すす管清掃担当のおねえさん   作:針晴

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書いてみたら思ってたんと違う現象に悩んでます。


すす管清掃担当のありがたいお話

すす管清掃は過酷である。けれどその役目は重要。やらなければこびりつきが溜まりに溜まり、取り返しがつかなくなる。つまり清掃担当は作らねばならない訳で。しかし生き人形を使おうものなら壊れてしまう。シャドーに清掃などという役割は相応しくない。何かをやらかした者の罰として割り振っていたが、ある時うっかり特別な珈琲の乗っている台座に躓いて少しこぼしてしまった生き人形が居り、零れた分がちょうど1人分だったのでその生き人形の分は当然なくなったが、わざとでない上にこぼした量も少なかったのですす管清掃を一日だけ受け持つことになった。その生き人形の主人は生き人形をたいそう可愛がっていたので当然大量の煤を出して行かせるわけが無いと怒り狂い、果てには自分も行くと言い出してしまった。、、、まぁ結局生き人形が宥めて当初の予定通り生き人形が一日だけすす管清掃をするという事で落ち着いたが。すす管清掃をすれば普通の生き人形はすぐにすす病になる。しかし驚くことにその生き人形は1度もすす病にかからずに一日を終えたのだ。驚いた星付きは慌てて生き人形を呼び出し話を聞いた。すると案外簡単な答えが返ってきたのだ。「皆さんすぐに独り言でもなんでも喋りますけど私は寡黙な方だと自覚しておりますし、驚いたりしても別に私は口を開かないので、、、」つまり生き人形は口さえ開かなければ別にすす病にはかからないと言うのだ。確かにその通りであるが生き人形達は皆、その役割上思わず表情が大袈裟になるのも仕方がないのである。こびりつきがとんできたら驚いて口を開けるし少しでも疲れたらため息を着く。すぐ口を開くのだ。なのに何故かこの生き人形は表情が薄い。いや顔としての役割は果たしているし主人の顔として動いている時は他の生き人形と同じように大袈裟なリアクションをとるのだが、、、素の状態ではどうにも感情が薄い。とにかく理由はどうでもいいがこの生き人形は全然すす病にかからない。この生き人形にとってすす管清掃はいつもの掃除よりちょっと()大変でちょっと掃除の邪魔をしてくる生きもの()が居るだけでそのまで大変では無いのだ。星付き達は冷徹な癖に生き人形に関してはやたらとねちっこくて敏感な主人の元に生き人形を帰してそのまま会議を行った。すす管清掃担当者としてあの生き人形を据え、普通の掃除は免除で代わりにすす管清掃をさせるということで反対者は出なかった。まぁ主人が主人なので面倒だと言う声は上がったが、、、。

要するにフィルと言う生き人形がすす管清掃担当になったのはこういう経緯である。

 

「、、、という訳よ」

「フィルは凄いんですね、、、!!」

「私はただ口を閉じて仕事をしているだけよ。私に言わせれば先日の亡霊騒ぎであんな凄い動きをしていたエミリコこそ凄いわよ。」

亡霊騒ぎの犯人探しをしているケイトとエミリコはすす管清掃担当のファルに話を聞きに来ていた。

「結局貴方はローズマリーがすす病にかかった所は見ていないの?」

エミリコが普通に話をしている今、その真っ黒な顔からは何も読み取れない。それでも分かる。疑っているのだろう、当たり前だ。だってあのこびりつき達は普通の掃除で出る量ではなかった。すす管の1部に穴が空いていた。穴はこびりつき1匹分程度の大きさで、おまけにすす菅の中は真っ暗で視界が悪く、慣れている私でも分からなかった。そういう事になっている。

「ええ、ケイト様。残念ながらその時間はフィリア様と共にすす管清掃でたまったすすをすす列車に届けに行っていたんですよ。フィリア様と別れてすす管に戻ったらすす袋が開いてすすがそこら中にちらかっていたものですから慌てて床に残ったすすの後を辿ったら皆さんが亡霊と戦っていたんです。、、、あえて気になるとしたらそこまで地面が真っ黒に汚れていなかった気がするけど、、、まぁ、合流したタイミングは、、、あぁ、ちょうどエミリコが足で手すりになんとかしがみついていた時ですよ。」

