あとたまにアイリスお姉さんがやってきたりしました。

その後は一人でこの屋敷で生活しています。お金はパパとママが残してくれたお金で細々と暮らしています。たまにクエストでジャイアントトード狩りとか簡単なクエストをしてお金を稼いだりしています

 

 

 

 

そして今日は、私の12歳の誕生日です。ですが・・・・・

 

「寂しい・・・・」

 

屋敷の中で私は一人ぽつりとつぶやく。先ほどまでパパとママの知り合いや友達が来てお祝いをしてくれた。とても嬉しかったです。ですが皆が帰っていき、一人になる時は寂しいです。

今の暖炉で燃える槇を眺めると昔を思い出します。

小さいころ、ママがよく膝の上にのせて絵本を読んでくれたこと、パパといつも釣りに行ったこと、そして寝るときはママがよく子守歌を聞かせてくれたこと・・・・・

とても…とても楽しい思い出です。

あんなことがなければ・・・・・・・

 

 

「あれ・・・・?」

 

急に涙が出てきました・・・なんで・・かな?

いいえ。理由はわかっています。私は屋敷を出てパパとママの墓石に立ちます

 

「パパ・・・・・ママ・・・・会いたいですよ・・・・」

 

涙を流ししゃがみ込む私の言葉に誰も答えてくれる人はいません。

もう…あの頃のようには戻れないのでしょうか・・・・

エリス様・・・・神様・・・誰か教えてください

私は心の中でそう呟くと・・・・・

 

「あらあら?こんな夜中に、一人で泣いている子は誰かな~?」

 

後ろで声が聞こえ、振り向くとそこには水色の服に水色の長い髪をしたお姉さんが立っていた

 

「やっと許可貰って、久しぶりに天界から様子を見に来てたら・・・・・あなたもしかしてカズマとめぐみんの子?大きくなったわね!ほら、私を覚えてる?って言ってもわからないか?最後にあったのはまだ赤ちゃんだったものね?知っているかしら女神である私があなたに祝福の魔法「プレッシング」をかけたの」

 

と、にこにこした表情でそう言うお姉さん。この顔に私は見覚えがあった。家にある魔導カメラで撮った写真にパパとママと一緒に写っていた・・・・・

 

「あ…あなたは!!」

 

「あら?私を知っているの?そうね~カズマから聞いているに決まっているわよね?わたしは・・・・」

 

と自信気に言う女性に対し私は

 

「ち、近づかないでください!!魔王軍予備軍のアクシズ教に入れられてしまいます!!」

 

「ちょっとどういう意味よそれ!!」

 

「パパとママが言っていました!自称女神を自称する水色の髪の人には声かけられてもついて行っちゃだめだって!ついて言ったら、悪名高きアクシズ教に入れられるって!!」

 

「あの二人・・・自分の娘に何変なこと吹きかけているのよ・・・・・まったく!!」

 

涙目で震える私にお姉さんは困った表情でため息をつきました

 

「安心しなさいよ。別に宗教勧誘とかはしないわ。かつての相棒の娘だしね。私は昔、貴女のお父さんとお母さんのパーティーメンバーだったの!」

 

「え?・・・・・あ~そう言えば自称女神を名乗る頭のおかしなアークプリーストがいたって・・・・もしかしてあなたですか?」

 

「本当に・・・カズマたちは私のことを何だと・・・・・・まあいいわ。ええそうよ私がその人物よ。後私は頭はおかしくないし女神なのも事実よ!わかった!?」

 

「う・・・うん」

 

お姉さんの気迫に私は頷くと、お姉さんはパパとママのお墓を見る

 

「・・・・・・」

 

お姉さんの表情はどこか悲しそうだった。そして静かに手を合わせ

 

「ごめんなさい…私がいればすぐにリザレクションして生き返らせることができたのにね・・・・私が天界に戻らなければ・・・・」

 

とても…とても悲しい顔をしていました

 

「かずま、めぐみん。本当は規約違反だし、これ以上違反をすれば私は降格かクビになっちゃうかもしれないけど・・・・でもこの子のことを想えば…それが私の今できる償いよ・・・」

 

「お姉さん?」

 

小さい声で聞き取れませんでしたが、お姉さんは私に振り向き

 

「あなた・・・・パパとママに会いたくない?」

 

「え?・・・会えるのですか?」

 

「うん…と言っても、あなたを過去の時代に送るのだけどね。そうね…あなたのパパとママが出会った時代かしら?」

 

「過去って・・・・昔パパが言っていたタイムスリップって言うの?でもお姉さん出来るの?」

 

「私を誰だと思ってるの?水の女神にして、あなたのパパをこの世界に送った女神よ!!そんなのどうってことないわ!!

 

「・・・・・」

 

「そんな痛い人を見る目は止めなさい!本当よ!私は嘘を言わないわ!!」

 

「・・・・本当に?本当に会えるの?」

 

「もちろん!!でもその時代にはあなたも生まれていないし、あなたのパパもままもあなたのことは知らない・・・・」

 

「そんな時代に送ってどうするの?」

 

「別にその時代の魔王を討伐しろとは言わないわよ。ただ単にあなたはその時代で好きに生きなさい。パパとママと一緒に冒険者になるのもよし、何か変えたいことがあるならそれをしなさい」

 

「お姉さん・・・・何でそんなに私に親切なの?」

 

私は少し疑う視線をする中お姉さんは

 

「そうね・・・・私からの誕生日プレゼント・・・・かしら?」

 

そういいお姉さんは頭を優しく撫でる。

 

「それで・・・・どうかしら?ルミ・・・・いいえ、るみりん?」

 

お姉さんは、そう言う・・・パパとママに会える・・・しかも過去の時代に・・・・会いたい!たとえ私のことを覚えてなくても!

それに過去に行けば・・・・っ!

 

「我が名は、ルミリン!狡猾で狡賢い勇者と紅魔族唯一の最強の爆裂魔法使いの間に生まれた随一の爆裂魔法と狡賢さを受け継ぐものです!!」

 

と、紅魔族お決まりの自己紹介をすると、お姉さんは

 

「よし!よく言ったわ!!早速あなたをその時代に送るわね!!」

 

そう言うとお姉さんは

 

「我が名は水の女神アクア・・・・・女神の名のもとにこの少女を時のかなたへ…あの時代へと送り給え・・・・・」

 

と何やら祈り始めると、急に大きな光が私を包み込み私は宙に浮く

 

「え!?私浮いてる!?」

 

私が驚く中、お姉さんは

 

「頑張りなさい。ルミ・・・・あなたが無事でいられるようにもう一つだけ魔法をかけてあげる」

 

そう言うとお姉さんは・・・

 

「プレッシング!!」

 

と私に魔法をかけた瞬間、私は光に包まれるのだった

 

 

 

 

 

 

光が収まると一人残されたアクアは

 

「あとはあの子次第ね・・・・さて、私はあの子がいなくなったことをダクネスたちにちゃんと説明しないとね・・・・アイリスに至ってはあの子溺愛してたし・・・」

 

とブツブツそう呟くと二つの墓石を見たアクアは

 

「・・・大丈夫よ。めぐみん。カズマ。あなたたちの子だものよ。きっとうまくいくわ…あとこれ御土産ね」

 

とそう言い、二つの墓石にクリスの花を添えるのだった

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