「フィル!そういう事は思い出さなくていいんですよ!!」

「んふふ、エミリコの反応が可愛いからついからかってしまうのよ。素直で可愛らしいもの。」

口元に手を当てて上品に、でも愛らしく笑い声を上げる彼女にケイトは警戒をとく。怪しくない訳では無い、けれどこの人がエミリコを良く思っているのはよく分かる。

「もー、、、そういえばフィルは喜びの会の時いつも居ませんがどうしてるんです?」

「その時間なら多分まだすす管清掃をしていると思いますよ。結構時間がかかるんですよ、私一人ですし。珈琲はバービーがその後生き人形部屋に届けに来てくれます。わざわざ飲むところまで見守りはしないんですけどいつもフィリア様に取り上げられてしまうんです。あの方意外と珈琲好きで、、、しかも私がこっそり飲むとすっかり怒り狂って私に目の前で吐き出せとか言うもんですからもう諦めて差し出してますよ。まぁ美味しいから飲みたくなるのはしょうがないですけど、、、」

「そう、ありがとう。申し訳ないけどまた何か聞きに来るかもしれないわ」

「いいんですよ。ケイト様はフィリア様にも中々気に入られてますし、私もエミリコのこと好きですよ。」

「ふぃ、ふぃる、、、!!」

「あれで気に入ってるの、、、?いつも弄り倒してくるのに、、、」

感動するエミリコと驚くケイトの反応は非常に対称的で、フィルはまた笑いを堪えながら話を続ける。楽しそうなフィルにケイトは冗談なら早く言って欲しいわ、とため息をつくがすぐにフィルに否定されてしまい、ケイトはまた硬直する。

「フィリア様が他の方に興味を持つことの方が少ないのですよ。普段フィリア様は私を連れて図書室に籠ることが多いのでケイト様はご存知ないでしょうが他人にはとことん冷たく、ほとんど無視で済ませることが多いのです、、、なのでケイト様にはいつも感謝しているのですよ」

「、、、、、、ずっと黙ってたけどさ、なんでもなんでもすぐ話しちゃうのどうにかした方がいいよ、ぜったい。、、、ていうかそうな事はどうでもいいんだけどフィルって私のことそんなに心配してくれてるの、、、?はぁーーーーーほんと大ッッッッッ好きよフィル。でも貴方は私のものなんだからあんまり他の人に好きとか言わないでよね!!」

「、、、えと、フィリア、これからもよろしく」

「ケイトも別に合わせなくていいのに、、、また遊びに行くね」

 

 

「、、、マリーローズ様たちは随分無茶をしますね。態々私達に協力まで頼むなんて。でもそれよりすす管のすすを分けてやるだなんてリスクの高いこと普段のフィリア様ならやらないでしょう。何かあったんですか?というか珈琲の話とか、言っちゃダメでしょう、、、というか背中にモールス信号書いて指示出すのやめてください途中笑いくすぐったくてだしそうなの我慢してたんですよ」

「文句が止まらないわね、怒らないでよフィル!大好きだから!、、、でも、うふふ、あれで良いのよ、何も教えないよりは中途半端に情報をあげるくらいがちょうどいい、きっとその方が面白いに決まってるわ!大丈夫よ?フィルの事は私がずっと守ってあげるんだから。フィル、夜中にこっそりケイト達をつけて行ってみましょう?きっと面白いものが見れるわよ!」

「モールスについては無視、、、」

 




マジで現実に支障をきたしているレベルの気分屋なのでとっても不定期更新です。筆が乗れば軽率に1時間で1万字書きます。筆が乗らなければ3日で5000字書きます。まだ書き始めなので暫くは気分がのってて筆が進むと思います、多分。普通に課題が多いと小説なんて書いてられません。更にWeb制限とかいうものもあるので相当長い間更新がなければ数ヶ月はWeb制限でなにも見れない状態になると思います。そのうち戻ってくるので良ければあたたかく見守ってください。
どうしてシャドーハウスの二次創作少ないんですかね泣きます供給をください。
原作ではすす粉砕の間の扉が開いてたようなんですけどうちの子すす管清掃担当なのでお咎めきちゃうのは、、、てことですす管自体の不具合に捏造しました
↓見なくても支障はないお姉さんイメージ図

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